中山七里のレビュー一覧
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七つの大罪と言われる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」に基づく七つの短編集!
また、本書の七つそれぞれの短編の著者も「七」に関係があるなど、面白い仕掛けが施してあった。
七つの短編はどれも面白く一気読みしてしまった。
特に「憤怒」は短編にも関わらず、離婚、障害、村集落、認知症など盛り沢山の内容をギュッとまとめてあり、短編では勿体無いほどの作品だった。
あと意外だったのは「色欲」で、タイトルも然り、他の流れからもっとグロテスクか砕けた内容を想像しながら読んだが、息子の返しなどコミカル要素もありつつ、家族の大切さを教えてくれるような物語だった。
他のどの作品もホント素晴らし -
Posted by ブクログ
仁志村賢作、初めてのキャラが登場?
なんとあのアマゾネスの師匠?
舞台が成田空港。
そこで働く、GS(グランドスタッフ=空港業務スタッフ)、航空管制官など、大変な職場だと思う。
クレイマー的な客もいたりして。
そして、普段は役立たずと言われる航空警察に,なんと新署長がこの仁志村賢作!
一見穏やかそうだが、ひとたび容疑者と向き合うと、かつて「鬼村」と呼ばれるほど、容赦なくズタズタに切りつける。
まさかの航空内での殺人、テロ勃発とは!
かつてニュースで釘付けになった成田闘争事件がよみがえる。
息をつく暇もなく、あっという間にラスト!
シリーズ化、当然なるでしょ。 -
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米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。
新川帆立 ヤツデの一家
これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。
大代行時代 結城真一郎
短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。
妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
この短編は少し不快だったので長いです。
治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない -
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中山七里『逃亡刑事』PHP文芸文庫。
先に続編の『越境刑事』を読んでしまったので、遅ればせながら、本作『逃亡刑事』を読むことにした。
『越境刑事』より遥かに面白い。県警のアマゾネスの名を欲しいままに高頭冴子が暴れまくるのだからたまらない。
完成度が非常に高く、続編の『越境刑事』など書く必要などなかったのではないかと思うくらいだ。何しろ、本作でこれ以上無い程の最大の悪である警察組織の腐敗を描き、それに県警のアマゾネスが立ち向かい、徹底的にぶっ壊してしまうのだから、続編の必要など無いのだ。
単独で麻薬密売ルートを探っていた生田刑事が、カーディーラーのショールームで射殺される。その犯人を目 -
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南海電鉄岸和田駅で無差別殺人事件が発生。
七名を殺害した笹清政市は、自らを<無敵の人>と称する。
数日後、大阪地検で郵送物の爆発事件が発生。
被疑者<ロスト・ルサンチマン>は笹清の釈放を求める。
不破俊太郎一級検事も新たな爆破に巻き込まれ。
連続爆破事件は止められるのか。
<ロスト・ルサンチマン>の真の目的は?
大人気検察官シリーズ第三弾。
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ドラマでも放送されていて、ちょっと見てしまった。
自分の頭の中の登場人物と少し違った感じやった。
小説では、冒頭から読んでられへん -
Posted by ブクログ
初めての出会いは「さよならドビュッシー」だった。
映画化もされ、岬洋介のファンになったのもこの本。
おじいさんの車いす探偵など、たくさんの相関図の中でどんどんのめり込んでいった。
人物にリンクをさせるテクは海堂尊さんからヒントと知り、
なるほど、バチスタシリーズも次々読んだ覚えがある。
ものすごいスピードで新刊が出るので、読むのが追いつかいない。
その極意が惜しみなくこの本に書いてある。
小説家を目指す人、必見。
「説明するな、描写しろ」
「書店は作家の通信簿」
など、心に残った。
一度読んだ本は全部記憶にあり、
取材をせずに原稿が書けて、
一日1回のトイレと、食事は2回、睡眠3時間・・