柚月裕子のレビュー一覧

  • 月下のサクラ

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    警察広報職員から刑事に拾ってもらった森口泉。配属当日に会計課の金庫から現金が紛失する事件が、捜査の途中。容疑者と見られる人物が死亡。その現場にはいち早く公安が、事件の真相や公安の関与。上司の謹慎で更に事件を困難にする。
    泉の正義への誇り、真っ直ぐな行動が事件を突き止める糸口に
    柚月裕子先生らしからなるハードなラスト(アクション?)も新鮮。

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    2025年11月20日
  • 盤上の向日葵(下)

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    上巻から終盤への流れをイメージしていたが、見事に裏切られた。
    とても良かった。
    読み終えた後の爽快感になるほど、スッキリした感じになった。
    映画ではどうなるか。映画を観てみたいと思えた。

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    2025年11月20日
  • 孤狼の血

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    昭和63年の広島を舞台に、型破りな刑事大上と新米刑事の日岡がやくざの抗争を止めるために奮闘する物語。

    柚月裕子さんの名前は知ってたけどちゃんと読むのは初めて。
    濃厚な広島ヤクザの仁義なき戦いの世界に没頭した。最初は組織関係図が頭に入ってこなくてなかなか進まなかったけど、途中からグイグイ物語に引き込まれた。
    終盤まで警察VSヤクザの物語として読んでいたのに、本当の敵はそっちじゃなかったってところが闇深で鳥肌立った。章の冒頭の日誌の削除部分の意味が明かされて、ガミさんの孤狼の血が日岡に受け継がれるエピローグ、胸熱。
    私は広島弁が好きなので、ガミさんのコテコテの広島弁(大阪弁以外をコテコテと表現す

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    2025年11月20日
  • 検事の信義

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    検事の佐方貞人を巡る四話
    正義感が強く検事としても疑問を持った事件には徹底して真相を究明する
    たとえ上司の逆鱗に触れても

    それが第四話によく現れている
    介護と認知症の問題は
    今の日本では殺人事件まで起こるくらい社会的な課題でもある
    検事の目を通して社会の事も考えさせられる
    けっこう深いストーリー

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    2025年11月17日
  • 風に立つ

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    舞台は、岩手県盛岡市の南部鉄器工房「清嘉」。職人の自宅兼工房。職人の家族を中心に描かれている物語。中心人物は小原悟、38歳。悟の父であり親方でもある孝雄。この工房で長らく職人を続けている林健司。悟の妹である由美は、居酒屋の店主である里館太郎と結婚し、その店で働いていた。

    第1章。物語は動く。それは、孝雄が補導委託を受けるということから。このことを孝雄の判断で決めていた。驚き、戸惑う悟。できれば補導委託を撤回させようと考える。孝雄の本心は分からないけれど、孝雄なりの理由があるのは伝わってくる。しかし、悟には伝わっていない。その曖昧なところがどうなっていくのだろうと思う。親子でありながら、師匠と

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    2025年11月16日
  • ミカエルの鼓動

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    柚木さんの書く男性は、いつも賢く冷静沈着で、少し影があって、多くを語らない。そこがかっこいいのですが、本作の西條も真木も変わらずかっこよかったです。
    医療ミステリーだと思い込んで読み始めましたが、医療をめぐる人間ドラマでした。医療ドラマなので、明るい内容ではありません。
    500ページの大作ですが、ストーリー展開は早く、中だるみすることなく読み終えました。
    続編はなさそうな終わり方ですが、ふたりのその後が気になります

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    2025年11月13日
  • 臨床真理

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    柚月さんのデビュー作であるが、読みごたえがある。かたくて重いが話しの中に引き込まれ没頭して読んでしまった。
    ただ後半で性描写が頻繁に出てきて、なんだかスッキリしない。こういうのもありかな?
    でも柚月さんの小説は何度もいうように話に引き込まれ好きだ。

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    2025年11月12日
  • あしたの君へ

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    初めて家庭裁判所調査官という仕事を知った。
    人に寄り添い、人の背景を見極め、判断をする。
    人との関わりが苦手な主人公がこの経験を糧に成長していく姿がとても美しかった。

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    2025年11月10日
  • ミカエルの鼓動

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    ストーリー展開としてはそんなに意外性とか驚きはない中で、リアルな医療の世界をこの厚さを飽きなく、最後まで読ませる文章力や構成はうまく、凄い作家さんだと感じた。

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    2025年11月08日
  • 臨床真理

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    著者のデビュー作らしいが、これはかなり面白かった。何となくの展開は読めたものの、最後の黒幕には驚いた。

