【感想・ネタバレ】作家 超サバイバル術!のレビュー

あらすじ

作家への登竜門“新人賞”は数あれど、デビュー後作家として本を出し続けるのは至難の業。今をときめく人気作家3人が、作家生存戦略をあますところなく綴ります。「作家と新人賞」「作家とおカネ」「作家とSNS」……刺激的な10のテーマから文芸界のリアルが垣間見える、業界騒然のエッセイ。島田荘司氏、大沢在昌氏、綾辻行人氏大注目! 作家デビューしたての人、作家を目指す人、文芸界に興味のある人必読!

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Posted by ブクログ

著名な「作家」3名が、お金・インプット・編集者など様々な角度から「作家としてのサバイバル術」を赤裸々に語ったエッセイ。
葉真中さんの本は読んだことがない(気がする)けど、中山さん知念さんの本はよく読んでいるので「へぇ、こういう人なんだ」という発見もあり、楽しく読むことができました。
新人賞はプロになる前の人達との戦いで、そこを突破したら一気に有名な人達と戦わなくてはいけないというシビアな世界がよく分かります。
何より良かったのが、「作家」ではない自分にも参考になる生き方であり、何かを突き通している人達だからこそ学べることも多いなと思えたところです。
とはいえ、感銘を受け過ぎるのではなく(ここは作中でも指摘されていた)それを踏まえて自分なりのサバイバル術を見出していこうと改めて思いました。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

面白かった。本を読む人は、少なからず、自分が作家になって、作品が大ヒットし、チヤホヤされて、歴史に名を刻みたいという人が少なからずいると思う。
作家3人の眼力や分析、見通しが鋭いこともさることながら特筆すべきは、読者ひいては人間の特性を把握していること。人の心の動き、癖、身勝手さなどを把握しているからこそ、売れる作品を書き続けてこられたと思う。3人が語る、その人間の本質を、フィットする言葉でうまく表現できているのが、さすがベストセラー作家。

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

だいたい 中山先生と知念先生の 回答がかぶりが多いです 葉真中先生は 二人とはややスタイルが 違う というのは 筆の速さが関係するみたい 作家としてやっていくには 筆が速いことが 圧倒的に有利みたいですね やはり新人賞をとって デビューして 話題性があるうちに 立て続けに作品を発表すると 波に乗りやすく 仕事も来やすいそうです でも とにかく 書き続けることが一番大事 出し惜しみするな とにかく書け と 3人とも力強い言葉でしたよ

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2023年04月19日

Posted by ブクログ

2023.02.26
とても面白い!
読書中毒、活字中毒、ミステリ愛好家、とにかく本の好きなヒトは読む価値あり。
執筆者3人のそれぞれ、そして共通の見解もなるほどと思うし、佐藤青南さんの四コマ漫画も笑える。
これだけ苦労して生み出される作品なのに、なぜつまらないモノ(決してこの執筆者の作品ではなく.世に出る書籍すべて)が存在することがあるのかと感じた。
すると、読み手がちゃんと読めていないということなのかなあとか、ビジネスにも役立つ、ハラスメント防止にも役立つ、とにかく「面白い」「役に立つ」一冊です。
5年後に続編が読みたいです。

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2023年02月26日

Posted by ブクログ

小説家を志すなら必読の一冊!
現役の作家が語る、小説家の厳しい現状。これを読んでも書きまくるという気持ちがなければ生き残ってはいけないのだろう。

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2023年02月03日

Posted by ブクログ

うわーーーこれ面白かった。
一気に読んでしまったよ…目がしぱしぱする。
創作への情熱を思い出すような内容で、結構えげつないことも書かれてたけど、不思議と背中を押された感覚があった、ものすごく。
私はインプットもアウトプットも両方不足してるから、とにかく描きたいし、何か見たい、読みたいって思った。
んで良かった…近年のやる気不足を吹き飛ばしてくれる内容だった。
こんななけなしのやる気、出してもしょうがないし、才能もないから…って思うけど、それをバネに「悔しい…見返してやるーーー!!」っていう気持ちを教えてもらった。
それはほんとに大事な気持ち。
悪いものもプラスに変換していきたい!
この本なかったらただダラダラしてただけだと思う。
読んだ今の情熱を忘れたくないな!!
インプットアウトプットしまくるぞ!!

