柚月裕子のレビュー一覧

  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    上級国民:葉真中顕/許されざる者:中山七里/
    Vに捧げる行進:呉勝浩/クローゼット:深町秋生/
    見えない刃:下村敦史/シスター・レイ:長浦京/
    聖(あきら):柚月裕子

    作家もいろいろ 物語もいろいろ
    読んだことのない作家さん出会うのも おもしろい

    0
    2024年04月05日
  • 暴虎の牙 下

    Posted by ブクログ

    え?続きは?これで終わり?という読み足りなさが残る結末。ガミさんにまた出会えたこと、パナマ帽にまつわるストーリーを読めたことがよかった。完結とのことだが、日岡の成長をもっと見届けたい次第。

    0
    2024年04月03日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

    Posted by ブクログ

    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡くなる時まで17年も一緒にいたら、そりゃ愛情だらけになりますね。
    「犬は子供で猫は対等な大人。」と言ってたが、子供は従順で大人は自分勝手ということか?
    逆に犬は大人で猫は子供とも言えそうだな。

    柚月裕子さん
    「呼んでも来ないし、抱きしめても、するりと腕から抜け出す。」
    「でも気がつくとそばにいて、いつも同じ瞳でみつめてくれる。」
    猫との接し方は、養老孟司さんと似てるかな。

    養老孟司さん
    子供の時からずっと家に猫がいるようだ。
    あまりかまわないで好きなようにさせている。
    寄って来るのは餌が欲しくなった時。
    人に手間をかけさせるのがペットの仕事。
    猫は生きることのモノサシ。必要な物を手に入れたら、あとは寝ている。
    毎日お互いに生きてますな、と顔を合わせてお終い。それでいい。

    皆さん、猫に見られている感があって、自分以外で自分のことをよく知っている存在と捉えている。
    猫はいつでも自分のことを気にしてくれているありがたい存在なんですね。

    0
    2024年03月28日
  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    警官も人。
    悩みもあれば間違いもする。
    そんな中でも信念をもって行動し生きている人はかっこいい。
    どの作家さんの作品も響きました。

    0
    2024年02月29日
  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「警官」という職業に焦点を合わせているのが面白い。するっと読むつもりだったのに、好きな作家が多すぎて没入。急いで読むことができなくて、思いのほか時間を要しました。

    まずひとつめの葉真中さんで掴みバッチリ。以降、コロナに寄せた話もちらほらあり、あまりに寄せすぎるのは私は苦手なのですが、世間がパニックになっている間に作家たちはなんとかこれに絡めた話を書けないものかと考えていたのだなぁと思ったりも。

    警官だって普通の人間。LGBTをカミングアウトする時期に悩む姿なども描かれ、その生き様が興味深い。

    柚月姐さん、好きです♪

    0
    2024年02月20日
  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    警察小説の短編集
    葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子
    今読まれているこの作家達の警察小説アンソロジーという事で、期待しまくって読み進めましたが・・・
    作品によって大きく好き嫌いがある感じですかね?中山七里と柚月裕子はさすがの面白さでしたが、長浦京は警察小説ですらなく、「リボルバー・リリーの現代版」の様相だし・・・
    他の方にも是非読んでいただき、感想を聞きたいです。

    0
    2024年02月01日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

    Posted by ブクログ

     柚月裕子さんの、作家生活15年の軌跡が詰まった文庫オリジナルエッセイ集です。カバー装画はGLAYのTERUさんの描き下ろし。素朴ながら柚月さんの心情に寄り添っていると感じました。

     私の柚月さん像‥見目麗しい女性作家が、なぜあんな骨太な男臭い物語を描けるのか、そこに萌えますし、またある時は、主人公が(佐方シリーズのように)自分の正義を貫く姿に快哉を叫びました。

     本エッセイは、柚月さんの喜怒哀楽が散りばめられたバラエティに富む内容で、とても新鮮に感じました。各紙や小説誌等に掲載された以前のものも多くありながら、古さを感じさせません。
     特に、柚月さんの創作にまつわる裏話は興味深いものがありました。また、猫をはじめ、柚月さんの好きなもの・ことの話も多く、ファンの皆さんには必読ではないでしょうか。

     個人的に最も刺さったのは、震災の辛い経験を経て、表題につながったであろう終末部分です。
     ◯「ふたつの時間」(震災の日で止まったままの
            時と、そこから流れている時)
     ◯「ふたりの自分」(震災後の日常を送る
            自分と、あの日から動けずにいる自分)
     このくだりを読む程に、柚月さんの根底にある、世の中の理不尽や不条理に向き合い続ける姿勢が、痛いほど伝わる一冊でした。

    1
    2024年01月27日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

    Posted by ブクログ

    ふたつの時間 ~~ 12の小編 2009年1月から2022年3月
    ふたりの自分 ~~ 5の小編 2011年4月から2018年3月

    ここにも あの経験をした人がいた

    0
    2024年01月18日
  • 暴虎の牙 上

    Posted by ブクログ

    やっと手にした孤狼の血シリーズ!!!

