中山七里のレビュー一覧

  • 特殊清掃人

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    特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。
    ノンフィクションで特殊清掃を扱う本を読んだことがあったのですが、防護服を着込んで臨む描写はなかったような。確かに感染とかのリスクはあると思うので、用心に越したことはないだろうけれども。感染のリスクとかよりも、虫がたくさんいる環境というだけで鳥肌モノ。生業にされている方には頭が下がります。

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    2024年10月06日
  • サイドストーリーズ

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    鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
    一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
    皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
    街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
    同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
    心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
    平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
    ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
    雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
    落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
    オレンジの水面(『北天の

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    2024年10月06日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    結果を出すためにこんな無理をするなんて、やはり一流のアスリートは、勝利への執念が人の何倍も何十倍もなければ成功しないんだな、と終始感じながら読書。
    ただ目標を見失うことで、足元が崩れ落ちる恐怖は理解できる。とはいえ、五体満足な自分にはその痛みを完全には想像はできないが。
    自分だけでなく他の人の想いを背負っていたからこその無茶だったのかと、ラストに泣いた。

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    2024年10月04日
  • おわかれはモーツァルト

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    ネタバレ

    文庫の真ん中過ぎに、やっと登場の岬洋介!待ってました!

    今回も岬洋介の暖かい思いが、心に沁みます。


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    2024年10月02日
  • 中山七転八倒

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    著者ご本人の思想信条的に、感想を述べていいものか少し迷いつつ……。
    ①語彙★★★★☆
    中山七里先生ならではの豊富な語彙で紡がれる日記は、読み応え抜群。こんな言葉があるのか、こんな使い方があるのかと勉強になることが多い。
    ②登場人物数★☆☆☆☆
    日記という性質上、語り手は1人。同業の方々や出版社の人など色んな人物は出てくるが、読み進める上で覚える必要はほぼない。でも、知ってる作家さんの名前が出たりすると少し気分が高揚する。
    ③1文感想
    こんな感想を読む時間があれば、実際に本書をとって中山七里先生の破天荒な人生をなぞろう。

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    2024年09月29日
  • 禁断の罠

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    名だたる作家さんたちの短編集。読みやすい。サクッとサラッと。斜線堂有紀の短編(所謂バカッターの話)が今まで読んだ著者の長編と雰囲気がずいぶん違い皮肉が効いててとっても良かった。

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    2024年09月29日
  • 越境刑事

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    ネタバレ

    タイトルと内容の乖離がエグくて驚いた。

    タイトルからの予想
    アメリカとメキシコの国境線で薬物殺人のあれやこれや

    実際
    千葉県警の女刑事がノープランで中国に飛び込んで捕まってめちゃくちゃ拷問される

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    2024年09月27日
  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    東日本大震災直後に起きた殺人事件。容疑者の加瀬は被害者の家族と親しかった。逮捕後、護送される途中で余震があり、その隙に加瀬が逃亡。何処へ向かったのか ―― 。

    阪神淡路大震災時に両親に守られ奇跡的に助かった加瀬でしたが、その後はけして幸せではありませんでした。唯一の肉親の叔父には労働力を搾取され、学校ではいじめで暴力を受けていました。高校を卒業して就職すれば会社が倒産して職を失い…という、何のために助かったのか、助けられたのかと思うような人生だと思います。

    被害者の純一もまたついてない男でした。交際していた女性の元彼が性質の良くない男で、純一はつきまとわれ金を巻き上げられ散々でした。そして

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    2024年09月26日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    題名からは程遠い、救いようのない展開。
    主人公:了衛も竜川地区の住民たちも社会性が欠如しており嫌な面が強調されている。住民達が了衛の一挙手一投足を否定していく描写は中々の嫌らしさであった。
    一方で了衛も住民達に認めてもらうために考える方策がややずれており、これじゃあ信頼されないよなって感じ

    それとなく黒幕は予想がつき、どんでん返しはそれ程衝撃のあるものでは無かった。
    最終章で了衛が住民たちへの復讐をする描写は中山作品らしいエグさであったがちょっと長かったかな。

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    2024年09月23日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    SL 2024.9.21-2024.9.23
    シリーズ4作目。
    連作短篇集のような構成でとても読みやすい。
    真琴と古手川も頑張っているけど、やっぱり光崎教授や渡瀬が登場すると場面が引き締まる。

