中山七里のレビュー一覧

  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    前作のラストの時にちょっと⁇⁇な部分があって、そこがスッキリしたのはよかった。
    前作程の衝撃はなかったかな。まだ続くみたいだから気になる。

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    2025年05月31日
  • 夜がどれほど暗くても

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    いやいや、ありえないでしょと思う部分が多い。たしかに、過剰な報道とそれに疲弊する家族がいるというのは理解できて良かったが、フィクションな部分が多すぎるリアリティは少なめ。あと急展開すぎる。

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    2025年05月31日
  • 嗤う淑女 二人

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    中山七里先生のカエル男ふたたびの続編に当たるのが、嗤う淑女二人。

    人の弱みの中心をギューッと握ると、
    誰かの行動を思いのままに操れてしまう。
    操られた側は、操られていることにも気づいていない。

    一番の見所は、終盤の美智留とゆかりの心理戦です。互いの腹の中を読み合い、どっちが相手の上手を取れるのか。

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    2025年05月29日
  • テミスの剣

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    ネタバレ

    中々どうしてハードボイルドで、とっつき難いけど世界に入れば読む手が止まらない。面白かった。
    一方、迫水があっさり自供するのと4人は流石に死刑だと思ったんだが、そこはよく分からんかった。そもそも自分がいい歳で子供もいるから渡瀬マジで余計なことすんなよと思ってた。隠蔽する警察もそうだけど、嘘の証拠でっち上げたやつを吊るしあげりゃよかったんでは。
    一個の案件じゃなくて偉くなって上から変えてけよ。

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    2025年05月29日
  • ドクター・デスの再臨

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    前作をすっかり忘れてしまったが犯人は覚えていた。安楽死問題、難しいね。積極的安楽死を法整備すれば必ず死へ誘導されてしまう人がいるだろうし、でもいざ自分が苦痛を抱えて死ぬのを待つだけだったら早く楽にしてほしいし。こういう安楽死問題を扱った作品を何冊読んでも答えは見つからない。

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    2025年05月29日
  • 殺戮の狂詩曲

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    どんでん返しを期待しながら読み進むも。一向にその気配無く、挙句に!?
    強いてどんでん返しがあったとするならば、最後に語られる弁護動機、御子柴の過去の人間関係か?

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    2025年05月29日
  • 境界線

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    東日本大震災の被害者でもある刑事を中心としてある事件を解決していく物語です。物語の中で、生々しい震災の被害の状況を表す表現や、そこに対する人々の思い、そして復興に向けた地区の進まぬ復興の状況などを詳細に書いてあり、時折胸に苦しみを抱える場面もありました。特に最後事件が解決した後の主人公の気持ちを考えたときに、目頭が熱くなるものもありました。とても勉強になる本でした。ありがとうございました。

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    2025年05月28日
  • いつまでもショパン

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    ネタバレ

    これまでのシリーズと同様、音楽が好きな人間としては音楽の話としても楽しめるし、ミステリー的な、続きが気になる感じもあって楽しく読んだ。一方で、やっぱりこれまでと同様、動機とやってることのスケール感が微妙に合わない感じは否めなかった。

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    2025年05月28日
  • ふたたび嗤う淑女

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    ネタバレ

    蒲生美智留の入れ替わりトリックにまたも騙されてしまった。あかり、どっから出てきた?と謎多き人物だっただけに、見破れなかったのが悔しい。

    嗜虐心ってなんだろう?と調べてみたら、他者に対して苦痛を与えることに喜びを感じる心理状態のこと。嗜虐心には、他者の苦痛を見ることで自己の優越感を満たすという側面があると書かれていました。

    おぉ、これはまさに美智留にぴったりな心の状態ではないか。美しさも、1/fゆらぎのある声も、相手のこころを思いのままに操る話術も総動員して、他人を陥れていく。陥れることで、自分の優越感を満たしているということなのでしょう。

    相手を思いのままに行動させてしまうのは、ふたたび

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    2025年05月27日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    政治とカネというある意味タブー視されている問題を予想外の角度から切り込む作風は読んでいて面白かったです。
    ただ、内容が急発進気味に感じました。

