柚月裕子のレビュー一覧
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一話一話とても胸に染み入るお話。特に第五話は、有罪判決を受けたある弁護士について真相を探るなかで、心を打つエピソードが明らかになる内容は、作者のストーリーテラーとしての上手さが際立ちます。(全5話)
検事・佐方貞人シリーズですが、本書から読み始めても大丈夫。文章の中にキラッと光る言葉があるのもいいです。人生訓にもなります。
ボサボサ頭でヨレっとした服装、昇進や手柄にもむとんちゃくな検事・佐方貞人。人の内面を読み取る深い人間性に惹かれます。
※Audibleで。
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第15回大藪春彦賞(2013年)受賞作
2016年 テレビ朝日でドラマ化
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Posted by ブクログ
ネタバレ弁護士佐方シリーズだが、シリーズとばしてこの本から。なので、佐方と小坂の関係性がいまいちよくわかってない。
佐方は、不同意性交等罪の容疑者であり、佐方の同期でもある久保から無実を証明して欲しいと依頼される。
佐方が事件を調べるのと並行し、蕃永石の加工をする職人大橋目線で、ある老人が組合のトップとの意見の相違から、職を失いある事件が起きるまでが展開していく。
久保は無実なのか、本当に彼女は睡眠薬を飲まされ行為を行われたのか、事件の裏にある真実とは?
そんなことがあったら、復讐したくなるなぁと彼女に同情した。ようやく幸せになれるって時にどん底に落とされ、そんな時に過去の不幸の元凶の1人が現れしかものうのうと自分の欲を満たそうとしている。許せないと思う。
最後の法廷、明らかに有罪であろうと思われていたのが、それぞれの証人の証言により、覆されていく。明確な証拠はないが、無罪であろうと思わせる手腕はすごい。
そして、晶が救われてよかった。加害者も被害者も救える弁護士なんだ。他の作品も読んでみよう。
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Posted by ブクログ
将棋好きならかなり楽しめる一冊です。単なる将棋ミステリーではなく「将棋に人生を懸けるとはどういうことか」を描いた作品です。
対局そのものだけでなく棋士の思考や勝負への執念、将棋を通じた人間関係が濃く描かれているのが魅力的です。将棋を知っているほど登場人物たちの勝負に懸ける熱量をより深く感じられます。
上巻は事件の謎と人物の過去をじっくり積み上げていく感じなので派手な対局を次々楽しむというよりも将棋と人間ドラマを味わいたい人向けだと思います。
将棋好きなら「将棋を題材にしたミステリー」以上に、将棋に取り憑かれた人間の物語として楽しめる作品になります。