柚月裕子のレビュー一覧
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埼玉県の山中で白骨の遺体が名駒・初代 菊水月作 錦旗島黄楊根杢盛上げ駒(しょだいきくすいげつさくきんきしまつげねもくもりあげごま)とともに見つかった。埼玉県警の2人の刑事が名駒の来歴を追う。なぜ遺体は名駒を抱いていたのか?
文庫本では上下巻になっており、上巻では2人の刑事が名駒の来歴を追うのがメインのストーリーライン。もう一つのストーリーラインではタイトル戦が行われており、そのタイトルに挑戦している異色の経歴の棋士 上条桂介にもスポットが当たる。
この上条桂介の子供時代からの話が展開されるがひたすら不憫で可哀想でした。一方で刑事たちが駒の来歴を追う旅はなんとも面白い。辛いと面白いが交互に来 -
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教誨の意味やどういう本かが、よくわからないまま手に取り、読み終えた。
あの、秋田で約二十年前に起きた我が子を含めて殺人を犯した母親をモチーフにした作品。
殺人事件が起こると、表面的な犯行の原因や簡単な構図を追い、それが自分には当てはまらないことを確認して、あとは週刊誌ネタを少し眺めて、興味関心が薄れて忘れてしまう…という繰り返しのように思う。
そして、自分には関係ない事件と考える。
もちろん、自分には関係はないのだが、でも、読後には、人の心理や行動ってそんなに簡単なものではないし、自分もそこに生まれたら関係者や加害者被害者になっていたかもしれないという想像力が働く。
また、一つの事件が -
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定年退職した刑事が、ある想いから四国の霊場巡りをすることになったが、妻も一緒に付いて行くことになった。旅先で知った少女誘拐事件から、更に深い苦悩の旅になって行く。後輩の若手に事件の経過を依頼することで、更に苦悩の旅になって行く。16年前の事件に酷似しているのが原因のようだが、明かされるのが後半ということで、ここまでモヤモヤが続いてしまう。
また、もう一つの秘密が徐々に明かされていく。娘と交際する後輩の刑事を認めたく無い主人公。大切な娘の出生にもドラマがあった。
霊場巡りも後半に入り、出会った人々から事件のヒントを貰い、解決への道すじが見えてきた頃から展開が急ピッチに進んでくる。
最近の事件は解 -
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ネタバレ小説の舞台は、昭和63年の広島県呉原市。
ヤクザと警察が絡む小説
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まず全体的に、広島弁での展開がとてもおもしろかった。
口調は強いものの、言葉に人間味や温かさを感じられた。
今とは違う言葉の魅力を知れた気がする。
そして登場人物のそれぞれの個性がすごい。
ヤクザの滝井、一之瀬、尾谷。
個性があり情があり、魅力的だった。
警察の大上もそうで、大上のように自分の軸があり、周りを思いやり、立場に縛られず、うまく立ち回れる存在が上司にいたら、と思う。
私はどちらかというと日岡みたいなタイプの人間なので、大上のように自由奔放に信念を持っている人がいれば尊敬してついていくと -