中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラスプーチンといえば、怪しい宗教家のイメージがある。祈祷僧だったラスプーチンは皇太子の病気を祈祷で直し信頼を得るが、それがロシア帝国の崩壊に繋がったと言われている。高千穂明日香が本文でも似たような事を話す場面がある。その教祖の「庭」???
犬養隼人シリーズ6作目で、明日香とコンビで動く。2人が上手く機能してきている。
物語は犬養隼人の娘の沙耶香の仲間だった庄野祐樹が同じ病院から退院し自宅療養することになる。1ヶ月後に急死し、犬養たちが葬儀参列で遺体に痣がある事に気付く。そんな折、女性の自殺があり、同じ痣があった。共通するのは、「ナチュラリー」という民間医療団体の冊子を持っていた事だ。
犬養と高千穂はナチュラリーを調べるが、代表である織田豊水がそのラスプーチンに見立てられている。
織田豊水は何者なのか・・・。そして本作は、先進医療のあり方に一石を投じている。自然治癒力を高める事は時と場合によって、現代医学を凌駕するだろう。
また、人間の強さを表している一方で人間の怖さも描かれている点も、本作の見逃せない点だろう。
ところで、詐欺罪が成立するには4つの要件があるらしい。
タイトルの「庭」は最終章で一言出てくるが、今一つピンとこない。最大の見逃せないところは、読者を良い意味で裏切ってくるところにあるはずと思っていた。中山七里作品に欠かせないところでもあるが、最後は・・・。 -
Posted by ブクログ
本屋で見かけてタイトル買いした本。純粋にミステリの書き方メソッドに興味があって買ったのだけど、そういう本ではなかった。
一応、著者の小説の書き方が説明されるけど、「プロットをきちんと作り込んでから執筆するので、執筆に悩んだことはないんです(キリッ」とか言われても、小説が上手く書けない人へのアドバイスになってますか?とか思ってしまった。
本書は、書き方指南本というより、著者のファンブック的な位置付けなのだと思った。自分は著者の名前は知ってるけど、作品は読んだことない。だから、対象読者ではないのだろう。
そんな感じで、途中まではあまり印象が良くない本だったけど、最終章で小説家としてのプロ意識みたいなものが語られて、少し印象が変わった。小説に真摯に向き合う姿勢は好印象。でも、平均睡眠3時間で、毎日25枚原稿を書いて、映画1本と本を1冊。こんなの参考にならないって。笑 -
Posted by ブクログ
鉄道マニアの公務員、小日向巧が主人公。廃駅を訪ねることに何よりも喜びを感じる小日向は、立ち入り禁止となっている地下鉄萬世橋駅へと潜り込んだ…。そこで、出会った謎の集団「エクスプローラー」…彼らはいったいなぜ地下空間で生活しているのか、その日から「特別市民」となった小日向…。その後「エクスプローラー」内で殺人事件が発生、殺害されたのは住民になりすましていた公安刑事だった…。
廃駅マニアって初めて聞いたけれど、面白そうだなぁ~と思っちゃいました。ちょっと廃駅がどんな風なのか、見て見てみたくなりました!
この作品ですけど、どんどん…スケールが大きくなっていくんですけど、最後はえっ?これでおしまい??って、肩透かしされたような、そんな印象を持ちました。もともと、なんで地下で生活しなきゃならなかったのか…これだって国の失態ですよねぇ~もっと、最初からガッツリ関わってくれていたならこんなことにはならなかったのに…と、残念に感じました。 -
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。
臓器募集。肝臓半分X万円。腎臓一つX万円。優秀な医師が術後のケアまで担当。入院費、その他の経費、全て負担します。なんて広告後出たら、多くの人が応募するのでは。親族ならok、それ以外は犯罪ってのも、もし自分の大切な人が移植をしないと助からないとしたら、やりきれないだろうなと思う。
対して、親族がドナーになることを断ったら、人非人扱い。対価もそれほどもらえそうにない。ありがとう、では飯は食えない。
それにしても中山七里氏の知見が幅広すぎる。中国の貧民層は今でもそんなにひどいのか。
借金が返せなくて、風俗で働く覚悟をしても働けないというのもすごい話。法律を変えるか、教育を見直すか、どこから取り組んだらいいのやら。