【感想・ネタバレ】合理的にあり得ない 上水流涼子の解明のレビュー

あらすじ

法より節義に報いたい。
危うい依頼は美貌の元弁護士がケリつけます!

『孤狼の血』『慈雨』『盤上の向日葵』著者の鮮烈ミステリー!!

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰 な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。
金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。
欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するが――。
著者の魅力全開、極上痛快エンターテインメント!

書店員さん驚嘆!
無茶ともいえる依頼を次々と解決していく姿が、清々しい!
丸善名古屋本店 竹腰香里さん
プロフェッショナルなキャラクターと痛快な結末を堪能しました!
ときわ書房本店 宇田川拓也さん
タイムリーな話題も盛り込まれ、想定外な展開に思わず引き込まれました。
芳林堂書店高田馬場店 江連聡美さん
格好いい! 涼子と貴山のコンビ、最高だ!!
大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

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Posted by ブクログ

ネタバレ

上水流涼子
探偵。弁護士資格を剥奪されている。頭脳明晰、そして変装の達人。空手の黒帯。

貴山伸彦
涼子の相棒。IQ一四〇。東大の経済学部出身。役者志望。元劇団員。東大将棋部主将。


確率的にあり得ない
新井大輔
藤請建設の社員。三十代。入社して八年、秘書課に勤めて四年になる。

本藤仁志
藤請建設の代表取締役を務める二代目経営者。

高円寺裕也
経営コンサルタント。高円寺総合研究所所長。仁志の相談相手。

本藤和夫
中堅ゼネコンの藤請建設を一代で築き上げた立志伝中の人物。二年前に脳梗塞で他界。

朝子
仁志の母親。

吉野民子
本藤が子供の頃からいる家政婦。

国分美紗(上水流涼子)
株式会社神華コーポレーション秘書課。貿易を手がける中国企業。

楊広軒(貴山伸彦)
株式会社神華コーポレーション代表取締役。

合理的にあり得ない
神崎恭一郎
バブルの絶頂期、地上げや不動産取引で多額の資産を手に入れた。

友子
神崎家に勤めて二十年になる家政婦。

朱美
神崎の妻。

本条
朱美が通っている日本舞踊の師匠。

藤谷
華道の師匠。

克哉
恭一郎のひとり息子。二十歳。

高田
東和信託銀行の神崎家の担当。

熊ケ谷文典
恭一郎が古くから使っている興信所の人間。

綾小路緋美子(上水流涼子)
詐欺師。

松下昭二
神崎に土地売買の詐欺ですべてを失い自殺した男。

祥子(仮)
松下の妻。

正志
松下の同級生。


戦略的にあり得ない
日野照治
貫禄たっぷり。構成員三百人に及ぶ、暴力団組織関東幸甚一家のトップ。

米澤健一
厳つい面相。関東幸甚一家の若頭。

財前満
横山一家の総長。

田所道隆
三年前に引退した元関口組相談役。


心情的にあり得ない
諫間慶介
涼子を陥れた男。諫間グループの会長。

幸人
諫間の長男。

和歌子
幸人の妻。

諫間久実 幸人の娘。綾目女子大学二年生。

広瀬智哉
二十五歳。自称、不動産ブローカー。実際はホストあがりのヒモ。

コウジ
有田浩次。渋谷の裏界隈では、多少は名前が知られている。広瀬とは三年ほど前から付き合いがある。

椎名保
カードローンなどを取り扱う金融会社の社員で、会社を解雇されていた。不当解雇で会社を訴えたいと、涼子に依頼する。

堀江
ヒプノセラピー「アリア」の施術師。涼子に後催眠暗示をかけた。

丹波勝利
新宿署の組織犯罪対策課に勤める古参刑事で、薬物銃器対策係の主任。涼子が法曹資格を失うきっかけとなった傷害事件を担当した。


心理的にあり得ない
予土屋昌文
野球賭博を始めて二十年。

田部亜由美
予土屋の同棲相手。

天見篤史
二十代前半。父親の会社を手伝っているボンボン。

桜井由梨
二十六歳。証券会社勤務。二年前に自殺した父親のことで涼子に相談。

喜一
由梨の父。大阪で老舗の材木問屋の長男として生まれた。酒、女、賭け事を嗜み、資産を食いつぶしていった。

弘子
喜一の妻。

0
2024年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1話完結型のインチキを暴く話
将棋の回が特に相棒の貴山の優秀さが描かれていて痛快でした
難しくなりそうなエピソードも読者に分かりやすく説明がなされていて
どうやってインチキを見破るのか、考えるのがすごく楽しかったです

0
2024年08月14日

ネタバレ 購入済み

ちょっとミステリーとしては…?

2023年8月読了。

TVドラマを先に観ていたのだが、あまりにもドタバタが過ぎて、一体どんな原作なのかと調べたら、自分の大好きな「孤狼の血」の原作者!!!
勇んで読み始めた。

ドラマがつまらなかった理由は読後に直ぐ分かった。この短編集は、情緒や心理描写を極力省いた連作なので、映像化するには「今一つ華が無い」から、天海さんにあの様なコント的な演技をさせたのだろう…。

さて、原作自体の評価だが、正直「ミステリー」と言うより「推理クイズ」の様で、一直線に解答へ向かってしまう為、読み甲斐が無く、スーッと読んでしまい、キャラクターへの想いも没入しづらく、かなり「薄味」な読後感で残念だった。

ドラマを気に入った方なら楽しめるかもしれないが、推理小説としての評価はかなり残念だった。
打率10割の作家など居ないのだ……。

#笑える #ハッピー #カッコいい

0
2023年08月13日

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