長浦京のレビュー一覧

  • アンリアル

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    面白かった。

    超能力物でスパイ物。好きな2つが一緒になっていて、あっという間に読んでしまった。

    敵意を持つ人の目が赤く光って見える沖野が自分のルーツと両親の死の真相を探るために警察官となったが、いつの間にかスパイとし働くことに。

    超能力を持つ人の悲哀がよく書いてあり辛さが伝わった。自分の境遇に立ち向かおうとする沖野の姿をまた読みたい

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    2024年05月29日
  • 警官の道

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    柚月さんのファンで、手に取りました。
    柚木さんの作品はもちろん最高でしたが、初めて読んだ長浦さんの作品が、意外にもハマりました。短編ですが、まるで長編を一冊読んだような満足感でした。

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    2024年05月24日
  • 1947

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    大作。1947年。終戦後。
    主人公は英国人。自分の家族を太平洋戦争で日本人に殺された復讐をしに来日。GHQやらヤクザや、様々な組織と関わり合いながら日本人を殺して耳と薬指を奪う。
    冒頭からその主人公イアンに感情移入は出来ず、日本人を殺し彼に反発すべきだが、途中から日本人を殺す彼に気持ちが向かっていく。不思議だ。
    しかしよく調べられている。GHQが支配している日本の建物や道路にはアメリカ流の名前が付いている。日本の建物も接収され、それらが目に浮かぶようだ。
    ご苦労様と言いたい。

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    2024年05月15日
  • リボルバー・リリー

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    長かった…。
    映画を先に見てたからか、イメージはしやすかった。
    ただ、どうしても冗長に感じてしまった。。
    ずっと逃げて戦っての繰り返しで、イマイチ入り込めず、まだ終わらないのかと思ってしまったところもあり。
    でも、設定が男が好きなものを詰め込んでいるのでそこはゾクゾクしながら読めました。軍とやくざと暗号と。おもろくないわけない!笑

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    2024年04月14日
  • アンダードッグス

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    この作家さん1冊目。主人公はオファーされた仕事をするには所謂プロとは言えないけれど、ある意味最も適性のある人。前職時代に身に付けた能力と、周りのプロたちから教わったテクニックを組み合わせてゴールを目指していくやり方の緻密さが凄い。後半クライマックスへ向けてスピード感が増し、最も良い終わり方をしてくれたけれど前半はややテンポが遅めだった印象。

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    2024年02月28日
  • リボルバー・リリー

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    最初は内容的になかなか頭に入ってこなかったり、登場人物が多かったりして、状況を理解するのに時間がかかった。とにかく撃ち合いと追いかけっこが多くて読むのがしんどいときもあったけれど、後半の希望が見えてきたかな?というあたりから、読み進めるにつれてどんどん引き込まれていった。

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    2024年02月06日
  • 1947

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    戦時中に兄を斬首した男たちに復讐するため来日した軍人のイアン。彼が復讐する場面での格闘や銃撃の描写は流石!長浦京だけあり真に迫った迫力があった。
    それにしてもイアンの切傷や銃槍に対する感覚の鈍さに驚く。方々重傷で傷つきながら素手で自分より巨大な男と格闘する様はどうかしている。
    17歳ながら賢い敵の娘、占領軍の中で対立する民生局と参謀第二部、複数のヤクザ、怪しい運転手、そして敵であり味方でもあるような都度に立場を変えてゆく悪人たち。混沌とした状況下で物語も混沌としてしまい、すっきりした展開ではなかった。
    まぁそれなりに面白いけど…。

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    2024年02月02日
  • リボルバー・リリー

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    舞台は関東大震災後の日本
    不正に得た巨額の金の行方を握る少年と逃亡を助けることになった元凄腕諜報員
    二人は陸軍の精鋭部隊1,000人の追手から逃げ続ける
    その先にあるものとはー

    いやぁ…長かった
    その一言に尽きる
    以上!!

    というわけにもいかないので、もう少し感想を述べるとしても…
    映画ではヒロイン、リリーこと百合を演じたのが綾瀬はるかさん
    小説とはちょっと印象違うけど、それはそれで魅力的だったろうなとは思う
    そう!ヒロインは魅力的だし、一緒に逃亡する少年も中々良い
    なのに、中だるみしてしまうというか…飽きてしまうというか…
    途中で他の本挟んでブレイクタイム取ったくらい
    冗長的と感じてし

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    2024年01月30日
  • アンリアル

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    あなたは「特質」ですか?
    特質…?
    いわゆる超能力のようなものをもっていますか?

    例えば、空を飛んだ、瞬間移動ができたり、スプーンを曲げれたり…w


    本作の主人公、沖野修也の特質は他人の感情を覗くことができる能力
    危険が迫ると気配を感じ、殺意や敵意、憎悪を抱いている人間と対峙すると、その両目が赤く光って見える


    この能力は一体何なのか?
    自分は一体何者なのか?
    亡くなった両親の死の真相は?