    相変わらずのガミさん節が懐かしい。
    サングラスに煙草を燻らす姿が目に浮かぶ。パナマ帽にこのような由来があったとは…。

    虎ちゃん…沖は…
    敵なのか味方なのか。

    一之瀬も相変わらず格好いい。

    下巻が楽しみ。

    0
    2024年01月06日
  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子『警官の道』角川文庫。

    7人の作家の短編を収録した警察小説アンソロジー。7人の作家全員が自分の好みというのはなかなかあり得ないことだ。読んでみれば、柚月裕子の『聖』がピカイチで後は平凡な短編ばかりで、少しがっかりした。


    葉真中顕『上級国民』。本作に描かれる刑事事件とされなかった交通死亡事故は、2018年に東京都港区で起きた元東京地検特捜部長による自動車死亡事故を思い出す。実際にこういうことはありそうだ。90歳の佐々木嘉一が交通事故で亡くなった。しかし、車を運転していた谷田部洋は逮捕されなかった。その裏には驚愕の事実が隠されていた。★★★★

    中山七里『許されざる者』。復興五輪などと銘を打って、コロナで延期された汚職に塗れた東京オリンピック。犬飼隼人シリーズの短編。今の時代、こんなこともありそうだ。東京オリンピックの閉会式を演出する予定の演出家の三浦伽音が殺害される。一体何があったのか。★★★★

    呉勝浩『Vに捧げる行進』。警察官の名前がモルオとは。コロナ禍で疲弊する日常の中、町で頻出する落書き犯。その驚愕の意図とは。モルオという名前がどうにもこうにも。ストーリーが入って来ない。★★★

    深町秋生『クローゼット』。ゲイの警察官か。世も末だななんて言うと顰蹙を浴びる、何とも嫌な世の中になったものだ。LGBTQなる少数派ばかりを擁護して一体何になるんだろうか。上野署の荻野大成と相棒の中澤祐一は荒神と呼ばれ、重宝されながら管内で起きる様々な事件現場に臨場する。その荻野には誰にも言えない秘密があった。★★★

    下村敦史『見えない刃』。最近、やたらと性犯罪のニュースを耳にする。世の中、おかしなことになっているな。ある日、刑事課長に呼ばれた明澄祥子は性犯罪を専任することを命ぜられる。東堂とコンビを組んで性犯罪の捜査に乗り出した明澄が見た現実とは。★★★★

    長浦京『シスター・レイ』。最近、注目している作家の短編。フランス帰りで予備校の講師という能條玲という謎の美女が主人公。玲は半グレ集団のトラブルに巻き込まれた知人の家族を救うために、果敢にも半グレ集団のアジトに乗り込む。★★★★

    柚月裕子『聖』。最後の最後に納得のいくレベルの短編が収録されていてほっとした。母親と自分を虐待し、母親と別れたろくでなしの父親に復讐するためにヤクザに憧れ、組事務所に出入りする少年・聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。★★★★★

    本体価格820円
    ★★★★

    0
    2023年12月25日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

    Posted by ブクログ

    柚月さんのエッセイを読んで
    柚月さんの印象がどう変わるのか少し心配でしたが、見事に良い方へ。それもかなり良く。

    ご自身でも
    会うと違う印象の人だと言われると書いていらっしゃいましたが、
    私が想像していた今までのイメージとはだいぶ違う方でした。
    とても謙虚で、優しく、穏やかな柔らかい印象を受けました。


    考えさせられる事や
    涙する部分もありますが
    素敵なエッセイでした。

    0
    2023年12月03日
  • 暴虎の牙 上

    Posted by ブクログ

    孤狼の血シリーズ三作目の上巻
    ただし時系列的には一作目よりも過去の物語

    主人公はもちろん大上と愚連隊の沖
    物語は極道同士の抗争ではなく沖とその仲間たちが無茶苦茶暴れ回っているというのが中心

    大上のトレードマークのアレも登場

    これから下巻が楽しみ

    0
    2023年11月28日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんの一人である柚月裕子さんの初エッセイ。
    作品にまっすぐに向き合っていることが、端々に感じられた。
    生母さんを早くに病気で亡くされ、その後震災でご両親を亡くされたこと。それぞれのエピソードがなんとも切なく辛い。
    タイトルの「ふたつの時間、ふたりの自分」は、読み終えた後でとてもしっくりきた。

