中山七里のレビュー一覧

  • 棘の家

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    火サスのようなヒューマンサスペンス。

    中学校教師の穂刈は、女子生徒からいじめの相談を受ける。
    けれど「我が校にいじめなど存在しない」という校長の顔が浮かび、面倒から逃れるように曖昧な対応をしてしまう。

    そんな矢先、小6の娘・由佳が学校の3階から飛び降りたという連絡が入る。
    原因は、クラスメイトからのいじめだった。

    一命を取り留めた由佳。
    しかしその直後、いじめの首謀者・彩が遺体となって発見される。
    加害者の死、疑われる息子、揺らぐ家族。

    加害者は守られ、被害者は晒される。
    そして立場が変われば、正義もあっさり入れ替わる。

    テーマは重く、考えさせられる。
    …のだけれど。

    娘が命をかけるほど追い詰められている中での「妻の行動」には、どうしても現実味より“ドラマ感”が勝ってしまう。
    このあたりの軽さが、作品全体の重みを少しだけ削いでしまった印象。

    とはいえ、2時間ドラマ的なテンポとわかりやすさで、重いテーマを“エンタメとして見せる”一冊。

    今年の8冊目

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    2026年04月01日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    2.8。犯人途中から透けてたし、動機と行為がトンチンカンでないかね。
    それはそれとして、そろそろ娘ちゃんによる院内安楽椅子探偵物あっても良さそうな気が。実はもうあったり?

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    2026年03月30日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    2.9。面白かったのにオチにガッカリ。そうする必要性が理解らない。ガッカリするだけ。後味もそれだけになっちゃって残念。なんで〜。いーじゃん別に〜。

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    2026年03月30日
  • 七つの大罪

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    「七つの大罪」をテーマにした短編7編。7に縁のある作家が書いていますが、3+4とか7月7日生まれはなかなか強引です。
    イヤミスに近いものからほっこりするものまでありますが、個人的に好きなのはカモシダせぶん作品。エロ本からの広げ方が面白い。
    最後の作品に「葉村晶」が出てきた。アンソロジーの短編集に出てくるとは・・・

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    2026年03月30日
  • 悪徳の輪舞曲

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    なんだかちょっと、今回ばかりはよく分からなかったかもしれない。
    今までは何かしらの手がかりが掴め、繋がって、そこから反撃という感じだったが、今回は突然証拠が出てきたという感じで、そうなのかぁ...と、のめり込めなかった。
    後半にかけてグングン解決に向かって行く感じが好きだったが、私がわからなかっただけなのか、それともプロローグで完全にクロだと頭が勘違いしたままだったか...。
    なんにせよ御子柴の人間味が見られて良かった。

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    2026年03月30日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    犬養シリーズ一作目。
    ドナー移植をガンニバル(食人)と例えるのは、私の倫理観からすればあり得ないが、なるほどエグい発想だと思わされた。

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    2026年03月30日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    第一作『さよならドビュッシー』の前日譚。あのパワフル玄太郎が車椅子探偵として周りをかき乱し不思議と事件解決していきます。こんなにパワフルだったのか...と驚き。

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    2026年03月29日
  • 能面検事

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    TVドラマを先に観てからの読書です。
    もう少し推理に奥行きが欲しいです。ラストも後日談もなく唐突に終わってしまい物足りなさが残りました。

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    2026年03月28日
  • 祝祭のハングマン

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    中山七里さんの作品にしては正直「ものたりない」
    期待値が高いのか..

    あっと驚くどんでん返しがあるわけでもなく、そういう裏があったのか!っていう真相があるわけでもなく、主人公の葛藤の中、物語が進んでいく感じでした。

    建設会社のサラリーマンがトラックにはねられて死亡。
    瑠衣の父親の会社の社員。
    父親も何か知っているような伏線。
    半年後に2件目の死亡事件が発生。こちらも父親の会社の社員。そして、ついには父親も工事現場で死亡。
    瑠衣は捜査から外されますが、父親の死亡の真相を個人的に調べようとします。
    徐々に明らかになる真相。

    そして、司法で裁けないものを葬る死刑執行人の存在も知ってしまいます。

    職業倫理と社会正義の葛藤のなか、瑠衣のとった行動は?

