中山七里のレビュー一覧

  • 総理にされた男

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     この作品も読まなくてはならない中山七里先生の作品!ただちょっとパッと見、厚みのある作品で、後回しになってたんですねぇ…。勇気を出して手にして、読み始めると結構サクサク読めちゃって!面白かったです(*^^)v

     この作品の主人公は、売れない俳優志望の加納慎策…現総理大臣の真垣統一郎にそっくりなことを活かしてそのモノマネで生計を立てていた。ある日、慎策は首相官邸に拉致され、真垣総理が意識不明の重体であることを知らされ、その替え玉となるよう提示されるのだが…。

     そんなことってある??とか思いながらも、こんな一般庶民目線の政治家がいてくれたらいいな〜って感じました。とはいえ、重い重圧が…という

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    2025年05月30日
  • 人面瘡探偵

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    え、めっちゃ面白かった。
    もともとバディーものが好きな私にとって、人面瘡ジンさんと三津木六兵の掛け合いによる謎解きはとても心地よくサクサクと読み進めることが出来た。

    山奥の村におきた相続問題の手助けのために相続財産の鑑定に訪れた六兵だったが、相続人のひとりが死んだのを皮切りに次々と連続殺人がおこる。その謎を人面瘡と解き明かすという展開。物語の後半の展開は評価が分かれそうだなぁとも感じたが、ミステリーとして1つの終わりを迎えているので個人的にはそんなに気にはならなかった。むしろ、物語の最後の1ページ……どういうことなのかと、心がザワついた。次の巻も必ず読もうと思う

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    2025年05月29日
  • 悪徳の輪舞曲

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    御子柴礼司シリーズ。御子柴の妹、梓が依頼に来た
    内容は2人の母親の弁護。御子柴は母親の弁護に無意識のうちに戸惑いながら事件について調べ始める。
    事件の加害者の家族に向けられる世間の悪意を描写しながら御子柴はそれらを鼻で笑う。前作は父親当然の男の弁護だったが、今作はおよそ血縁とは思えない母親の弁護に御子柴は何を思うのか被害者の遺族と加害者の家族に焦点をおいた最後まで気の抜けない作品でした

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    2025年05月29日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    ミステリの書き方がコンパクトにまとまっていて参考になる。って何かを書く予定はないけれど。冒頭の「抑えておきたい古典一〇選」は8割既読だけど、未読本も含めてもう一回読んでみたい。睡眠時間を削って作品を書いている状況が大変そう。作家さん大変だ。プロットはきっちり書くとか、書くためにたくさん読むべきとか、森博嗣さんとは結構方法が異なっている。とにかく量産すべしってのは共通点かも。

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    2025年05月29日
  • 翼がなくても

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    ミステリーと障害者スポーツの現状をミックスさせた中山七里ならではの作品。本作では何と犬養隼人と御子柴礼司が登場する。しかも御子柴はちょっとの顔出しではなく、まあまあ重要な役割だ。中山七里のシリーズを越えたキャラクターの共演が楽しめる。
    さて、ミステリーの方は途中からある程度タネが想像できたのでここでは言及しないが、障害者スポーツ関連については非常に勉強になった。最近でこそオリンピックとパラリンピックが共催されてテニスの藤枝慎吾や小田凱人、上地結衣などのお陰で多少は認知度が高まってはいるが、それでもマスコミの報道は圧倒的に少なく、当然それに比例して一般人の認知度も高くない。基本的には「無関心」が

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    2025年05月26日
  • いつまでもショパン

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    岬洋介シリーズは現在8作が刊行されていますが、本作はその第3弾にあたります。シリーズと言いつつ、岬洋介はあくまでサブキャラクター的な立ち位置で、作品ごとに主人公が異なるのが特徴です。

    「おやすみラフマニノフ」と同様、音楽に関する描写では専門用語が多用されており、クラシック音楽に不慣れな読者にはやや難解に感じられる部分があります。一方で、音楽描写は非常に本格的で、作品全体にリアリティを与えています。

    冒頭では、実在の事件であるポーランド政府専用機墜落事故が描かれており、その描写の緻密さには驚かされました。ロシアとの国際関係にも触れ、現実味のある描写が印象的です。

    ミステリー要素についてはや

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    2025年05月24日
  • ドクター・デスの再臨

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    オーディブル試聴。
    す、すごい、犬養さんしてやられてばっかりだ!!と、最後の方ちょっと笑えてしまうくらいポンコツでした… もしかしたらカッコつけてるのにポンコツなところが彼のかわいい部分なのかもしれないです。
    ドクターデスの話はまだ続きの余地がありそうだけれど、そろそろ幕引きにしてもいいんじゃないかな…と思います!

