中山七里のレビュー一覧

  • 災疫の季節

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    「夜がどれほど暗くても」主人公の雑誌記者志賀倫成が放り込まれるコロナ禍の混乱。

    自ら感染の危険に曝されながら、増え続ける入院患者に絶望しつつ治療に尽力する医療関係者と、デマに洗脳され医療現場を襲撃するカルト集団。

    反ワクチンを掲げるカルト団体の代表者が、病院襲撃時に薬剤を注射されて死亡する。

    今となっては記憶も定かでないが、デルタ株が蔓延しつつあった当時は感染者、犠牲者が増え続け、ワクチンや治療薬にも手が届かず、社会全体が大きく混乱していた時期で、そうでなければ本書の舞台とはなり得なかった。

    連載終了から出版まで2年の間が空いているのには何か理由があるのだろうか。

    デルタ株全盛の当時

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    2025年11月13日
  • テロリストの家

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    公安物は刑事物と違って、秘密主義過ぎて重い。同僚同士も秘密だし、家族にも内緒。
    その秘密主義の中でもエリートの公安刑事が突然左遷扱いになる。本人も分からないので、読む方も分からずストレスになってくる。それが息子がテロリストで捕まってしまったことから展開が変わってくる。過激な報道、それを受けての一般人からの誹謗中傷。気持ちが益々重くなってくる。
    テロ対応の公安刑事がテロに傾注する家族を持つ。どのように展開するのか、はたまたどんでん返しは如何に。何となく息子の言動がハッキリしないところから違った方向へ。
    仕事ではエリートだった刑事が家庭では何も把握していなかったことが露呈する。最後は落ち着くところ

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    2025年11月12日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ヒポクラテスシリーズ第6弾 コロナが猛威を振るったパンデミック 終わりの見えない不安なあの頃を思い出す。世の中の混乱に紛れた人間の悪意は恐ろしい。コロナによってもたらされた人々の、感情や反応などに重きをおいた話で ミステリー要素も少なくてちょっと残念だった。

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    2025年11月13日
  • 騒がしい楽園

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    「闘う君の唄を」の姉妹編。少し時が遡る。
    埼玉からすごい乗車率の東京メトロ東西線に乗って幼稚園に通勤する教諭が主人公。幼稚園で池の生物がぷかぷか浮いたり、死んだ蛇が投げ込まれたり、あひるが殺されたりしているうちに、エスカレートして幼稚園児の死体が正門前に置かれる事態になる。

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    2025年11月10日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    【収録作品】
    傲慢 「罪の名は傲慢(プライド)」中山七里
    怠惰 「手の中の果実」岡崎琢磨※7月7日生まれ
    憤怒 「移住クライシス」川瀬七緒
    嫉妬 「オセロシンドローム」七尾与史
    強欲 「十五分」三上幸四郎 
    色欲 「父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ」カモシダせぶん
    暴食 「最初で最高のひとくち」若竹七海

    人を罪に陥れる七つの悪徳を「七」に縁のあるミステリー作家が描いたもの。

    「罪の名は傲慢」  渡瀬警部・古手川刑事も登場。
    「移住クライシス」ミステリ部分に目新しさはないが、老婆の存在がいい。
    「最初で最高のひとくち」葉村晶も登場するが、脇役ポジション。なんなら彩り。冒頭

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    2025年11月10日
  • 能面検事

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    似たような評価の方が多いですが超有能な能面検事を引き立たせるためか主人公のポンコツぶりが激しいです。ここまでしなくても分かるから大丈夫ですよ?と言ってあげたくなる。それともこの先の何か伏線か何かなんですかね?そのくらい不自然な感じです。
    話自体はテンポよく進んで読みやすいです。能面検事の背景もまだ明かされてない部分が多そうなのでまだまだ続きがありそうですが、主人公の子供じみた態度にイラッとするので読むかは悩みます。。

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    2025年11月10日
  • 能面検事の奮迅

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    モリカケ問題を彷彿とさせる国有地払い下げ問題にまつわる収賄事件に関与したとして、財務局の安田調査官と高峰検事を能面検事こと不破検事が取り調べる。

    収賄容疑の裏側の真実、安田と高峰の京阪大学時代の関係性が明らかになってからのスピーディーな展開は読み応えあり。
    定食屋"一膳"の看板娘の小春ちゃんもキーパーソン。

    学生時代に起きた事件をきっかけに人生を狂わせた人々の「20年後の贖罪」に対する不破の決断もみもの。

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    2025年11月09日
  • 夜がどれほど暗くても

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    ネタバレ

    オーディブルで。雑誌記者がの息子が犯罪を犯し
    逆取材される話。なんだろう。声優があんまりだし
    話がイマイチなのでこの評価。中山七里は、護られなかつた者たちへ、や御子柴シリーズなど、素晴らしい作品もあるけど、ハズレもあるのね。

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    2025年11月09日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    七つの大罪にちなんだ短編ミステリアンソロジー。子どもがめっちゃ読みたそうにしてきたけど、安心して中学生に読ませられる内容ではありませんでしたー

    けっこう後味悪いのとか、猟奇ものもあったけど、いくつか面白いのもあったかな。
    不登校の子の話はほのぼの、カモシダせぶんさんのも面白かった。出てくるフレーズが下品で、中学生には読ませたくないけど。