    という展開です。

    正直、主人公の瑠衣のキャラクターは嫌い
    自分勝手の無謀な行動が多いのですが、これが成長していくわけでもなく..
    ただただ父親を想う思いは良いし、つらいけれど...
    職業倫理と社会正義の葛藤も長すぎ..

    ということで、ちょっと期待とは違ってものたりなさがのこるストーリでした。

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    2026年03月28日
  • 帝都地下迷宮

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    東京の地下鉄廃駅に住む集団と、生活保護担当の公務員、公安、警察の攻防。
    展開は早いけど、人物や背景描写は的確で、飽きずに一気に読めました。鉄オタの結束力は、ちょっと感動。
    現実離れしてるととるか、実はこれに似たようなことがあってもおかしくないかもと考えさせられる一冊。奇抜なトリックを楽しむと言うよりは、人間ドラマでした。

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    2026年03月29日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    犬養隼人シリーズ
    犬養の相棒として古手川登場、臓器移植がテーマでドナーに関わる動機かと思っていたら、まさかの動機に驚き、やはり中山七里作品は面白い

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    2026年03月24日
  • 氏家京太郎、奔る

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    これだけ夢中になれる仕事があるなんて羨ましい。ここまでか、と思っても諦めずに追求すれば、道は拓けるのだろうか。

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    2026年03月21日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    知ってた。だから読んだ。化け物だぁ。

    化け物すぎて、もはやその化け物エピソードが面白い。舞台裏的読み物としても面白い。しかし、こんな小説家になるべくしてなってるような書き物モンスター、それまで何処にいたんだ。と思ったら普通に会社。多分有能だったろうが一風変わってたんじゃなかろうか。

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    2026年03月19日
  • 棘の家

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    中学教師である主人公は、クラスのいじめに目を瞑ってきたが、自分の娘がいじめを苦に自殺未遂を起こした。
    事件の被害者家族となった主人公だが、ある時加害者少女の名前がネットで拡散され…
    ミステリー要素に加え、他人事ではないネット・マスコミの怖さも強烈に描かれる。

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    2026年03月19日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    痛快政界ドラマを期待して読み始めました。序盤は、過去の出来事をオマージュしているようですが、最終章のVS有事だけは、リアリティがありすぎて怖かったです。

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    2026年03月18日
  • 逃亡刑事

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    ドタバタ刑事物で大味な立ち回りが魅力的な作品でした。

    捜査側も逃亡側もやり過ぎなくらいの大味な立ち回り、そして大味な展開でアクションものとしても楽しめる作品でした。

    敵がわかりやすいくらい屑なのがまた魅力的だと思いました。



    注意マイナスな感想

    ※個人的には敵も味方もやり過ぎです笑笑
    殴って脅せば解決みたいなのはあまり過ぎではなかったです。

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    2026年03月16日
  • 能面検事の死闘

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    ネタバレ

    冒頭の犯行シーンからあのラストにつながるとは思いもよらなかったが、最初の取り調べの所、読み返すと心が痛む

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    2026年03月16日
  • 七つの大罪

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    各話ごとに実はみたいな裏をかくような流れになっていた。
    一番印象的だったのは、最後の『最初で最高のひとくち』かな。

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    2026年03月16日
  • 能面検事

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    能面検事シリーズ
    中山七里作品は色々人物が他シリーズにも登場するので気を抜けないが、本作は証拠品紛失問題からそこに繋げるかという感はあるがいまひとつ

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    2026年03月15日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    前作同様 実際の社会問題、政治問題にリンクしている事象に 売れない役者・加納慎策 扮する内閣総理大臣・真垣統一郎が立ち向かう。


    “地位は人を創る”

    慎策の成長が甚だしい。


    今作も五章で構成されている。
    一 , VS 経済
    二 , VS 感染症
    三 , VS 災害
    四 , VS 五輪
    そして五章目は奇しくも VS 有事だ…。

    書かれている彼の国の言動が さもありなん という感じで 読んでいて腹立たしい。


    こんな終わりかただと次作もあるのだろうか…?

    難題山積ですね (^_^;)

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    2026年03月14日