柚月裕子のレビュー一覧

  • 臨床真理

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    柚月裕子はいつもリアルすぎる。

    臨床心理士の辛い現場や障害者の現状など。

    警察に頼む下りは無理矢理っぽかったが、ストーリー展開は抜群だった。

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    2024年08月01日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    チョウセンアサガオの咲く夏/泣き虫の鈴/
    サクラ・サクラ/お薬増やしておきますね/初孫/
    原稿取り/愛しのルナ/泣く猫/影にそう/黙れおそ松/
    ヒーロー

    様々な感情を呼び起こしてくる お話 たち
    また 会おうね

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    2024年08月01日
  • 朽ちないサクラ

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    読もうと思ったきっかけは…たまたま行った本屋さんで、サイン入り文庫が売っていたから笑。でもこの選択は間違いではなかった。一筋縄ではいかないのだろうと思って読んでいたけど、やっぱり…という感じ。

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    2025年10月18日
  • 凶犬の眼

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    県北へ左遷された日岡は、明石組抗争の首謀者である国光が自分の駐在範囲に潜んでいることを突き止める。

    国光がある時がくるまで見逃してほしいと願い出て、日岡もそれを認めて日々を過ごすが、明石組の抗争がいよいよ活発化してくる。

    日岡も徐々に大上化してきているのが面白い。

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    2024年07月31日
  • あしたの君へ

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    続編があったら読みたいなと検索したら、残念ながら無い模様。家裁調査官という仕事は初めて知ったが、じっくり案件と向き合いながら調査し、自身も成長して行く大地の姿は、他シリーズの佐方と共通する魅力があった。

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    2024年07月26日
  • 検事の死命

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    前作、前前作に引き続き、男臭い一冊でしたねー。
    いや、男でひとまとめにしてしまっていいのだろうか?こんなに不器用で自分を曲げない昭和臭漂う男、います?いや、いません。
    主人公佐方貞人のこの気質は父から受け継いでいるということがよく分かりました。義理堅くて真っ直ぐな男なのだけど、正直、家族にいたら厄介です。家族の苦労はいかばかりなことだっか。
    でも、検事として、弁護士として、曲げてはならない信念は確かにあると思います。というか、そんなの当たり前なんじゃないの?と素人は思ってしまいますが、組織が絡んでくるとそうも言ってられないのですかね?
    真っ直ぐな男、佐方貞人がヒーローなんて思われない世の中にな

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    2024年07月24日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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     人の心の密やかな内面を表現した短編が並んでいる。テラーや主人公の本音を知るとゾクゾクしたり感心したり様々な事情を垣間見れる。個人の飽くなき欲望が作る事実は誰かの要望の産物であることを誰も気づけない。気づいた時には嫌悪と許容の狭間で悩むかもしれない。
     佐方検事が登場すると、不思議とその一冊がピシッと締まる感じがする。
     タイトルは短編の一つですが、いずれも偏った欲望が生み出す物語かと感じました。

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    2024年07月21日
  • 検事の本懐

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    『最後の証人』の弁護士佐方貞人の検事時代の短編集。
    佐方貞人がいかにして佐方貞人になったのか、短編とは思えない情報量と人物描写でどっしりと読者に伝えてきます。
    短編一つ一つの事件も、ぶっちゃけ佐方検事が違うと言ってるんだからきっと犯人は別にいるのだろう‥‥と思いつつも、なんで?どうして?と先を読まずにはいられない見事なストーリー展開でした。
    そしてなんといっても、佐方貞人の過去。
    少年佐方貞人にこんなことがあったのか‥‥それで今の佐方貞人があるのか‥‥
    常に真実を追い求める佐方貞人。でも、それ以上に大切なのは恩と義理。
    『最後の証人』だけでも面白かったけれど、本作を読むことでグッと深さが増しま

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    2024年07月13日
  • 検事の信義

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    柚月裕子の佐方貞人検事シリーズ、面白すぎてハマってしまった。でも、こういう行き方が出来る人はマレだと思う。けど、憧れる。

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    2024年07月08日
  • あしたの君へ

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    ネタバレ

    全てを読んだ後の「解説」がよかった。

    「あしたの君へ」というタイトル、各章には個人名と年齢が書かれている。ともすれば、その個人名が主人公の物語と普通は思う、思った。しかし読み進めるといかに人はひとりで構成されていないと痛感する。いろいろな人が絡み合いひとりの人生になっている。「裁判」と聞くと白か黒か、と結論をつけたがる、そう考えたくなるところを耐える、そこがいかに難しいことか、本当の意味で共に悩むとは大変なことだ。主人公の大地と様々なケース、柚木先生の作品ではあるが解説までが絡んでくる、ある意味でこの本としての味が出ていたように感じた。

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    2024年07月08日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    キーワードはワナ、
    現実とかけ離れすぎている住民の世界に爽快感を覚えてしまう。
    最後の「心情的にあり得ない」は野球に疎い自分の性に合わなかったが...

