柚月裕子のレビュー一覧

  • 盤上の向日葵(下)

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    2026.02.05

    将棋には疎いので、指しているシーンは素通りで読んだが、差し支えなく理解できた。

    平成6年の石破と佐野の刑事コンビが事件に迫りつつ過去に遡って行くのと同時に、
    昭和40年代の上条の幼少期から現代のプロ棋士になるまでのストーリーが交互に描かれ、やがて二つの視点が交差される鮮やかな終盤。
    それぞれの点と点が線で繋がっていく描写が面白く、あっという間に上下を読み終えた。

    読み進めていくうちに犯人や被害者が誰か想像できてくるものの、なぜ極上の名駒を遺体と共に埋めたのか、その謎だけがわからない探究心を残して最後まで読み手を飽きさせない構造も素晴らしい。
    真剣師の存在も、美術品の

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    2026年02月05日
  • 朽ちないサクラ

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    とても読みやすく、次から次とページを読み進めていく手が止まらんかった!警察小説によくある正義とは・・・に立ち向かうサクラの続きが気になる〜続編はよ読まねば!がんばれ、サクラ!

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    2026年02月04日
  • 慈雨

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    ミステリーとヒューマンドラマが融合したような小説。定年後に妻と四国遍路に旅立った元警察官のもとへ少女殺害事件の報が届いた。過去に自身が担当し、心の傷となった事件と酷似するが、そこには一体何が・・・

    正義感の故に清濁混在する現実との矛盾に懊悩する主人公の姿に胸が痛みます。他方で、温かい家族や信頼の置ける仲間が心の支えとして描かれ、陰陽がうまくバランスしており、読者の気持ちをいい感じに揺り動かしてくれる良作でした。

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    2026年02月02日
  • パレートの誤算

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    パレートの法則とは、ある少数の要因(20%)が全体の結果(80%)に大きな影響を与える

    パレートの法則 この言葉も知らず…



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    2026年01月31日
  • ミカエルの鼓動

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    ストーリーの展開は予測できたし、目新しさはなかったものの、筆者の筆力は素晴らしい。小説を読んで感動することもなかったが、久しぶりの名著。ただ、登場人物と解説が雑多に登場する1章当たりが難点で、読むのやめようかと思いましたが、それを乗り越えたら視点も一致してすらすら読めました。人にもお薦めできます。

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    2026年01月31日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    短編5編がすっきりとまとまっている。
    主人公の上水流涼子とアシスタントの貴山が繰り出す5つのミステリー。
    文章の主体も上水流であったり、ヒール側であったり、すっと入り込める1冊。

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    2026年01月30日
  • 最後の証人

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    人間の感情は良くも悪くも長続きしない。
    どんなに強い気持ちを持っていても、長い間、望みが叶わないと、絶望という感情が頭をよぎる。
    身体を壊したら何もならないでしょう。もっと自分を大事にしなさい。
    誰でもあやまちは犯す。しかし、一度ならば過ちだが、二度は違う。二度目に犯した過ちはその人間の生き方だ。
    行動の裏には、必ず理由があります。

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    2026年02月01日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    国光、、、、、かっこよすぎんか?!!とっても仁義に溢れた人物で男前だった。国光と兄弟になった日岡も、しっかりがみさん受け継いでる感じで最高にかっこよかった。映画の虎狼の血2と全然話が違うんだなぁ

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    2026年01月28日
  • ミカエルの鼓動

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    ストーリー的には想像の出来る範囲で何か突飛な事が起きたりする訳ではないのに、この500ページを超える内容にスルスルと引き込まれていく。

    医療のあり方、命の意味、一つの命を救う為の正義とは何か…医師にとっての正義、患者にとっての救いを問う。

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    2026年01月27日
  • 盤上の向日葵(下)

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    悲しい。とにかく悲しい。自分の人生は親から生まれてくるしかないのだけれど、こんな悲しい運命があるんだ。唐沢夫妻と過ごした日々があったことは唯一、よかったことだと思う。
    一つだけ残念なのは、私が将棋のことが何もわからない、ということ。

