中山七里のレビュー一覧

  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    ★★★★★ 4.5/5

    被害者が増えるたびに深まる謎と容赦ないグロ描写。古手川の奮闘も相まって緊張感は増すばかり。中だるみどころか終盤に向けてどんどん加速していく。
    さゆりは聖母から鬼へ。薄々気づいてはいたものの、そこから御前崎でひっくり返され、最後の勝雄でさらに一撃!しかも御前崎、君も「お」から始まっとるやないか!見事に転がされた。
    古手川もよく頑張った。あそこまで痛めつけられると、もうやめてあげてー!と叫びたくなる。それでも最後のおいしいところは渡瀬、お前が持っていくんかい!
    悲惨すぎる生い立ち、育った環境の影響、信頼や信念の危うさ、精神障害と刑事責任の問題。単なる猟奇殺人ミステリーでは終わらず、いろいろ考えさせられた。
    群衆の暴走はちょっとやり過ぎ感、ラストにも多少の無理は感じる。でも、それを差し引いてもストーリーと仕掛けはともに4.5点!
    グロ耐性は必要だけど、これは読んでよかった。

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    2026年10月10日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    ネタバレ

    小説に向かって「おいやめろ!」と口に出して思わず言ってしまうような作品でした。中山七里先生の作品は好きで見つけたら買うようにしてますが今まで読んできた中で1番好きな作品です。
    主人公の取り巻く環境が過酷すぎるがその過酷な状況を助けてくれた親友を助けるために立場を捨てても勇敢に立ち向かっていく姿に感動しました。好きな小説ベスト3に入るくらい面白かったです。

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    2026年10月09日
  • 追憶の夜想曲

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    シリーズ第2弾!
    今回の事件は、夫をカッターで刺して殺した妻 津田亜季子を中心に悪辣弁護士の御子柴と検事の岬検事が裁判に挑む。

    色々な場面の伏線があり、後半の伏線回収がとても気持ちが良かった!!
    犯人当てをしてみたけど今回も当たらず、まだまだだなと感じた。笑

    津田亜季子の過去だったり、娘二人の事、家庭の問題など幅広く書かれているのでとても読みやすく、物語を想像しやすかった!

    最後の解説には他の作品との関連が書かれていて、ますます中山七里さんの作品(シリーズ物)を沢山読んでみたいなと思った!

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    2026年10月08日
  • 暗殺の交響曲

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    元首相の溝呂木が街頭演説中に刺殺された。犯人である入山和奏は就職氷河期世代、溝呂木政権のせいで人生がうまくいかなかった怨恨が動機と思われた。これはただの殺人事件なのか、それとも重大なテロ行為なのか。裁判に臨むのは大阪地検の不破検事、そして御子柴礼司。またしてもこの二人の対決が熱いミステリです。
    どこからどうみても入山和奏の犯行は明らかすぎて、いかな御子柴といえどもこれをどうやって弁護するのだろう、と疑問に思うことしきり。だけど迷いもなく次々と調査を進め戦略を練る御子柴のプロフェッショナルな態度に痺れます。彼、シリーズ進むごとにどんどんカッコよくなっているんですよねえ。
    一方の不破ももちろんカッコよいのです。たしかにこのふたりって、ものすごく似た者同士なのかも。さらに今回は雑誌記者の志賀や鑑定士の氏家も登場し、とことん豪華。もちろんミステリとしての筋書きも見事です。
    ただし、読後に一つ懸念が残りました。御子柴先生、お土産買えたのかしら(笑)。

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    2026年10月06日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    精神に問題があると思われる連続殺人犯を追う話。

    バトルシーンがやたら多い。中盤の3連戦が壮絶。

    終盤のどんでん返し祭りが、読書体験として楽しい。理屈はかなり強引。「んなアホな!」と思うが、それを突っ込むのは野暮なくらいには勢いと楽しさがある。NARUTOくらい「実はコイツが……」って奴が出てきてウケる。