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    2024年07月02日
  • 臨床真理

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    障がいをテーマにしてるだけに、重いというか取っ付きづらい感じ。ミステリ要素は薄いし、非現実的な能力は登場するし、なんだか非現実的でしたが、不思議なものでスルスルと読めました。良かったです。

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    2024年06月29日
  • ミカエルの鼓動

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    自分の信じていたものに欠陥があったら、そのことを公表できるだろうか。先のことを考えて行動するのは勇気がいるだろうな。それができるってすごい。

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    2024年06月18日
  • ミカエルの鼓動

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    第一章が非常だるく、断念しそうになったがここを超えるとあとはどんどん読み進められた。内容はとても良かった。ずっと覚えておきたいと思える言葉もいくつかあった。

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    2024年06月16日
  • 検事の本懐

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    佐方貞人シリーズ第二弾

    前作「最後の証人」では弁護士だったが
    弁護士に転身する前の検事時代を
    5つの短編で描いている。

    前作は事件の謎解きに重きを置いていたように思ったが
    今回は佐方貞人の人となりが分かり
    さらに魅力的なキャラクターとなった。
    とにかくかっこいいいい。
    第三弾も読みます!

    これはとっくにドラマ化されてるなと思って調べたら佐方は上川隆也さんでした。
    もうちょっと細身の人が良かったかなー。
    松田龍平さんとか。

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    2024年06月12日
  • 暴虎の牙 下

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    『孤狼の血』シリーズ完結編じゃのう♪
    再度マル暴刑事ガミさん登場で、
    その存在感が際立つ(๑•̀ㅁ•́๑)✧キラーン

    時代背景としては『孤狼の血』以前と『凶犬の眼』以後
    そこにいたガミさんと秘蔵っ子日岡を繋ぐ役目をするのが、今回の主人公「呉虎会」の沖虎彦という男

    やっている事は破茶滅茶だが、彼は絶対堅気には手を出さない
    そんな自分と似ている沖が気になり、敵対視しているものが同じだというのもあり、ガミさんがちょっかいを出す

    トレードマークのパナマ帽のエピソードは意外だった
    単に好きでかぶっていた訳ではなかったんだね

    私は沖にはハマらなかったけれど、育った環境が良くなくて、寂しい奴だったん

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    2024年06月12日
  • 暴虎の牙 下

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    ダメだな。柚月裕子はヘタクソだわ。これならなんでわざわざ大上出したの?日岡が出てくる意味無いじゃん?暴力にしか生きられない男が時代に取り残される姿を描きたかったの?そんなら虎狼の血の登場人物使わなくていいし、使うならもっとちゃんと使えよ。これじゃ好きな人物の過去と未来がチラッと見られてファン嬉しい、ってだけじゃん。面白くなると思ったのになー。破滅するだけの話はつまらん。大上と日岡に免じて星4にしとくわ。

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    2024年06月09日
  • 検事の死命

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    佐方の仕事に対する意志が、強くそしてまっすぐで、権力に屈しない。人として、そして仕事に対する信念を感じる。無口であるが絶対的誠実な人間である。
    そして、佐方を隣で支える事務官の増田の気持ちが、段々と佐方をリスペクトして行く様子が分かる。そして影響を受けていることに。成長を応援したくなる。

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    2024年06月09日
  • 暴虎の牙 上

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    ほー、虎狼の血の3作目は面白くなりそうじゃん。時間遡って大上出してくるのとか語り尽くされてない過去の描写とかなかなか楽しめる。大上のトレードマークのパナマ帽もこんなふうに登場するとは。しかし日岡全く出てこないぞ?全ての評価は下巻で。

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    2024年06月08日
  • 検事の死命

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    佐方貞人シリーズ 3

    電車内で女子高校生に痴漢を働いたとして、男が現行犯逮捕された。
    その男は、県内有数の名家の婿で、容疑を否認していた。

    佐方は
    上司や国会議員らから、容疑者を不起訴にするように圧力がかかるが、
    「秋霜烈日の白バッチを与えられている俺たちが、権力に屈したらどうなる」と
    起訴に踏み切る。

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    2024年06月05日