中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの憂鬱

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    栂野真琴先生シリーズの第2弾。
    今回はWeb掲示板の書き込みがきっかけとなって次々と解剖をすることに。
    真琴先生がすっかり法医学研究室の一員となり、活躍する姿がまぶしいです。
    事件自身はちょっとアッサリ気味かも。

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    2025年11月06日
  • もういちどベートーヴェン

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    掴みどころのない岬洋介の超絶した才能に魅せられる。終盤の怒涛の回収は読み応えがあるが、もう少し余韻が欲しいところ。ピアノ演奏の描写はまるて著者が音楽評論家であるかのよう。

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    2025年11月05日
  • 越境刑事

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    高頭冴子のシリーズ2作目にして危険度マックスの作品。タイトルの「越境」を最初は県警の管轄を越えるという意味だと思っていたが、まさかの海外への越境。
    本作では中国に迫害されているウイグル民族の問題を取り上げているが、自分が如何にその迫害(というよりも民族浄化)の実態を知らないかという事実を思い知らされた。アマゾネスと呼ばれ男勝りでクールな高頭冴子だが、実は情に厚く、ウイグル人活動家の女性を救い出すべく中国へ出張する。そこで捉えられ言語に絶する拷問を受けるのだが、読んでいて流石に今回は助からないんじゃないかと思ってしまう(主役が助からないなんて話は絶対にないんだけど)。最終的には高頭冴子は救助され悪を成敗するが、とにかく悪役が本当に胸糞が悪いくらい悪役で、これだけ善玉と悪玉が明確に描かれていると主人公に肩入れしやすくもなる。
    それにしても改めて中山七里は「カエル男」などでも描いているように残額な描写が得意だな...。

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    2025年11月05日
  • 越境刑事

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    大地の子を読んだ時も、中国政府ってやつはよ……と思ったけど、ホント胸糞悪いわ。

    新疆ウイグル自治区が迫害されてるのは知ってても、実際ここまではさすがに?と思いながらも解説読んで、決してフィクションでは無いことが恐怖。エスニッククレンジングって狂気の沙汰だよ。

    しかし、拷問シーンは読むのキツかったな。
    ホントに高頭さんが千葉県警にいたら、心強いのに。

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    2025年11月04日
  • ヒポクラテスの誓い

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    正直「方舟」や「白鳥とコウモリ」程の(自分の星5小説)衝撃的な話はないが、全ての章がコンスタントに一定の水準を超えてくるものであったためこの評価とする。普通に面白かった。

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    2025年11月03日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    諦めたつもりなのですが、小説を書きたいのかな。
    こんな本を手にしています。

    中山七里さんの小説は、読んだことがありません。
    でも、この方の小説は、映画化されているのが、沢山あるのですね。どれも見ていません。
    小説を読んでみようと思います。

    これは、作家になるための覚悟を書いた本かもしれません。

    インプットが大事。たくさん、沢山、タクサンのインプット。
    とりあえず、小説を最後まで書いてみる。
    最初に書くのは、好きな作家の真似になってしまう場合も多いが、とりあえず、書く。

    そして、たくさん書く。
    書いていくうちに、自分のスタイルが出来てくる。
    たくさん書くと、仕事が貰える可能性が高くなる。
    少ししか書かないと、人の目に触れる機会が減るので、売れる本、売れる作家になるのは難しい。
    量産しないと、作家として生き残れない時代。

    編集者が面白いと思うものを書く。
    その後ろに、何人もの読者がいるのだから。

    小説家になりたい、注目を集めるたい、と思う人は、やめた方が良い。
    書きたい意欲が止められないのなら、小説家に向いているかも。
    書き続けることは、とても辛いから。
    50歳でサラリーマンを退職してから、ずーっと書き続けている。遊びたいとも休みたいとも思わずに。

    怒らない。怒ると疲れる。
    たいてい頭にくることは、視点を変えたらそんなに頭にくるほどのことでもない。

    最終的に、生き様を教えて頂いたようです。
    ありがとうございました。

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    2025年10月29日
  • 人面瘡探偵

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    人面瘡が意志を持って喋るっておもしろいなー
    となんの疑いもなく読んでたら最後の最後でまさかの展開。
    子どもの行方はハッキリさせて欲しかったなー。

