中山七里のレビュー一覧

  • 氏家京太郎、奔る

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    犯人ではないのは、判っている
    では、誰か?結末は、いつもの中山先生らしく、大逆転の発想展開だった
    だが、明らかになった結末だが、すっきりしないなぁ
    もやもやが残ってしまった、犯人の気持ちが理解出来ないからだろうなぁ

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    2026年02月08日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    盛り沢山のトピック。コロナ禍、オリンピック、インバウンド需要に台湾有事・・・。
    なんだか本格的な政治小説みたいになっちゃって、エンターテインメントとしての爽快感がいまひとつ。

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    2026年02月06日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    「カインの傲慢」を読み始めてあれ?このメンバーに覚えがあると気がついた。先に「切り裂きジャックの告白」を読んでいた。犬養隼人シリーズだ。記録がなくて、改めてまた読み返した。
    スト―リーは残念ながらあまり覚えてなくて、その上人間関係が思い出せない、登場人物の人間関係は大切。まぁ知らないでも作品を楽しむことはできるけれど。シリーズ作品は順番通りに読めれば流れに乗りやすく面白い。

    中山七里という作家は一度テーマを決めると、どんどん深堀をして話に厚みを持たせる人らしい。ここでは犯罪の元になるのは臓器移植だが、非常に臨場感があり考えさせられるところも多く時間がかかった。
    命の重みを考えると単に臓器の受け渡しだけでは済まない多くの問題があり、関係者の心情も複雑になる。


    殺害方法は、絞殺後にY字に切り裂いて内臓を全て取り出しているという、残忍な方法だった。
    犯人は声明文を新聞社に送り付けてジャックと名乗った。
    切り裂きジャックの模倣犯なら一件では済まないだろう、捜査本部も緊張する。

    第一の殺人は、マラソンランナーが発見する、公園の椅子に何気ない様子で座っていた女性は、絞殺され見事なメス捌きで内臓が取り出されていた。
    深川署と公園は道路を隔てただけの至近距離だった。

    本庁から麻生班が捜査本部に参加した、犬養と古手川もペアを組んで捜査に当たる。
    二枚目の犬養は30代、元気な古手川は20代。

    一人目の犠牲者は劇症肝炎で肝臓移植を受けていた。二人目は細菌性肺炎だったが治療が遅れて肺移植が必要になる。成功して仕事に戻っていた。
    臓器移植法が制定されてドナーからの移植が可能になっても、ドナーについての情報はコーディネーターだけが知る、ドナーと患者の詳細は漏らせない。
    それがなぜ漏れてこの事件になったのか。
    まずコーディネーターを疑え、しかし彼女にはアリバイがあった。だがここまでくると彼女も職業倫理などを振りかざしている状況ではない。
    三人目は腎臓を移植された男だという。最近のひどい遊びぶりが話題になっていた。
    まだ間に合う、彼を張り込もう。
    だが競馬場にいた男は男の声で連絡が入り一足違いで殺された。

    二週間に三人、犯人は医療関係者か、それでもなぜ情報が漏れた。

    四人目の移植患者は三田村という青年、次は彼を狙うだろう。彼には身辺警護の承諾を得た。

    犬養は執刀医のアリバイも調べる、だが全員疑わしいところはなかった。その上執刀医にもドナー情報は開示されていなかった。

    執刀した神の手と言われる真境名教授と榊原教授。立場は移植推進派と慎重派に分かれていた。

    ついにドナーの情報を得る。高野冴子の倫理観と道徳観、その上情報が洩れて殺人事件が起き四人目も危うい彼女は決心した。ドナーは鬼子母志郎。交通事故死したが彼は母一人子一人の母子家庭だった。

    ジャックも最後の目的に向かう。
    最後はなぜか人情がらみで解決する。少々犯人も人間的で。

    ストーリーの展開は、様々な要素が織こまれている。
    応援に加わった犬養・古手川コンビもいい。
    犬養は古手川に対する先入観が少しずつ変わってくる。古手川は野生人風でいて繊細なところもある。
    傍若無人に見えるキャラクターで別のシリーズにも顔を出すらしい。
    お馴染み警察内部のキャリア官僚との軋轢。

