中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ元刑事がミステリー作家になり警察の刑事技能指導員でもある毒島真理先生が文芸界で起こる様々な殺人事件を警視庁捜査一課の高千穂明日香刑事と解き明かす短編集。
1.「ワナビの心理試験」:文学新人賞応募者たち(容疑者)vs.一次選考者(「下読み」というらしい。被害者)
2.「編集者は偏執者」:文学賞受賞の新人作家たち(容疑者)vs.出版会社編集者(被害者)
3.「賞は獲ってはみたものの」:文学賞は獲ったものの二作目が書けない新人作家たち(容疑者)vs.賞選考委員の大御所作家(被害者)
4.「愛涜者」:愛読者たち(三者三様、容疑者)vs.サイン会を企画された売れっ子作家(被害者)
5.「原作とドラマの間には深くて暗い川がある」:毒島先生の作品のドラマ化関係者たち(監督、脚本家、出版社員)vs.テレビドラマプロデューサー
※どれも多分日頃から中山七里先生が出版関係で接して感じていることをテーマに書かれたのだろう。お馴染み犬養刑事が毒島先生(文学界)を苦手として明日香に任せ、チョイ役になっているのがおかしい。 -
Posted by ブクログ
ハードな内容で読み応えはあったが、ミステリー要素は低く社会派の小説という印象。ウイグル地区と中国政府の実態という感じで、謎解きの要素はない。爽快感もあまりなく、オチも事態が大きくなりすぎたので個人的なことに落とし込んだという印象。
現実的ではあるが小説であるがゆえのフィクションさ(爽快感)を求めたい自分には、今回の作品はあまり響かなかった。
人に勧めにくいが、読む価値がないとかそういったことはなく、この作品はフィクションと知りながらも1つの実態として知り、もしかしたらと物事を考えるきっかけにもなる。
ただ重ねて言うがミステリー要素は低いのが残念だった