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    2025年10月28日
  • 七つの大罪

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    名前に7があるなど七に縁持ち作家による、七つの大罪がテーマの七つの短編集(岡崎さんは作家紹介読むまで何繋がりかわかりませんでした)。大罪ネタなだけに、スカッと爽やかな話ではありません。読みごごち重視の人には向かず。でも、どの作家さんも工夫が見られて面白かったです。殺人も強姦もエロも色々出てくるので高校以上向け。
    「罪の名は傲慢」中山七里
    古手川や渡瀬が最後に登場します。地位のある男が立場を利用して一服盛り、女性を犯す。しかし女性はめげずにすぐに訴えるための行動を起こす。お互いの行動や立場、発言、マスコミの報道のあり方。真実は?
    「手の中の果実」(怠惰)岡崎琢磨
    七歳の息子、櫂は学校に行きたがらず、行っても嘔吐して帰宅した。いじめも見られないし、何が原因かわからない。勝沼から戻ったあと名探偵を演じたのは予想外の人物だった。
    「移住クライシス」(憤怒)川瀬七緒
    自閉スペクトラムの息子が移住先の田舎で裏の溜池に落ちて死んだ。自分も再婚した妻も地域の人もきをつけていたのに。悲しみ、悔いる僕と妻の元に、痴呆症が疑われる老婆が怪しく敷地内に立ち入ることが続き、不安と戸惑いに襲われる。
    「オセロシンドローム」(嫉妬)七尾与史
    漱石の「こころ」についての会話が発展して歯科医師と恋愛していた私。しかし盲目的な独占欲でうまくいかなくなり破綻、ストーカーのような状態になりカウンセリングを受けるのだが、人の感情はもっと拗れていた。
    「十五分」(強欲)三上幸四郎
    動画配信者として成功していた私は殺人や放火の容疑で収監されている。動画を15分と決めて編集していた私。取材に来た記者は自分のファンだったといい、面会15分を何回か続けて何が起こったか聞き取りをした。そして明かされる真実と思いもかけないもう一つの15分。
    「父親は持っているエロ本を子どもに見つからないようにしろ」(色欲)カモシダせぶん
    これはタイトルから予想されるものを軽く裏切ってきます。こんな息子いないよーっていうのが一番の感想。あと、エロネタがばんばん来ますが、一番読後感よかったです。金庫に入れてあったエロ漫画雑誌を息子が読み、父に自分の感想を話すのですが…。
    「最初で最高のひとくち」(暴食)若竹七海
    一番胸糞悪くなったかも。気持ち悪くなるほど嫌な話を読みたい人にオススメの内容でした。息子を可愛がる母親のお話です。

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    2025年10月28日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    面白かった!!
    テーマである「引き篭もり」をきっかけに起きる事件の数々に戦慄し、導入に出てきたシーンが最後綺麗に回収される手腕は圧巻だった。

    引き篭もりと家族の溝が、とてもリアルに描かれています。中には犯人に同情を覚える事件もあり、世の中にはこういう家庭もあるのだという勉強にもなりました。

    個人的には真琴と古手川のやりとりが好きです。
    最後の一文はクスッと笑えて最高でした。
    古手川の空気の読めなさは、いっそ好感が持てます。この2人はくっつく直前くらいの温度感で、ずっと痛快な会話をしていて欲しい。

    読めば読むほど好きになるシリーズ。
    次作も読むのが楽しみです。

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    2025年10月27日
  • どこかでベートーヴェン

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    登場人物の潜在心理に迫る描写はとても興味深く読める。ピアノを奏でる描写も、よく知る名曲だけにぐいぐい引き込まれる。ミステリーの謎解きは比較的シンプル。

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    2025年10月27日
  • 七つの大罪

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    大胆な犯行やトリックを楽しむというよりは、思考回路が少しずつ明らかになっていくことでその欲の異質さが際立つような薄気味悪さを感じる話が多く、七つの大罪というタイトルに合っていて良かった。

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    2025年10月27日
  • 鬼の哭(な)く里

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    まじか、、、読み終わりそうなラスト2ページくらいで溜息が出た。序盤から麻宮が岩尾利兵衛の子孫なのは分かったけど、その後の推理は全部外れてた、、、祟りの真相については本当にそれはあり得るの?とは思ったけど、フィクションだしありかなぁって感じ。最後ラストは本当溜息、、、

