中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの憂鬱

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    安定感のある面白さ。このシリーズ好きだなあ。おそらくこの辺りの誰かだろうなと、目星をつけることはできたけど、そういう意図があるというところまでは読みきれなかったな。光崎教授といい、渡瀬班長といい、シーンがが少なくてもベテランのかっこよさと存在感が光っていいな〜かっこいい。

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    2025年10月08日
  • いつまでもショパン

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    岬洋介シリーズ3作品目。
    舞台は日本から一気に海外へ、そして起こる事件のスケールも大きくなる今作。
    いつもと同じ主人公は別にいて岬洋介はあくまで脇役という立ち位置。それなのに3作品読んで何故か岬洋介が好きになっている自分がいる。
    特に演奏シーンの細かい描写は読み応えバッチリ。音楽×ミステリー好きにぜひ読んでもらいたいシリーズ。

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    2025年10月07日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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     タイトルから想像していた前日譚とはまったく違った。『さよならドビュッシー』で早々に退場する香月玄太郎が大活躍するスピンオフ短編集。豪胆で生命力溢れる玄太郎がまさかすぐに退場なんて惜しいことを、と思うほど魅力的な主人公。だが要介護探偵がシリーズ化しているのを知っているので一安心。2話のリハビリシーンの長さにはウンザリしたが、3話の車椅子レースを筆頭に、ラストまで気持ち良く駆け抜けて行ってくれる。正直本編の岬洋介シリーズより面白かったかも。短編タイトルがホームズをもじっているのも好き。

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    2025年10月04日
  • 護られなかった者たちへ

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    なんて悲しい話なんだろう。狙われる人よりも容疑者に強く共感してしまう。やり遂げてほしい、でもこれ以上犯罪を重ねないでほしい、そんな複雑な気持ちを読者も犯人を追う刑事も感じる話です。

    どんでん返しは、なんとなくそうなのではという予感があったから、びっくりはしませんでしたが、悲嘆はより深くなりました。

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    2025年10月03日
  • ヒポクラテスの試練

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    久しぶりのヒポクラテスシリーズ。

    いろいろな意味で怖さ、おぞましさがありました。
    どんでん返しがなくても十分読み応えありますが、ちゃんとあると、そういえば中山作品だった、と思わされます。

    「格差の根底には人種差別があります。もちろん、それが全ての元凶とまでは言いませんが、世界中で起きている悲劇の多くは他人を理解せず受け入れようとしない狭量さに起因しています。」

    本当にその通りだと思う。

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    2025年10月03日
  • スタート!

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    どんでん返しの著書
    今回はどんなどんでん返しを見せてくれるのか、と期待しながらページをめくる。
    ほぅ、そう来ましたか! と思ったところにさらにかぶせて、そうだったのか! と中山七里ファンにとっては身を通したい作品であった。

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    2025年09月30日
  • ネメシスの使者

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    大まかに分けて、3段階。
    1段階は一体誰の仕業だろう…
    2段階はこいつか!そういうことか!
    3段階はなるほど…そうきたか!

    なぜ、こんなところでこんな人物の話を挟むのか?
    その人のことを忘れてしまいそうになるスリルたっぷりのストーリー。でも最後にあーやっぱり面白い。

    中山さんのお話は難しい漢字や単語が多くて検索しながら読んでいるので、少し賢くなった気にもなります!

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    2025年09月30日
  • 能面検事の奮迅

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    能面シリーズの不破検事の行動を見ていると、原理原則を貫く潔ぎ良さに憧れを感じる自分と組織の中で居場所を作ろうとしている自分とのギャップに悩んでしまいそうになる。正しいかそうで無いかは別として多くの人が憧れる生き方だと思う。そんな生き方を夢見ながら次回作を読みたいと思います。

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    2025年09月29日
  • 災疫の季節

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    ネタバレ

    コロナにずばり焦点を当てた物語、なかなか事件が始まらないと思っていたら単純な殺人事件、あらかた犯人の目算はついてしまった、スターが登場せず馴染みだったのは葛城刑事ぐらいで高遠寺静香の誤判決のスピーソード織り混ぜながら人は間違う事を述べている、それとあいも変わらずマスゴミの国民に対する誤誘導を問題としている、近代で起こしてきた戦争を国民に焚き付けてきたのはマスゴミであり、裏も取らないで嘘を垂れ流すマスゴミ(そこには今やSNSも入る)は害悪でしかない。

