中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宮城県の捜査一課笘篠のもとに、海岸で自殺した女性の身元確認が入る。女性はなんと笘篠が7年前に震災で亡くした妻の免許証を所有していたのだ。妻ではないことに安堵するも、なぜ妻に偽装したのか、できたのか、死んだ女の正体は?そして続けざまに震災で死亡届が出ていない行方不明者に偽装した男の殺人死体が発見される。
笘篠は悔恨と義憤に駆られながら地道な捜査を続ける。
震災で残った者に突き付けられた答えのない悲しみと苦しみが本編全体を覆っていますが次々と謎と解明が続き、暗澹としながらもどんどん読めました。
死体の表現などに著者らしいグロさや職業に性産業あるので、高校生くらいから。
以下登場人物紹介。
ネタバ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ハーメルンの誘拐魔」という、中世ドイツのハーメルンという土地で、笛吹き男がネズミ退治の報酬を拒否された復讐として、魔法の笛で子どもたちを誘拐する伝承。約束や責任の重要性を警告する寓話になぞらえて少女たちを連続誘拐する犯人を追う物語。
事件を追う中で少女たちは子宮頸がんのワクチンによる副反応により身体に障害が残ったこと、子宮頸がんワクチンの推進する団体の長の娘という共通項を発見する。調査の中で製薬会社、厚生労働省、日本産科婦人科学会の副反応の可能性があるワクチンに関して半義務化をやめない一種の癒着状態を知る。
製薬会社 -> 研究開発資金を回収するためにワクチンを売りたい
厚生労働省 -
Posted by ブクログ
貧困のために自分または子供の臓器を売り渡すという悲惨な事件。次々と肝臓を取られた子供の死体が見つかる。今回は相棒の明日香も大活躍。北京に留学していた経験を活かし、中国へ出張。若いが故に犯人への怒りが大きい。これに娘が腎障害の犬養刑事が我が事のようにエキサイトして行く。実行犯を脅しながら逮捕に持って行くが、最後の黒幕に辿り着いたと思ったら衝撃の告白。
犬養刑事の娘の事もあり、何かスッキリしない。
『カインの末裔』という最終章だが、聖書の世界では弟を殺したカインは人類の半分がその末裔であり、みんな原罪を抱えているらしい。他人の臓器を必要とする人が、金に困っている人から買う事で両方がウィンウィンの -
Posted by ブクログ
ネタバレ長編だと思ってたら短編集だった笑
話も分かりやすくてテンポ良く進むからサクサク読めた。
毒島刑事は毒舌というか、確かに歯に衣着せぬズケズケした厳しい物言いだけど(まぁそれを毒舌と言うんだけど)アタオカな容疑者達にああもはっきり言ってくれるとこはちょっと気持ちがいい。
出版業界周辺の専門的な内部事情ネタを知れるのが興味深かった!
作家志望者や新人作家達の見当違いな自信過剰や現実見えてない脳内お花畑に対して
『一般的な企業で大して何も出来ない新卒が「自分の個性を大事にしろ」とか「自分が昇進出来るように懇切丁寧に面倒見ろ」とか言われたら殴りたくなるでしょ』
『誰でもなれるわけじゃないから勘違いしや