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    2025年10月25日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    シリーズ第2弾。
    今回も楽しく読ませてもらいました。
    このシリーズはキャラがいい。
    古手川と真琴のやり取りにいい具合に入ってくるキャシー。今回はそこに古手川の上司の渡瀬班長。
    光崎教授は前回より少な目でしたが最後はきっちり締めていました。

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    2025年10月25日
  • ワルツを踊ろう

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    個人的には好いた

    ワルツ聴きながらぶっ殺してるとこは、なんか過去の映画で処刑人観てるようやったが、、
    ぶっ飛んでてしょうもなすぎて好き

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    2025年10月25日
  • セイレーンの懺悔

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    今回の主人公(テレビ番組レポーター)には共感できなかったし、全体的にストレスを感じる展開であった。
    最後の喫茶店に関するやり取りは、ほっこり。

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    2025年10月25日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    子宮頸がんワクチンの副反応についての事件。
    最近また子宮頸がんワクチンのCMやってるけど問題は改善されたのだろうか?

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    2025年10月25日
  • 作家刑事毒島

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    2025-6

    刑事を辞めて作家をしている毒島は、要請を受けて刑事技能指導員として警察で働いてるという特殊な立場。設定が面白いなと手に取ったんですが、めちゃくちゃ面白かったです。

    犬養さんのトレーナー?だったとかで、ちょっと逃げ腰というかタジタジな犬養さんが見られてそこも面白かった。今回はその犬養さんの後輩で新人刑事の高千穂さんが主人公。毒島さんに振り回されながら、文芸界の闇を知っていく。
    作家のかたが文芸界の闇を描くというのがまたなんとも。

    毒島さんのキャラも独特で、どんどん読み進めてしまった。続きも早く読みたい。

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    2025年10月23日
  • 逃亡刑事

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    千葉県のアマゾネス高頭冴子、かなりの武闘派でネーミングセンスも抜群です。

    身内に嵌められ、殺人容疑を掛けられてしまう冴子。偶然にも殺人を目撃した少年と共に、追手から逃げ切れるか、スリリングなストーリーで最後まで飽きない。

    使えるものは、なんでも使う。ヤクザだって巧みに使う。さすが型にはまらないアマゾネス。

    警察署襲撃はやり過ぎかなーと思ったけど、それぐらいド派手でな展開の方がもはや良い。

    刺激が足りない人に読んでほしい一冊。
    次作も楽しみ。

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    2025年10月21日
  • 特殊清掃人

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    氏家京太郎シリーズに出てきた五百旗頭亘が気になり本作を手に取った。
    やはり好きなキャラクターだった。

    本作を読む前に特殊清掃について動画で予習したのだが、いつからこういう仕事は出来たのだろうか。今の世の中には無くてはならない重要な仕事になっていると思う。

    題材が題材だけに中々きつい表現も出てくるがこれが現実なのだろう。
    これでもまだ小説として読める範囲に留めていると感じた。

    孤独に亡くなってしまった人達の思いを拾って行く構成だが、時にはミステリー、時にはヒューマンドラマに繋がって行く。
    中でもミュージシャンを目指していた五百旗頭の部下の白井の旧友が孤独死してしまった話は感動した。
    もし独りで逝く事になっても、このように丁寧に思いを拾ってくれるのなら救われる気がする。

    今は若者だろうが老人だろうが孤独死の危険性は孕んでいる。
    本作にも書かれていたが、こういった職業が儲かるのは複雑な思いだが、大切な仕事である事を痛感した。
    自分には出来るか分からない。尊敬せざるを得ない。

    中山さんは社会の問題を読みやすく盛り込んでくれる作家のようなので次も楽しみに選ぼうと思う。
    本作で氏家氏が出てくれたのも嬉しいポイントだった。

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    2025年10月21日
  • 七つの大罪

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    『七つの大罪』と聞いて暗めな内容なのかと思いきや感動した作品もありました。
    中にはちょっと怖いものもありましたが…。
    岡崎琢磨先生とカモシダせぶん先生は読後感が良かったです。

    中山七里先生はあの2人が登場するのでファンには嬉しい!

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    2025年10月20日