中山七里のレビュー一覧

  • 夜がどれほど暗くても

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    大手出版社の『週刊春潮』の副編集長を務めていた志賀倫成は順風満帆にマスコミ界で君臨していたが、ある日、息子の健輔に、ストーカー殺人を犯して自殺したという疑いがかかり、一気に加害者遺族となり、マスコミの餌食となる。
    しかし、被害者遺族である奈々美と出会い、奈々美は2次被害にもあっており、お互いを知っていくとともに少しずつ変わっていく。
    葬式にたったひとり現れた「ミチル」という女性は、まさか「嗤う淑女」の!?と読者だけに分かる不気味悪さが良かった。

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    2025年06月05日
  • どこかでベートーヴェン

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    ネタバレ

    岬氏高校生時代のお話。

    持つ者と持たざる者には大きな隔たりがある
    それを理解できずして
    芸術の道を選ぶのは避けるべきだ

    岬くんがとんでもなく素敵なのは
    他の作品でも出てきてたんだけど
    今作ではそれ故に嫌われ妬まれ疎まれる
    その上耳が…という
    全体を通してピアノソナタ月光のような
    重々しい暗さがたちこめている

    天才には天才の
    凡人には凡人の苦悩がある
    岬少年に鷹村少年がいて本当に良かった

    …で
    彼が後の??え??
    ていうのが今作一番のポイントでした(笑)

    【追記】
    大好きな合唱曲が登場して
    うれしかった!
    名曲!

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    2025年06月05日
  • 禁断の罠

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    個人的に好きなのは『大代行時代』と『ハングマン─雛鵜─』のふたつ。
    ハングマンはとても設定が好きなのでせっかくならこの短編よりも長尺で読んでみたいと思った。大代行時代はまとまりが綺麗で満足感がある。
    1人の作家目当てで購入した本だが、どの話もそれぞれの面白さがあった!

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    2025年06月04日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    知らない仕事のバックヤード的なもの見たさ、
    ミステリってどんな風に書かれるのか、さてさて自分にもできるのか的な興味本位、でタイトルに惹かれ手に取りました。
    職種は違うけど、通ずるものがある感じ。新しいものが次々溢れ出しても、不易というか、かつての偉大な先駆者の功績は時代が変わっても大切なことを伝えているんだろうな、と思えました。

    とりあえず、エラリークイーンを読んでみようと思いました。恥ずかしながら名前は山ほど聞いても読んでなかったです‥

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    2025年06月04日
  • おわかれはモーツァルト

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    ストーリーの本筋と離れるかもしれませんが、卑劣な週刊誌のフリーライターが出てくるので読んでみてとお勧めされて手に取りました

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    2025年06月04日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    内臓が全て抜き取られた遺体が発見されるところから事件は始まった。犯行の目的や犯人像が見えない中、“切り裂きジャック”からの犯行声明が届き世間に恐怖が広がった。ジャックは誰なのか、犯行目的は何なのか?全てが明らかになるのが、終章のジャックの告白でした。

    犯人の動機や犯行目的が気に入らなかったな。

    真境名と榊原が、臓器移植は是か非か?に対して意見を交えるシーンが印象に残った。

    移植手術を執刀した医師たちが患者を心から救いたい気持ちに胸を打たれ、脳死に立ち会った母親の思いには胸が痛んだ。命を繋ぐということは、文字面だけでない苦しさがそこにあるんだと気付かされた。

    オーディブルで聴了。
    ナレー

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    2025年06月03日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    これまで脇役でちらちら出てた氏家さんがついに主役!知ってるキャラクターが出てくるのがファンにはたまらない。でも途中で諸々分かっちゃったので物足りなかったかな。

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    2025年06月02日
  • 祝祭のハングマン

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    嗤う犯人を
    許さない。

    刑事・瑠衣は死亡事故の真相を追ううちに、
    奇妙な探偵と巡り合って…。
    “ハングマン”がついに動き出す!
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    著者はずっと気になっていましたが、
    なかなか手に取る機会がなく。
    新刊の本書は表紙とあらすじで気になり購入しました。

    主人公の瑠衣の心情にも、事件の真相にも、
    どちらにも気持ちが入り込めず、
    2時間サスペンスドラマを見てる気分でした。苦笑

    それでも、
    瑠衣が事件を追ううちに
    瑠衣自身も事件に巻き込まれていくんですが
    どんな結

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    2025年06月01日
  • 夜がどれほど暗くても

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    いやいや、ありえないでしょと思う部分が多い。たしかに、過剰な報道とそれに疲弊する家族がいるというのは理解できて良かったが、フィクションな部分が多すぎるリアリティは少なめ。あと急展開すぎる。