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    2025年05月23日
  • ドクター・デスの再臨

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    しばらく離れていた中山さん、ドクター・デスの続編。やはり考えさせられるテーマだけど、続編だけにその辺はこちらの感覚としても薄まってきたか。
    そして、どんでん返し。そう、そう、これだった!
    やはりお見事でした!

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    2025年05月24日
  • 彷徨う者たち

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    宮城県警シリーズの完結編との事で、3シリーズの中で1番被災者の悲哀にスポットが当たっていると感じた。
    本作でもやはり境界線の問題が重く伸し掛る。
    被災しなかった負い目を感じてしまう蓮田の姿が悲しい。
    刑事としての使命を全うせねばならないが、懐かしい友情に揺さぶられる姿が印象深い。

    復興を進めたい行政と、思い出深い家を流されて傷付き仮設住宅に住み続けている被災者とのベクトルがこんなにも違うのは辛いの一言だ。

    被災地では無遠慮なボランティアが問題になる事もあるらしいが、本作のように怪しいNPO法人も世の中には幾つも存在して来たのだろう。
    弱った人間を食い物にするこの手の輩はどうしても湧いてくる

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    2025年05月22日
  • ワルツを踊ろう

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    これはもしかして「作品紹介」からトリック始まってる?
    中山七里らしい意地悪な小説で面白かった。

    作品紹介の「金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了衛は20年ぶりに故郷に帰る。」なんて、白々しい導入だ。
    主人公の了衛は元エリートなどではなく、元エリートだと思い込んでいる自己中心的で軽薄、仕事のできない40男だというのはすぐに露呈する。村に移住して早々、朝早くクラッシック音楽を拡声器で村中に流すとな?とんだ迷惑野郎だが、本人は自分は正しく崇高な音楽を理解できない村人が無教養、そんな無知蒙昧な村人を啓もうするのだと思っている。その後も終始最後の最後まで考えなしだ。

    こんな主人公目線で小説が語ら

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    2025年05月21日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    老老コンビのシリーズ、第二弾。
    車椅子の暴走老人・香月 玄太郎。そして元裁判官の高遠寺 静。
    2人が活躍する短編集、5篇。

    玄太郎が入院することに。そして静の裁判官時代の同僚たちが謎の死を遂げる。果たして、狙われているのは、誰なのか?

    驚きの真実が明らかとなる!

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    2025年05月17日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    最初から最後まで、まるで崖の縁を歩いているかのような緊張感に包まれた一冊だった。息をつく間もない展開に、ページをめくる手が止まらなかった。

    物語の中心にいるのは、公安のエリート・幣原。その息子がまさかのテロリスト志願者として晒されるという衝撃的な展開に、ただただ唖然とした。国の中枢に関わる父親を持ちながら、どうしてそんな道を選んだのか。その謎に迫っていく過程で描かれる幣原の苦悩、そして何よりも母親の切迫した感情が胸に刺さった。

    物語の途中、母親の予想外の行動に「ちょっと待ってよ!」とイライラしてしまう場面もあったが、それもまた彼女の必死さの表れなのだと感じた。

    そして、ラストに明かされる

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    2025年05月16日
  • 隣はシリアルキラー

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    様々な社会の闇や生きにくさが浮き彫りにされる。終始読みやすく、ヒリヒリする緊張感と主人公の葛藤を感じつつも、ラスト数ページまで完全に気を抜いてた。こういう終わりかって…思ってたらいやいやさすが!

