【感想・ネタバレ】合理的にあり得ない 上水流涼子の解明のレビュー

あらすじ

法より節義に報いたい。
危うい依頼は美貌の元弁護士がケリつけます!

『孤狼の血』『慈雨』『盤上の向日葵』著者の鮮烈ミステリー!!

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰 な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。
金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。
欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するが――。
著者の魅力全開、極上痛快エンターテインメント!

書店員さん驚嘆!
無茶ともいえる依頼を次々と解決していく姿が、清々しい!
丸善名古屋本店 竹腰香里さん
プロフェッショナルなキャラクターと痛快な結末を堪能しました!
ときわ書房本店 宇田川拓也さん
タイムリーな話題も盛り込まれ、想定外な展開に思わず引き込まれました。
芳林堂書店高田馬場店 江連聡美さん
格好いい! 涼子と貴山のコンビ、最高だ!!
大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

短編集だけど中身が濃い。さすが柚月裕子さんって感じです。野球賭博、ヤクザの賭け将棋、詐欺師、どの話もとても興味深い話しばかり。読みやすいし、面白かった。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

ドラマが好きだったので、遅ればせながら原作を読みました。
魅せ方の問題なのでしょうが、いろいろと設定が変わってますね。
そのせいか、良くも悪くもメインの二人以外は別物という感覚で読めました。

ドラマで貴山役を演じられた松下洸平さんが、インタビューで「古市さんを参考にした」とおっしゃっていて。
それを思い出して読んでいたら、確かに納得できる場面が多々。
ドラマでも思いましたが、貴山好きです。
古市さんを参考にして演じられたのだから、必然かもしれませんが。

強い女性も頭の切れる男性も大好きなので、とても爽快な気分で読めました。
これは続きがあったりするのかな。
もっと二人を見ていたいなと思いました。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

柚月裕子さんのまさにまさにエンターテイメントな本。スッキリすること間違いない。
旅のお供にもおすすめ。

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2025年02月01日

購入済み

テレビドラマが楽しみ

本日、天海祐希の主演でテレビドラマが始まる。小説とどう違うのか非常に楽しみ。小説では思わず引き込まれてしまい、途中で止められなくなった。天海祐希が上水流涼子をどう演じるのかワクワクする。

#タメになる #ダーク

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2023年04月17日

Posted by ブクログ

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、探偵事務所を構えています。助手貴山は頭脳明晰かなりのイケメンで、非常に良い働きをします。
短編で読みやすいです。
なぜ弁護士資格を剥奪されたのか、貴山が助手になった経緯も描かれていておもしろかったです。
2023年に天海祐希、松下洸平でドラマ化していました。
ちらも機会があったら見たいです。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

依頼者を助けるだけでなく適切に法の裁きも受けさせ、不幸にならない結末の匙加減がいい。
短編でさくさく読める。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

短編が繋がりをもつストーリーで読みやすく、面白い。スカッとする!
うまく解決してくれるんだろうな、という安心感をもって読めるから楽しい。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

なかなか面白かった。
いろいろなところからのどんでん返しやシンプルな探偵ものなとわバラエティに飛んだ作品集でした。
3028冊
今年256冊目

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

受けた仕事は必ず履行し、巨悪を捌いてくれる痛快なストーリーは本書の見所だ。続編も出ているようなので読んでみたい。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

5編からなる連作短編集で、推理よりも騙し合いが中心の物語。
主人公は弁護士資格を失った上水流涼子。彼女は「殺し」と「傷害」以外ならどんな揉め事でも引き受ける〈上水流エイジェンシー〉を営み、東大出でIQ140の貴山と組んで難題を解決していく。欲に塗れた人物たちの依頼を、確率や心理を駆使して鮮やかに解決していく姿が痛快で、清々しい読後感を残す。

柚月作品にしては軽い読み心地で面白い。ただ今作では助手の貴山の優秀さが目立ち、涼子の存在感はやや控えめ。続編では彼女自身の有能さがもっと光る姿を期待したい。

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2025年08月28日

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連ドラ化していたようですが、見てませんでした(タイトルは見覚えありましたが)。主人公が天海祐希というのは納得ですね。よくわかる。短編が5篇入ってて読みやすかったですが、主人公側が強すぎません?