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    2026年01月26日
  • 月下のサクラ

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    ネタバレ

    推理小説をよく読む人は警察に対する不信感が強くなるのではないか?それほど意外な犯人を読者は求め、安直に一番疑われない警察官の犯罪としてストーリーを紡ぎ出している
    あ!この本の話じゃないよぉ、一般論ですからぁ…
    シリーズ2冊目を先に読んでしまったが、作者の筆力が優れていて「大変読みやすく面白い、そして展開も意外性に満ちている」と高評価をしてあげよう⇦何様?
    主人公の設定が秀逸で、一冊目の事件(未読)では警察の事務員であったのを一念発起して、辛い過去を塗り替えるべく警察官として働き始めた・・・壮絶ですね
    主人公を逆境に追い込む手腕を持つ作家が好みみたいw

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    2026年01月22日
  • 慈雨

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    過ちだっかもしれない過去もなかったことにせず、受け止めて立ち向かう主人公がよかった。静かな話だけど最後はあたたかくてよかった。

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    2026年01月21日
  • 慈雨

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    ネタバレ

    面白かった
    最初は犯人がお遍路で会った謎の男?娘の交際相手の刑事?仲の良かった元同僚?とか疑いながら読んでた
    事件の捜査とお遍路を同時進行で進むのだが、お遍路のストーリー要るのかな?って少し思ってしまった。こう言う時、作家が四国旅行を経費で落としたくて入れたのかな?とか勘繰ってしまう…
    お遍路行ってみたい気持ちはあるけど、お金と時間と気力が無いなぁ。
    事件は過去のDNA検査の精密さを今更掘り返せない。っていう警察側の思いが、実際にもあるだろうなぁって思った。
    1番印象に残ってるのはお遍路であったお婆さんの天気の話かな。良いこと言ってた。心に沁みた。

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    2026年01月21日
  • 凶犬の眼

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    ガミさんから引き継いだ日岡。ヤクザの国光との関係も見もの。お気に入りの一冊。柚月さんの作品どれも面白いのでお気に入りが多い(笑)

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    2026年01月20日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    ネタバレ

    1話目まあまあ、2話目がっかり、3話目からが本領発揮だぜ!!!

    みたいな話でした。

    弁護士をやめざるをえなくなった話、「なんでや」って感じだったしツッコミどころも多々あったけど、すべては「まあ貴山だからな」で済んでしまうのが貴山クオリティ。

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    2026年01月19日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    ヤクザ小説を読み慣れていないので、組の関係や登場人物を整理しきれず、何度も諦めそうになったけれど、最後まで読んで良かった。
    映画も見たくなった。
    キャスティングがぴったりでがっかりせずにすみそうな気がする。

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    2026年01月18日
  • 風に立つ

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    補導委託を受けた職人の父親と、その息子を中心にして、預かった少年との交流を描く感動作。読み応えもあり、新聞連載だったもののようなので展開も飽きさせずすらすらと読みやすい。連載のせいかもしれないが、登場人物の役割がわかりやすすぎる印象はある。

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    2026年01月16日
  • 月下のサクラ

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    パレートの誤算に続く柚木裕子作を読むのは2作目だけど、読みやすくておもしろい!パレートの誤算を読んだ後だからか、誰が?裏切り者なのでは?!!とヒヤヒヤしながら読んでいた。チーム黒瀬がみんなを黒瀬を慕ってるところがとてもよかった。森口のことも応援したくなる!!まだ2作目だが、他の作者に比べて柚木裕子は登場人物の見た目描写が全然ないような、、、だから自分の中でどんな人!ってキャラクターイメージが湧きにくく誰が誰だかたまに分からなくなるけど!自分の想像でってことかな?

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    2026年01月15日
  • 凶犬の眼

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    前作の日岡さんがこう変わるのか。
    警官とヤクザではなく、人間としてどれだけ相手を信頼できて、繋がり合えるのかという関係がよかった。
    警察の上司よりもヤクザのほうが信頼に足る。
    国光はそれくらい器の大きな男だった。

    女性作家が書いているとは思えないハードな世界観。

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    2026年01月14日
  • パレートの誤算

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    ネタバレ

    これは実話を元にしているのか?世界仰天ニュースを見ているのか?と思うくらいリアルな内容に感じた。表に出てこないだけでこういうことはごまんとあるような、、、もちろんあってはならないけども。最近生活保護のテーマの映画とかも見たけれど、本当に本当に必要な人に渡って欲しいし、私たちの税金が無駄にされてないことを切に願うばかり。

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    2026年01月12日