中山七里のレビュー一覧
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安楽椅子探偵になるんかな?
中山七里さんの小説で、ちょこちょこ出てた女性裁判官。
引退して、孫と一緒に暮らしてる。
このお孫さんが、ちょっと捜査一課の刑事さんと知り合いで、たまにアドバイスする。
その刑事 葛城さん、まるで刑事に見えない。
犬養さんも、時々登場と。
短編集5つ!
事件解決は、
静おばあちゃん
↕︎
円ちゃん
↕︎
葛城刑事
のリレーで、解決!
やはり、お年寄りの知恵は大切!
更に、元裁判官ともなれば!
安楽椅子探偵って、現場に行かず、話などを聞いて事件を解決に導くんやけど、確かに、出来事を整理した上で、俯瞰できるかも?
現実には、そうあっさりいかんやろう -
Posted by ブクログ
本作の特徴は、前半は淡い恋愛模様、中盤にかけては
犯罪の匂いが漂いだし、最終局面では政治も絡んだ愛憎渦巻く刑事ものに豹変していきます。
読む手が止まらないとはまさにこのことだな、と。
純粋で真っ白に澄んでいたものも、たった一つの出来事をきっかけにその色を濁していく。本質は変わらないとしても本質をとりまく自分がそうなっていく。
大切なもののためであれば、なんでもできてしまうのが人間のストロングポイントではある。それが例え、世間一般で許されないと分かっていることでさえも。
読むたびに切なくて切なくて、でもなぜか主人公やヒロインに感情移入して、同情したり、嫉妬したり憎んだり、+にも-にも感情 -
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ネタバレ御子柴に830件もの懲戒請求が届き、それに対し御子柴は名誉棄損の訴訟の準備を進めていた折に、御子柴法律事務所の事務員である日下部洋子が交際相手である知原の殺人容疑で逮捕される。調査を進めると知原は女性をだまし、女性の所属する企業の内部情報を調査し、売上を伸ばす悪徳コンサルだったことがわかり、恨まれる人間であること、また知原に女性を斡旋する南雲という女性がいたことがわかる。裁判では御子柴はナイフに残っていた指紋の位置が人を指す持ち方ではなく、上から食べ物を切るような本来の持ち方で指紋がついていており、これはレストランで利用されたものと主張し、そのナイフを加工し、犯行に利用できるのはその給仕が犯人
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ネタバレ御子柴の母親である郁美が再婚相手を自殺に装って殺したと起訴され、その弁護を妹・梓に依頼される。カーボンコピーの署名入りの遺書や重量物を容易に持ち上げるための金車(滑車)など状況証拠は揃っていた。挙句、29年前の御子柴の父親の自殺事件も同様の手口であったことが弁護を難しくしていた。
また眉唾物ではあるが、X染色体上にあるMAO-a遺伝子は母親から男児に遺伝するという仮説があり、悪徳が(輪舞曲)遺伝するのではという話も。
結果的には再婚相手が前の妻を殺されていて、加害者を罪に問えず、またその家族からもお金をとれなかった逆恨みで別の事件の加害者家族である郁恵をハメ、自殺を他殺に見せかけたという事件で -
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いやこれ映画とかで観たい……めちゃくちゃ大スクリーンでしっかりと事の顛末を見届けたい。
そう思わせてくれる壮大な物語でした。
中山七里さんの小説は本当に映像化と相性がいいよなと読む度に思います。
こう、読んでいる時に文章から映像が自然と頭に浮かぶんですよね。
頭の中に風景が浮かぶし、そこで登場人物がしっかり生きて動いてる姿が見える。
だからこそこの話は読んでて辛いシーンも多かった。
ていうか本当に加瀬……こんな事ってあるか?いくら何でも神様は加瀬に無慈悲すぎんか???もう少し優しくしてあげてもいいんじゃないのか???
もうね、本当に加瀬がね、話が進むにつれてどんどんどんどん印象が変わってい -
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大手銀行勤続3年目の銀行員
営業部から 融資渉外部ー債権回収業務ー
への移動
移動に納得していなかったけれど
先輩の見事な債権回収に 銀行員としての姿勢を学ぶ
1 わらしべ長者
自称デイトレーダーの負債を
2 後継者
会社を引き継いだ2代目社長の工場負債を
3 振興衆狂
新興宗教の負債を
4 タダの人
総裁選に敗れた政治家の負債を
5 人狂
指定暴力団フロント企業の負債を
それぞれ所有する資産を考慮して大胆な回収方法を披露する
しかも 一つ目の債権回収の後 先輩行員が他殺で見つかり 債権者のアリバイも確認してしまう
事件と債権回収が並行して解決していく
上手くいきすぎな感じもあり -
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高級ホテルの宴会場で17名の毒殺事件が発生。犠牲者の一人、国会議員・日坂浩一の手には〈1〉と記された紙片が。そして現場映像を解析した結果、衝撃の事実が判明する。世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。
大型バス爆破、中学校舎放火殺人と、凶悪事件が続発。犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。
久しぶりの中山七里さんの作品
久しぶり過ぎて 前作2冊の内容がイ -
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ミステリーに最近ハマってしまった。
主人公は大手出版社の副編集長だったが、息子がストーカー殺人容疑、そして自殺したと疑いがかかり人生が一変する。スキャンダルを追う立場から追われる立場になる。その中で仕事、生活を見つめ直す姿は「炎上ではない俺」の主人公でも見た。自分の正義は他人にとっては正義ではないことを感じさせれてくれる。
加害者の親と被害者の娘が次第に距離を縮めていく展開は綺麗事な展開か?とも思ったが、両者の心の有り様を細かく描写されていて圧巻。
回収が怒涛で、めちゃくちゃすっきりというわけではないが、息子が亡くなったことには変わりはない。悲しいが、家出した妻ともやり直せるだろうし、諦めない -
Posted by ブクログ
ジャーナリストの苦悩を具体的に理解をさせて頂きました。人を責めるのでなく行為を憎むと思っていても視聴の数値は情け無用の誹謗中傷が引き上げる。そんなジレンマをまといながら視聴者のための言葉をもぎ取る。そんな時に立ち返るのは、原点。選んだ道の原点、間違った時の起点となる原点、絡み合った推測を紐解いたら辿り着く端点。改めて現認することで判明する無二の真実。新人の足掻き苦しむ過程が短時間で成長される様を見せて頂いた。
解説は池上彰さん。言わずと知れたお茶の間のの教授だ。世の事なら何でも分かりやすく解説してくれる。そんな万能な先生も朝倉さんと同じ経験をなさって悩まれた。倫理観が保たれる範囲で知る権利