中山七里のレビュー一覧

  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    名探偵 静香さんの体裁ながら、実際の名探偵は傍若無人の老人である玄太郎さんといえるでしょう。
    静香さんの清廉な生き方も良いが、それより無茶の中に世の中の真理を織り込んだ彼の発言は非常に含蓄があって更に良い。
    もっと続いて欲しいシリーズです。

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    2024年05月18日
  • セイレーンの懺悔

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    中山七里は「デミスの剣」で誤認逮捕・冤罪を書いたが、本作ではマスコミによる「誤報」がテーマだ。
    「テミスの剣」では過ちを犯した刑事と判事は生涯重い十字架を背負っていく決断をする。ところがマスコミは誤報に関しては謝罪もせず、責任者ではなく現場のクビが飛ぶだけでとても内容に見合った罰を受けているとは思えない。

    私個人はマスコミは一部の人を除いてクズ揃いだと思っている。大衆の野次馬根性を満たすために手段もモラルも問わない取材をしておきながら、自分たちがクズだと自覚していればまだしも、「報道の自由」「大衆の知る権利」「社会の木鐸」などと声高に叫び正当化する姿を見ると反吐が出る。殺害された被害者家族に

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    2024年05月15日
  • ヒポクラテスの試練

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    シリーズ3作目。
    真琴はますます頼り甲斐がある、そして教授のやり方を受け継いでいて図太くなっていてよい。
    しかし、この事件…胸糞悪いですなぁ…。思わずクソ!と吐き捨てたいくらい笑

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    2024年05月15日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    これは、表紙から騙された。もう少しほんわかした事件をイメージしていたんだが…良い意味で裏切られた。高円寺静という名前に聞き覚えがあって、調べたらテミスの剣の裁判官とわかり鳥肌。そういえば冤罪の話で、おばあちゃんが後悔している判決がこれのことか。と繋がった。テミスの剣の再読をすることにする。

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    2024年05月12日
  • 笑え、シャイロック

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    ベニスの商人シャイロックを唱えてタイトルが付けられた。銀行の渉外部という債権回収という大変な部署である。そこに優秀な上司が居て、一緒に仕事をしていく途中で殺されてしまう。その後を継いで回収困難な案件を次々とアイデアで回収していく様が面白い。そして、最後には殺された真実が明らかになり、異名として「シャイロック結城」として渉外部のエースとなっていった。

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    2024年05月12日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    ネタバレ

    さよならドビュッシーに登場する香月玄太郎が主人公の短編集
    最終話の「要介護探偵の挨拶」では岬洋介との出会いも描かれている

    玄太郎氏は 強情で歯に衣を着せぬ言動が目立つ
    しかし、愛情があるという点ではいかにも昭和的
    「不適切にもほどがある」と相通ずる点があり気持ち良い作品に仕上がっている

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    2024年05月12日
  • 禁断の罠

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    読んで良かった。アンソロジーだから、読んだことのない作家の作品も気軽に読めるし、と手を出してほんとに良かった。
    どれも、趣向が違うし、雰囲気もそれぞれだけど、とっても面白い。
    トリックの面白さというより、人の面白さ。
    しばらくしたら、また読もう。

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    2024年05月06日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    導入部分の回想シーンが結末にそう繋がってくるのか〜と思いました。途中からぐーちゃんの正体については検討がついていましたが、ゆーちゃんについては何となくでした。それにしても織田さんが被害者だったとは‥‥姉妹の復讐の仕方については、他の患者さんを巻き込む点に於いて個人的には納得しかねますが、でも、幼い姉妹の視点から考えてみれば、これもあり得ることなのかと。それにしても犬養シリーズも安定の面白さがありますね。個人的には御子柴礼司シリーズが、シリーズものとしては特に好きです。

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    2024年05月05日
  • 騒がしい楽園

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    『闘う君の唄を』に続く、シリーズ第二弾。
    都内の幼稚園に赴任して来た神尾 舞子。

    しかし、そこでは、様々な問題に加え、小動物の惨殺事件が起きていた。やがて、...事態は最悪の方向へ。

    正義感の強い舞子と、どこか達観とした皮肉屋の池波の名コンビが、謎の解明に挑みます。

    やがて明らかとなる真相とは?
    最後のどんでん返しは、さすが中山七里氏ですね。

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    2024年05月03日
  • 禁断の罠

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    6人のミステリ作家のアンソロジー。
    どれも面白かったけど、ワタシにとってお初の中山七里さんの話が後引く面白さ。シリーズモノの一編だけど、違和感なく読めて、シリーズを最初から読みたくなった。
    なんか豪華な一冊でした。