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

kissarmy0814さんの本棚にあったこちらの本。
なーんか面白そう〜!
ということで読んでみました。ありがとうございます。

この本を読むと。
小説家って本当にすごい。
尊敬。ヤバい。

物語を紡ぐ能力というのがそもそも普通じゃないけど、
それを続けるということがどんなに大変なことか。

おカネの話も含んで結構ナマナマしい内容満載。
オモシロおかしく書いてあるけど、
まぁ地獄の世界だなというのはひしひし伝わってきました。

今後手に取る小説は、
重みをやたら感じそうです。

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2023年05月12日

Posted by ブクログ

医者で作家というのが憧れだけど、現実はそう甘くないよう。取材旅行して、ホテルのスイートルームに缶詰めで執筆なんて妄想か。

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2023年04月05日

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中山七里さん、知念実希人さんの作品はよく読みます。

これを機に葉真中さんの作品も読みたくなりました。

作家が同じテーマで新人作家に向けたイロハを伝えています。全く同じ事を伝えていたり、異なる事を伝えていたり。
結局良い作品をとにかく書き続けること、に落ち着いていますが、お金のことや出版社についても赤裸々に語っているので、作家業の裏側が見えて面白かったです。

1番驚いたのはこの本のイラストや四コマ漫画を描いているのが、佐藤青南さんなことです。エンマ様シリーズ大好きです。多才な人だったんだなぁ。

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2023年02月04日

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中山七里・知念実希人・葉真中顕。新刊が出たら間違いなく読む小説家3氏共著の新人作家のための作家養成ギブス的エッセイ本。新人作家の裾野を考えると需要があるとは思えないので、外野の読書好き人種向けエッセイと思って拝読。3者のカラーが色濃く出ていて、佐藤青南氏の4コマ漫画含め(外野なので)楽しく読めた。まあ想像通りの内容ではあったが、やはり人気作家に大切なのは幅広いインプットと反面教師だということがよくわかった。プロ野球選手らと同じで大変だが夢のある職業なので、これからも面白い本を上梓いただけるよう期待しております(外野なので)。。

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2023年01月25日

Posted by ブクログ

それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。
三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。

業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだけで、ほぼ絶滅していくとか、この世界で生きていきたい人にも、単に小説が好きな人たちにも、面白く読めると思う。

が。

どなたかも書かれていたが、結局生き残っている人たちの「生存者のバイアス」からは逃れられない。
生き残っている人たちが自分たちの体験を振り返っても、その何がポイントだったのか、生き残れなかった人たちと何が違ったのか、全然わかんないのだ。

思い込み以外には。
ギャブルの必勝法を語るギャンブラーみたいな感じもしたな。

三人が三様、違うタイプを持って来て、それぞれ言ってることが違ってそこも面白いのだが、共通してるのは。

兎に角沢山書け。
心折るな。
早く自分のスタイルを見つけろ。

それだけだ。あと、思い上がるな、かな。

昔は漫画家になりたい人向けにこういう本いっぱいあったな。
今はむしろ漫画家になる方が簡単かもしれない。発表の場が増えたし、普通に、上手い人が増えた。漫画は、まず絵が描けないと漫画家になろうとも思わないだろうが、「文章」だけなら、日本人なら取り敢えず誰でも書けるのが違いかなと思う。それで、漫画と違って、読む方にも「読解力」がそれなりに必要だし。

