柚月裕子のレビュー一覧
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佐方貞人シリーズ5作目。
無実を主張する大学時代の友人に指名され、その主張を信じ、真実を突き止めてゆくという内容だった。
学生時代の思い出の中の友人と現在の友人、年月は人を変えてしまうのかと考えるような記述があった。
「変わるよ」と思う自分がいた。
大雨のシーンが章をまたいで、視線を変えて何度か出てきた。その後のストーリーは心情に訴える内容になる、と思い構えて読み進めた。
不憫な境遇と苦境にたたされた者達の心情に息苦しく感じたところで、合間に入る佐方と小坂のやり取りはいいクッションになる。
少し上手く行き過ぎる感もあったがストーリーのスピード感は相変わらずで希望を感じる終わりかたなど、 -
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感想
筆者らしいなかなか打ちひしがれる序盤!そして報われない展開・現実。
負の連鎖はあるんだな。亮のじいちゃんがひねくれ者だったことも悪い一因。
あらすじ
真柴亮は福島県の養護施設で育った。工場で4年働き、ようやく正社員になれたが、先輩の甲野に無理矢理誘われて、キャバクラへいく。甲野がそこで半グレと問題を起こし、喧嘩して亮も逮捕される。会社も解雇される。警官の陣内は亮の取り調べをする。亮を送致した頃、大地震が起きる。圭祐は父親と漁師をしている。地震発生時、自分は船を守るため沖に出た。父親に母を託した。
地震の対応で警官が帰れない中、陣内の娘の麻利も行方不明になっていた。そんな頃、亮に傷 -
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東日本大震災直後、ほんのはずみで半グレと警官の2人を殺してしまった真柴亮を追う、さつき東署の刑事陣内康介警部補。
自分の出生時に父親が起こした交通事故から人生の歯車が狂ってしまった亮は、音信不通の父親から届いた手紙を頼りに福島から岩手へと向かう。
一方、発災時に船で沖へ退避した漁師の村木圭介は、両親と妻を亡くし、行方不明の幼い息子直人を捜し回る。
逃亡中に立ち寄った小屋で直人と遭遇した亮は、人見知りで口の重い直人になぜか懐かれ、やむなく直人を連れ歩く。
追手の気配に絶望的になりながら、直人との未来を夢見始める亮。
人生のどこで道を誤ったのか、これからどこに行こうとしているのか思い悩む亮