中山七里のレビュー一覧

  • 暗殺の交響曲

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    つい先日、因縁の能面検事こと不破俊太郎と法廷で争ったばかりだが、こんなにも早く再戦する機会が訪れるとは思っても・・・既に情報は入っていました!今回はどちらが勝つのか読む前から本当に楽しみ。前回みたいな先日手差し直しというのはマジでやめて!

    今回の題材は元首相暗殺事件ということで、いやがおうでもアベノジケンを想起する。おいおい、いくらなんでもこの話題は炎上するぞと思うのだが、結果的にはそうさせない中山七里のテクニックを見せつけられることになった。そのテクニックとは、(1)殺害された元首相を自民党にしなかったこと(2)殺害されるのはドジョウに相当する地位の人(3)ドジョウの見た目から性格を作り出し、落ち目の政治家ということも似せている(4)ガイキチ大好きババアの敵を徹底的に貶め、地に落ちた野党を支持する人を激減させることで、批判が出ても全く数的に影響ないだろうと予想している。つまり、この日本でドジョウを支持する人間は殆ど根絶やし状態、だからこの小説は全く問題にならないと中山七里は推算しているのだろう。

    ストーリーは、いつもどおり、読み始めたらやめられない止まらない仕組みとなっている。寝技に持ち込まれて全く体の自由が奪われて、知らない間に読み終えてしまうといういつものパターン。今回は弁護士会の柵、自分が顧問弁護士をしているお客さんに力を貸してもらったのがポイントだけど、ネタバレになるので詳細は割愛。そして、ドジョウをここまで・・・やるかね。ドジョウの熱烈な支援者から命を狙われないようにね、中山さん!

    さて、いつものどんでん返し勝負は・・・犯人は当てたけど、その動機と殺害方法は全く思いつかなかった。うーーーーーん、勝負には勝ったけど、完全勝利と言うには程遠い。さすが、どんでん返しの閻魔大王だけのことはある。

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    2026年09月18日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ヒポクラテスの困惑
    完読

    かなり攻めた内容。

    個人的には、これまでのシリーズで一番面白かった。

    コロナ禍に、偽ワクチンによる殺人が起こる。

    もしコロナ禍の真っ只中にこれを読んでいた私はどんな感想を持っただろう。

    緊迫した状況の中で、人との関わりも制限され、鬱屈していく人々の心理。
    不安が膨らみ、誰かを疑い、何かにすがりたくなる気持ち。

    キャシー先生の言葉が心に残った。

    「結局フェイクニュースに飛びつく人は不安に抵抗してまで考えるのが苦手なんですよ。陰謀論というのは単純明快で、悩まなくて済みますからね。
    不安を仮想敵にぶつければ、その瞬間だけは安心していられます。自分が正義の側に立っているんだと自己陶酔にも浸れますしね。」

    コロナ禍を実際に経験したからこそ、ただのフィクションとして読み流せない部分も多かった。

    今回も考えさせられた。

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    2026年09月18日
  • こちら空港警察

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    空港にはさまざまな犯罪が潜んでいるがそれを全て解決していこうとする署長の姿勢がとても素敵で爽快だった。

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    2026年09月18日
  • おやすみラフマニノフ

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    ネタバレ


    久しぶりの中山七里さん。
    オーディブルできける中山作品は
    ほとんど読みました。

    さよならドビュッシー系の
    シリーズは、少し残してました。

    主人公、音大生の晶が、
    秋の演奏会で
    コンサートマスターに選ばれたのは
    偶然が重なったせいでした。

    ライバル?というか
    1番才能あると思われていた人に
    ちょっとした不備があったから。

    その時に、
    岬先生が話した言葉が良かった!

    「棚からぼた餅」とか
    突然のラッキーなこと。
    それは、
    準備ができているものにしか起きない。

    才能がないのに、
    ただ、ラッキーだっただけ。

    〇〇さんができなくなって
    代役としてマスターになっただけ。

    などと、人は言うだろう。

    しかし、君は、練習を重ね、
    準備はできていたんだ。
    だから、白羽の矢があたった

    ↑こんな文ではないが、
    このようなことが、書いていた。

    代役になると
    人からは2番手と言われたり
    自分自身も、実力が劣っているのに
    トップと思われる人に
    ちょっとした理由があって
    それが理由で自分が代役となったと、
    自分を卑下してしまうけれども。

    岬先生の言葉は、素晴らしかった!
    ちょこちょこ、
    こう言うのが出てくるから、
    中山七里さんの作品は魅力的。
    ちょっと、残虐だったり
    暴力的なシーンとかあって
    それは嫌だけど。

    音楽でも、スポーツでも
    何かに本当にがっつりと取り組めば
    自分は自分と思っていても
    比べられたり、
    または自分で勝手に比べて嫉妬したり
    いろいろあるよね。

    そういう才能系の
    嫉妬だとか挫折だとかも
    描かれていて、切なくなった。

    でも主人公は自分の道を行くだろう♪
    読後感はよかった。

    それにしても、岬先生、なにもの~?!
    まあ、岬洋介のシリーズものなんだけど。

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    2026年09月15日
  • 特殊清掃人

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    シチリー先生また変わった職業にスポットライトを当ててきましたね


    それは特殊清掃人


    私も昔やりました
    やりましたと言うかやらされました
    みんなが下校しているのにひとり残って掃除を


    それは居残り清掃!