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

柚月裕子さんの本を初めて読みました。ドラマ化した物はすでに視聴済みだったのでサクサク読めました。まるで天海祐希を想定して書いたような原作で他の役者は考えられない。さっぱりとした性格と見た目は女性からも憧れられるスタイルとルックス。正に上水流涼子イコール天海祐希です。頭脳明晰な仲間と共に依頼を解決していく爽快さは次回作が楽しみになります。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

柚月裕子は以前から読みたいと思っていた作家だ。『孤狼の血』か『慈雨』を選ぼうと思ったが、読みやすさから『合理的にあり得ない』を手に取った。この作品は、見事なくらいにスカッとする。元弁護士が、どんな案件だろうとお見事に解決する。一話完結の短編集だけど、中身が濃い。続編もあるので読んでみたいと思う。

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2025年02月23日

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4.2/5.0

私立探偵、上水流涼子と助手の貴山のバディが悪いヤツらのインチキをクールに暴く!
ドラマ『TRICK』にちょっと近いところもあるけどこっちの方がより爽快。
爽やかで痛快!

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2025年02月03日

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 2025年の最初に手にしたのは、私が好きな作家さんの一人である柚月裕子さんの「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」でした。
 「確率的にあり得ない」「合理的にあり得ない」「戦術的にあり得ない」「心情的にあり得ない」「心理的にあり得ない」の5編の短編で構成されています。
 とあることで意に反し弁護士資格を剥奪された女性が探偵エージェンシーを立ち上げ、様々な難題を解決していく物語です。過去に読んだ柚月作品のような重厚感はありませんが、勧善懲悪?が心地よい痛快な物語に仕上がっています。
 時間がある時にじっくりというよりは、スキマ時間に手軽に読むのに適した感じかな?
 いつも感じますが、柚月作品は作者が男っぽいというか、男前のイメージがありますが、実際はどういう方なのかな?
 「仁義なき戦い」の大ファンということみたいなので、やはり性格は男なのかな?「孤狼の血」は男そのものですね。

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

キーワードはワナ、
現実とかけ離れすぎている住民の世界に爽快感を覚えてしまう。
最後の「心情的にあり得ない」は野球に疎い自分の性に合わなかったが...

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2024年07月02日

Posted by ブクログ

たまたまTVで見たドラマの原作本を見かけて、手に取った。

弁護士資格を剥奪され、探偵エージェンシーを営む上水流涼子と、頭脳明晰で多才な助手、貴山のコンビが持ち込まれる相談を解決していくストーリー。現実にはこんなに切れる探偵コンビはいないと思うが、カッコイイ。
弁護士資格を剥奪された状況と貴山が助手になった経緯も判明。

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

面白かった!
どの話しもサクッと読めてスカッと!
キレの良い1冊ですごく良かった。
映像化されてるようなのでそちらも見てみたくなる1冊

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2024年02月03日

購入済み

おもしろかったです

思っていたよりもさくっと読むことができました。読みたいときにいつでも読めるので便利だなと思いました。

#切ない #深い #タメになる

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2022年08月31日

Posted by ブクログ

 女性探偵が「あり得ない」事件の謎解きに挑む連作短編集。
 5編からなり、各話のタイトルが「~にあり得ない」で統一されている。(こういったこだわりは好き。)
          ◇
 探偵で元弁護士の上水流涼子が、有能だが無愛想な貴山をパートナーにして、数々の難しい依頼に対し、その肝を解明して鮮やかに解決していく。

      * * * * *

 柚月裕子さんには珍しく、ライトテイストのトリックミステリーでした。

 第1話のみトリックに無理があるように思いますが、その他は現実的な範囲でうまくまとめられていました。

 「マルコ・ポーロ」。大好きな紅茶が出てくるのも嬉しい。各話とも楽しんで読めました。続編が待ち遠しく思います。

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2021年11月22日

購入済み

ドラマ化に期待

今までの作風にない爽快感とテンポの良さは
1話完結の連続ドラマ化が期待出来る、上質の連作短編だと思います。

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2020年07月07日

Posted by ブクログ

ハードボイルドタッチを数多く手掛けてきた柚月さんの5編からなる短編集。
主人公の上水流涼子は、美貌を誇る辣腕弁護士だったのだが、顧問をしていた企業の社長に謀られて執行猶予付きの有罪判決を受け、弁護士資格を剥奪されてしまった。
その結果探偵エージェンシーを設立し、美貌と積極果敢な行動力を武器にして、金と欲に満ちた人たちが抱える難題を高額報酬を得ながら解決に導く物語だ。