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    2024年04月28日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    まだまだ数少ない女性判事として活躍し、80歳を超えた今も講演会やオブザーバーとして忙しくしている高遠寺静は、ある時車椅子の破天荒おじいちゃん香月玄太郎に出会い、彼の周りで怒る事件に巻き込まれつつ、2人で解決していく。

    静さんが、嫌味を言いながらも正義を持って破天荒おじいちゃんに協力してあげるのが微笑ましかった笑

    破天荒だけど筋は通っている香月さんも好きだ。
    有川浩の『三匹のおっさん』が好きな人はこの本も楽しめると思う。

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    2024年04月27日
  • 笑え、シャイロック

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    面白かった。

    ああいう無茶苦茶な要望にどう対処するか、三方良しの解決作が面白い。
    結城の成長も良いね。

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    2024年04月27日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    中山七里ワールドのオールスターが勢揃い。もうそれだけで嬉しい。いろんなシリーズを読んできたからこそ楽しめる。そしてもっと読みたい気持ちにさせられる。中山先生、うまいなぁ。
    御子柴先生が岬洋介のことを“真摯で老獪”と言ってたけど、まさに!って思った。

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    2024年04月26日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    ⭐︎4.1
    墓参りを兼ねて、帰省の予定を立ていて、感想のUPが遅れた。
    楽しませていただきました。平成の水戸黄門、これぞ勧善懲悪。
    爺さんの台詞かなり心に刺さるものがある。
    シリーズの続くものかたりも楽しみだ。

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    2024年04月24日
  • 総理にされた男

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    エンタメとして良。
    この作家さんは別シリーズの主人公達といい、本当に「おいしい」キャラを生み出す能力が抜きん出ている。
    今作は多少、憲法とか政治の仕組みとか必要だけど説明長くてページ稼いでる感じは否めないけど、今の日本を題材にフィクションだからこその痛快な展開で楽しませる。そして、やろうと思えばこのまま続編がわんさか生み出せる。

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    2024年04月17日
  • 彷徨う者たち

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     「護られなかった者たち」「境界線」の宮城県警シリーズ第三弾にして完結編です。この作品にも前作にも登場した人物が描かれていることと、背景には東日本大震災が大きく関わっていることなどは共通してます。前作では宮城県警の笘篠のことが、この作品では蓮田のことが大きく取り上げられています。

     宮城県南三陸町の仮設住宅において、同地区役場職員掛川が殺害された。国は仮設住宅から災害公営住宅への転居を推奨しており、現場となった部屋は空き部屋だった。それでも費用面や慣れない環境で今後過ごさなければならないことに難色を示し、現在も仮設住宅で3世帯が暮らしていた。宮城県警の笘篠と蓮田が捜査にあたる中、浮上したのは

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    2025年06月20日
  • 連続殺人鬼カエル男

    匿名

    購入済み

    どんでん返しの帝王はすごい

    刑法第三十九条第一項「心神喪失者の行為はこれを罰せず」。
    『連続殺人鬼カエル男』はこの条文について、深く考えさせられる内容だった。
    社会問題に突っ込んだ内容だが、話が二転三転する小説で大変驚かされ、手に汗握る展開だった。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2024年04月11日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人シリーズは全て読んでいる。
    毎回タイトルが深いと思う。
    今回は自由診療に関する話で、医療従事者として興味深く一気に読めた。
    物語に引き込まれ過ぎて、最後に第一章の存在を思い出した…(笑)

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    2024年04月05日
  • 警官の道

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    上級国民:葉真中顕/許されざる者:中山七里/
    Vに捧げる行進:呉勝浩/クローゼット:深町秋生/
    見えない刃:下村敦史/シスター・レイ:長浦京/
    聖(あきら):柚月裕子

    作家もいろいろ 物語もいろいろ
    読んだことのない作家さん出会うのも おもしろい

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    2024年04月05日
  • 禁断の罠

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    めっちゃ面白い、長編作家って短編もすごい!当たり前なんだけど、改めて凄さがわかった。
    時事的な内容も多く、世相を切ったシュールなオチ。
    短編だから展開も早くすぐに話に引き込まれる、とても読みやすかった。

    長編で創り上げる世界観とはまた違い、あれだけの展開をこんな短編にギュッと詰め込みしっかりオチつけるなんて天才だと思う。
    文章力って短編の方がより力量が問われるのではと感じた。

    読んだことのない作家に触れる良い機会にもなりました。

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    2024年04月02日