    ま、掃除をサボってた自分が悪いんですけどね


    特殊清掃人とは、孤独死、自殺、事件・事故、あるいはゴミ屋敷など、一般的な清掃業者では対応できない特殊な現場を原状回復させる専門職です

    一言でいえばやばい部屋をちょちょいのちょいっとキレイにしてしまうプロフェッショナルということです


    ま、実際はちょちょいのちょいっとというわけにはいかないですけど

    だって、人が死んで放置されていた部屋って、すっんごい臭いがするらしですよΣ(゚Д゚)

    ちょっと興味本位で臭いを買いでみたいかも
    ぐふふふふふ…♡

    ってどんな特殊フェチだ( ゚д゚ )クワッ!!

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    2026年09月15日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    今回もすごく面白かったし、読みやすかったです。中山七里先生の作品で1、2を争うぐらい好きなシリーズです。今回の内容は、このシリーズの1巻目でも取り上げていた出版業界とその周りの闇に切り込む内容でした。人というのは承認欲求拗らせると怖いですね。まったく理解できないわけではないので、余計に怖いなと思いました。次号も楽しみにしています。

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    2026年09月14日
  • さよならドビュッシー

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    映画を観返したので、原作も読もうということで。
    大学一年生のときにお誕生日プレゼントでいただいた本。
    映画はライトな感じの仕上がりだけど、原作のほうが重たくてすきだ。

    オーケストラの曲の音楽描写が実際の楽曲を聴いているみたいでよかった。
    岬先生が協奏曲を演奏するシーンがすき。
    あのシーンが映画であったら良かったのにな。
    映画の終わり方も嫌いじゃないけど、原作のほうがわたしはすきだ。
    重たくて、ドビュッシーの楽曲と、タイトルが染みる。

    名古屋の町並みや、バスに乗って移動しているときに見える車窓、ホールの匂いや劇場のしんとした音、

    中山七里先生の一日密着動画が凄すぎたので、作家読みをしていて動画を見ていない人は探してぜひ見てほしい、

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    2026年09月13日
  • 追憶の夜想曲

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     夫を殺傷した事件の弁護を、裏取引をしてまで担当した御子柴の真意はどこにあるのか。被疑者は犯行を認めていて、有罪になることも明らかなのに、弁護料を払えるわけでもない。しかも、夫殺しの真相も釈然としない。
     検察側は因縁の岬検事。御子柴が弁護を代わったことで警戒しつつも、一審、二審と御子柴は有利に裁判を進めていく。最後の最後まで、夫殺しの真相も、そもそも御子柴がこの裁判に目をつけた本当の理由も分からないままラストを迎え、全てが明かされた時には、思わず「うわー」と言いたくなった。
     先の先まで考えられる御子柴が、この結末を予想しなかったわけがない。それにもかかわらず、弁護を引き受けた真意を思うと、ダークヒーローというだけではなさそうだ。ますます、御子柴礼司が何者なのか分からなくなってきた。

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    2026年09月13日
  • 暗殺の交響曲

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    何冊かこのシリーズを読んでいれば、2/3くらいで展開が読めちゃうかもです。それでも最後まで面白く読めました。

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    2026年09月13日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    中山さん作品はやっぱりハラハラでページをめくるのがとまりません。死刑が確定した友人とのお坊さんと囚人としての出会い。人を殺せる人でないことはよくしっている。死刑執行までにできることを精一杯行う。友人の心は開かれるのか?命を救ってくれた友人の死刑はとめられるのか??ハラハラ‼️

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    2026年09月13日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    引きこもりと、家庭内で起こる連続不審死がなぜ連動するのか。
    そして、プロローグの先に待っているものは何なのか。

