中山七里のレビュー一覧

  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    今作品で心に残った言葉は、犬養さんの『楽な道というのは力のない者の専用道路だ』。
    事件は解決しても、我々が永遠に考え続けなければならないような問題を取り扱っており、これだから中山七里作品はやめられない!と心の底から思う作品でした。それと犬養×古手川のコンビ相性がすごく良かったです!!古手川の良さが存分に発揮されてて、それをしっかりと感じ取る犬養さん。ぜひシリーズ通して読みたい!

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    2026年02月05日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    傲慢(プライド):中山七里
    リベラルを掲げる男が、愛弟子の女性をレイプする。
    された女性はすぐに警察に被害届を提出。
    された側とした側の双方で主張をするが、
    レイプをした男が突如殺害される。
    当然疑いの目はレイプされた女性に向けられるが、
    何故かアリバイの主張を拒否する。
    お互いの傲慢が絡み合いどちら側の味方も気持ちの悪さを覚える。
    男を殺害したのはレイプされた女性の秘書。レイプされた女性の傲慢な態度から罪をなすりつけようとした。
    また殺害時刻には趣味の児童買春をしていた為、アリバイを主張出来なかった。

    怠惰(スロウス):岡崎琢磨
    7歳の息子が急に学校への登校を拒否し始める。
    様子を見ていた

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    2026年02月04日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    さよならドビュッシーの前日譚。それぞれの章の名前はシャーロックホームズにかけてるのかな。

    本編では聞けなかった、おじいちゃんのお説教の数々が、ここでは存分に発揮されている。哲学のある言説には、思わず耳を傾けてしまう。

    面白いと思ったことには、善悪の区別は無くて、どんどん切り込んでいく。

    この本を読んで、プラモデルを作ってみたくなったのは私だけではないはず笑

    ここからさよならドビュッシーに繋がっちゃうんだなぁ。

    そして、岬先生が出てくると引き締まりますね。

    読みたかった話が、ちゃんとここにある。そんな素敵な前日譚でした。

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    2026年02月03日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ





    臓器移植についてドナー、レシピエント、その家族、移植に携わるさまざまな立場の気持ちを想像しながら読んだ。

    脳死は死なのか生なのか
    自分のことなら死と思っても、まだ体の温かい眠っているだけのように見える家族に対してそう思えるかはその時にならないとわからないんだろうなと

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    2026年02月01日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    久しぶりに本で何度も泣きました。

    最後の手紙のところを読んで。
    もともと手紙をもらったであろう場所を読み直して。
    きちんと燃えた匂いがしてた。

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    2026年02月01日
  • おやすみラフマニノフ

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    自分が求めていない部分への賞賛への不満、
    他責にして努力を惜しんだ後悔、
    天才の子への期待と落胆。

    私が特に考えさせられたのはこの辺りだけれども、すごく色んな教訓を得られるシリーズだと改めて感じた。

    中でも岬先生の不安との折り合いのつけ方。
    「捨て去ったものに責任を果たすためには選んだものを大事にするしかない」。
    一方で、「その世界で生きていくべき人間はどんな道を辿っても最終的にはその世界から迎え入れられるものだと思う」という言葉には救われるものもある。

    自分すらも呪うことなく、自分が何者であるかを問い続けるという岬先生の在り方は目指すべき姿だと感じる。


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    2026年01月30日
  • ヒポクラテスの試練

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    法医学ミステリー。謎の肝臓がんの遺体を解剖すると、エキノコックスという寄生虫が発見される。どこで感染したのか、法医学教室の助教と埼玉県警の刑事が探る。

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    2026年01月26日
  • バンクハザードにようこそ

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    ネタバレ

    「半○直樹」の様な内容。
    親友を殺された復讐心で、大手の地方銀行を破産まで追い込む話。
    5章それぞれ騙される相手が違い、
    地面士詐欺、株式投資詐欺、社内不倫のスキャンダル、粉飾決算、ラストに風評被害で破産。
    騙し方は典型的なやり方だが、どんでん返しのトリックがそ

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    2026年01月24日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    残虐な殺人をしたが、
    死刑判決を免れた者たちの家族が次々と殺される。
    犯人は「ネメシス」(義憤)を名乗り、人々の不安を煽る。
    渡瀬警部と古手川巡査長が事件解決に挑む。

    犯人は検察庁の次席検事の事務官「横山潤一郎」
    若干20代の将来有望な人材は
    学生時代に付き合っていた彼女を無惨にも殺され、
    捕まった犯人の判決も無期懲役になったことに憤慨する。
    「司法で裁けないなら自身が裁く」と復讐を決意。

    それまでの勉強実績を捨て、検察庁に入庁し,
    どうやったら死刑を回避しつつ無期懲役判決を出せるか?
    さらに憎む相手とどうやったら同じ刑務所に収容されるか?
    憎っくき殺人鬼を自らの手で断罪する為、
    綿密な計

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    2026年01月24日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ⭐︎3.8
    想定していたよりも続編だったので、1作目をさらっと読み返してからこちらを。あいうえお順に被害者が選ばれるという、カエル男ならではの緊迫感が前作よりも薄れてしまった気がしてそこは残念だったけど、さすが中山七里さん。ラストではしっかりどんでん返されて楽しく読めた。
    常軌を逸したカエル男というキャラクターを楽しみつつ、刑法39条の在り方についても考えさせる作品になっていて満足度が高いと思う。

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    2026年01月24日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    なんじゃこりゃ!

