中山七里のレビュー一覧

  • 毒島刑事最後の事件

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    毒島が作家になる前の話で、警察を辞めるきっかけとなった事件。
    単純におもしろく、すぐに読み終わってしまった。
    短編集なのに、ラスボス登場で一本の繋がりが生まれ、よりワクワク感を高めてくれた。

    毒島が容疑者を追い込んでいくのが巧みで、私も麻生と一緒に取り調べ室を覗いている気分だった。
    柔らかい話し方に安心していると、いきなり手の平を返したように、一番触れてほしくないところを、最大の武器である毒舌で斬り込んでくる。
    これは痛いわ、正論なだけにたまったものじゃない。
    覗き見していたはずが、犯人と一緒に抉られたような気分になる。
    痛快のはずなのに、やっぱしんどい。

    ラストは「あれっ?大丈夫?」と思

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    2024年11月17日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    森鴎外の「高瀬舟」を初めて読んだのは中学生ぐらいだったでしょうか
    貧しくても支え合いながら生きてきた兄弟
    病気に苦しむ弟が自殺を図る
    死にきれなかった弟の最期を兄が手を貸した形となり罪に問われる
    初めて安楽死について考えた小説でした
    1916年の作品、100年以上経ても日本では安楽死に対する議論が始まっていないようです

    そこで「ドクターデスの遺産」
    苦しむ末期患者の安楽死を20万円で請け負うドクターデス
    5つの安楽死の状況を描いて
    日本での生きる権利と死ぬ権利を考えさせる
    安楽死を請け負う条件
    安楽死を請け負い始めたきっかけ
    ともよく考えられていて
    安楽死について 再び考える時間を持ちました

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    2024年11月16日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    アフォリズムの表現が秀逸。
    展開が早く要素が盛り沢山で、解説に記載のあった、まさしくミステリートレインであった。

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    2024年11月14日
  • 隣はシリアルキラー

    購入済み

    読みやすかった!

    非常にサクサクと読み進められて、一気読みしてしまいました。矢口さん推しです♪「どんでん返しがすごい」と聞いて手に取ったのですが、途中から予想できちゃいました…それでもとても面白かったです。中山七里さんの他の作品も読んでみたくなりました!

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    2024年11月13日
  • 護られなかった者たちへ

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    帯の言葉を借りれば、「ただの「“どんでん返しだけじゃない”」だな。いろんな事を考えさせられる本だった。

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    2024年11月11日
  • セイレーンの懺悔

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    マスコミの態度にイラっとしながら読んだ。
    週刊誌の記者をしてた人に話聞いたことあるけど本当に病んでしまうらしい。
    だからマスコミに携わる人って信念がなきゃ絶対無理なんだと思う。
    人の心理は多層的だからこそ、一部分だけ切り取って伝えたところでなんの意味もない。
    そこを大事にして、偏らず人を理解できるように伝えたいと思う人のが多い世界だと信じたいな、と思った。てか報道とかみないし読まないけどな!
    パイセンと刑事の中身がイケメンだった。

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    2024年11月09日
  • 夜がどれほど暗くても

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    ネタバレ

    とても良かった…
    出版社で働く主人公が
    普段、特ダネを求めて走り回る人が
    息子の事件をきっかけにまさか、追われる側に
    なろうとは…なかなか考えつかない設定で
    面白いのに、さらに被害者 被疑者の会で
    息子が殺した犯人の娘と鉢合わせ。

    展開的には、これ以上の不幸がありますか?
    ってくらい志賀さんの元に次から次に…

    刑事さん達も、味方かな?敵かな?と
    思わせておいて最後に、お前たち…最高。と
    思ってしまう展開。そして本当の犯人が
    まさか…私は意外すぎて真面目な学生だと
    思っていた私の心を切り裂いた。笑

    なにより、私はこの物語終わり方が
    ハッピーエンドで好き。
    志賀さんと息子さんの話に加えて

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    2024年11月07日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    公安の人たちってそんな酷い世界なのかな?
    子供が殺されても???
    中山七里さんの本に出てくる嫌悪や憎悪の対象に対する人たちの反応の表現は、
    そんなに?!そんなことするかな???
    ってくらいにひどく感じることがわたしには多いかもしれない。
    実際そうなのかな。小説だからなのかな。
    だから読んでると辛くもなってしまう。

    お兄ちゃんがいいやつ過ぎてなんで死んじゃうんだーーー。・゜・(ノД`)・゜・。
    この家族一生罪悪感に苛まれそう〜。
    でもようやく本当の家族になるんですね。代償がデカ過ぎだけど。

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    2024年11月07日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人 2

    色に絡めた短編集
    各種社会派テーマを掲げ 
    一色づつテイストを変えて
    ラストにしっかり返してくる

    一 赤い水
    高速バスの事故 死者1名
    運転手はすぐに罪を認めてひたすら謝罪するが

    ニ 黒いハト
    イジメによる学校での飛び降り自殺
    保身的な学校に警察が介入して
    真実を追求

    三 白い原稿
    自称小説家が公園で死体となって発見される
    犯人はお互い売れないライバル的小説家なのか

    四 青い魚
    釣具店店主に訪れた結婚のチャンス
    そんな上手い話があるわけはなく

    五 緑園の主
    ホームレス男性への暴行
    近隣で中学生男子の毒物被害
    認知症の妻を支える老夫 繋がりがすごい

    六 黄色いリボ

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    2024年11月07日
  • 逃亡刑事

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    冴子刑事、その部下、郡山。
    8歳の子供猛。殺人現場を目撃してしまう。
    冴子は子供と逃亡する。大阪の下町に。
    ホームレスが助けてくれて潜伏成功。
    センセイや、ヤクザや冴子の味方は沢山いた。