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    2025年05月27日
  • 境界線

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    宮城県警シリーズ2作目。東日本大震災で行方不明となった人々の戸籍が流用される話。あの場にいなかったからこそ無知ではいられない苦味を覚え、境界線、というタイトルが重くのしかかる。被災した2人を分け隔てた境界線は、何処にあったのだろうか。風化させてはいけないと感じた

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    2025年05月26日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    相変わらずの傍若無人っぷりが際立つ玄太郎じいちゃん。
    読んでいる分には爽快だが、実際にいたら鬱陶しいことこの上ないだろうな…(こんな言葉じゃ足りないくらいの非道っぷり)。

    後半は事件同士が繋がっていて、黒幕も意外性はそこまでないけどすっきり納得できる。

    玄太郎じいちゃんの最期を知っているから、ラストはなんだか哀愁が漂っているように感じる。

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    2025年05月26日
  • 夜がどれほど暗くても

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    報道してた主人公が、ある出来事から報道される対象になる話。社会派小説に分類されるのかな?
    被害者遺族と加害者遺族の関わりがリアルに描かれてゾクゾクした。
    展開はなんとなく読めたので、星3つ

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    2025年05月25日
  • ヒポクラテスの誓い

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    生きた人は噓をつくけど、死体は嘘をつかない。
    ゴリゴリの合理主義者の老教授は司法解剖で事件を鮮やかに解決していく。
    キャラが個性的で、物語の展開も早く、読みやすい。

    他のシリーズの登場人物が出てきたり、なるほどあの事件の死体検案はこの人だったのかと、一つの小説に限定されない繋がりが見えて世界に厚みができていく。
    そこもまた面白い。

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    2025年05月25日
  • 祝祭のハングマン

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    中堅ゼネコンの社員3人が続けて不審死をとげた。3人目は警視庁捜査一課の女刑事・春原瑠衣の父親だった。警察の捜査は進まない。私刑執行人が動きだす。まだキャラ立ちしてないのはあるが、中山氐の作品にしてはイマイチ物足りなかった。

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    2025年05月25日
  • 毒島刑事最後の事件

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    シリーズ2巻目にして、毒島刑事が退職に至った理由となった事件を扱う前日譚。

    ドラマ化が想像できるような、小さな事件を解決しながらもっと大きな黒幕が潜んでいる構成。次々と読んでしまうよね〜〜

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    2025年05月25日
  • 祝祭のハングマン

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    中山七里『祝祭のハングマン』文春文庫。

    世の中には悪事を働きながらも警察にも捕まらず、のうのうと暮らしている奴らが多数居る。政治家の連中からして、国民の生活を蔑ろにし、裏金や賄賂を集め、税金で夜な夜な美食を堪能しているのだから腹立たしい限りだ。

    本作は、そんな警察に捕まらずに悪事を働く奴らに正義の鉄槌を下す私刑執行人、ハングマンを描いているのだが、どうにも爽快感に欠ける。

    一つには私刑執行人が超人的な能力を持っている訳でもなく、私刑執行も大胆さに欠ける点がスッキリしない。

    二つ目には私刑の対象となる悪人がごくごく普通に居そうな奴らである点が、共感出来ないのだ。

    三つ目は3人もの同じ会

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    2025年05月24日
  • 復讐の協奏曲

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    御子柴シリーズは面白すぎる。
    今回は御子柴の過去を掘り起こす内容。追い込まれても負けない御子柴先生。

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    2025年05月23日
  • ドクター・デスの再臨

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    オーディブルにて。

    今回は収監中のドクターデスの襲来、模倣犯。
    私にしては珍しく最後の展開が読めてしまった。

    とりあえず犬養刑事シリーズ読破。

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    2025年05月22日
  • 嗤う淑女

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    人の心を虜にして、思いのままに操り、相手を破滅させてしまう悪女の話。

    蒲生美智留の相手を信じ込ませる話術は、どの相手のストーリーでも見事なものだった。

    人の心って弱い。お金がない、定職につけない、夫が働かない、ありふれているけど、他人には相談しづらい悩みは大なり小なり誰しもか持っていると思う。その悩みを自然な形で語らせつつ、言葉巧みに罪悪感や嫉妬、虚栄心を刺激して、相手の感情を揺さぶって、操っていくところが凄すぎる。

    裁判の成り行きには、えっ!って驚いて、いやいやそんなはずないって疑って、結末に唸ったわ。

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    2025年05月21日