中山七里のレビュー一覧

  • 悪徳の輪舞曲

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    いよいよ御子柴の家族が登場。
    冒頭の話が読者に先入観を抱かせる。それを見事に裏切る御子柴。面白い。

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    2024年07月20日
  • テロリストの家

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    公安刑事の息子がテロリストに関係して逮捕勾留された?
    この奇抜な発想から小説は展開する。ただし、途中までは良いが、終わりのほうは少しダレ気味。もう一歩だと思う。

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    2024年07月17日
  • こちら空港警察

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    成田空港のグランドスタッフと空港警察署長が事件を追う話。空港警察なんてあったんやって驚きと空港事件の幅広さとグランドスタッフの大変さが湧き上がる。癖のある署長の辣腕ぶりが好きで見ててスッキリする、って別シリーズに出てきてるのねそっちも読まないと!

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    2024年07月15日
  • 境界線

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    ネタバレ

    序盤~中盤にかけては自分の好きな展開でワクワクしながら読んでいたものの中盤以降はストーリーが重くなり、過去をガンガン掘り下げていく、でも何かが物足りない感じで終盤を迎えた感じがしました。

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    2024年07月10日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人シリーズ 第2作目

    色にまつわる7つの短編集
    短編ではあるが、最後に必ずサプライズが準備されている

    ストーリーも複雑でないので 読みやすい作品

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    2024年07月10日
  • ヒポクラテスの試練

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    ネタバレ

    政治家の視察旅行という点で、大体ネタが分かってしまうところが日本人の悲しい性。読みやすいのでサクッと読めます。

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    2024年07月10日
  • 翼がなくても

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    フォローしている方のレビューを読んで「読みたい」に入れていた本。

    陸上200m走でオリンピックを狙う市ノ瀬沙良は交通事故に巻きこまれ左足を切断せざるを得なくなる。加害者は隣家の幼馴染みの相楽泰輔だったが、沙良が隣家で引き籠る泰輔に恨みを募らせる中、泰輔が部屋で殺害された姿で見つかる…。
    ここから物語は二つの流れに。
    ひとつは、泰輔の事件を追う警察の捜査。こちらには、犬養隼人刑事と御子柴礼司弁護士が登場。完璧なポーカー・フェイスを操る御子柴に食い下がる犬養。丁々発止のやり取りが楽しめる。
    もうひとつは、沙良が義足のランナーとして再び200m走に挑んでいくお話。パラアスリートを巡る世界を描いて、

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    2024年07月07日
  • 夜がどれほど暗くても

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    春潮社の花形雑誌の副編集長の志賀は 家庭をかえりみず、仕事第一、他人にもそれを押し付けがちな高圧的な仕事人間。そんな志賀の息子が 自分の通う大学講師をストーカーし、その夫婦を殺害、自殺するという事件を起こす。仕事は左遷、ネットにさらされ、妻は家を出、会社にも抗議電話が鳴り響き、体も心もズタズタにされていく。そのなか、被害者家族である中学生の奈々美に出会い、被害者家族であるにもかかわらず、いじめや誹謗中傷にひとりさらされている事実を知り、体をはって護ろうと動き出す。その後、ストーカー殺人事件は、思わぬ展開を見せ、真犯人が現れて…と続く。志賀や奈々美の加害者、被害者家族の葛藤や気持ちの変化、社会の

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    2024年07月07日
  • テロリストの家

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    テロリストの家
    **著者**: 中山七里

    『テロリストの家』は、平和惚けした日本人を震撼させるテロ事件が勃発するところから始まります。公安部のエリート刑事・幣原は、突然上司から自宅待機を命じられます。驚くべきことに、テロリストに志願して逮捕されたのは、彼の息子・秀樹でした。

    この事件をきっかけに、幣原は妻や娘から「仕事のために息子を売った」と疑われ、警察や世間からは「身内に犯罪者を出した」と非難されます。マスコミが家族に群がり、彼らの生活は心身共に追いつめられていきます。さらに、追い打ちをかけるような悲劇が続きます。

    中山七里さんの他の作品同様、この物語も非常に面白く、引き込まれる内容で

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    2024年07月05日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    本作はカルト団体の取り巻く実態を社会に提起するような作品である。
    欧米諸国ではカルト対策法案を策定している。一方で、日本はどうか。その疑問をノンフィクションとフィクションも交え、我々に問いかけている。

