中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中山七里さんは非常に読みやすく、現代小説を語るには外せない作家のようなので再度手にした。
シリーズものが多いとウルトラマンさんに教えて頂いたがこちらも例に漏れず。
犯人が典型的なサイコパスで自身の死刑判決などには興味が無く、別の個人的理由で3番目の殺人と言われている案件に対しての弁護を依頼してくる。
徹底したキャラ作りが面白い。
犯人に暗い過去があるような作りも好きだが、この位振り切っている構成も好みだという事が分かった。
民間の鑑定所はまだまだ少ないのだろうか。テーマの目の付け所が良い。
「護られなかった者たちへ」のようなシリーズもあれば、このようなエンタメ司法ものも書けてしまう。相当 -
Posted by ブクログ
また新シリーズが誕生した。
中山七里が書くテーマの一つに「無謬性の問題」がある。「テミスの剣」では警察(刑事)と裁判所(判事)を対象にそれを描いた。今回は科学捜査を担当する科捜研の無謬性にスポットを当てるため、民間の鑑定センターとして自ら独立した氏家京太郎というキャラクターを主役にしたのだと思う。刑事などの警察官よりも科捜研の方が確かに無謬性の妄信に陥りやすそうだ。「科学」という単語が間違いのないイメージに繋がりやすいのだろうか。しかし分析・鑑定を行うのが神ならぬ人間である以上、そこに誤謬は発生する。司法判断にしろ科学鑑定にしろヒューマンエラーは起こり得ると考え、組織やシステムを過信しないこと