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    2025年11月08日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    読書好きの人におすすめ。
    初心者さんは、途中から難しく感じるかも。
    小説だけど、実際の日本の震災の場面などが描かれ、色々考えさせられた。

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    2025年11月08日
  • ヒポクラテスの困惑

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    コロナ禍に起こった設定の事件を描いている。まだワクチンが開発され一般に接種されるようになる前,一部の特権階級が金にモノを言わせて闇で流通する非公認ワクチンを密かに手に入れていたという話。あの当時いくら不安だったからと言ってそんな怪しいワクチンに手を出す人間がいただろうか。と考えると,設定にちょっと無理があるようにも思う。それに最近いつも中山七里氏の作品で思うが結末がしょぼい。大したトリックもないし,真犯人もアレだし,ミステリ風味が薄い。

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    2025年11月07日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    読みにくかったけど、毒島の犯人を追い詰めていく感じはやはり爽快感があって面白かった。
    黒幕はまさかの人物でした。

    次作も楽しみです☺︎

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    2025年11月07日
  • 隣はシリアルキラー

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    明らか怪しい隣人の部屋から何かを解体する音が…
    夜中尾行してたら死体の一部まで見つけちゃったらもう犯人は研修生の徐でしょと思うけど、主人公しかり、意外とみんな怪しいから警察も疑心暗鬼。
    二転三転ありつつ犯人は意外と想像範囲内。
    動機がトラウマありつつも、殺人までしちゃう?という疑問符付くけど、まぁそれぞれ事情はあるしね!
    徐と神足の過去の苦悩もそれぞれ大変です。

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    2025年11月05日
  • いまこそガーシュウィン

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    ネタバレ

    岬洋介シリーズ最新作、作者に音楽経験もないのに演奏描写だけで素人の読者を名曲の調べ(知らんけど)に酔わせる達人だと再々再々確認してしまった
    友(?)を救う為に莫大な借金(ツアーキャンセル料)を背負い、地道に信用を紡ぎ始めた相手はショパンコンクールファイナリストであるエドワードであり、屈辱的な条件さえも爽やかな岬洋介マインドのおかげで自然解決・・・出木杉
    5分間の奇跡で世界的なカリスマになっているので、その影響力はそちらこちらに発揮して読者も爽快な気分であるが、トランプ大統領の初当選の世界の混乱が背景の本作品、分断の世界で殺伐とした暴力や大統領暗殺の陰謀がうごめく、アメリカの分断を象徴的に変えて

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    2025年11月05日
  • いまこそガーシュウィン

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    ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーが頭の中で流れつつ、2人の音楽家が奏でる様子が見ている様に浮かぶのは、やはり中山七里先生の流石な手腕でしょうか。実際に聴きたくなりました。
    序盤は政治、社会情勢等が書かれており、なかなか頁が進まなかったのですが、2人が出会い、〈愛国者〉が登場する辺りからどんどんおもしろくなってきます。
    帯にもありましたが、怒濤のラストはそれ自体が音楽の様でした。

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    2025年11月04日
  • 氏家京太郎、奔る

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     アパート〈すめらぎハイツ〉の一室で、偏屈だがゲームクリエイターとしての素質は超一級だった九十九孝輔の死体が見つかった。やがて現場に残っていたティッシュに残っていた体液から、過去に九十九と一緒に〈株式会社レッドノーズ〉で仕事をしていた御笠徹二という男が逮捕される。新聞でそのことを知った鑑定人・氏家京太郎は驚く。御笠はかつての氏家の親友だった。すぐに氏家は御笠に面会し話を聞くが、御笠は九十九のアパートには行ったことがないどころか、住んでいる場所すら知らないという。

     「鑑定人 氏家京太郎」に続く、鑑定人・氏家京太郎シリーズ第2弾。いつもは鑑定によって得られたデータしか信じない氏家。しかし今回は

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    2025年11月02日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    小説の体裁で出版会の裏を面白おかしく腐す毒島シリーズ。売れていない作家なら単なる恨み節と捉えられるだろうが、売れっ子作家の中山七里だからこそ書けるシリーズ。事件そのものよりも事件発生まで描かれる業界話が面白い。

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    2025年11月02日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    ネタバレ

    一作目はエンタメとして傑作のひとつだったが、続編がつまらないの例

    不況、コロナパンデミック、豪雨災害、オリンピック、台湾有事などがテーマだが、一作目にあったエンタメ的な笑いや色恋がなくて、単なる思想信条の表明とか政治批評に終始した感があり、物語に広がりがない
    読みやすいので、期待ハズレ、読むのをやめようとまでは思わないけどワクワク感はなく、読まなくても問題なし

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    2025年11月01日
  • 棘の家

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    いじめのテーマ、加害者被害者と立場に対して、どちらかでしか考えられるないと、起こりうる悲劇かと思った。

    自身に置き換えたときにどれほど想像力をもって、考えないといけないなと感じた

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    2025年10月31日
  • いまこそガーシュウィン

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    記憶にある限りシリーズ中一番軽めな演奏描写でした。
    いよいよクライマックス、というところまで読んだら、残りページ数がとっても少ないことに不安になったくらい。

    もっと岬の音を浴びたい・・・。

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    2025年10月30日