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    2025年05月31日
  • 嗤う淑女 二人

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    中山七里先生のカエル男ふたたびの続編に当たるのが、嗤う淑女二人。

    人の弱みの中心をギューッと握ると、
    誰かの行動を思いのままに操れてしまう。
    操られた側は、操られていることにも気づいていない。

    一番の見所は、終盤の美智留とゆかりの心理戦です。互いの腹の中を読み合い、どっちが相手の上手を取れるのか。

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    2025年05月29日
  • ドクター・デスの再臨

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    前作をすっかり忘れてしまったが犯人は覚えていた。安楽死問題、難しいね。積極的安楽死を法整備すれば必ず死へ誘導されてしまう人がいるだろうし、でもいざ自分が苦痛を抱えて死ぬのを待つだけだったら早く楽にしてほしいし。こういう安楽死問題を扱った作品を何冊読んでも答えは見つからない。

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    2025年05月29日
  • 殺戮の狂詩曲

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    どんでん返しを期待しながら読み進むも。一向にその気配無く、挙句に!?
    強いてどんでん返しがあったとするならば、最後に語られる弁護動機、御子柴の過去の人間関係か?

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    2025年05月29日
  • 境界線

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    東日本大震災の被害者でもある刑事を中心としてある事件を解決していく物語です。物語の中で、生々しい震災の被害の状況を表す表現や、そこに対する人々の思い、そして復興に向けた地区の進まぬ復興の状況などを詳細に書いてあり、時折胸に苦しみを抱える場面もありました。特に最後事件が解決した後の主人公の気持ちを考えたときに、目頭が熱くなるものもありました。とても勉強になる本でした。ありがとうございました。

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    2025年05月28日
  • いつまでもショパン

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    ネタバレ

    これまでのシリーズと同様、音楽が好きな人間としては音楽の話としても楽しめるし、ミステリー的な、続きが気になる感じもあって楽しく読んだ。一方で、やっぱりこれまでと同様、動機とやってることのスケール感が微妙に合わない感じは否めなかった。

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    2025年05月28日
  • ふたたび嗤う淑女

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    ネタバレ

    蒲生美智留の入れ替わりトリックにまたも騙されてしまった。あかり、どっから出てきた?と謎多き人物だっただけに、見破れなかったのが悔しい。

    嗜虐心ってなんだろう?と調べてみたら、他者に対して苦痛を与えることに喜びを感じる心理状態のこと。嗜虐心には、他者の苦痛を見ることで自己の優越感を満たすという側面があると書かれていました。

    おぉ、これはまさに美智留にぴったりな心の状態ではないか。美しさも、1/fゆらぎのある声も、相手のこころを思いのままに操る話術も総動員して、他人を陥れていく。陥れることで、自分の優越感を満たしているということなのでしょう。

    相手を思いのままに行動させてしまうのは、ふたたび

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    2025年05月27日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    政治とカネというある意味タブー視されている問題を予想外の角度から切り込む作風は読んでいて面白かったです。
    ただ、内容が急発進気味に感じました。

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    2025年05月27日
  • 境界線

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    宮城県警シリーズ2作目。東日本大震災で行方不明となった人々の戸籍が流用される話。あの場にいなかったからこそ無知ではいられない苦味を覚え、境界線、というタイトルが重くのしかかる。被災した2人を分け隔てた境界線は、何処にあったのだろうか。風化させてはいけないと感じた

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    2025年05月26日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    相変わらずの傍若無人っぷりが際立つ玄太郎じいちゃん。
    読んでいる分には爽快だが、実際にいたら鬱陶しいことこの上ないだろうな…(こんな言葉じゃ足りないくらいの非道っぷり)。

    後半は事件同士が繋がっていて、黒幕も意外性はそこまでないけどすっきり納得できる。

    玄太郎じいちゃんの最期を知っているから、ラストはなんだか哀愁が漂っているように感じる。

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    2025年05月26日
  • 夜がどれほど暗くても

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    報道してた主人公が、ある出来事から報道される対象になる話。社会派小説に分類されるのかな?
    被害者遺族と加害者遺族の関わりがリアルに描かれてゾクゾクした。
    展開はなんとなく読めたので、星3つ

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    2025年05月25日
  • ヒポクラテスの誓い

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    生きた人は噓をつくけど、死体は嘘をつかない。
    ゴリゴリの合理主義者の老教授は司法解剖で事件を鮮やかに解決していく。
    キャラが個性的で、物語の展開も早く、読みやすい。

    他のシリーズの登場人物が出てきたり、なるほどあの事件の死体検案はこの人だったのかと、一つの小説に限定されない繋がりが見えて世界に厚みができていく。
    そこもまた面白い。

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    2025年05月25日