まあ色々感心したりそうかなあと思ったりしながら読んだが、絶対に間違ってるのは、当選の確率を上げるのは、宝くじをたくさん買うこと、って言ったとこだな。
確率はあがんない。買えば買うほど、損をする確率が上がる。
要は、平均を狙いたいのか、大きく当てたいのか。大きく当てたければ、大損する確率も上がる。コツコツやれば大損しないが、絶対勝てない。

小説家としても、小説を書きたいのか、商業ベースで食って行きたいのか、超ベストセラー当てたいのかで、戦略も変わるのだろうが、例え悪すぎ。

基本的には、デビュー直後の作家さん向けの内容なのだが、この業界ってどれだけ才能があろうが、いい作品が出ようが、購入者の資金が限られていると考えれば、一定以上パイは広がらないんではないか。
業界が萎縮すると食えなくなるが、自分たちの足元脅かされても食えなくなるのはないかね。

新人は生かさず殺さず。
そんな本だと考えれば、怖い。

編集者と出版社と読者は、新しい才能がどんどん出て来てほしいところだろうが、作家自身は微妙だなあ。

もっとも1番の大問題は、この三人の作家さんの誰一人も知らないし、どの作品も知らないし、挙げられてる大家先生の誰も面白いと思わないことかもしれない。

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2024年03月28日

Posted by ブクログ

新人デビュー作家が二作目、三作目といかにして執筆し続けていくかのヒントをくれる本です。
しかし作家さんはひたすら物語を紡いでいるのがよくわかり、その苦悩は到底理解に及べませんでした...。
もちろん私自身作家は目指してませんが、業界の厳しさもその業界に対するお三方の熱意もひしひしと伝わってきました。
読者としては盛り上がってほしい一心でありますし、気になった本は出来るだけ購入したくなりました。


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2023年07月07日

Posted by ブクログ

 新人作家さんが、その後売れっ子作家となるのにはどうしたらいいのか?中山七里さん、知念実希人さん、葉真中顕さんが、自らの経験を踏まえて指南してくれるエッセイ集です。

 この3人の作家さんは何冊か読んでいるので、スゴく興味深く楽しく読み切ることができました。佐藤青南さんの4コマ漫画やイラストもよかったですね!作家さんの苦労がよくよくわかります。

 私は作家を目指しているわけではもちろんないのですが、それでも、この3人の作家さんが新たにブレイクする作家さんに期待する熱気のようなものを感じます。新人作家さんがこの作品を読んで、いい作品を世に送り出す…そんな作品を沢山読めたらいいなって思います。もちろん、今回レクチャーしてくれた中山七里さん、知念実希人さん、葉真中顕さんの作品もこれからも沢山読みたいなって思ってます。

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2023年06月27日

Posted by ブクログ

 作家業は儲かるの?ドラマや映画に採用されたらどれぐらいギャラが貰えるの?
 知りたいけど、なかなか知る事が出来ない作家の苦労話やおいしい話がここに!
 世の中そんなに甘くないって痛感しました!

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【目次】1 作家と新人賞/2 作家とおカネ/3 作家と映像化/4 作家と執筆スタイル/5 作家と編集者/6 作家とインプット/7 作家とSNS/8 作家と戦略/9 作家と文学賞/10 作家と営業/特別鼎談

結論は……ごく真っ当なものだった。

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

中山七里、知念実希人、葉真中顕(敬称略)今をときめく人気作家3名が10個のテーマに基づき、それぞれの経験を語るエッセイ集。
巻末には対談も収録されている。

目次に並ぶテーマ「作家とお金」「作家と映像化」「作家とSNS」等、どれも興味をそそるタイトルで、内容は三者三様の本音が爆発。

くだけた文章で読んでいて楽しい。
そんな事まで言っちゃって大丈夫?の赤裸々告白も嬉し楽し。

各テーマの〆には佐藤青南さんの四コマ漫画が付いており、これまた三人の特徴をしっかり掴んでいて思わずにんまりしてしまう。

作家事情に触れあえる一冊。

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2023年02月18日

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