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    2025年05月16日
  • 祝祭のハングマン

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    ネタバレ

    解決困難な事件を主人公が見事に解決に導く、というようなこれまでの中山七里さんの作品とは違って、解決しないまま主人公が復讐をする。今までとは違った新鮮な作品でした。

    口コミでは主人公の瑠衣に魅力を感じないとありました。確かに他の作品の主人公は、複雑な過去を持っていたり、猪突猛進な性格であったりなどはなく、まだ未熟なキャラクターだと思いましたが、その人間味のある性格が作品に感情移入させてくれたと感じます。

    普通の生活のちょっとした描写が、父親が亡くなってしまったのだと実感させられ、切なさにうるっときました。

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    2025年05月15日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    ヒポクラテスの悔恨
    著者:中山七里

    **あらすじ**:
    「これから一人だけ誰かを殺す。自然死にしか見えないかたちで――」。斯界の権威・光崎に届いた謎の犯行予告。死者の声なき声を聞く法医学の現場で、悪意の影に潜む因縁が明らかになっていく。シリーズ第4弾にして、慟哭の展開を迎える本格法医学ミステリー。

    **感想**:
    シリーズ4作目となり、主要キャラクターたちの成長がはっきりと感じられました。真琴の冷静さと誠実さは健在ですが、特に古手川刑事の判断力と行動力の増加には目を見張るものがあります。その無鉄砲とも言える突進力と、それを裏付ける鋭い直感には、「これが刑事の勘なのか」と唸らされる場面が多々

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    2025年05月15日
  • 秋山善吉工務店

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    こんな祖父が居たら頼もしいし尊敬出来る。発する言葉も考えられ押さえている物と咄嗟に発する叱咤なども趣きがある。
    裏切らないから信頼の人の繋がりが出来ていて今の時代では稀有の存在感。
    ただ亡くなってしまうというストーリーは呆気なく、生きててのエンディングが欲しかった。

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    2025年05月13日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    映画で見たときは暗くてつまらないと思ったけど、本で読んだら面白かった。
    ちゃんとどんでん返しもあったのか。
    そして最後主人公の前でも安楽死の是非が問われる展開はさすが。

    安楽死問題は必ず意見が分かれるが、死ぬ権利って確かに必要だよなと。安楽死賛成派です。

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    2025年05月12日
  • おわかれはモーツァルト

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    ネタバレ

    訳あって読書から半年離れていましたが、久々に読めるようになった1冊目にチョイス。やはり読書はいいと思わせてくれる期待通りの1冊でした。
    岬洋介シリーズ8作目らしい。(どれも全部いい!今モーレツに読み返したくなってる)
    他の作曲家に比べモーツァルトは好きでも嫌いでもないけど、やはり聴いてみたいと思わせてくれるる描写。特に最後の「2台のピアノのための協奏曲」!
    盲目ピアニストの榊場隆平のピンチにコンサートを投げ打って即かけつける岬洋介、想像はしていたけどやはり嬉しい。そして、そのことばのひとつひとつが癒しとなって、震える榊場を平常の気持ちに戻していく。読んでるこっちも穏やかになりました。
    解説であ

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    2025年05月11日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    ヒポクラテスの憂鬱
    著者:中山七里

    **あらすじ:**
    埼玉県警のホームページ掲示板に、「コレクター(修正者)」と名乗る謎の人物から不可解な書き込みが寄せられる。それは、事故死や病死として処理されそうな遺体の解剖を促すものであった。県警の要請を受け、浦和医大法医学教室の光崎教授と研修医・栂野真琴がその真相を確かめるべく解剖を進めるが――。死の裏に潜む真実を暴く、医療×ミステリーの第2弾。

    **感想:**
    シリーズ第二弾となる本作では、主要キャラクターたちへの愛着が一層深まりました。ヒポクラテスの誓いを体現する光崎教授、アメリカンの発想と四字熟語に詳しいキャシー准教授、不器用ながらも信念を持

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    2025年05月11日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    オーディブルにて。

    犬養刑事シリーズ3冊目。
    今回は記憶障害の女性、医者の娘、後遺症に悩む子供達の誘拐事件。
    何が目的で、犯人は誰か。
    最後の最後にどんでん返しもあり、面白かった。

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    2025年05月10日