柚月裕子のレビュー一覧

  • 検事の本懐

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    検事の世界ってこんなにもドロドロしているのかと思うとぞっとする。罪人を裁くためには人一倍の正義感があったとて容易にできることではない。でも主人公のような検事がいてくれたら、きっと救われる人も増えるだろう。

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    2025年09月09日
  • 風に立つ

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    最近は青年世代が起こす事件が多くて、安全な日本はどうなってしまうのか、孫たちは生き延びられるのか。とっても不安ですが、地道な更生に力を注ぐ制度があるのを初めて知りました。小説だから現実はそうそう上手くは行かないけれど、親子関係も人間関係もやっぱり対話と受容から始まるんだと思わせてくれた。

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    2025年09月08日
  • パレートの誤算

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    わたしは生活保護についてはあまりよく知らなかったのですが、この本を読んで生活保護という制度の仕組みや、受給者の家をまわるケースワーカーの仕事内容、さらに不正受給の実態についても知る事ができました。

    特定の職業を取り上げている作品を読んだあとは、いつもその職業に憧れたりするのですが、残念ながら今回はケースワーカーではなく、警察のほうがカッコいいと思いました(ケースワーカーに憧れている方、すみませんm(_ _)m)。
    特に三章での若林警部補。市民を救うために自分の首をかけて無茶振りをする彼の存在が、ラストシーンへと一気に盛り上げてくれました。

    サスペンス調の話はとても面白く、気になる展開が続く

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    2025年09月07日
  • 孤狼の血

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    ガミさんの危うい感じに不安を煽られ
    ジッポを買った時から嫌な予感がしてた
    ガミさんの懐の深さ‥
    日岡秀一の嵯峨への最後の一言が快哉

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    2025年09月05日
  • あしたの君へ

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    ネタバレ

    背負う者」「抱かれる者」「縋る者」「責める者」「迷う者」の計5篇の短篇を収録。
    見習い家裁調査官補の青年が主人公で、人生経験の浅さからくる自信のなさで自分の判断に悩みながら、1件ずつ正しい判断をしようと努力を重ねていく。心が温まる佳作集。

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    2025年09月03日
  • 風に立つ

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    400ベージの長編だった。
    犯罪を犯した少年を更生させる手立てとして、事業所等で少年を預かる補導委託。
    この補導委託で万引き等を重ねた春斗という少年を受け入れることになった盛岡の鋳物職人の孝雄。
    そんな話は聞いていなかった息子の悟。
    春斗という少年を通して孝雄と悟の親子もわだかまりが解けていく。
    孝雄も悟も不器用、上手く自分の気持ちが伝えられない。
    春斗の両親もまた同じようだ。
    親子だからこそ、近すぎてうまくいかない事は多々ある。
    みんな色んな事を胸の中に抱えて行きているんだ。
    言葉だけでは分かり合えないけど、言葉がなくっちゃもっと分かり合えない、そんな気がした。

    八重樫というお金が無くなる

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    2025年08月30日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    5編からなる連作短編集で、推理よりも騙し合いが中心の物語。
    主人公は弁護士資格を失った上水流涼子。彼女は「殺し」と「傷害」以外ならどんな揉め事でも引き受ける〈上水流エイジェンシー〉を営み、東大出でIQ140の貴山と組んで難題を解決していく。欲に塗れた人物たちの依頼を、確率や心理を駆使して鮮やかに解決していく姿が痛快で、清々しい読後感を残す。

    柚月作品にしては軽い読み心地で面白い。ただ今作では助手の貴山の優秀さが目立ち、涼子の存在感はやや控えめ。続編では彼女自身の有能さがもっと光る姿を期待したい。

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    2025年08月28日
  • 最後の証人

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    トリック的な要素もあって、大体予想出来てしまったけど、先を読む手が止まらず一気読み。
    果たして復讐出来たと言えるのだろうか。
    あまりに切ない。
    自分が罪を犯さずに復讐するのって難しいんだろうな。感情移入してしまいました。
    面白かったです。

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    2025年08月28日
  • 検事の信義

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    現実にはあり得ないかもしれないけど、佐方検事の愚直なまでの正義感、信念を貫き通す有様が凄い。
    「第4話 信義を守る」が一番良かった。被告人の心情を思うとやるせない。それらまで汲み取って被告人に寄り添える佐方検事が好きだ。

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    2025年08月28日
  • 最後の証人

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    ネタバレ

    終盤被告人に驚いた。 単純な復讐殺人だと思っていたので、どう無罪に持っていくのだろうと。
    法を逃れる悪いヤツは許せないので、この件で無罪となったのは仕方がないが、高瀬夫妻にはとっても無念だろうと思う。しかし、佐方弁護士によって隠蔽の事実が明らかになった事にまだ救われるのかな。
    正義感の強い佐方さんのシリーズを続けて読みたい。