    0
    2023年11月06日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    未来予知ってできたらいいな。でも実際に予知を実現するなんて確率的にあり得ない。幸運はやってくる。確実にやってくるなんて合理的にあり得ない。賭け将棋。コンピュータソフトの裏をかくなんて戦術的にあり得ない。失踪した孫娘。自分を嵌めた男の依頼を受けるなんて心情的にあり得ない。野球賭博。カモられるなんて心理的にあり得ない。主人公は上水流涼子だが、貴山の方がインパクトが強い。続刊あり。このコンビから目が離せない。

    0
    2026年01月12日
  • 暴虎の牙 上

    Posted by ブクログ

    202301/上下巻まとめて。これまた傑作!シリーズ1作目が素晴らしすぎたので、申し訳ないけど以降のハードルあがってしまい1作目の衝撃を超えられない面はあるけど…。

    0
    2023年10月25日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

    Posted by ブクログ

    柚月裕子『ふたつの時間、ふたりの自分』文春文庫。

    2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る著者初となるエッセイ集。

    作家と主婦の『ふたりの自分』という自身のことを綴ったエッセイと東日本大震災で父親と祖母を失ったことを切っ掛けに東日本大震災前後の『ふたつの時間』を綴った二部構成のエッセイ集となっている。

    年代的に近いこと、同じ岩手出身ということもあってか、妙に納得するところが多い。自分も2年間、父親の仕事の関係で釜石に暮らしていたことがある。夜の町に光る新日鉄の工場、いつもゴーっというかワーンというような工場の操業する音が聞こえたものだ。

    最初のエッセイ『記憶の中の料理』に登場する中津川は盛岡の市内を流れる中津川なのかと思うのだが、特に説明も無く定かではない。しかし、後のエッセイ『道の記憶』と『思い出の道』に盛岡で幼少期を過ごしたことが描かれているので、やはりあの中津川だったかと納得する。柚月裕子が釜石生まれであることは知っていたが、盛岡でも暮らした経験があったことを初めて知った。

    柚月裕子は『想像する原点を思い出す五冊』というエッセイの中では、五冊の中の一冊に北方謙三の『逃れの町』を選んでいる。自分も北方謙三のハードボイルドの中では一番好きな作品だ。柚月裕子も書いているが、冬の軽井沢のシーンが良い。

    勿論、柚月裕子の小説は好きで、文庫化されたものは全て読んでいるが、柚月裕子の人と成りを垣間見ることが出来て、面白かった。

    本体価格820円
    ★★★★

    0
    2023年10月25日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

    Posted by ブクログ

    お母さんの500円玉貯金の話がすごく良かったー
    震災の話は新聞に載ってる体験談より真に迫ってる感が強くて、同じ感じの文章が何度もでてきたけどその度に重ーくなった

    0
    2023年10月23日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

    Posted by ブクログ

    結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。
    婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。
    美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。

    読んでると辛い場面が出てきて、心がえぐられる。
    環境が異なるだけでこんなにも人生が変わってくるのか…と感じた作品だった。
    本の世界だけど、自分はまだ恵まれているとも思うし、生き方を考えさせられる話だった。

    0
    2023年10月17日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

    Posted by ブクログ

    読後は決して爽やかではない。しかしイヤミスではない。読むだけで胸が苦しくなるような悲劇の実態を描いた作品だ。

    タイトルになっている「蟻の菜園」は共依存を表現したものだが、この作品の悲劇の根幹はそれではなく、胸糞が悪くなるような児童虐待だ。最近、巷間を賑わせているJ事務所の問題も児童虐待だが、この手の話は被害者が名乗り出ないと表沙汰にならないにも関わらず、被害者からの告発がないケースが多いようだ(J事務所の件はずっと以前から声をあげた人々がいたがマスコミが無視をしたという最悪のケースだが)。被害者が名乗り出ずに忍耐を続けているが故に虐待がエスカレートしていく。事案は違えど共通の構図だ。

    世の中から少しでも児童虐待を減らすために私たちが出来ることは何だろうか。
    多分そんな大袈裟なことではなく、知人や隣人にもう少しだけ関心を持つ。それが第一歩のように思う。
    柚月裕子は昭和の雰囲気を持つキャラクターを描くのが上手いが、古き良き昭和のような周囲とのコミュニケーションこそが、悲劇を減らす切っ掛けだと作者は感じているのかもしれない。

    0
    2023年10月16日
  • 孤狼の血【分冊版】 1

    購入済み

    コミカライズ版もなかなか

    柚月裕子の原作に感銘を受けたので、このコミカライズ版を読んでみた。なかなか手際よくコミカライズしているが、原作の持つ、蒸し暑いベトベトした天気や、タバコ臭い雰囲気があまり感じられないところが残念である。絵柄がちょっと爽やかすぎるのかも知れない。しかしストーリー展開を追うのには大変に手頃である。

    0
    2023年10月10日