中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
火サスのようなヒューマンサスペンス。
中学校教師の穂刈は、女子生徒からいじめの相談を受ける。
けれど「我が校にいじめなど存在しない」という校長の顔が浮かび、面倒から逃れるように曖昧な対応をしてしまう。
そんな矢先、小6の娘・由佳が学校の3階から飛び降りたという連絡が入る。
原因は、クラスメイトからのいじめだった。
一命を取り留めた由佳。
しかしその直後、いじめの首謀者・彩が遺体となって発見される。
加害者の死、疑われる息子、揺らぐ家族。
加害者は守られ、被害者は晒される。
そして立場が変われば、正義もあっさり入れ替わる。
テーマは重く、考えさせられる。
…のだけれど。
娘が命をかけるほど追い詰められている中での「妻の行動」には、どうしても現実味より“ドラマ感”が勝ってしまう。
このあたりの軽さが、作品全体の重みを少しだけ削いでしまった印象。
とはいえ、2時間ドラマ的なテンポとわかりやすさで、重いテーマを“エンタメとして見せる”一冊。
今年の8冊目
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Posted by ブクログ
中山七里さんの作品にしては正直「ものたりない」
期待値が高いのか..
あっと驚くどんでん返しがあるわけでもなく、そういう裏があったのか!っていう真相があるわけでもなく、主人公の葛藤の中、物語が進んでいく感じでした。
建設会社のサラリーマンがトラックにはねられて死亡。
瑠衣の父親の会社の社員。
父親も何か知っているような伏線。
半年後に2件目の死亡事件が発生。こちらも父親の会社の社員。そして、ついには父親も工事現場で死亡。
瑠衣は捜査から外されますが、父親の死亡の真相を個人的に調べようとします。
徐々に明らかになる真相。
そして、司法で裁けないものを葬る死刑執行人の存在も知ってしまいます。
職業倫理と社会正義の葛藤のなか、瑠衣のとった行動は?
という展開です。
正直、主人公の瑠衣のキャラクターは嫌い
自分勝手の無謀な行動が多いのですが、これが成長していくわけでもなく..
ただただ父親を想う思いは良いし、つらいけれど...
職業倫理と社会正義の葛藤も長すぎ..
ということで、ちょっと期待とは違ってものたりなさがのこるストーリでした。