中山七里のレビュー一覧

  • 悪徳の輪舞曲

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    相変わらず面白い。なぜこんなに色々な謎解き、テーマが思い浮かぶのか不思議でならない。
    何を読むか悩んだ時はひとまず中山七里作品にすればハズレなし。

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    2024年10月27日
  • 毒島刑事最後の事件

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    ネタバレ

    毒島刑事の刑事時代のお話。
    作家刑事毒島シリーズの第二作だけど、2つのポイントからみて私は今回の作品のほうが好きだった。

    一つ目は、ひとつひとつの話が最終的につながるというところ。
    一作目は特に繋がりがなくスッと終わる感じだったんだけど、今回のお話は最終的な悪の親玉的な人がいて、そいつが誰なのか?そいつをどう捉えるのか?という話が最後に出てくる展開で、後半に向けた盛り上がりがあって最後まで引き込まれ続けた。

    二つ目は、毒島の出番が多い&毒島がちょっと苦戦してる様子が描かれているところ。
    本作は毒島が現役時代の話ということもあり、一作目に比べて毒島の登場シーンが多かった印象。
    また、最終的な

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    2024年10月27日
  • セイレーンの懺悔

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    今回は報道の仕事に携わる立場からの物語。
    本当に中山七里さんは医療、弁護士、検事、報道、警察など色んな仕事での問題を切り込んで書けるのが凄い。
    10年前ぐらいに発行されている本だけど、今でもマスコミのあり方というか問題って変わらないよなーと思いながら。
    真っ直ぐな主人公の人柄と周りで支えてくれる人が魅力の物語でした。

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    2024年10月26日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    シリーズ4作目。
    小手川刑事お手柄じゃない?警察官の勘が冴え渡ってる!
    しかしどうか法医学にお金をかけて欲しいと思ってしまいますね…

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    2024年10月26日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    中山先生に関しては、色々なシリーズを並行読みしていったほうが確実に楽しめる。
    今作は、公安絡みの事件。殺人は起こるが他作品に比べると少しおとなしめな印象は受ける。久々に展開が読めたのがうれしい!

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    2024年10月18日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    『合唱』岬洋介の帰還
    幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した犯人 仙街不比等。
    この事件の担当検事になった天生高春は、刑法第39条による無罪判決が下る恐れもあり、仙街の殺意を立証すべく取調べに挑むが・・・
    なんと取調べ中に突如意識を失い、覚醒した目の前には、仙街の銃殺死体があり、指紋、硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう。
    しかも、担当検事は、岬恭平!
    そんな天生を救う為、あの男"岬洋介"が帰還する。
    ピアニストとしてではなく、弁護士?
    この作品は、中山先生のファンなら、ぐうの音も出ない作品だと思います。
    中山作品のあの弁護士、この刑事

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    2024年10月13日
  • 越境刑事

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    千葉県中央区栄町、午前九時四十分
     レイハンは、戒律の厳しい国で生まれ育った。風俗街は決して愉快なロケーションではない。だが、清貧な滅亡よりはずっとましだ。
    他人の文化を嘲笑するものは、己の帰属する民族なり文化なりが滅びる可能性など露ほども考えないに違いない(実情だと思います)
    レイハンは背後にただならぬ気配を感じた。

     主人公・高頭冴子は同期の県警生活安全総務課警部山野美香から「中国人留学生就労者の行方不明者が頻発している」と聞いた。行方不明者届が出されている手前、調べてみたら成田から出国した記録が見つかった。
    「一応国籍は中国。だけど正確には東トルキスタン」出身が新疆ウイグル自治区だ。

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    2024年10月10日
  • 闘う君の唄を

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     著書のタイトルを見て、どこかで聞いたことがあるフレーズだと思うでしょう。巻末に著者も、『本書は、中島みゆきさんの楽曲「ファイト!」から、作品の構想を得ています』と書いています。