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    2025年08月30日
  • 盤上の向日葵(上)

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    2018第15回本屋大賞第2位。平成六年夏埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた。あらすじ中央公論新社HPより

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    2025年08月22日
  • 風に立つ

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    ネタバレ

    老舗の南部鉄器の職人たちが、非行に走ってしまった少年の補導委託を受ける話。
    いろんな出来事を通じてそれぞれの人間の思いが交錯し、成長していく姿はとても読みごたえがありました。特に印象的だったのは、父親という立場で登場する孝雄と達也の存在です。それぞれ境遇や経験が異なりますが、実は自分が思う愛情を持って子どもに接します。しかし世の中それだけでは不十分で、コミュニケーションをじっくりと取ったり子どもの思いを汲み取ったりすることが大切だと再確認しました。

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    2025年08月22日
  • ミカエルの鼓動

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    手術のシーンでは、めちゃくちゃ描写が細かくかつ専門用語が飛び交って、作者は医療関係の仕事をされたことがあるんじゃないかと感心しまくりでした。
    西條先生にはまた医療の現場に戻ってほしいな。

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    2025年08月21日
  • 月下のサクラ

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    警察官になって、捜査支援分析センターに配属された森口泉。昭和な頑固上司、黒瀬の指示のもと、最初の大事件に取り組む。署内に保管された現金の盗難事件。捜査を進めていく中で起きた殺人事件。警察ドラマを彷彿させるスリリングな展開。泉はスペカン(特別扱いの捜査官)だったが、鬼上司のもと、本物の戦力になるべく成長する。本格警察小説。前作も読みたい。

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    2026年01月12日
  • 最後の証人

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    ネタバレ

    朗読劇が面白かったので読んでみた。
    佐方がかっこいい。
    こういう人が社会にいてほしい。
    違和感があると思って読んでいたら仕掛けがあってストーリーも面白かった。
    映像作品では不可能な小説ならではの仕掛け。
    好きなシリーズが増えた。
    続編も読みたい。
    女性作家が描く男性主人公だからこそ魅力的という解説には納得。

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    2025年08月16日
  • 検事の本懐

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    検事の職業が理解でき、ストーリーも面白かった。
    テレビでたまに聞く特捜地検特捜部の話は興味深かった。
    どの短編も主人公の性格と頭の良さを垣間見れる作品となっていました。

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    2025年08月14日
  • ミカエルの鼓動

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    202410/登場人物達の個性や魅力と、医療ロボットミカエルや医療現場のリアリティと臨場感にひきこまれ一気読み。

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    2025年08月13日
  • 月下のサクラ

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    捜査のスピード感が直に伝わってきて、次々とページをめくり一気に読めました。
    警察内での窃盗事件が、特殊詐欺グループへ繋がり、それが警察トップの不祥事を暴くことに。
    慎重に捜査を進めていく中で、上司と部下の信頼や同僚との関係性、仕事に対する思いなど読み応えのある作品でした。

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    2025年08月11日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    ネタバレ

    柚月裕子さんの小説が面白かったので、人となりが知りたくなりエッセイに手をのばした。

    「祭りのひよこ」
    自分が駄々をこねて飼い始めたひよこの最期をみさせた母の強い意志、その迫力は読み手にも伝わってくる。
    「記憶は死なない」
    父の書棚から取り出して読んだ「樅ノ木は残った」
    津波で両親が亡くなって本が流されても手ざわりも父の記憶もなくなることはない。そう言い切れるまでどれほどの涙が流れたのだろう。
    黒板五郎の「遺言」
    「金なんか望むな。幸せだけを見ろ。
    謙虚に、つつましく生きろ。」
    柚月裕子さんも『北の国から』が好きだったなんて嬉しい!
    「母のぬくもりと」
    一緒に布団に入った時のぬくもりと絵本を読

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    2025年08月10日
  • 月下のサクラ

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    『朽ちないサクラ』の余韻が消えないうちに森口泉に会いにいく!続編は前作よりもさらに面白さが増していた。警察広報課職員だった森口泉は、ある上司の強い引きで刑事になって、捜査支援分析センターに入る。
    泉の映像化できる記憶力と物怖じしない性格と強い信念が事件の真相を暴いていく。
    かなり危ない橋を渡る泉。泉の蛮勇がチームの絆をさらに強くする。
    かなりハラハラドキドキした。主人公だから大丈夫と思っても、かなり心臓が縮んだ。
    泉たちが傷みの中でたどり着いた場所は、警察、公安の闇の中で仄かに光る。
    サクラシリーズ二編を読んですっかり柚月裕子さんねファンになった。

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    2025年08月09日