    移植については
    脳死判定は慎重にも慎重に。、時間を争いながら様々な医療手続きがある。脳が死んでも体は生きている。
    声明文を受け取った新聞社やマスコミの反応。
    医師と宗教家との対談(これは臓器移植に対する歴史に育まれた宗教観、死生観、と現場医師の立場を超えた話が興味深い)こういう心理を織り込むところ効果的。
    患者は苦痛から解放されてもまだ長い治療時間が必要になる、移植は完全な治癒ではなく代替の臓器との共存であり、莫大な費用が掛かるということ。

    中山七里さんが書くミステリはこういう医療問題を取り上げても説得力がある。それをつないで物語にする力を持った稀有な作家なのだろう。
    犯人を追いながら臓器移植が必要な娘を持つ父親として、二度の離婚の後別に住む娘を見舞う父親の心理も盛り込み、グロテスクな話の裏に柔らかいところもある。

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    2026年02月05日
  • 災疫の季節

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    さらっと読める作品だった


    過激派も家族に言わないでみたいな思考なんだなと思った(みんながみんなじゃないけど)


    あと30年後くらいにこの作品を読んで
    懐かしいなあと思える時代になっているといいな

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    2026年02月05日
  • 七つの大罪

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    七つの悪徳を、7名の作者がそれぞれ描く
    どの罪も現代的なものになっていて
    若竹七海さんの「暴食 最初で最高のひとくち」が
    なかなか良かった
    怖っ!!と思ったのは、
    川瀬七緒さんの「憤怒 移住クライシス」

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    2026年02月05日
  • 隣はシリアルキラー

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    隣はシリアルキラー 出だしからなんか不吉
    主人公の名前が神足友哉(こうたりともや)
    なかなかこうたりと読めず
    人間の表裏を考えさせられた本
    中山七里作家なので
    裏の裏を読んでしまった
    死体の解体は
    ちょっと現実離れして想像に乏しい

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    2026年02月03日
  • 秋山善吉工務店

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    痛快。
    家事で父を失い、母の義理の父である、秋山工務店(大工)に居候。この二人の息子はおじいちゃん(秋山氏)に人生を学ぶ。母も義理の父と母に苦境を打開してもらう。
    とにかく昭和の爺さんの一本気な心意気が痛快なのだ。

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    2026年02月01日
  • 祝祭のハングマン

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    登場人物が少ないだけに犯人は早々に検討がついてしまったものの主人公の行動は後半から意外性もあり、楽しめた。

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    2026年01月31日
  • 隣はシリアルキラー

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    ネタバレ

    解体音よりも、工場にて主人公が寝不足でフラフラしてる描写の方がヒヤヒヤしました。
    危ない危ない!って…(笑)
    と思えば、真犯人のコンプレックスに繋がるとは…。
    個人的に伏線で真犯人にはピンときたのですが…当たって欲しくない人だったのでちょっとショックでした。

    やっぱり一口に更生と言っても、再就職はなかなか難しいんですね。
    主人公には矢口先輩が寄り添い、徐さんは沙穂里さんの優しさに救われたように、誰かの思いやりは本当に必要なんだなと思いました。
    それだけに、徐さんの恩返しの方法が残念に思います…。

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    2026年01月29日
  • いつまでもショパン

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    今作も描写が素晴らしい。
    あたかもコンクール会場に自分が同席してるんではないかと思うほど、どの演奏にたいしても細かにつづられる。殺人にテロと、コンクール開催を揺さぶる事態の中、岬氏が要所要所にさっそうと現れて存在感を示すところに惚れ惚れする。
    事件の犯人像は早くにあたりがつくものの、あの規模のテロや殺戮を行うほどの動機づけには自分よがりすぎた。マリーが哀れすぎる。岬氏の演奏が戦地に届いたところが唯一の救いだった。

