柚月裕子のレビュー一覧

  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ネタバレ

    柚月裕子氏の作品、今回も楽しめました。児童虐待の悲惨さには同情しますが、パチンコ依存で殺人はダメでしょう。多重人格を盛り込む必要性が疑問でしたが、刑法39条で救済的発想?タイトルは共依存を表すが、姉は妹が必要だったのかな?

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    2023年02月16日
  • ミカエルの鼓動

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    自分が医療機器『ミカエル』の権威として活躍していたところに、ミカエルに関する暗雲が。
    心臓の弁形成術にミカエルを使うか、使わずに新しく赴任した天才医師による手術を行うか。
    その後の教授の椅子にも大きく関わる手術。
    ミカエルに隠された秘密を知ってしまった医師の葛藤がリアリティーがあって読み応えがありました。
    平等な医療、命の尊さとは?を考える医師。身分やプライドと戦いながらも打ち勝つところが良かった。

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    2023年01月03日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫好きさん、集まれ〜 って本!

    猫との付き合い方はそれぞれ違っていても
    溢れるほどの愛は皆んな同じ。

    猫って、
    そこにいるだけでいいんだよ。
    くっつき過ぎず、離れ過ぎずの距離もたまらない。

    そう思っている自分は
    柚月裕子氏に一番共感する。
    と、言うことは、、
    自分は「二割の人」かな…
    もっと、彼女の本を読んでみたいと思う。

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    2022年10月17日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    初めての作家さん。
    途中頭がちょっとこんがらがりそうになった(;^△^)
    読み始めたら先が気になって気になって、一気に読んだ。
    途中に生まれた謎も最後には分かったけど、もう一度最初から読み返したいなと思った。
    子供たちは可哀想過ぎて、辛かった。実際にこの様な子供たちがいる事はニュース等でよくみる。
    早く世の中からこの様な悲しい事がなくなればいいな。自分にも何か出来ないかな、、

    新しい作家さんが知れて良かった。

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    2022年09月30日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ネタバレ

    へビーな話
    途中までは早紀ちゃんどこ行ったー(泣)
    最後は救われない話
    空白の期間に早紀ちゃんは何してたんやー

    ともあれ面白かったです。少し行間有りすぎて付いていけないけれど。
    ネグレクトの話は心が元気じゃないと読んじゃダメです。

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    2022年09月13日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    もの書く人のかたわらには、いつも猫がいたを読みました。

    NHKのネコメンタリーという番組のスピンアウト本で、6人の作家と飼っている愛猫たちについてのインタビューと猫を題材とした短編が収録されています。
    また、それぞれの飼い猫の写真が満載でした。

    私も家で猫を飼っているので共感する部分もあり面白く読みました。

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    2022年09月12日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    おもしろかったです

    思っていたよりもさくっと読むことができました。読みたいときにいつでも読めるので便利だなと思いました。

    #タメになる #深い #切ない

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    2022年08月31日
  • ミカエルの鼓動

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    ネタバレ

    これは面白かった。ぐいぐい引き込まれた。
    著者は何者?医療業界にもこんな詳しくて、読んでないけど、孤狼の血はヤクザと警察の話しだからそっち系も生半可な知識じゃ描けないだろうし、こんな骨太の作品を次々書いて、知識量ハンパない。もちろん知識だけじゃ書けないだろうし…。
    西條(ミカエル推進派)VS真木(ドイツ帰りの天才外科)のようにみえて実はふたりとも恵まれなかった生育歴、医療に対する真摯な姿勢は支笏湖診療所の駒田医師が指摘したように、よく似ている。
    絶大な信頼をおいてミカエル(手術支援ロボット)を的確に操作できる西條がそのミカエルに不具合があるとわかった時に出た行動が、医師の矜持だったのだろう。

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    2024年03月10日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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     NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も」を単行本化したもの。先日、SF作家の神林長平さんとビタニャ編を見て、読んでみることにした。

     猫好きの「物書きさん」6名が猫との暮らしを語っている。村山由佳さんともみじ、養老孟司さんとまるなどは、本も出ているし有名だな。自分も猫と暮らしているので、うんうんと頷くことしきりでした。
     あと登場した6名の皆さんの短編やエッセイが載っています。

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    2022年05月24日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

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    孤狼の血の続編。映画の小説化作品。大上刑事にかわり日岡刑事が広島ヤクザと戦う。上林の残虐凶暴さが印象に残るが、終盤に予想外の展開。

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    2022年05月15日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