    中盤までは普通のサイコスリラーっぽくて緩慢だが、終盤が読んでて楽しすぎるので、私的にこの手の作品の中ではかなり気に入った。

    最後の最後、終わり方も凄い。感心した。どんでん返しの連続で頭から抜けつつあった要素を最後に拾う綺麗な結末。

    渡瀬のビジュアルを鶴見慎吾で想像してたら、実際ドラマ版でキャスティングされてるらしい。こういうとき、なんか嬉しい。

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    2026年10月06日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    三重のどんでん返し。
    面白かった。ただ、描写がグロテクスすぎる。
    最後の渡瀬の言葉、因果はめぐるの後からの最後に
    ゾクリときた。続編にも期待。
    ただ描写が本当にグロすぎる…

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    2026年10月06日
  • テミスの剣

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    渡瀬刑事シリーズ!
    こちらは渡瀬刑事が若かりし頃のお話

    めっちゃ昭和な取り調べありで、なんか懐かしい気持ちになりながら、読み進めていきました

    中山七里さんの他のシリーズを先に読んでいたので、知っている名前が出てきたらニヤッとしながら楽しく読んでしまいました

    冤罪と向き合う姿も、諦めない姿もとても素敵
    『頑張れ!!』と応援したくなる若かりし日の渡瀬刑事

    次も楽しみです( * ॑꒳ ॑*)

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    2026年10月05日
  • 能面検事の奮迅

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    検察ミステリー「能面検事シリーズ」の第2作。
    収賄疑惑を捜査中の大阪地検特捜部に文書改ざんの疑いが。身内の捜査に駆り出された能面検事が辿り着いた驚きの真相とは・・・

    前作のインパクトがなかなかに大きいものだったので、2作目はやや落ちるかもと思っていましたが、変わらずに面白かったです。

    一分の隙も無く検事の本道を突き進む能面検事、感情や先入観を隠しきれない補佐役の事務官、この凸凹コンビの安定感が増しています。
    二人が関わることになった収賄疑惑、文書改ざん疑惑も、読中に予想したのとはまったく別のところへ着地する結末で、期待通りに裏切ってくれます。(日本語がおかしいですね)
    今回も前作と同様に、能面検事が一瞬だけ仮面の下の人間の素顔を垣間見せる箇所があるのですが、これはシリーズを通して恒例化の予感。

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    2026年10月03日
  • 刑事葛城 正義の銃弾【電子限定特典付き】

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    警察官が警察の捜査から如何にして逃げ切ることが出来るか…。
    恨みの深さから、正義の銃弾として放った一撃は、いつしか自らの保身の為に自分の首を締め付けていった。
    森に隠した木を見つけるような、葛城の地道な捜査手法は相変わらず絶妙であり、追い詰める葛城と犯人の心情との対比が面白かった。

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    2026年10月01日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    ネタバレ

    今の御子柴があるのは少年院時代の教官のお陰。父親みたいな存在の教官の無罪を勝ち取る為に冷静を保てない御子柴が人間味があって良かった!!なかなか思い通りいかない弁護に御子柴が掻き乱されるのも今までにない一面が見れた気がしてよかった!

    0
    2026年10月01日
  • 悪徳の輪舞曲

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    御子柴礼司シリーズが好きだ。実在の少年事件を彷彿させる設定で、そして勧善懲悪と全く違った普通の人の正義を語った欺瞞を見せつけるストーリー展開がよき。

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    2026年09月30日
  • ヒポクラテスの困惑

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    オーディブル視聴。
    今回は解剖シーンは少なめ。お馴染みのメンバーたちが調査や検査で事件の解決をしていく展開で、面白かったけど普通の刑事物っぽくもあった。

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    2026年09月30日
  • 能面検事の挫折

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    ネタバレ

    不破検事が何故能面検事となったのか。

    今回はルーツが明かされた回でした。

    そして、御子柴と不破の一騎打ち。
    どう転ぶか最後まで気を抜けませんでした。

    タイトル回収がとても秀逸で、能面が少し剥がれた所がゾッとしました。
    あまり多くを語れないけれど、後味の悪さが残った感じがします。

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    2026年09月28日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    警察視点で描かれる連続殺人事件の物語。
    事件毎に行われる殺害方法が非常にに残忍かつグロテスクで、文章にも関わらず目を覆いたくなるシーンが多い。
    警察は安全を守るために仕事をしているが、その責務とは、正義とは何か。警察視点ならではの奥深い描き方はとても勉強になる。
    そして最後に何度も驚かされる伏線回収は圧巻。

