中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの悲嘆

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    5組の家族の事件。
    主に高齢者とその子との事件の被害者遺体を解剖して何が解るのか?
    本当の犯人は?
    想像の上をいくストーリーテーラーの物語

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    2025年09月05日
  • 毒島刑事最後の事件

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    毒島刑事の言うことがトゲトゲしいけど、ほとんどが当たりまくっていると言うか、ひねった形で正論をぶつけてくるから、犯人にはぐさっと刺さるんだろうなぁ

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    2025年09月05日
  • もういちどベートーヴェン

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    ネタバレ

    今回もベートーヴェンを聴きながら読書。
    てっきりピアニストとしての話だと思ったらなんと司法試験のトップ合格者の岬。何をしてもトップをとれるのが凄い。そんな中でもピアニストを目指して欲しかったわたしは天生にお礼を言いたい。ほんとにありがとう。岬洋介を音楽の世界に戻してくれて。あと司法の勉強をしてたから難解事件も楽々と解決してきたんだなと納得。あと鷹村くんのことだけは友達と思っていたのは胸熱。そして天生くんとも友達になれたね。

    ・「友達はいたのかよ」「高二の時に一人だけいましたよ。少なくとも僕はそう信じています」

    ・仕事の価値は自分以外の人間をどれだけ幸福にできるかで決まる──。

    ・「あなたにサントリーホールへ連れていかれ、〈皇帝〉を聴いた。あれが引き金の一つでした。折角それまで封印してきた音楽への想いをあなたは再燃させてしまった」

    ・コンクールで入賞できるコンテスタントは成績で選ばれているんじゃない。  音楽の神様に選ばれているんだ。

    ・「司法修習を完了していない人間に弁護士資格は与えられませんよ。天生さんなら知っているでしょう」「それでもいいから助けに来い。君のことだからどんなことをしてでも弁護士資格を捥ぎ取るはずだ」  少しだけ考え込んでから、岬は頷く。「僕でよければ地球の裏側からでも駆けつけますよ」「きっとだぞ」

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    2025年09月04日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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     この表紙はなんだか中山七里先生の作品じゃないみたいと思わせておいて、読後はあぁ~やっぱこの表紙はこの作品によく似合うと思わせてくれました。静おばあちゃんと孫娘の円、葛城刑事もこれまで読んできた作品に登場してきたので、そこも得した気分にさせてくれます。特に、4話「静おばあちゃんの醜聞」は「テミスの剣」のことだなぁ~と!そちらも読んでいたので、いい感じにデジャブ感を味わえました。そうそう、イケメン犬養刑事もちょこっと登場します(^-^)

     前置きでちょっと触れましたが、静おばあちゃんは日本で20番目の女性判事を務めた経験があり、孫娘の円は自分も法曹界で働きたいと大学で法学を学んでいます。そして葛城刑事は、誰からも好印象をもたれる人の良さそうで聞き上手の刑事です(ちょっと葛城刑事もいいかも♡)。葛城刑事が遭遇した事件に、円がアドバイザーとして参画する(実は静おばあちゃんの助言を得て)5編の短編集となっています。

     それぞれの短編は、まぁまぁ…そうなるよね!みたいな感じだったんだけれど、エンディングでやられました!あと円と葛城刑事の恋路もまた新鮮で面白く読めました。

     静おばあちゃんが、乱れた円の部屋を目の当たりにして注意する場面…
     「本棚はその人の知性を、部屋の状態はその人の精神状態を表すのよ。この部屋の住人は精神錯乱なの?そんな風だから、あなたは鈍感で人を見る目も洞察力も半人前で」
     これ…私のことを言われてるんじゃないかと思っちゃいましたよ(^▽^;)

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    2025年09月04日
  • 能面検事の死闘

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    個人的に第2弾の『能面検事の奮迅』が微妙だったので、うーんと思ったら、こちらは面白かった!