もう一人の主人公は、涼子探偵のアシスタントとして積極過ぎる涼子を諌めながら問題の解決に大活躍するイケメン青年の貴山伸彦だ。
東大を卒業し、IQが140を示す通り、頭脳明晰な天才的閃きを備え、難題の解決法の大半を貴山が担っている。

涼子と貴山のコンビが、難問の相談事を易々と解決に導く探偵物語集となっている。
これまでの柚月作品は少々重かった印象があるのだが、今回の『 合理的にあり得ない 』は軽妙なタッチで綴られているので疲労感は全く無しの読書だった。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

エンタメ感が強い。
読書慣れしていない人でもスラスラ読めそう。
単純に娯楽としての気楽な時間を求めるなら良き。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

短編集なので軽めの作品。
サクサク読める。

ただ、野球賭博の話は仕組みを理解するの難しかった。そして貴山が詳しすぎ、普通そこまで知ってる人は居ないよね。。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

元弁護士の上流水涼子と高IQの貴山の何でも屋的な話。
短編集のようなかたちで主人公や視点は話毎に変わるけど、上流水と貴山の過去を匂わせつつ進んでいき、最終的には過去が明らかになる。

柚月裕子さんの本は4冊目だけど、盤上のひまわりを超える作品は今のところないなぁ。

ヤクザの賭け将棋の話、野球賭博の話、未来予知詐欺師の話など。
ちょっとおじさんぽい作風だから、実は男性かと思ってたけど、調べたらしっかり女性の写真が出てきた。

売る

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

慈雨の作者柚木裕子さんの作品。
悪を捌く爽快さ、絶世の美女とIQ140東大出の弁護士コンビとキャラクターも個性的で楽しく読めた。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上水流涼子
探偵。弁護士資格を剥奪されている。頭脳明晰、そして変装の達人。空手の黒帯。