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    2026年09月28日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    冒頭のシーンで、いきなり挫折しそうになったけど、頑張って先へ。
    そこを抜けてからは、面白くて読み易かった。
    御子柴礼二もだけど、事件を追う2人の刑事、渡瀬と古手川のコンビもいい。古手川って、別シリーズで見た名前?言及されているのはあの事件?こういうつながりも面白い。
    ある殺人事件の重要容疑者となった弁護士、御子柴のアリバイが驚きの法廷に立っていたっていうのがぶっ飛んでいてナイス。
    それも、国選弁護人っていうのが、御子柴の性格と正反対に思えて、どんな裏が?ってなる。
    依頼人である車椅子の青年とのやりとりが興味深い。
    生まれながらの障害で車椅子の青年と、名前を変えて殺人を犯した過去を捨てた弁護士。
    法廷で明かされる事件の真相も衝撃だし、その後も、、、
    シリーズの続きを追いたくなってしまった。
    読みたい本が増えて困るーw

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    2026年09月27日
  • さよならドビュッシー

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    相変わらず!!!相変わらず素晴らしい!!!!
    大好きです。

    中山さんの描くおじいちゃんキャラが大好き。こんな大黒柱がいてくれたらなって
    精神的支柱になります。

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    2026年09月26日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    ネタバレ

    「強請屋ライターの殺人」や「悪辣弁護士」等のワードに、御子柴の印象をまんまと誘導されてしまった。
    御子柴も最後の場面の幹也に対して思っていたが、運命の人と出会うことで人格を大きく変える、また人生を変えることが可能ということを改めて感じた。御子柴自身も雷也や稲見との出会いにより弁護士を目指し、過去の罪滅ぼしのため人々を救っていくようになる。
    余談だが、主人公が弁護士や警察視点の作品の場合、語彙の豊富さに充実感があり、新たな語彙の発見があるため読むのが楽しい。

    0
    2026年09月26日
  • 刑事葛城 正義の銃弾【電子限定特典付き】

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    ハードボイルド系?と思って
    自分の趣味と違うので
    なんとなく今まで読まずにいたけど。
    ほんとに面白かった❣️

    平凡な?刑事に見えない
    普通のお勤め人に見える
    刑事葛城が、静かに
    ジワジワと謎を解く。
    刑事葛城が、とても良い❣️

    刑事の裏と表の顔。
    犯人の目線でも書かれている章もあり
    犯人はわかってはいるのだが。

    少しずつ、謎を解いていく
    ジワジワ感が
    そして、ドキドキワクワク。
    楽しめました。

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    2026年09月26日
  • 毒島刑事最後の事件

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    【手を汚さない者同士】
    次々と起きる事件を解決する毒島。しかしそれぞれの事件の裏に潜む黒幕「教授」が明かされ、毒島はその正体を追う。

    「相手の心理を読み、直接命令せず、自発的な行動に見える形で結果を発生させ、自分は手を汚さない」という殺人教唆として立憲するのが難しい相手に警察はどう対処するのか。
    法では裁けない相手に毒島はどう立ち向かうか⁉︎

    ここまで相手に嫌悪感丸出しにする毒島も珍しい。最後の教授とのやりとりは改めて読んでみるとセリフの一つ一つがシャレにならんのです。

    人間の心理を読み、言葉を使い、相手を思い通りに動かす。
    やっていることの構造は恐ろしいほど似ている2人の舌戦は、互いに譲らず最後には驚く結末へ。
    うーん過去4作読んでいるけどこれが1番かな〜

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    2026年09月26日
  • もういちどベートーヴェン

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    どこかでベートーヴェンと
    もういちどベートーヴェン
    この二つで
    どんなふうに岬先生が
    できたのかが、わかり
    とても面白かった。

    その前の岬シリーズは
    ストーリーは面白かったが
    淡々と、事件を解いていく
    岬先生は、謎でした。

    こちらのベートーヴェン2冊を読んで
    岬先生の魅力がわかりました。

    いつかまた、岬先生に注目して
    もう一度、シリーズの1から
    読んでみたいです。

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    2026年09月25日