中山七里のレビュー一覧

  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人 2

    色に絡めた短編集
    各種社会派テーマを掲げ 
    一色づつテイストを変えて
    ラストにしっかり返してくる

    一 赤い水
    高速バスの事故 死者1名
    運転手はすぐに罪を認めてひたすら謝罪するが

    ニ 黒いハト
    イジメによる学校での飛び降り自殺
    保身的な学校に警察が介入して
    真実を追求

    三 白い原稿
    自称小説家が公園で死体となって発見される
    犯人はお互い売れないライバル的小説家なのか

    四 青い魚
    釣具店店主に訪れた結婚のチャンス
    そんな上手い話があるわけはなく

    五 緑園の主
    ホームレス男性への暴行
    近隣で中学生男子の毒物被害
    認知症の妻を支える老夫 繋がりがすごい

    六 黄色いリボ

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    2024年11月07日
  • 逃亡刑事

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    冴子刑事、その部下、郡山。
    8歳の子供猛。殺人現場を目撃してしまう。
    冴子は子供と逃亡する。大阪の下町に。
    ホームレスが助けてくれて潜伏成功。
    センセイや、ヤクザや冴子の味方は沢山いた。

    名前だけ御子柴弁護士が出てきた。
    登場もしてほしかったな。

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    2024年11月07日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    常識と普通の思考能力さえあればいい。
    帯に書いてあることが全ての内容である。
    しかし、中山七里さんの作家としての生き様には感銘を受けた。

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    2024年11月06日
  • 悪徳の輪舞曲

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    ネタバレ

    相変わらず面白い。
    教官の次は実母か…仕方ないとはいえ胸中掻き乱されて大変だな…
    郁美の人物像がなかなか掴めず、隠し事してることもあって謎の怪しさが常に感じられてそのせいで(おかげで?)最後まで「やったの?やってないの?」がわからなかった^^;
    冒頭のシーンそっちの方だったのか…

    終盤の小曾根の台詞は心底同感…
    「精神を病んでようがガキだろうが犯した罪に変わりはないはずなのに、加害者を守り被害者やその家族は守らない法律なんておかしい」という主張。
    法律って一見平等なように思えるけど実際そうじゃないよね…日本の法律なんて改めて考えるとおかしいところたくさんあるんだからさっさと法改正して欲しい…

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    2024年11月05日
  • こちら空港警察

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    空港、航空が大好きなので読んでみた。
    事件の展開、わりとひっくり返されたー!テンポもよく読めてすごくおもしろかった

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    2024年11月04日
  • 護られなかった者たちへ

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    こういうお話ひっさびさ。
    生活保護関係の物語は本当に読んでいて辛い。
     
    物語は震災の爪痕を大きく残した仙台。
     
    3人での生活の場面がすごく緩く暖かく
    だからこそ話が進むにつれて辛くなる。
     
    貧困層の現実、健康な人間の生活は護られて
    本当に生活保護を必要とする人は護られない…。
     
    社会に迷惑をかけるなんて思わずに
    護られるべき者たちは、護られるべきだし
    護られる必要のない人は甘えてはいけない。
     
    普通に生活できる人は
    本当に必要とする人のことを考えるべきなんだけど
    そう簡単にいく話では無いというのが悲しいところだよね。
     

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    2024年11月03日
  • 騒がしい楽園

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    本書は『闘う君の唄を』の姉妹編、という位置付けになっています。

     主人公の神尾舞子は、元同僚池波と共に東京都世田谷区にある若葉幼稚園に転任を命じられたのはつい先日のことだった。以前勤務していた神室幼稚園で不祥事が発生し、経営母体である宗教法人喜徳会が人心一新を理由に教職員の大異動を決定したのだ。

     物語は、初日の朝から幕を開ける。
    園長三笠野万次は、市街地に建つ幼稚園に特有のトラブルがあることを舞子に告げる。具体的には、騒音問題と待機児童だ。
    (何だ普通じゃないか!なんて思うけれど)

     先生と園児にとって幼稚園が楽しい場所であってほしいと願いますが、本書では、一筋縄では済まされない問題を

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    2024年11月01日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    短篇5作品で要介護探偵が事件を解決していく
    読み終わって感銘したのは作品の時間である
    解決した時間が古い事件からではない
    読み終わって、中山七里という作家の凄さを感じた

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    2024年11月01日
  • ふたたび嗤う淑女

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    野々宮恭子と名乗る女は
    女神なのか、それとも悪魔なのか…

    落ち着いたハスキーボイス
    掴みどころのない笑顔
    信頼したくなる巧みな話術
    嫌味のない美貌



    政治や宗教や事業のために
    金と欲望にまみれた人々を弄ぶ野々宮恭子…

    恭子の巧みな話術で
    餌食となった人々の人生を狂わせていく



    不正に動くお金の額も
    人生を転げ落ちていくスピード感も
    第一弾から さらにパワーアップしている!!

    あぁぁ…
    恭子のあざ笑う 甲高い声が聞こえてきそうだ…
    続編が気になって仕方がない!!