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    2026年01月29日
  • テロリストの家

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    設定めっちゃ面白くて3章あたりまでは夢中だったけど途中から読むペースめっちゃ下がった
    オチの納得感もなかったなあ、、、

    公安組織についてよく学べた

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    2026年01月27日
  • 祝祭のハングマン

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    ネタバレ

    うーん…最後はそうなっちゃったんだ…という感じですね。東野圭吾のさまよう刃をちょっと思い出しましたが…るいに手を下しては欲しくなかったかも…そしたら、ハングマンの題名が無意味になる?いや、ハングマンは鳥海なのよね?だったら、るいが手をくださなくても…と思いますよー

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    2026年01月26日
  • 棘の家

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    ある中学教師の小学生の娘が自殺未遂を図る。イジメてた主犯の女子は特定されネットなどで炎上するが、間もなく絞殺されてしまう。
    動機があるイジメ被害者の兄が参考人となり、次はイジメ被害者の家族が世間からパッシングされる中、中学生教師は息子屋妻を疑い苦悩するが。。
    展開も早く、登場人物のきちんとした心理描写で最後まで面白く読める。しかしイジメ⇒ネットや世論の炎上という展開、殺人犯の動機などは、ありきたりで少々短絡的。

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    2026年01月25日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「それはない」 誉田哲也…姫川シリーズ。魚住刑事が活躍。
    「21グラム」 葉真中顕…幽霊が見える女子大生。
    「キアッソスキーム」 真梨幸子…コンゲーム。
    「コンカフェ探偵ロゼ」 荻堂顕…6才の少年が祖母を殺そうとした理由。
    「万藤の灯火」 五十嵐律人…美容整形をめぐる駆け引き。
    「秋山善吉工務店 昭和編」 中山七里…シリーズ続編始動?

    書き下ろしのミステリアンソロジー。

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    2026年01月25日
  • ヒポクラテスの困惑

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    偽コロナワクチンを使った連続殺人事件。今回はいつものメンバーに加え犬養刑事も登場。キャシーと真琴のやりとりが印象的。感染者は被害者。でも加害者のような扱いをされ、亡くなれば家族でさえ顔を見ることなく遺体破棄となってしまう哀しい死に様。それらのテーマのために作られた今回の巻だから?いとも簡単な普通の犯人でした

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    2026年01月25日
  • おわかれはモーツァルト

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    ネタバレ

    大好きな岬洋介シリーズ。いつ彼が登場するかドキドキしながら読み進め、登場シーンではワクワクが止まりませんでした。

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    2026年01月24日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    七つの色に絡めた小品集。
    タイトルのとおり、どの作品も登場人物に悪意を持たせてあって、なかなかすっきりしない読後感。
    作品間にも関連性が仕込まれており、その辺はさすが中山作品。

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    2026年01月24日
  • おやすみラフマニノフ

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    ミステリーであることを忘れるくらい、音楽学校の描写が細かい。
    最後のオチは想像していなかっただけに、唖然としてしまった。

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    2026年01月24日
  • 追憶の夜想曲

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    さすがは中山七里と言う感じでした。
    どうやって無罪に導くのかなぁ?御子柴がどんな隠し球を見つけるのかなぁ?と読みすめてましたが、最後は想像以上のどんでん返しのどんでん返で感心するしかありませんでした。
    この先の御子柴がどうなって行くのか、次作も読むしかない終わり方でした。天晴!

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    2026年01月24日
  • 越境刑事

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    ハードな内容で読み応えはあったが、ミステリー要素は低く社会派の小説という印象。ウイグル地区と中国政府の実態という感じで、謎解きの要素はない。爽快感もあまりなく、オチも事態が大きくなりすぎたので個人的なことに落とし込んだという印象。
    現実的ではあるが小説であるがゆえのフィクションさ(爽快感)を求めたい自分には、今回の作品はあまり響かなかった。

    人に勧めにくいが、読む価値がないとかそういったことはなく、この作品はフィクションと知りながらも1つの実態として知り、もしかしたらと物事を考えるきっかけにもなる。

    ただ重ねて言うがミステリー要素は低いのが残念だった

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    2026年01月23日