     主人公・喜多嶋凛「わたし、今日から教員なんです」とときめきながら埼玉県神室町幼稚園教諭、星組担当で新入生から三年同じ園児を受け持つことになった。

     凛が起こすトラブルが、一筋縄では綴れない苦しさを感じます。正論なんだけど…

     正しいと思ったことをすぐに口にする。社会との接点が多くなるにつれて正論を吐く事が必ずしも正しい事ではないのを理解し始めてからも、己の胸が異議を唱えた時は口を開かずにはいられない。そしてそ

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    2024年10月10日
  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    クライマックスはまるでブルース・ウィリスの『アルマゲドン』。
    それにつけても純一の身勝手さよ。邦彦に託したものの大きさを思えば、刺されて死んでしまうことのなんと楽なことか。信頼と守るべきものを得た歓びの代償はあまりにも大きく、邦彦の人生の悲惨さにやり切れない思いが募る。

    ***

    改めて放射能の恐ろしさと、そこで命を切り売りしながら働く末端の作業員の実情に震えた。実際、国の基準をきちんとクリアして稼働していても、想定以上の地震や津波によって一瞬のうちに多くの命を脅かす存在となってしまう原発。現在は、3.11以前以上の厳しい基準に則って稼働していると聞くが、南海トラフ地震、首都直下地震など、近

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    2024年10月10日
  • おわかれはモーツァルト

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    私の大好きな岬洋介シリーズなので、楽しみに読んだのだけれど、何時もの中山七里先生の大どんでん返しがなかったなぁ!
    私でも、犯人がすぐにわかってしまったからなぁ

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    2024年10月06日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    中山さんの本があまりにもどれもこれも面白いので、一体どうなってるんだ?と思ったので、楽しみにしてました。
    その答えがここに。
    話の展開や、登場人物の造形や名前、視点など、そうそう、読者としてはそういう小説が読みたいのよ!と、すごくにやにやしてしまった。
    それに、読者を顧客と思って書いてくれているのが伝わってきて、それこそが、「中山さんの本ならば」という信頼につながっている、と思う。
    仕事に向きあう姿勢については衝撃的で……今まで読んだ中山さんの本の中で、一番爪痕が残りました。覚悟に、泣ける。

    ひたすら読むことがすきなわたしには興味深かったのですが、ミステリ作家を目指す人に役立つのかなあ?

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    2024年09月28日
  • 人面瘡探偵

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    オーディブルにて。
    御子柴弁護士シリーズでハマってしまった中山七里。
    相続鑑定士という謎の職業や、人面瘡というさらに謎の生物がユーモアを醸し出しているが、なかなかに気分の悪い連続殺人事件。
    そして極めつけはラストのオチ。こういう映像作品ではできない、本ならではのオチって大好き。やられたーという気持ち。

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    2024年09月26日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    伝説の殺人鬼を模した凶行の裏に隠されていたのは、現代医療が抱える重い十字架でした。動機については好みが分かれるかもしれませんが、それ以上に「臓器移植」というテーマへの問題提起と、それをエンタメとして昇華させる構成力が実に見事。刑事・犬養隼人の人物像も魅力的で、一気に引き込まれました。まさに、物語のプロが描く「知のエンターテインメント」を堪能できる一冊です。

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    2026年03月26日
  • 人面瘡探偵

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    人面瘡といえば、横溝正史の金田一耕助シリーズの中であったが、確か題名だけで中身は人面瘡について深掘りされていなかったように思う。
    しかし、この作品は主人公が人面瘡を持っている。主人公は三津木六兵で彼の肩に人面瘡があり、それがしゃべり、探偵という設定である。
    横溝正史と似たところは、田舎の因習と相続争いの点だろう。

    中山七里さんらしいドンデン返しもあり、楽しめる作品だった。設定は現代であるが、田舎の舞台も興味を駆り立てられた。

    人面瘡のジンさんが犯人を暴くが、そのジンさんは実は・・・というところも面白い設定であった。

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    2024年09月23日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    事故によって足を切断したアスリート紗良がその障害を受容し新たな目標を得るまでの過程がきれい事抜きで表現されていた。
    そこに事故の当事者である幼なじみ泰輔が殺害された事件の捜査に犬養、泰輔の弁護士として御子柴が登場するのもこの作家のファンとしては有り難い展開。
    紗良がストイックに自分を追い込んで結果を求める姿は無条件に応援できた。
    犬養VS御子柴の結果も(本来は良いことではないが・・)清々しいものであった。