    これらを解き明かすため沖野はスパイとして活動し始める



    ちなみに、実は私も主人公と同じ特質をもっています!
    ただ私の場合はある特定の人物の感情しか覗けませんが…


    その人物とは…、




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    2024年01月30日
  • アンダードッグス

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    良いね!諜報機関の騙し合い。心が躍ります。
    少し、素人がどうしてここまで出来るのかに引っ掛かりましたが。

    概ね、楽しかった。

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    2023年12月23日
  • リボルバー・リリー

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    『アンダードッグス』を先に読んでしまっていたのもあるだろうが、疾走感はあるものの文章が荒削りな印象を受けてしまって、今ひとつ没入感を得られず。それでも百合と慎太の命懸けの逃避行には引き込まれていった。大正という時代設定が現代には無い不便さがあって、物語を面白くしている。

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    2023年11月18日
  • アンダードッグス

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    中国返還前の香港を舞台に、元官僚の主人公が機密情報を奪取する作戦に巻き込まれていくエンタメコンゲーム小説。情報量は膨大だが、スピード感があってスリリングな作風。直木賞候補にも選ばれるだけの力作ではあるが、あまりに展開が早過ぎて物語の奥行きがなく、続々参戦する登場人物たちのキャラクター造詣も浅い。ダークホースという設定だけではおよそ看過出来ない古葉の超次元的有能さも説得力を欠く。その結果、現在と過去を交互に語る手法も劇的に機能しているとは言い難い。実の所、上中下巻各五百頁超のボリュームが必要な作品なのでは?

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    2023年10月16日
  • アンリアル

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    この方の作品は読んでいると映像が浮かぶので読みやすい。若い新人も特殊能力も強いお姉さんも映像化がしやすそうだ。
    ただ個人的に後半は尻すぼみで無難な印象になった気がする。

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    2023年09月08日
  • アンリアル

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    スパイ活劇と特殊能力(さらには戦時中の遺伝子選別プロジェクト)の合わせ技。
    主人公は新人の割に使えすぎる。
    指導員との交流はアクセント。
    神津の能力は深町尚哉と同じようだが、尚哉のような苦悩は既に克服しているのか。

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    2023年09月06日
  • リボルバー・リリー

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    ハードボイルドが読みたくて。。。確かにハードボイルド。けど、もう少し登場人物の背景や繋がりも読みたかった。

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    2023年09月03日
  • アンリアル

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    ベースの展開はおもしろいけど
    ありそうでゾッとする事件が、コワイ!!!
    脳内で映像化を放棄しました!

    これは、シリーズ化する系ですね?

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    2023年08月23日
  • リボルバー・リリー

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    映画化に向け読んだ
    アクション含め、息付く間もなく進んでいく物語に文庫本としては600ページを超える大作だが、どんどん読み進めることが出来た

    結末はやっぱりそうなるよな…と

    強い女性が好きなので、百合と奈加のコンビをはやく見たい

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    2023年08月10日
  • リボルバー・リリー

    ネタバレ 購入済み

    スタイリッシュなアクション小説

    綾瀬はるか主演で映画化すると聞き、大慌てで2023年8月初旬読了。

    「東京大震災」直後の帝都・東京と云う、あまり小説の舞台設定としては、あまり御目に掛からない素晴らしい時代にしたことは、とっても高く評価します。
    この頃の日本について、テレビやメディアが「軍部がのさばっていた、言いたい事も言えない暗い日本」みたいな、碌に調べもせず勝手なイメージを植え付けているので、伸びやかにカッコよく行動するヒロイン、リリーは読んでいてとても新鮮でした。玉の井界隈の描写も素敵でしたね。
    これは「映画のノベライズ本なんじゃないの?!」と、読後強く感じたぐらい映像的な描写が多く楽しめました。
    物語自体は、か

    #ドキドキハラハラ #カッコいい #アツい

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    2023年08月08日
  • リボルバー・リリー

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    ネタバレ

    自らひとりを残し女中を含む家族全員を軍によって殺された少年慎太は、父から託された書類を狙う軍そして軍の息のかかったヤクザに負い続けられる。
    そんな少年を助けるのが、銃の扱いでは右に出るものがいない、元諜報員の百合。
    何も知らなかったひとりの少年が国家や世界を巻き込む陰謀の真っ只中で命を狙われ、それから逃れ守られ切り抜けるアクション小説。

    時々出てくる固有名詞や見知った地名で作品のリアルさが増すのが好みでした。
    映画もそろそろ公開なのかな?たのしみです!

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    2023年07月05日
  • リボルバー・リリー

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    映画になるみたいで読んでみました。

    同じような展開が続いてるようで、お腹いっぱいになりかけました。

    日露戦争、第一次世界大戦、シベリア出兵、関東大震災…
    日本が突き進んだ近代化の足跡も垣間見えるのはおもしろかったです。

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    2023年04月30日