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    2024年09月23日
  • 境界線

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    東日本大震災から10年以上が経ったけれど
    この物語の登場人物たちは
    何年たってもあの生々しさの中を生きている。
    強く前を向いて歩き始めてる人もいれば
    家族の死を受け入れられないでいる人、
    哀しみのあまり闇へ堕ちてしまう人もいる。
    そうなった人とならずに済んだ人
    その境界線はどこにあったのか・・・
    どんな悲しくても苦しくても
    人は闇に向かって生きてはいけない
    どうか、小さな光でもいいから明るい道を選んで歩いて行ってほしい。
    胸に迫る物語でした。

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    2024年09月22日
  • どこかでベートーヴェン

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    岬洋介の過去~高校生編~
    高校生にしては達観しすぎでは?と思いましたが、父親とのシーンはちゃんと高校生でした。
    動機は分かりませんでしたが、犯人は予想通りでした。

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    2024年09月21日
  • こちら空港警察

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    空港ならではのお仕事がたくさん出てきて新鮮だった。
    空港ならではの特殊な案件も多いので空港警察は大変だ!

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    2024年09月18日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    テロリストに志願するか大麻所持かの違いはあるけれど、主人公が警察官、奥さんと娘、息子の4人家族、息子の犯した犯罪によって主人公が窮地に陥る、という類似点で、今野敏の隠蔽捜査シリーズ『果断』を思い出した。
    家族の再生もテーマの一つだから仕方がないのかもしれないけれど、竜崎家に比べて、とにかく幣原家には家族間に信頼関係がない。窮地に陥った家族の命運を分けるのは、日頃からの信頼関係の構築なのだな、と。
    とにかく何もかも父親のせい、と、ヒステリックに泣きわめく母娘に、怒声と暴力で答える主人公…。終盤、父親と大喧嘩した息子を母親が諫める場面があったけれど、普段からそういうことを子供にきちんと伝えていれば

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    2024年09月17日
  • 毒島刑事最後の事件

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    短編を最後に繋いだような作品。つながってはいるものの、とても読みやすい。結果が出ないが故に膨らみ続ける承認欲求、歪んだ選民思想、目の前にある現実。
    読み終わった後、自分は背伸びしていないかなぁ、人からの評価を気にしてばかりいないかなぁ、卑屈になっていないかなぁなんて考えてしまいました。

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    2024年09月15日
  • 境界線

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    境界線とは
     生と死
     善と悪
     陸と海
     幸福と不幸

     津波が奪ったものは家、人、人の心、忘れられない記憶。

     本来の名前では生きていけなかった二人。

     人生に勝ちも負けもない。幸福の度合いを測る物差しは様々で、人によって異なる。
     生活の上辺だけを見ただけで、他人の人生を評価するなど傲慢だ。

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    2024年09月15日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    妹の罪をかぶる兄。夫婦間と親子間のトラブル。あり得ない話だけど、異国の戦士としてって考えの人はいるんだろうな。

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    2024年09月15日
  • 帝都地下迷宮

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    中山さんにしては珍しいファンタジーな内容。廃駅オタクの公務員が廃駅に非合法に潜り込んだら、地下の廃駅に100人の謎の集団が生活していた。延々とオタク話しと謎すぎる集団の話しが続く。原子力事故と生活保護の行政に対する問題の深掘りで、一気に政治的様相となってくる。
    殺人事件が起きるのは半分を過ぎた頃。やっと本来の推理小説に戻って、ドンデン返しかと思うと、何か分からない解決に。公安警察も絡んで来ると、やはりスッキリ感が無くなってしまう。正しく迷宮入りになってしまった。

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    2024年09月11日
  • テロリストの家

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    正直、大きなどんでん返しがある訳でもなかったが、先が気になりスグに読むことができた。
    我が子がテロリストに志願した事で、自分の環境が一変し、家族の事を何も知らないことを知るだけだなく、公安という仕事の意義を考え直す。犯人探しだけでなく、主人公の意識が変わっていく過程を描いていたのが印象的でした。

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    2024年09月08日
  • こちら空港警察

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    あるのは当たり前でも、詳しく知らなかったお仕事。
    空港職員の花形では無い方のお話。(ちょっと失礼?笑)
     
    蓮見主人公かと思いきや二志村が美味しいところを持っていくのもまた良い。
    濃いキャラなので他作品に出てきたら食っちゃいそうだなって思う( ˊᵕˋ )…笑

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    2024年09月08日