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    2025年11月08日
  • 盤上の向日葵(上)

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    映画の予告を観て読みたくなった次第です。
    将棋がわかればもっと刺さるものがあったはず。
    勿体ないことをしている感がありながら
    それでも上巻あっという間に読みました。
    幼き頃の桂介に唐沢夫婦がそばに居てくれた事が
    せめてもの救いでした。
    向日葵がどう絡んでくるのか、下巻楽しみです。

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    2025年11月07日
  • 最後の証人

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    一気に読んだ。
    出だしから引き込まれて、事件関係者の心情がよくかかれている上に最後まで名前が伏せられている為、真相に気がつかなった。
    被害者のやりきれない思いと、それを明るみに出す弁護士の正義感に引き込まれた

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    2025年11月02日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    1つの事件をきっかけに2人の女性の過去と繋がりがあきらかになる。何度も驚かされた本だった。児童虐待がもたらすその後の人生への影響をすごく感じた本だった。

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    2025年11月02日
  • 盤上の向日葵(上)

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    将棋好きとしてはいつか読まなくてはと思いつつ長い間積読になっていたが、映画が公開されるということで読んでみることにした。
    本巻は現在起きている事件についての警察の捜査と過去の少年の成長過程が交互に描かれており、2つのストーリーが繋がりかけたところで一冊が終わっている。
    下巻を読んでみないことには何とも言えないが、2人の警察官や少年とそれを見守る元教師のキャラクターが立っており、読んでいて情景が浮かびやすいと感じる。小学校6年生の少年が下した決断がこの後どのような展開を引き起こすのか、明日読もうと思っている下巻が楽しみで仕方ない。

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    2025年11月01日
  • ウツボカズラの甘い息

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    鎌倉の別荘で殺人事件が起きた。
    その背景ではパッとしない主婦が、めちゃ美味しい話に釣られて化粧品販売をすることに。
    見た目もきれいになってお金も手に入って順風満帆〜と思ったら警察に疑われてどんどん不穏に…。真実はいかに!?という話。

    お金、女性の美しさ、心が弱ってるときに信じたいものが描かれていて、ミステリーとしても洗練されていて面白かった。
    本に厚さがあるが、長さを感じずにスラスラ読めた。

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    2025年11月01日
  • 朽ちないサクラ

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    いつの時代も警察内部の事情に辟易することはありそうだ。内部の人間でもそう思うのだから、一般人は尚更だ。

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    2025年10月30日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    柚月裕子『合理的にあり得ない 2 上水流涼子の究明』講談社文庫。

    シリーズ第2弾。3編収録の連作短編集。勿論、既読であるが、シリーズの第1弾は5年前に文庫が刊行されている。

    不祥事で弁護士資格を失った上水流涼子が『殺しと傷害以外はどんな依頼も引き受ける』をモットーに、IQ140でめちゃくちゃアタマのキレる貴山伸彦をアシスタントにして運営する探偵エージェンシーに舞い込む、様々な『あり得ない』依頼を解決する。

    収録された3編で上水流涼子と貴山伸彦が手にした報酬は最初の短編で得た手付金の100万円のみ。後は持ち込まれた『あり得ない』事案を解決出来なかったり、無料で『あり得ない』事案を引き受けた

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    2025年10月29日
  • ミカエルの鼓動

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    ストーリーは予測のつく展開で真新しさはないが、
    人物描写と文章力が秀逸で、最後まで飽きることなく楽しめました。

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    2025年10月29日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    第2弾!
    もう、天海祐希さんしか思い浮かべられない…

    上水流エージェンシー!
    名前はカッコええけど、まぁ、何でも屋さん。

    話3つ!
    「物理的にあり得ない」
    こんなんで稼げるんや!
    国際的に、取ったらあかん動物の取引き!
    要は密輸…

    「倫理的にあり得ない」
    そんな…
    旦那に他所で作ってしまった子を!
    更に取り返すって…

    涼子は腕を組んで、うえを仰いだ。今回の依頼は失敗だ。五百万円は喉から手が出るほど欲しいが、ひとりの少年の一生に比べたら安いものだ。まして、そんなことをしてこれからずっと、わずかに残っている良心を責め続けるのも嫌だ。金ならまた稼げばいい。

    あっ!ネコちゃんも社員になった♡

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    2025年10月26日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    依頼者を助けるだけでなく適切に法の裁きも受けさせ、不幸にならない結末の匙加減がいい。
    短編でさくさく読める。

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    2025年10月26日