中山七里のレビュー一覧

  • 鑑定人 氏家京太郎

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    事件の本筋以外にも多くの要素が描かれ読み応え抜群でありながら、綺麗に整理されていて理解しやすく何より面白い。
    そして倫理と論理。イコールのようでイコールてないことが突きつけられた事は結構衝撃でした。

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    2025年11月09日
  • とどけチャイコフスキー

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    モスクワ音楽院の講師ヴァレリーはコンクール5位。ある日学長が殺害され学院内に警察が。
    今回も岬洋介が犯人を炙り出す。ラストの連弾は涙。

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    2025年11月08日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    前作連続殺人鬼カエル男の続編。殺人者たちは精神鑑定により医療刑務所に入り、死刑などの刑事罰を受けていない。そんな中、死体損壊のみだった勝雄が医療刑務所を退院する。オから再開された五十音順殺人事件。カ行をすっ飛ばしてサ行からまた続く。医療刑務所の人手不足や、精神障害による刑法のすり抜けなどについて、世に問題提起する。

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    2025年11月07日
  • 夜がどれほど暗くても

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    さすが中山七里先生、伏線回収が見事。
    どうでも良いようなエピソードが真相に繋がるのだからさすがです。
    それにしても主人公、いろんな意味で熱い(内容を読めば分かります)。
    最後まで聴ききれば、タイトルの意味が分かります。
    みんな幸せになって欲しいです

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    2025年11月06日
  • 越境刑事

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    衝撃的な内容でした。
    物語の展開もエンタテイメント性もあり、とてもスリリングでした。舞台背景にウイグルに対する習近平体制へのあり方がある事から、リスキーな内容を良くここまで書いたな!と感じる。作者の想いを小説と云う形で代弁しているようにも感じた。私も中国に約5年ほど住んでた事がありましたが、ある施設で避妊手術の為に泣き叫びながら強制連行される女性を声を思い出しました。

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    2025年11月03日
  • 能面検事の死闘

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    不破検事が好きです。
    能面って言われながらもすごく優しいんだろうなと思う。

    色々な社会問題も混ぜ込まれてて複雑な気持ちになった。

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    2025年11月03日
  • 棘の家

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    主人公が苦境に立たされる展開は定番だが、この作品ではそれが「これでもか」というほど徹底して描かれている。読んでいて途中でつらくなる場面もある。

    ところどころにミスリードを誘うシーンが散りばめられており(ネタバレになるので詳しくは言えないが、一人称が変わる箇所は注意して読んだほうが良い)、巧みな構成に引き込まれた。

    そして、主人公が真犯人と対峙するラストシーンは胸が熱くなる(刑事でもない主人公が取る行動としては、安直だが)。

    読み終えたあと、「家族とは何か」と考えさせられた。

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    2025年11月01日
  • 殺戮の狂詩曲

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    世を騒がせた養護老人ホームの大量殺人事件に材を取った作品。
    いつも通り、ここからそこに切り込んでいけるのか!?という思いもよらぬ展開が見どころ。
    最後に御子柴が本件の弁護に立った背景がさらっと明かされるのだが、これがまた良かった。第2作から時を経ての伏線。
    毎度、興味が尽きないのである。

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    2025年11月01日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    「七」にまつわる七人の作家さんたちの「七つの大罪」をテーマにしたアンソロジー

    ほっこり系から背筋が凍る系のミステリーまで、かなり幅広く楽しめました。

    個人的には「色欲」がテンポよく読めて、各所でくすりと笑わせてもらえて楽しかったです。

    初めて触れる作家さんも多くて、気になる方が増えました(^^)

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    2025年10月29日
  • 復讐の協奏曲

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    本作も面白かった。すっかり中山七里さん、そしてその登場人物のファンになってしまった。
    御子柴礼司シリーズは、悪徳弁護士としきりに書かれつつ、その実、依頼人の人生をしっかり助けている様子や、本人の葛藤を描き出しているところが魅力だと思う。
    本作では、これまで端役的な登場の仕方だった弁護士事務所事務員の日下部洋子にスポットライトが当たった。これまでの作品からは全く読み取れなかった過去が明らかになり、驚いた。犯行に関する種明かしはあっさりしていた感があるが、そこに至るまでに主人公の過去と対峙しなければならないところがスリリングだった。
    本作の解説も、前作に続き作品の魅力をよく言い表していると思った。

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    2025年10月26日
  • 嗤う淑女 二人

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    カエル男シリーズの三番目に読むべき本・というのがよくわかった。カエルの完結編で指をかみちぎったというくだりが意味不明だったから。
    本シリーズはまだ続きがありそう。どう終わらせるのか気になる。