貴山伸彦
涼子の相棒。IQ一四〇。東大の経済学部出身。役者志望。元劇団員。東大将棋部主将。


確率的にあり得ない
新井大輔
藤請建設の社員。三十代。入社して八年、秘書課に勤めて四年になる。

本藤仁志
藤請建設の代表取締役を務める二代目経営者。

高円寺裕也
経営コンサルタント。高円寺総合研究所所長。仁志の相談相手。

本藤和夫
中堅ゼネコンの藤請建設を一代で築き上げた立志伝中の人物。二年前に脳梗塞で他界。

朝子
仁志の母親。

吉野民子
本藤が子供の頃からいる家政婦。

国分美紗(上水流涼子)
株式会社神華コーポレーション秘書課。貿易を手がける中国企業。

楊広軒(貴山伸彦)
株式会社神華コーポレーション代表取締役。

合理的にあり得ない
神崎恭一郎
バブルの絶頂期、地上げや不動産取引で多額の資産を手に入れた。

友子
神崎家に勤めて二十年になる家政婦。

朱美
神崎の妻。

本条
朱美が通っている日本舞踊の師匠。

藤谷
華道の師匠。

克哉
恭一郎のひとり息子。二十歳。

高田
東和信託銀行の神崎家の担当。

熊ケ谷文典
恭一郎が古くから使っている興信所の人間。

綾小路緋美子(上水流涼子)
詐欺師。

松下昭二
神崎に土地売買の詐欺ですべてを失い自殺した男。

祥子(仮)
松下の妻。

正志
松下の同級生。


戦略的にあり得ない
日野照治
貫禄たっぷり。構成員三百人に及ぶ、暴力団組織関東幸甚一家のトップ。

米澤健一
厳つい面相。関東幸甚一家の若頭。

財前満
横山一家の総長。

田所道隆
三年前に引退した元関口組相談役。


心情的にあり得ない
諫間慶介
涼子を陥れた男。諫間グループの会長。

幸人
諫間の長男。

和歌子
幸人の妻。

諫間久実 幸人の娘。綾目女子大学二年生。

広瀬智哉
二十五歳。自称、不動産ブローカー。実際はホストあがりのヒモ。

コウジ
有田浩次。渋谷の裏界隈では、多少は名前が知られている。広瀬とは三年ほど前から付き合いがある。

椎名保
カードローンなどを取り扱う金融会社の社員で、会社を解雇されていた。不当解雇で会社を訴えたいと、涼子に依頼する。

堀江
ヒプノセラピー「アリア」の施術師。涼子に後催眠暗示をかけた。

丹波勝利
新宿署の組織犯罪対策課に勤める古参刑事で、薬物銃器対策係の主任。涼子が法曹資格を失うきっかけとなった傷害事件を担当した。


心理的にあり得ない
予土屋昌文
野球賭博を始めて二十年。

田部亜由美
予土屋の同棲相手。

天見篤史
二十代前半。父親の会社を手伝っているボンボン。

桜井由梨
二十六歳。証券会社勤務。二年前に自殺した父親のことで涼子に相談。

喜一
由梨の父。大阪で老舗の材木問屋の長男として生まれた。酒、女、賭け事を嗜み、資産を食いつぶしていった。

弘子
喜一の妻。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1話完結型のインチキを暴く話
将棋の回が特に相棒の貴山の優秀さが描かれていて痛快でした
難しくなりそうなエピソードも読者に分かりやすく説明がなされていて
どうやってインチキを見破るのか、考えるのがすごく楽しかったです

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

苦手な短編集。テンポ良くサクサク読めるのだが、短いので内容が薄く感じてしまう。今までの柚月作品とは違って見える。
短編の各タイトルも『〜あり得ない』となっているのだが、幾つか内容とマッチするのだろうか、と悩んでしまう。
相手をワナに嵌めるのだが、こちらも野球のハンデキャップや古本のやり取りなども複雑に感じてしまうのは歳のせいだろうか?

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

読みやすかった!
ただ、最後の方は秘書が優秀なだけだった笑
主人公のカゲが薄くなっていった笑
まあ短編集なんで、読みやすいっちゃ読みやすいですぜ!

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

ドラマを先に見てから読んだので、若干設定違うんだなと思って読み進めた。
ドラマでは仲村トオルさんが演じていたキーマンが小説だともっと年配の俳優さんの印象だったけど、これも原作と映像のいい意味での違いかな。

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

 柚月裕子の小説の中では、ちょっと異色。「虎狼の血シリーズ」や「佐方貞人(検事)シリーズ」から読み始めたので、そう思ったのかもしれない。2つのシリーズはかなり骨太だ。
 軽快な痛快エンタメが読みたい人にはオススメ。また、連作短編(5篇)なので、読みやすい。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

すっごく映像しやすそうな話だなと思った
話も短編でまとまってるし男女バディものとしてさっくり読みやすかった

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2024年01月08日

ネタバレ 購入済み

ちょっとミステリーとしては…?

2023年8月読了。

TVドラマを先に観ていたのだが、あまりにもドタバタが過ぎて、一体どんな原作なのかと調べたら、自分の大好きな「孤狼の血」の原作者!!!
勇んで読み始めた。

ドラマがつまらなかった理由は読後に直ぐ分かった。この短編集は、情緒や心理描写を極力省いた連作なので、映像化するには「今一つ華が無い」から、天海さんにあの様なコント的な演技をさせたのだろう…。

さて、原作自体の評価だが、正直「ミステリー」と言うより「推理クイズ」の様で、一直線に解答へ向かってしまう為、読み甲斐が無く、スーッと読んでしまい、キャラクターへの想いも没入しづらく、かなり「薄味」な読後感で残念だった。

ドラマを気に入った方なら楽しめるかもしれないが、推理小説としての評価はかなり残念だった。
打率10割の作家など居ないのだ……。

#笑える #ハッピー #カッコいい

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2023年08月13日

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