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    2024年10月31日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    こんなことがあるのかと関心したお話
    自分で動いているはずがいつのまにか他人に操られている。それを本人は気づいていない。
    事件一つ一つがその事件だけにとどまらず最後まで繋がっているところにもワクワクした。

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    2024年10月30日
  • 悪徳の輪舞曲

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    相変わらず面白い。なぜこんなに色々な謎解き、テーマが思い浮かぶのか不思議でならない。
    何を読むか悩んだ時はひとまず中山七里作品にすればハズレなし。

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    2024年10月27日
  • 毒島刑事最後の事件

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    ネタバレ

    毒島刑事の刑事時代のお話。
    作家刑事毒島シリーズの第二作だけど、2つのポイントからみて私は今回の作品のほうが好きだった。

    一つ目は、ひとつひとつの話が最終的につながるというところ。
    一作目は特に繋がりがなくスッと終わる感じだったんだけど、今回のお話は最終的な悪の親玉的な人がいて、そいつが誰なのか?そいつをどう捉えるのか?という話が最後に出てくる展開で、後半に向けた盛り上がりがあって最後まで引き込まれ続けた。

    二つ目は、毒島の出番が多い&毒島がちょっと苦戦してる様子が描かれているところ。
    本作は毒島が現役時代の話ということもあり、一作目に比べて毒島の登場シーンが多かった印象。
    また、最終的な

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    2024年10月27日
  • セイレーンの懺悔

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    今回は報道の仕事に携わる立場からの物語。
    本当に中山七里さんは医療、弁護士、検事、報道、警察など色んな仕事での問題を切り込んで書けるのが凄い。
    10年前ぐらいに発行されている本だけど、今でもマスコミのあり方というか問題って変わらないよなーと思いながら。
    真っ直ぐな主人公の人柄と周りで支えてくれる人が魅力の物語でした。

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    2024年10月26日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    シリーズ4作目。
    小手川刑事お手柄じゃない?警察官の勘が冴え渡ってる!
    しかしどうか法医学にお金をかけて欲しいと思ってしまいますね…

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    2024年10月26日
  • 復讐の協奏曲

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    「死体運搬人」園部信一郎こと御子柴礼司弁護士が事務所の事務員の日下部洋子が濡れ衣を期せられ逮捕される事件の真相を暴くシリーズ第5弾。
    プロローグ(園部にみどりちゃんが殺されたときの家族な友達のシーン)を最後にきちんと回収されてさすが中山七里先生。

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    2024年10月24日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    ネタバレ

    まさかの恩人稲見教官が被告人。
    御子柴に任せてたら情状酌量有りになって何なら無罪も勝ち取れてたかもしれないけど、
    弁護人に協力するどころか、性根が真っ直ぐで曲がったことが大嫌いという稲見教官らしく「罰を与えて下さい」の一点張り。
    「犯した罪には相応の罰をもって償う」そう教えてきた自分が無罪になるのは今までの自分を否定すること、かつ無罪の為に〈緊急避難〉の適用になるのはあの悪辣な獣と同じになるから耐えられないーーー。
    …という稲見の気持ちもわからんでもないけど、極悪非道の輩から他人を助ける為の行為だったんだから無罪とまでいかずとももう少し減刑を望んでもいいはずでは…?と思わずにいられないなぁ…

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    2024年10月23日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    前作もなかなかだったけど今作の事件の真相も結構な胸糞悪さ…
    後半進むにつれて「あ、あれ…これもしかして美雪…?」ってなったけど結局のところ元凶は津田父子。お前らどこまでクズなんだ‼︎‼︎
    美雪がただただ可哀想……
    そして亜希子があの佐原みどりちゃんの姉とは…‼︎
    過去に何か悲しいことあったんだなくらいで全然その可能性考えてなかった^^;笑
    それにしても敗色濃厚どころか最早負け戦じゃないかと思われるほど不利な状況で最期逆転するの格好いいな〜!

    (あと前作で御子柴刺されたからその続きがすごく気になってたんだけどまさかの冒頭でもう退院後っていう…御子柴センセイつよ笑)

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    2024年10月21日
  • 作家刑事毒島

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    ①語彙★★☆☆☆
    中山七里先生の数ある著書の中では比較的使われている語句も平易なので読みやすい。
    ②登場人物数★☆☆☆☆
    章立て毎に1人の被害者と3人の容疑者が登場し、それを毒島がねっとりねちっこく追い詰める様を、やや引き気味で立ち会う主人公。という構図になっている。少ないので全く把握に困らない。
    ③1文感想
    文壇に関わってくる、あらゆるタイプのヒトの形をしたモンスター達を、灰汁が強い作家兼刑事毒島の弁舌で説き伏せる、非常に痛快なストーリーが魅力の作品だった。

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    2024年10月19日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    中山先生に関しては、色々なシリーズを並行読みしていったほうが確実に楽しめる。
    今作は、公安絡みの事件。殺人は起こるが他作品に比べると少しおとなしめな印象は受ける。久々に展開が読めたのがうれしい!

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    2024年10月18日
  • 作家刑事毒島

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    クセありすぎ()
    うふ、うふふ、うふふふふって
    毒島さんなかなか毒舌ですが本当の事でもある
    章が進むごとにパワーダウンしてるのは気のせいかな?

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    2024年11月12日