柚月裕子のレビュー一覧
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問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!
地元 岩手県盛岡市が舞台だったので 読んでみたくて購入
有名な南部鉄器工房
わたしの友人のご主人も南部鉄器を販売
だけど 職人さんによっ -
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ネタバレ「孤狼の血」読み終わりました。いい題名を付ける人です。 雑用が挟まって一気読みができなかったのですが、時間があれば徹夜してでも読みたいくらい面白かったです。日本推理作家協会賞受賞作でした。
『発見!角川文庫70周年記念大賞』に参加します。後ろに解説があるので(たまにないのがありがっかりしますが)、買って読むなら文庫に決めているのです。70周年なら積んでいるかもと探したらありました。最近好きになった柚月裕子さん、面白くて佐方シリーズをみんな読み終わり一安心のつもりでしたが記録が抜けています。「臨床真理」や「蟻の菜園」も読んだなと思ったらマイ本棚の下書きのところにひとつ「蟻の菜園」が残っていました -
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この物語は主人公の夢から始まる。それは過去に神場が担当した事件の描写だった。
冒頭から夫婦でお遍路巡りをする場面がある。
順打ちしながらお寺を巡っていく中で、過去の事件に酷似した事件が発生する。神場はずっと過去の事件に対し正義によって解決されたものなのかどうか疑問、葛藤があった。寺を打っているうちに過去の回想が始まり、神場がどれだけ真面目で何事にも真摯に向き合ってきたのかがよく分かった。妻との寺打ち。何気ない会話からも家族のあたたかさが見られた。
罪の意識、葛藤とずっと闘ってきた神場はもう二度と同じような事件が起こらないことを信じ、事件を追いかけていく。
あまり見た事のない構成で読み応えがあっ -
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ネタバレ今回は心臓手術現場が舞台。
ロボット支援下手術のエース西條と、ドイツの世界的にも高名な心臓手術専門病院から招聘された真木、彼はメス捌きでは天才的な正確さとスピードを持っていた。彼らは難しい手術現場にどう向かったか、作者の人道的な姿勢が心地よい、これも読みどころ。
北中大病院(北海道中央大学病院)でロボットのミカエルを操って難しい心臓手術をこなしてきた自負を持つ西條。彼は北中大病院の看板であり重要な位置にいる。
病院は、ロボット(ミカエル)を使った手術を採用していち早く最先端医療を持ち込みその結果患者の不安を払拭し、実績を重ねていた。
北中大病院でのミカエルの執刀操作は別室で座って行い、長時 -
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2026.02.05
将棋には疎いので、指しているシーンは素通りで読んだが、差し支えなく理解できた。
平成6年の石破と佐野の刑事コンビが事件に迫りつつ過去に遡って行くのと同時に、
昭和40年代の上条の幼少期から現代のプロ棋士になるまでのストーリーが交互に描かれ、やがて二つの視点が交差される鮮やかな終盤。
それぞれの点と点が線で繋がっていく描写が面白く、あっという間に上下を読み終えた。
読み進めていくうちに犯人や被害者が誰か想像できてくるものの、なぜ極上の名駒を遺体と共に埋めたのか、その謎だけがわからない探究心を残して最後まで読み手を飽きさせない構造も素晴らしい。
真剣師の存在も、美術品の -
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ネタバレ悲しくて、やるせない話だったけどなんだか好きな作品でした。
殺人者の血を引く自分は、殺人をおかしてしまうのだろうか。
そういった事を嘆く作品は結構多い。
でもこの作品はそうではない。
でも側から見た結果、殺人者の血をひいてしまう。
なんとも悲しい。
日沼も真柴も人を殺める気なんて全然なかった。
何かの不運が重なってなのか、運命なのか。
人を事故で殺してしまう。
そして、2人とも判断を間違ってしまって
事件の犯人として世に名が通ってしまう。
2人には共通点があるのだろうか。
自分の命か、相手の命が尽きる前に
家族にただ会いたかっただけ?
そこで理性が働けばこんなにも複雑に、悲しい事件は