    シリーズの中で、一番面白くて、一番考えさせられた一冊。
    ヒポクラテスシリーズ、やっぱり面白い。

    目次におけるタイトルの意味が、引きこもり問題などで語られる「〇〇歳(親)×〇〇歳(子供)という、世代間の年齢問題を表しているのだと、読後に気がついた。

    タイトルの意味がずしんと重く感じられた。

    この生きにくい社会の中で、子どもたちをどう育てていけばいいのだろう。
    読み終えたあとも、親としてそんな問いが頭を擡げてくる。

    ミステリーとして面白いだけではなく、親として、そして一人の人間として、いろいろなことを考えさせられる一冊だった。

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    2026年09月12日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    法律の脆弱性を訴えるリーガルミステリーでありながら、猟奇的な犯行の連続と、劇場型犯罪のような展開で退屈しない。
    作中に登場する嫌な人間たちの描写はどれも生々しく、特にメディアやネット民の卑しさ、それを皮肉った表現は、2011年の本とは思えないぐらい芯をついていた。
    登場人物だけでなく、読者もろとも騙す叙述トリックの衝撃。そしてゾクッとくるあのラストが忘れられない。

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    2026年09月11日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    オーディブルにて

    引きこもりの描写がリアルでしんどかった。
    私は運良く引きこもりにならずにいられてるけど、そんなの紙一重なのかもなーと思ってしまった。

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    2026年09月10日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    新型コロナが流行り出したあの頃の異様さを思い出した。
    県を跨ぐ移動の制限etc、必要だったんだろうかって今なら思えるけど、あの当時は未知のウイルスにみんな怯えてて何が正解か分からなかったんだよな。

    そんな新型コロナへの不安につけこんで偽ワクチンを売りつける。なかなかリアルで、本当にあってもおかしくないと思った。

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    2026年09月10日
  • 贖罪の奏鳴曲

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     冒頭から重篤犯罪の現場。しかも、この犯罪に関わっているのは主人公のようだ。かつてダークヒーローものは読んできたつもりだが、類を見ないサイコパスぶりに慄く。
     御子柴礼司シリーズの存在は知っていたものの、読む機会を失っていた。もっと早く読めばよかったと後悔するほど、目が離せない。御子柴自身の境遇や心理もさることながら、弁護士としての手腕、裁判の行方、そしてこの窮地からどうやって無罪を勝ち取るのか。さらに殺人事件への関与まで疑われる御子柴が対峙するのは、本音の見えない被疑者、切れ者の検察官、そして渡瀬刑事。やっかいな相手ばかりだ。
     「どうせ、ブラック・ジャックみたいな感じでしょ?」と高を括っていたが、そんな単純なものではなかった。
     一冊読み終えても、まだ御子柴の深いところは見えてこない。むしろ、もっと知りたくなった。これは……シリーズを読まなくては。

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    2026年09月08日
  • 能面検事の挫折

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    ついに来ました、不破検事の過去編!
    しかも他作品の御子柴まで乱入させるとか熱すぎる。
    そんなの面白いに決まってる。
    そもそも、ここまで人間臭い不破俊太郎を見れた事自体が予想外。
    いつも“静”なキャラが今回はほぼ“動”なのがめちゃくちゃ新鮮だった。
    それに意外と事務官の美晴を信頼してるらしいと分かって安心した。
    事件自体は悔しくて苦い展開だったけど、今作で益々このシリーズが好きになりました。

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    2026年09月08日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    これぞまさにサイコホラー!最後の最後まで引きつけられて一気読みしちゃうほど面白い!リアルな描写があるので覚悟して読もう

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    2026年09月06日
  • 能面検事の挫折

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    若き不破検事が東京で辛酸を舐めた事件から始まります。
    当時は表情豊かな不破検事。
    ところがある出来事がきっかけで大阪に異動。
    そしてその陰に御子柴弁護士あり。

    大阪でも東京の事件を引き摺るような事件が起き、不破検事は自ら捜査に出ます。
    そして今回も御子柴弁護士降臨。

    果たして不破検事vs御子柴弁護士、勝利はどちらに?!

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    2026年09月04日
  • 殺戮の狂詩曲

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    御子柴さんシリーズ、
    生い立ちも説明してもらったし、家族も出てきたし
    今度は何かなっておもったら、お友達つながりでしたね
    にしても、今回もホントにこれ最後おわる?
    もしかして続くの?っておもって読み進めると
    ほんとあと10ページぐらいでのどんでん返し
    今回はちょっといつもとは違う、
    ちょっと心落ち着く方へのどんでん返しでしたけどね
    読み終わった今、最初のやるせない感がスーッと引きました。

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    2026年09月04日
  • テミスの剣

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    冤罪の恐ろしさがまざまざと、リアルに表現されていた。無実な人を殺してしまったことももちろんあってはならないこと。だけど、マスメディアで、SNSで、周囲の人から、彼は悪人として語られた。
    いつでも嘘は真実に変わりうることがよくわかる。

    そして…。先にカエルを読んでしまったけど、渡瀬さんの若い頃出てきた!!ほかの方も書いてるように、なるほどこうやって敏腕だけどお堅い刑事が出来上がったのか…。と急に愛着を持った。
    順番逆で良かったかも。これからも渡瀬&古手川コンビで頑張ってほしい!!(いずれは古手川さんも三代目としてこうなるのかな…)

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    2026年09月04日