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    2025年10月25日
  • 越境刑事

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    後半、読み進めるのに苦労した。
    同じ人間に対して、ここまで非道になれるものなのか。
    今現在、行われていると知って言葉にならない。
    日本には情報が入ってこないし、皆目を背けているのか、興味がないのか。
    小説を通して得た知見を無駄にしてはいけない。

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    2025年10月25日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    第1作を読み終えた足で書店で購入しました。
    「替え玉」として総理大臣を演じることになった売れない舞台俳優だった主人公が、次第に総理大臣としての風格を持つようになる様子に胸が熱くなります。

    停滞する経済、新型コロナウイルスの感染拡大、パンデミックの中での東京オリパラ、そして中国と台湾の衝突。

    主人公のとる政策は、政治経済の知識も柵もないからこそ思いつくどんでん返しのようなものばかりですが、その根底には利権や権力欲ではなく「国民のため」「平和のため」という青臭い理想がしっかりと残っています。実際の政治にうんざりしている人が多いからこそ、国民に寄り添ってくれる総理大臣の真摯な姿と痛快な逆転劇が魅

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    2025年10月23日
  • アポロンの嘲笑

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    ミスターどんでん返し
    ストーリーの中に原子力発電問題や、防衛問題も織りばめ、ミステリーの中にも社会問題を抉る一冊。
    真山仁さんのようなテイストを感じました。

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    2025年10月23日
  • 中山七転八倒

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    中山七里先生の『作家の生活』は、華やかに見える作家業の裏側を、リアルかつ淡々と描いていてとても面白かったです。締切に関する話が多く、作家にとってやはり締切とは身を削るものなのだと感じました。でも、そこを面白おかしく書いているのはさすがです。文章の端々から伝わる映画への深い愛情も印象的で、創作の原動力がどこにあるのかを考えさせられました。読み終えて、「好きなものを突き詰めること」こそが創作の原点だと感じました。

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    2025年10月23日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    頁をめくる手が止まらぬ…
    真犯人の予想とじじぃ怪しすぎるとは思ってたけどそれ以上のどんでん返しが待っていた。
    さすが俺たちの中山七里先生!!!!

    岬検事と御子柴弁護士の好敵手的なやり取りも軽快でもっと読ませてくれ、という気持ちになる。

    また前作を読んでも思ったが

    『時分は奈落から手を伸ばしている者を傷害かけて救い続ける。』

    フィクションとは言えこの御子柴の覚悟に涙が溢れそうになる。全シリーズ読むぞぉ!!

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    2025年10月22日
  • 総理にされた男

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    売れない舞台俳優が「似ているから」という理由で総理大臣の替え玉に据えられ、ほんの一瞬のはずが政局を乗り越え、さらには自衛隊の海外派遣の是非を判断することに…という荒唐無稽な展開ですが、与野党間の(国会討論などをみても感情的な言い合いにしか見えない)対立や、与党内の派閥同士の権力争いなど、現代政治のリアルな側面が分かりやすく描かれていると感じました。

    何より、主人公が「政治の素人」なので、総理大臣としての判断をするにあたっては官房長官や友人の経済学者からの丁寧なレクチャーがあり、それが読者にも優しい配慮になっています。
    総理大臣に上り詰める過程で多くの政治家が初当選のころの「青臭い理想」を忘れ

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    2025年10月22日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    巻末に「本作は4部作であり次の順でお読みください」なる記述があり、3作目を飛ばしてしまったことを理解した・・
    なんか3作目もシリーズっぽくはあるので、そっちも読んでみようとは思う。
    中山さん作品は、連作も多いし、作品またがって登場人物が活躍している感じもあるので、次回から注意して選択せねば。

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    2025年10月22日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    警官殺しの犯人を目撃した8歳の少年と警官殺しの濡れ衣をかけられた捜査一課の高頭冴子班長は、警察から逃げながら犯人を追い詰めなくてはならなくなる
    苦境に陥る逃避行を社会の日陰に住む人びとが警察憎しで協力するさまは痛快
    果たして真犯人を逮捕し膿を出し切れるのか?

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    2025年10月22日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    面白かった。
    総理の影武者となった俳優が、総理が亡くなった後も秘密裏に総理を続け様々な問題を解決していく。
    身近な経済の問題から始まり、ついには台中問題に至るまで苦悩する慎策の姿を描く。
    近年に起き事件や出来事とリンクさせているので物語にリアリティがあり、身近な話題として没入しやすかった。
    筋立ての上手さが流石であった。

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    2025年10月21日