    松田優作でなくともこのセリフがポロリと出てしまいました

    だって本作に出てくる登場人物がすごい!
    中山七里人気シリーズの主役たちが勢揃いやないですか〜
    まだまだ中山七里初心者の私でもわかる人たちがどんどん登場します

    「カエル男シリーズ」からの参戦は渡瀬&古手川コンビ
    有働さゆりも名前だけ登場

    「御子柴礼司シリーズ」からはもちろん悪辣弁護士御子柴礼司が参戦
    で、日下部洋子も登場
    実は御子柴ぐらい大好きです!

    まだ読んでないのでわかりませんが、この人たちも各シリーズで主役を張っているのではないですか?
    警視庁刑事部捜査一課の犬飼隼人
    解剖医の光崎藤次郎
    氏家鑑定センターの

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    2026年01月24日
  • テミスの剣

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    『どちらを選択しても、それぞれの試練が待っています。だから、あなたは自分自身の声に従いなさい』。七里先生の作品はテーマがテーマだけにこういう名言がポンポン生まれていってると思います…!
    「テミスの剣」では、とくにその印象が強くなりました。10代のうちに読めて良かったと心から思います。人生の節目節目で読み返したい…
    この小説の面白さ、爽快感を楽しむ一方、「冤罪と司法」という示唆に富むテーマ。ただ読者を楽しませるという訳ではなく、「物語に没頭させながら考えさせる」。本当に素晴らしい作品でした!!

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    2026年01月21日
  • 武闘刑事

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    ネタバレ

    面白かった。
    最後の章が武闘で
    ひっそりと白熱した。

    悲しい事件だったのにどうかと思うが

    容疑者の人柄もミスリードだった
    良い奴だった。

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    2026年01月18日
  • 総理にされた男

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    ネタバレ

    面白かった
    安倍元首相を真似ながら、瓜二つのしがない演劇役者が総理を演じる話

    エンタメの本として佳作
    思想信条的にも自分に合う、左の人には無理

    強いメッセージがありそうでなさそうで、うまく娯楽に落とし込めているのは著者の実力

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    2026年01月16日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    光崎教授シリーズ第5弾。

    引きこもりがテーマ?
    自立支援団体の人が裏でいるっていうのは、わかったけど、逮捕される展開にならなかったのは、良かった。
    ありきたりじゃなくて。
    今後まだ登場するんかな?

    今回はあまり光崎教授が登場なくて残念。
    古手川くん中心回だった。

    引きこもり、うちの子もそうなったらどうしよう、、、とか、ちょっと思いながら読んでしまった。

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    2026年01月14日
  • テミスの剣

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    もっと早く読むべきであった。
    これは10代で読みたい。
    そして30代でもう一度読み直したかった。
    司法の闇とあるべき姿を通じて、人としての正義を知ることができる。
    サスペンスの枠を超え名作だ。

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    2026年01月12日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪と言われる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」に基づく七つの短編集!
    また、本書の七つそれぞれの短編の著者も「七」に関係があるなど、面白い仕掛けが施してあった。

    七つの短編はどれも面白く一気読みしてしまった。
    特に「憤怒」は短編にも関わらず、離婚、障害、村集落、認知症など盛り沢山の内容をギュッとまとめてあり、短編では勿体無いほどの作品だった。
    あと意外だったのは「色欲」で、タイトルも然り、他の流れからもっとグロテスクか砕けた内容を想像しながら読んだが、息子の返しなどコミカル要素もありつつ、家族の大切さを教えてくれるような物語だった。
    他のどの作品もホント素晴らし

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    2026年01月12日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    真琴先生がすっかり法医学教室に馴染んでいて、そのせいか光崎教授の強引さもいっそう強く感染ったようにも思える。古手川&真琴先生のアクセル全開っぷりが凄まじくて、そんなことやっていいのかと見ててハラハラした…笑
    今回は渡瀬班長もしっかり登場してきて、古手川&渡瀬コンビが好きな私からすると痒いところに手が届くような1冊でした。
    今後の古手川と真琴先生の進展も気になる…あと個人的には渡瀬班長の細君はどんな人なのか気になる。そもそも結婚してるのかな?

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    2026年01月12日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    短編どれも最高でした
    さすが、どんでん返しの帝王!
    歴史や寓話上の『あれかな…』と思わせる、または気づかせず結末の一文で種明かしする話は
    王道で定番なのかもしれないが、
    歴史や寓話が好きな人ならみなが喜ぶツボのような

    レジェンドお三方の小説の書き方連載を読んでいたので、感慨深いものもあった。生まれ変わったらとにかく書きまくれるベストセラー作家になってみたいものだ

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    2026年01月11日
  • テミスの剣

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    1つひとつの言葉がとても重く深く読んでいて心が苦しく感じるのを覚えた。最近の新聞やテレビなどで冤罪のニュースを耳にする事はあるけど、過去の過ちを自分の贖罪として心に刻み、決して逃げずに真っ直ぐ過ぎるほどに信念を貫こうとする主人公の生き方に感銘を受けた。組織の論理は別に警察や法曹界だけでなく民間企業にもある。見せかけでなく人としての生き方を問わているように感じた本でした。

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    2026年01月11日