    実際顔の見えないテロリスト集団が現れたらと考えると恐ろしい。

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    2025年09月04日
  • 祝祭のハングマン

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    もし自分が被害者家族になってしまったら、そして、現行の法律では裁ききれないとしたら、同じ行為に走るのか❓
    泣き寝入りするのは絶対嫌だけど、納得できない結末ならハングマンを探してしまうかもしれない。
    でもそんな勇気は出せそうにない。

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    2025年09月04日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    法医学の光崎藤次郎、助教授栂野真琴のシリーズ。
    5つの短編で、一人の犯人を追う。
    ヒポクラテスシリーズ得意の自然死に見える犯罪。
    安定の面白さ

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    2025年09月03日
  • ドクター・デスの再臨

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    犬養隼人シリーズで「ドクター・デスの遺産」の続編。
    前作のトラウマが残っている犬養&高千穂コンビにまた悪夢が訪れる。今度は前作とは違い200万円の高額報酬を受け取っており更にタチが悪い。ちなみにミステリとしては、今回登場するある役人キャラクターの出方にあまりにも違和感があり容易にオチが想像出来た。そのため驚きもなく、この点の評価は低い。
    それにしても読むほどに考えさせられるのがこの安楽死問題だ。もしも自分や家族が...と考えると、長く苦しみながら延命治療をされるよりも楽にしてもらいたいし、家族にはそうした方が幸せかとも思う。作中でもこの手の事件の特異性として「被害者がいない」という点が挙げられているのも頷ける。その反面、安楽死が認められた場合、その制度を悪用する輩がたくさん出るであろう事も想像に難くない。本件のようにアングラならまだしも、法制化された方がより一層大手を振って悪用されるケースが頻発するかもしれない。
    どうするべきかは安易に結論が出ないが、だからこそ本作にあるように軽々に法制化に動くのではなく、国民全員で議論を尽くすプロセスが必要だと思う。

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    2025年09月02日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    一つ一つの話は短いながらも、しっかりとストーリーが出来ていて、あっという間に読んでしまった。
    後半のエッセイ集は、中山七里先生がこれまでに手掛けた作品の作品秘話や出版社への愚痴?ここ数年の出来事などが詰まっていて、これはこれで楽しめる内容となっている。
     中山七里先生は根っからの作家なんだなって思える一冊です。

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    2025年09月01日
  • 作家刑事毒島

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    毒島さんの毒舌を待ってしまう自分がいる
    主に事件は出版業界に関してで1章1章で事件が解決されとても読みやすいものだった
    これからの明日香さんと毒島さんとの関わりも楽しみなので次の巻も読もうと思う

    これからの出版業界の方達の為にも本をこれかもしっかり書籍として買わなくてはと思わされました

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    2025年09月01日
  • おわかれはモーツァルト

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    「いつまでもショパン」を読み返してから読んだ方がより楽しめたな。

    今作はどんでん返しは特になく、犯人も意外性はなかったけど、このシリーズの面白さはそこに求めていない。
    岬洋介を見たくて読んでいるようなもの。

    中山七里作品で彼が1番最強じゃないかと思う笑

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    2025年09月01日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    いろいろ詰まった贅沢本。

    本の解説は、その本を読んでいないのになぜか首肯したくなる説得力のある内容、さすがです。

    エッセイも有隣堂のYouTubeで見たお人柄が伺える。

    新刊を楽しみにして読む予定!

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    2025年09月01日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    物語は「急進革マル派」を名乗る極左勢力による一連の事件から始まる。出版社放火、キャンパス内殺人、米軍基地反対デモでの殺人、そして選挙爆破テロ未遂──連鎖する凶行の背後には、思想的に洗脳された加害者たちの姿があった。
    ここで描かれる「普通の人々」とは、真面目で、人が良く、しかし未熟で、自分は恵まれていないと感じている人たちである。彼らは、自力で解決できない課題を環境や政治といった外部要因のせいにしやすく、その弱さゆえに極端な思想へと取り込まれてしまう。
    犯人はその心理的な脆さを熟知し、彼らを「左翼活動家」へと仕立て上げ、社会を震撼させる事件の実行者に変えていく。思想的暴力の影響で、ありふれた市民が加害者に転落していく過程を描いた作品で、ストーリー性が面白いと感じた。

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    2025年09月01日
  • いまこそガーシュウィン

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    ネタバレ

    ミステリーと言い切ってしまうには少し違うかな?と思いましたが、相変わらず楽曲の表現は美しくてガーシュウィンについても、ラプソディー・イン・ブルーについてもより知れた気がします。

    〈愛国者〉が誰なのかが気になるポイントのひとつではあるけれど、そこに至るまでの世界情勢であったり、差別された側の心の傷だったり…を鑑みるととても悲しくもあり切なくもあり…な最後だった。

    生きたかった本来の自分の姿とはかけ離れてしまったけれど、〈愛国者〉の音楽への愛情は深くて、最終的に憧れたエドと岬に伝わっていたのは救いがあったかも。

    あと私も気になったんですがアメリアがー!
    アメリアの考え方は変わるのかなと思ったんだけど触れられずに終わっちゃった…。
    でも岬が終盤で言った「音楽が全ての人を救えるとは限りません」の言葉で納得したかな。
    ここでアメリアの考え方が変わらなかった事が、いっそう現実味を増すスパイスになった気もしました。これで良かったのかも。