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    孤狼の血で大興奮、凶犬の眼で大興奮、そして本書、「孤狼の血level2」で....やはり大興奮した。おうおう、鼻からの出血多量で死ぬど?ぐぬぬ、全て最高ではないか...星が足りぬ。
    と、めちゃめちゃに楽しんでいたのだがどうしても何かが物足りない。何だろう。あぁ、アレだ。「漢」の哀愁とそれに伴うアンニュイなカッコ良さだ。アウトローな武闘派だったヤクザ達は良くも悪くも肩身を狭くしていき、ゲスいビジネスで鎬を削る姿は嫌なリアルを纏っている。むむぅ、かっちょいくない...シリーズにて築き上げた「漢」の幻想が崩れてしまうではないか。
    ....なんて、この落胆はゴリゴリの武闘派上林の釈放によって盛大に破壊

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    2022年04月14日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    面白かった

    もう一度読みたくなる。いつもこの作者さんの本は生い立ちなどがかわいそすぎて泣けてきてしまう。なぜだかわからないがいつも泣いてしまう。ザラザラした気持ちにもなるが前をむいてほしいなと心から思える作品だなと思う

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    2022年03月17日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

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    映画を見ているので内容はよく分かる。
    上林の狂喜を思い出した。
    残酷シーンは文字の方が、恐怖シーンは映像の方がより鮮明になるような気がする。

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    2022年02月24日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

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    正直、期待してなかったけど、
    めちゃくちゃ面白かった。
    確かに、大上の後釜をこんな若造に?
    って思って読み始めたから色々と納得。
    全体的に観てもスカッと読み終えた。

    まだまだ続きが読みたい作品。

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    2022年01月11日
  • 慈雨

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     幼女誘拐陵辱殺人事件捜査と冤罪事件への対応を柱にした長編サスペンス。
              
           * * * * *
     
     警察や検察、中央省庁といった権力組織の「権威(メンツ) 第1主義」を問題視したものが柚月作品には多いように思います。
     たしかに「官僚は間違えてはならない」という強固な意識が現実に大きな問題を生むケースがよくあるので、テーマになるのは当然のことでしょう。

     ところで作者は多くの作品で、そんな「組織の論理」に立ち向かう人物を主人公にしているけれど、本作において、神場は財産を、鷲尾は職を、それぞれ失うことになります。 ( 別作品でも、例えば検事の佐方は内部批判

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    2025年12月01日
  • 検事の信義

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    ストイックですね

    佐方さんが、淡々と、ストイックに仕事に取り組む姿勢が尊敬します。だからと言って冷たいわけではなく、情に熱いところもあり、見習いたいです。

    #カッコいい

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    2021年12月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。

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    2021年12月04日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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     女性探偵が「あり得ない」事件の謎解きに挑む連作短編集。
     5編からなり、各話のタイトルが「~にあり得ない」で統一されている。(こういったこだわりは好き。)
              ◇
     探偵で元弁護士の上水流涼子が、有能だが無愛想な貴山をパートナーにして、数々の難しい依頼に対し、その肝を解明して鮮やかに解決していく。

          * * * * *

     柚月裕子さんには珍しく、ライトテイストのトリックミステリーでした。

     第1話のみトリックに無理があるように思いますが、その他は現実的な範囲でうまくまとめられていました。

     「マルコ・ポーロ」。大好きな紅茶が出てくるのも嬉しい。各話とも楽しん

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    2021年11月22日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

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    ネタバレ

    ドハマりした柚月裕子作「狐狼の血」シリーズの映画版LEVEL2のノベライズ作品。

    今日も仕事なのにベッドに入ってから読み始め、結果徹夜で読み終えてしまった^^;

    尾谷と五十子の抗争から3年。

    「暴虎の牙」で暴れまくった虎よりも危ない奴が登場します。

    それは一ノ瀬によって首を落とされた五十子会正平を唯一のオヤジと仁義を通す昭和の匂いがプンプンする上林。

    まぁ無茶苦茶にヤバイ奴です。

    どんなにヤバイかと言うと相手が生きている状態で目に親指を突っ込み目ん玉を取り出すことを躊躇なくやれる程ヤバイです(><)

    本作も痛いシーンが満載ですが、primeにて映画版「狐狼の血」を見た私には活字を

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    2021年11月05日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    午前中に「孤狼の血」を読み終え、勢いそのままにprimeで映画版を楽しみ、夕方からシリーズ第2作となる本作を読み終えました。

    「狐狼の血」と比べ、血生臭い抗争シーンが少ない分、非常に静かな作品です。

    ヤクザ物で静かな作品って表現もどうかとは思いますが、確かに本シリーズの主人公は警察の日岡ですから本来は血生臭過ぎるのが違うのかもしれませんが...

    しかし静かな立ち上がりでしたね。

    左遷され田舎の交番勤務となった日岡の静かな日常が心和会の国光の登場とともに一気に荒れ狂う。

    「あんたが思っとるとおり、わしは国光です。指名手配くろうとる、国光寛郎です」

    「わしゃァ、まだやることが残っとる身

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    2024年06月02日