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    2024年06月30日
  • おわかれはモーツァルト

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    シリーズものだと知らずに読んでしまったが、登場人物も少なく、シンプルなストーリーでわかりやすかった。
    前作なども読んでみたい。

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    2024年06月29日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    御子柴シリーズの1作目
    こんな弁護士いるんか?と思いながら読んでいると「本来あるべき」弁護士の姿とも思えてきたりして。

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    2024年06月29日
  • テロリストの家

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    テロリスト一家の話かと思いきや、違った。重い。
    5つの章で構成されているが、それぞれに「見知らぬ」と冠がついている。
    中山七里さんの作品は、現代社会への警鐘が見え隠れするが、これもそのひとつだ。

    テロリストはなぜテロリストになるのか?身近な人たちはなぜ止められないのか?家族がテロリストや犯罪者になった時、家族はどう対処するのだろうか?さまざまな葛藤がある。

    父と母、父と息子、父と娘、母と息子、母と娘の思いと言葉が交錯する。主張と思いやりが入り混じる。無力感からテロリストになる気持ちは、あるのだろう。それぞれの思惑があり、秘めたるが故の不幸がそこにはあった。

    ミステリーとしてのミスリードは

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    2024年06月28日
  • どこかでベートーヴェン

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    シリーズものなのは分かってたけど1作目じゃなかった。間違った。豪雨の情景が臨場感溢れてて良かった。豪雨でもレスキュー隊は来てくれるのですね。
    出版が古いわけでもないのに、所々表現が昭和っぽくて引っかかるところがありました。ノンケとか、女子生徒は〇〇くん、と読んでるのに男子生徒は呼び捨てだったりとか。あと他にも携帯とか気になるけど、全体的に面白かったのでまぁいいか。

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    2024年06月25日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    今回のテーマは臓器売買。お金の為に子供の臓器を売る親。そんな臓器を患者の為と堂々と手に入れる医者。犠牲になった子供の為に犯人逮捕に突き進むものの、親としては答えを出せない犬養刑事。難しいテーマです

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    2024年06月25日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    この本は、父が公安、息子がテロリストの志願者という設定でのストーリーで、この矛盾さに惹かれて買いました。
    実は、息子は無実なのですが、序盤ではそのことに気づかないように、中盤から息子が無実であることを匂わせ、最後の最後に本当のことが明かされます。
    ストーリーの展開が面白くとても読み進められました。
    しかし僕は、(表現力はすごいんですが)テロリストの家族に対する世間からの批判でとても胸糞が悪くなり(思う壺)、あまり最後の種明かしでもスッキリできませんでした。
    楽しくはあったので、読んでみてもいいと思います!

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    2024年06月24日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    教誨師の主人公が死刑囚となったかつての親友と再会、事件当時の担当刑事の一人と事件を再調査。
    残された遺族の苦しみや無力、脱力感、やるせなさは心が痛くなる。
    ストーリーは非常に面白く全体的に読みやすくサクサク読め、ラストのどんでん返しは綺麗にひっくり返されるも、そんな上手く行くかなぁ?と少し冷めてしまう。

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    2024年06月24日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    教誨師という仕事を初めて知りました。
    ストーリー展開は面白かったですが、
    こんなお坊さんいくらなんでもいないかな。
    あと宗教的な箇所が読みにくく。。
    最後のほうはぐいぐい読み進められるおもしろさでした。

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    2024年06月22日
  • 笑え、シャイロック

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    融資をする営業部、債権を回収する渉外部。
    銀行の見方が変わった。
    確かに融資あれば回収あり、回収できないから貸倒とはいかないとだろうが、こんな時、債務者のほうが割と開き直って返せないもんは返せないとあっけらかんとしているのも、妙にリアル。
    半沢直樹よろしく決め台詞は欲しかったが、シャイロックの異名を継承しモチベーションばっきばきの主人公が、融資側の営業に移ったストーリーも見てみたい。

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    2024年06月22日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    元判事の静と車椅子で強きな地元の重鎮の玄太郎のコンビの短編集。
    独立した短編集ってよりは、時系列に沿って5個の事件が起こるって感じかな。
    それぞれのキャラが立ってて面白かったけど、どうしても短編集って私的には長作を超えない…
    2は時間あったら読んでみようかな、という感じ。

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    2024年06月21日