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    2025年09月01日
  • 能面検事

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    惣領事務官の成長しなさぶりにイラッとしてしまうが、1匹狼の不破検事の仕事ぶりは嫌いではない。そこに結びつくのかー!という驚きが先を読みたくなるストーリー性の高さ。

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    2025年08月31日
  • 災疫の季節

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    コロナ禍って遠い過去のように感じるけど、たかだか5年前の話なんだよね。
    販売部数を上げるため偏向した記事を載せる志賀と、最前線で治療にあたる伊達。
    いくら旧知の仲といえども、この二人の意見が相容れるわけがない。
    改めて職業倫理や職責について考えさせられた。
    ミステリーではあるけど、社会派ドラマのつもりで今回は読んだ。

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    2025年08月31日
  • ネメシスの使者

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    ある意味、テミスの対になるネメシスがタイトルなのがあまりにかっこいい☆
    そして、テミスの剣もネメシスの使者もタイトル通りの内容(当たり前かw)!
    作中は刑務所や裁判の仕組み?や難しい言葉やことわざなどが度々あるのでネットで調べながら勉強になる部分も…。
    当たり前の話だけどテミスの剣から読まれる事をおすすめします。
    あー、まだまだ中山七里さんの作品を読みたい!

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    2025年08月30日
  • 護られなかった者たちへ

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    ★★★★☆生活保護制度、社会福祉の勉強になった。不正受給や額の増大が問題になっていることは何となく報道を通じて知っていた。善人の死、人格者の死、家族の死。違和感があったものの、真相には気づきませんでした。天晴

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    2025年08月30日
  • 復讐の協奏曲

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    御子柴シリーズ5作目。ジャスティスと名乗るものがネットで呼びかけて800通以上の懲戒請求が御子柴に届く。本名や住所を表に出す必要の無いネットはある意味相手に気を遣うことなく、無責任に普段は言えないこともなんでも言える場所。匿名で正義(だと思って)を振りかざしても実際それは正義でもなんでもなく、ただの自己満足に過ぎないと思う。懲戒請求してきた人たちに屈することなく法で対抗する御子柴かっこいい。
    今回は事務員の洋子の過去や生い立ち、なぜ事務所に来たのか……等疑問だった点が明らかになり、また少し御子柴が変わった気がした。

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    2025年08月30日
  • どこかでベートーヴェン

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    ネタバレ


    今回も前回同様聴ける曲は聴きながら読んだ。
    そして今回は岬先生の高校時代の話で岬洋介シリーズ0みたいで楽しく読めた。

    鷹村くんとのやり取りは岬先生の初めての理解者が出来たみたいで嬉しかった。あんなにも理解して守ってくれる人がいるなんて素敵。それなのにあの別れ方は辛すぎる。せめて学校を出ていくことくらいは伝えて欲しかったけど伝えないのが岬洋介なんだよな。

    そしてびっくりしたのが岬はこの時から突発性難聴を発症していたと言うこと。そして諦めたはずのピアノの世界にまたいること、次作はピアノとどう向き合うのか気になる。


    ・「楽聖と比べるのはおこがましいけど、彼と同じ立場になって改めて思い知らされる。聴力を失って、尚も音楽の世界に踏みとどまった彼は紛れもない超人だよ。彼を羅針盤にしたいなんて言ったけど、僕にはそんな資格すらない。片方の耳が数分使い物にならなくなる程度で、もう逃げ道を探そうとしている」

    ・「君を裏切った。それでも俺を赦してくれるのか」「赦さなきゃならないことなんて、ない」「じゃあ、責めるつもりもないのに俺を呼び出した理由って何なんだよ」「演奏を聴いて欲しくて」「そんなもの、いつだって聴いてやるよ」「これが最後の、演奏になると思う」

    ・「これでもう、悔いはない」  そう言って僕の肩に手を置くと、静かに音楽室を出ていった。それ以来、岬は僕たちの前から姿を消してしまった。あの日が彼の最終登校日だったのだ。

    ・それを見た瞬間、僕は彼が甦ったことを遅まきながら知ったのだ。懐かしさと歓喜が同時に訪れ、僕はしばらくテレビの前で目頭を熱くしていた。

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    2025年08月29日