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    2025年09月28日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    ミステリーの書き方について語っているので、書き方だけでなく読み方の参考にもなります。
    出版業界の裏話などもとても興味深い話でした。

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    2025年09月28日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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     中山七里さんの「刑事犬養隼人シリーズ」の第三弾です。
     ハーメルンと聞いて、幼少期に紙芝居で何度も見た「ハーメルンの笛吹き男」を少し思い出しました。グリム童話ですが今の若い人たちには馴染みの薄い物語なのかな?
     ドイツのハーメルンという街でネズミが大繁殖したため、困った市長は「退治した者には多くの金貨を与える」という約束をしました。そこに登場した笛吹き男は笛を吹いて街中のネズミを川に導き退治しました。しかし約束したはずの金貨は支払われず、怒った笛吹き男はまた笛を吹いて多くの子供たちを洞穴に連れ込み二度と帰ってこなかった。という物語だったと思います。
     今考えるとバッドエンドな怖いお話なのに、よく何度も紙芝居で読み聞かせてくれたなぁと思います。
     「どんでん返し」の中山七里さんですが、今回の伏線は読者にわかるようにしてくれたのか、なんとなく結末が読めたような気がします。
     今回こそは犬養刑事と娘との距離が縮まるのかな?と淡い期待をしてましたが、まだまだ試練がありそうです。

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    2025年09月27日
  • もういちどベートーヴェン

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    岬洋介シリーズ。
    前作は、洋介が高校生の時の話だったが、本作は司法修習生として法律家を目指そうとしていた時期が舞台。
    岬洋介シリーズを読んでいる人は、必読の作品だろう。
    冴えわたる活躍で、面白かったぞ。

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    2025年09月27日
  • 騒がしい楽園

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    闘う君の唄を の続編
    幼稚園の教諭のブラックさをうまく描かれていると思う
    今回はミステリー要素よりお仕事・社会系要素の方が強かったかな

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    2025年09月27日
  • いまこそガーシュウィン

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    そういえば、完全に音楽家なんすよね
    どうしても七里シリーズはミステリー路線期待で読んでしまうので
    純粋な音楽要素の岬シリーズはちょっと最近苦手
    まぁ、そういう世界なんだなぁ〜ってのは垣間見れて
    あぁ〜、そういえば最初のときはそんなこともアリましたわねと
    なんで人は人を傷つけるんでしょうねぇ
    こんなに文明が発達して、理知的になって、音楽という共通文化もあって
    もっとわかりあえて、許し合えるはずなのに・・・
    ラストのコンサートシーン、きれいな放物線を描いて
    事態を防ぐシーンが、めっちゃ頭の中に浮かんできましたね
    このシーン、そしてどんでん返しの部分は、ちょっときれいなシーンで堪能です
    でも、結局・・・今の世の中を知ってるだけに
    まだまだ、岬の思いは世界に届いてないなと・・・ 頑張れ岬って感じでした

    今回はライトに音楽家界隈の世界を堪能できたのは楽しゅうございました。

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    2025年09月27日
  • いまこそガーシュウィン

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    ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーは大好きな曲なのでメロディを浮かべながら読みました。
    トランプ政権(とは言ってないけど)の混乱や複雑な人種間の憎しみなどもよく描かれていたし、演奏の描写もさすがでした。
    しかし期待したほどの展開はなかったように思います。大統領を暗殺する司令が出された「愛国者」の
    性別は思っていたのと違いちょっと驚きました。
    相変わらず岬洋介はスマートでかっこよかったです。(ちょっと完璧すぎ?)