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    2024年09月21日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    安楽椅子探偵になるんかな?
    中山七里さんの小説で、ちょこちょこ出てた女性裁判官。
    引退して、孫と一緒に暮らしてる。
    このお孫さんが、ちょっと捜査一課の刑事さんと知り合いで、たまにアドバイスする。
    その刑事 葛城さん、まるで刑事に見えない。
    犬養さんも、時々登場と。

    短編集5つ!

    事件解決は、
     静おばあちゃん
       ↕︎
     円ちゃん
       ↕︎
     葛城刑事
    のリレーで、解決!

    やはり、お年寄りの知恵は大切!
    更に、元裁判官ともなれば!
    安楽椅子探偵って、現場に行かず、話などを聞いて事件を解決に導くんやけど、確かに、出来事を整理した上で、俯瞰できるかも?
    現実には、そうあっさりいかんやろう

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    2024年09月19日
  • 秋山善吉工務店

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    ネタバレ

    事件だ犯人は誰だと考えながら読み進めていると、ただの事故でそれを善吉、景子が隠蔽しようと動いていた。ただの事故だった。いやいや流石に予想だにしなかった。犯人の予想は何となくついていたが、意図したものでなく本人が原因に気づいていなかったのが衝撃。

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    2024年09月18日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    本作の特徴は、前半は淡い恋愛模様、中盤にかけては
    犯罪の匂いが漂いだし、最終局面では政治も絡んだ愛憎渦巻く刑事ものに豹変していきます。

    読む手が止まらないとはまさにこのことだな、と。

    純粋で真っ白に澄んでいたものも、たった一つの出来事をきっかけにその色を濁していく。本質は変わらないとしても本質をとりまく自分がそうなっていく。

    大切なもののためであれば、なんでもできてしまうのが人間のストロングポイントではある。それが例え、世間一般で許されないと分かっていることでさえも。

    読むたびに切なくて切なくて、でもなぜか主人公やヒロインに感情移入して、同情したり、嫉妬したり憎んだり、+にも-にも感情

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    2024年09月17日
  • アポロンの嘲笑

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    いやこれ映画とかで観たい……めちゃくちゃ大スクリーンでしっかりと事の顛末を見届けたい。
    そう思わせてくれる壮大な物語でした。


    中山七里さんの小説は本当に映像化と相性がいいよなと読む度に思います。
    こう、読んでいる時に文章から映像が自然と頭に浮かぶんですよね。
    頭の中に風景が浮かぶし、そこで登場人物がしっかり生きて動いてる姿が見える。
    だからこそこの話は読んでて辛いシーンも多かった。
    ていうか本当に加瀬……こんな事ってあるか?いくら何でも神様は加瀬に無慈悲すぎんか???もう少し優しくしてあげてもいいんじゃないのか???
    もうね、本当に加瀬がね、話が進むにつれてどんどんどんどん印象が変わってい

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    2024年09月14日
  • 笑え、シャイロック

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    大手銀行勤続3年目の銀行員
    営業部から 融資渉外部ー債権回収業務ー
    への移動
    移動に納得していなかったけれど
    先輩の見事な債権回収に 銀行員としての姿勢を学ぶ

    1 わらしべ長者
     自称デイトレーダーの負債を
    2 後継者
     会社を引き継いだ2代目社長の工場負債を
    3 振興衆狂
     新興宗教の負債を
    4 タダの人
     総裁選に敗れた政治家の負債を
    5 人狂
     指定暴力団フロント企業の負債を

    それぞれ所有する資産を考慮して大胆な回収方法を披露する
    しかも 一つ目の債権回収の後 先輩行員が他殺で見つかり 債権者のアリバイも確認してしまう
    事件と債権回収が並行して解決していく
    上手くいきすぎな感じもあり

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    2024年09月10日