中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっぱり、今年の締めは、中山七里さんで!
間に合ったわ〜!(^◇^;)
しかし、これ読んだら、1冊しか手元にない。
しかも、いつも読んでる文庫は、世の中には後数冊や(多分、「静おばあちゃんと要介護探偵」関連ぐらいか…)
シリーズ第2弾!
人面瘡か…
安楽椅子探偵でもないな。付いてる人の方が動くから。
しかし、肩が、ベラベラ喋られても困ってしまうけどな。
読んでると安楽椅子というより、バディもんって感じ。
主人公が大人し過ぎる分、人面瘡が毒舌という名コンビ!
主人公である三津本六兵さんは、相続鑑定士。
相続といえば、
もめる遺産相続
もめる遺産相続といえば
ドロドロした血縁関係
ドロドロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画でも本でも説教くさい作品は苦手です。本書を読んで、そっか、それで七里センセの小説は説教臭がないんだわと合点がいきました。
トリックを決めずに書きはじめるとかと思えば、プロットはきっちりまとめてそのときにはタイトルを決めているとか、もう目からウロコぼろぼろ剥がれます。
作家になりたいと思っている人は作家になれないものだとのこと。だけど本書はやはり作家を目指す人の参考になるのでは。応募先は賞金で決めろとは生々しい(笑)。
健康に自信がおありのようで。あれれ?と言われないように、絶対倒れないでくださいよ。とりあえず七里センセに倣ってトマトジュースを買ってきちゃった私です。 -
Posted by ブクログ
「市民調査室」と名のるインフルエンサーが引き起こした様々な事件を取り扱う物語だが、現代の世相を反映したもので楽しく読めた.「ラーメンいそべ」の突然の繁盛、大学理事長の噂の広まりなどの対応で、延藤慧司がサイバー犯罪対策課を率いて動き始めるが、熱海の旅館がSNSの噂で経営が難しくなり、経営者夫妻が心中.製紙会社のオーナーの乱脈に絡む問題.延藤は市民調査室のフォロワーを数名取調べるが何もつかめない.さらに延藤自身も行動を晒される事態となる.旅館と製紙会社の件で株価の妙な動きを察知した延藤が次第に核心に辿り着く過程が楽しめた.犯人は意外な所におり、題名のどこにでも存在する「絡新婦」がそれを示していると