    名前だけ御子柴弁護士が出てきた。
    登場もしてほしかったな。

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    2024年11月07日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    常識と普通の思考能力さえあればいい。
    帯に書いてあることが全ての内容である。
    しかし、中山七里さんの作家としての生き様には感銘を受けた。

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    2024年11月06日
  • 悪徳の輪舞曲

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    ネタバレ

    相変わらず面白い。
    教官の次は実母か…仕方ないとはいえ胸中掻き乱されて大変だな…
    郁美の人物像がなかなか掴めず、隠し事してることもあって謎の怪しさが常に感じられてそのせいで(おかげで?)最後まで「やったの?やってないの?」がわからなかった^^;
    冒頭のシーンそっちの方だったのか…

    終盤の小曾根の台詞は心底同感…
    「精神を病んでようがガキだろうが犯した罪に変わりはないはずなのに、加害者を守り被害者やその家族は守らない法律なんておかしい」という主張。
    法律って一見平等なように思えるけど実際そうじゃないよね…日本の法律なんて改めて考えるとおかしいところたくさんあるんだからさっさと法改正して欲しい…

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    2024年11月05日
  • こちら空港警察

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    空港、航空が大好きなので読んでみた。
    事件の展開、わりとひっくり返されたー!テンポもよく読めてすごくおもしろかった

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    2024年11月04日
  • 護られなかった者たちへ

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    こういうお話ひっさびさ。
    生活保護関係の物語は本当に読んでいて辛い。
     
    物語は震災の爪痕を大きく残した仙台。
     
    3人での生活の場面がすごく緩く暖かく
    だからこそ話が進むにつれて辛くなる。
     
    貧困層の現実、健康な人間の生活は護られて
    本当に生活保護を必要とする人は護られない…。
     
    社会に迷惑をかけるなんて思わずに
    護られるべき者たちは、護られるべきだし
    護られる必要のない人は甘えてはいけない。
     
    普通に生活できる人は
    本当に必要とする人のことを考えるべきなんだけど
    そう簡単にいく話では無いというのが悲しいところだよね。
     

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    2024年11月03日
  • 騒がしい楽園

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    本書は『闘う君の唄を』の姉妹編、という位置付けになっています。

     主人公の神尾舞子は、元同僚池波と共に東京都世田谷区にある若葉幼稚園に転任を命じられたのはつい先日のことだった。以前勤務していた神室幼稚園で不祥事が発生し、経営母体である宗教法人喜徳会が人心一新を理由に教職員の大異動を決定したのだ。

     物語は、初日の朝から幕を開ける。
    園長三笠野万次は、市街地に建つ幼稚園に特有のトラブルがあることを舞子に告げる。具体的には、騒音問題と待機児童だ。
    (何だ普通じゃないか!なんて思うけれど)

     先生と園児にとって幼稚園が楽しい場所であってほしいと願いますが、本書では、一筋縄では済まされない問題を

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    2024年11月01日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    短篇5作品で要介護探偵が事件を解決していく
    読み終わって感銘したのは作品の時間である
    解決した時間が古い事件からではない
    読み終わって、中山七里という作家の凄さを感じた

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    2024年11月01日
  • ふたたび嗤う淑女

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    野々宮恭子と名乗る女は
    女神なのか、それとも悪魔なのか…

    落ち着いたハスキーボイス
    掴みどころのない笑顔
    信頼したくなる巧みな話術
    嫌味のない美貌



    政治や宗教や事業のために
    金と欲望にまみれた人々を弄ぶ野々宮恭子…

    恭子の巧みな話術で
    餌食となった人々の人生を狂わせていく



    不正に動くお金の額も
    人生を転げ落ちていくスピード感も
    第一弾から さらにパワーアップしている!!

    あぁぁ…
    恭子のあざ笑う 甲高い声が聞こえてきそうだ…
    続編が気になって仕方がない!!

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    2024年10月31日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    こんなことがあるのかと関心したお話
    自分で動いているはずがいつのまにか他人に操られている。それを本人は気づいていない。
    事件一つ一つがその事件だけにとどまらず最後まで繋がっているところにもワクワクした。

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    2024年10月30日
  • 悪徳の輪舞曲

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    相変わらず面白い。なぜこんなに色々な謎解き、テーマが思い浮かぶのか不思議でならない。
    何を読むか悩んだ時はひとまず中山七里作品にすればハズレなし。

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    2024年10月27日
  • 毒島刑事最後の事件

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    ネタバレ

    毒島刑事の刑事時代のお話。
    作家刑事毒島シリーズの第二作だけど、2つのポイントからみて私は今回の作品のほうが好きだった。

    一つ目は、ひとつひとつの話が最終的につながるというところ。
    一作目は特に繋がりがなくスッと終わる感じだったんだけど、今回のお話は最終的な悪の親玉的な人がいて、そいつが誰なのか?そいつをどう捉えるのか?という話が最後に出てくる展開で、後半に向けた盛り上がりがあって最後まで引き込まれ続けた。

    二つ目は、毒島の出番が多い&毒島がちょっと苦戦してる様子が描かれているところ。
    本作は毒島が現役時代の話ということもあり、一作目に比べて毒島の登場シーンが多かった印象。
    また、最終的な

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    2024年10月27日