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    2025年09月27日
  • 境界線

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    前作の「護れなかった~」が辛すぎて、シリーズ作と銘打った今作品を読むのが不安でしたが、
    人間の業が根拠となった前作に比べ、自然という、手も足も出ない存在に打ちのめされる気持ちの方が飲み込みやすく読みやすかったです。

    中山七里さんの本は人間味があるミステリーで好きですが、今作も人間の刹那さが感じられて見事だと思いました。

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    2025年09月26日
  • 武闘刑事

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    シリーズ第3作。

    沖縄以外にも存在する米軍駐屯基地問題に絡め、横田基地所属の米兵スチュアートに容疑がかけられた日本人母子銃殺事件を追う「アマゾネス」高頭冴子と部下の郡山弦爾。

    状況証拠はスチュアートを指しているにもかかわらず、日米地位協定に基づく治外法権に守られ、手が出せない。

    作者らしく最終盤まで引っ張るだけ引っ張っての結末に意外感はないが、尻すぼみ感もない。

    前作のウィグル族問題といい、本作の駐留米軍問題といい、政治的なタブーに切り込んでいく冴子の突破力は、お話とはいえ妙に説得力がある。

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    2025年09月25日
  • 復讐の協奏曲

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    ネタバレ

    個人的には前4作のクオリティには一歩及ばないと思うものの、これまでの著作で御子柴礼司の魅力に惹かれている人には嬉しい一冊になっている印象。

    出生地福岡でおばあさんから話を聞くシーンや最後の洋子が御子柴の事務所に来たきっかけの描写などはキャラクターの魅力が溢れていると思う。

    バチバチの法廷論争をこれまで楽しんでいた者としてはその点が少し物足りず、真犯人を直接指摘しているのも作中で御子柴が述べていたように弁護士の仕事ではない気がして真犯人に辿り着きながらも種明かしは法廷外で行っていたこれまでとは方向性が少し変わったな、という感じ。ぜひ手強い検事たちと火花を散らす戦いが見たいところ。
    ともかくこのシリーズが大好きなので、どの要素を求めるかでお気に入りの話もわかれるのだと思う。

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    2025年09月25日
  • 能面検事の奮迅

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    能面のように無表情を貫く検事、不破。
    不破というネーミングが今更ながらとても良い。この人は負けないのだなと感じる。
    狂言回しは不破のもとで事務官を務める美晴になる。まあまあ普通?の感性を持つ美晴の目や気持ちを通して不破のひととなりが語られる。とてもわかりやすい仕掛けだと思う。

    今回の事件は安倍元首相がらみのモリカケ問題によく似た疑惑から始まる。学校を作る土地の払い下げ問題、儲け主義っぽい学校経営者と政治家の贈収賄やら、不当な価格操作、それから文書の偽造。ホント政治家も官僚もここのところキチンとしてほしい。
    不破のいる大阪地検でも疑惑がらみで文書の改竄の疑惑が持ち上がる。捜査のために東京からおっかない岬検事もやってきた。
    土地の選定や不自然な低価格といった問題には、関わる人々と土地との、ある関わりがあった…。という様相。
    相変わらず、そうきたか!という意外な道順をたどり、こちらが考える予想を飛び越える、意外な結論が展開される。またまた気持ちよくしてやられた。
    人情もののようなあたたかみのある結びのお陰で読後感もよかった。

    原理原則と理想、職務のあるべき姿に忠実、寡黙で感情を表に出さない不破検事。大変カッコ良い。しかしながらどことなく隠蔽捜査の竜崎みに既視感あるのがちょっともったいない。まあ好きな人が分裂してくれたと思えば嬉しいともいえる。
    次もまた読みたいシリーズ。

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    2025年09月25日
  • 能面検事の死闘

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    南海電鉄岸和田駅で無差別殺人事件が発生。7名を殺害した笹清政市(32)は、自らを“無敵の人”と称する。
    数日後、大阪地検で郵送物が爆発、6名が重軽傷を負った。その爆破事件の被疑者である〈ロスト・ルサンチマン〉は笹清の釈放を求めるが、その理由は何か? 不破俊太郎一級検事も新たな爆破に巻き込まれ負傷する――。
    連続爆破事件を止めることができるのか? 〈ロスト・ルサンチマン〉の真の目的はどこにあるのか? “棄民”と“司法”の苛烈な対決が始まる。

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    2025年09月25日