柚月裕子のレビュー一覧

  • 逃亡者は北へ向かう

    Posted by ブクログ

    真柴亮、直人、その父圭祐、刑事陣内康介。トラブルに巻き込まれ犯罪を犯す男。何も語らない子供。妻亡くした男。娘を亡くした男。それぞれが震災で家族を亡くしたり、住むところを亡くし、全ての登場人物が行き場の無い気持ちを抱える。切な過ぎる!

    0
    2026年02月12日
  • 最後の証人

    Posted by ブクログ

    柚月裕子作品はこれまでそこまでハマらなかったんですがこれはめちゃくちゃおもしろかった。脳汁出る。
    静かなのに騒がしいみたいな作品。
    わざわざ佐方シリーズの一作目にしたので次も読みます。

    0
    2026年02月12日
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    難病の少年の治療に対する二人の名医の対立。大病院の中の派閥対立。医療器具メーカーとの癒着、そして二人の名医の生い立ちが絡み…緊迫の医療サスペンス

    0
    2026年02月11日
  • パレートの誤算

    Posted by ブクログ

    生活保護と貧困ビジネスという社会問題を正面から捉えた本作。
    同時に2:8の8は切り捨ててもいい存在なのかという問いを突きつけられた。
    ストーリーも起承転結があり、一気読みしました。

    0
    2026年02月11日
  • 盤上の向日葵(下)

    Posted by ブクログ

    下巻になってやっとこの本のタイトルの意味が腑に落ちた。ここで佳介と、東明とゴッホの生き様が重なる。3人とも周囲の誰からも理解されないし、本人も救われない。どれだけ頭が良くても、東大卒で起業家になって成功しても、絵画や将棋で天才であっても、一般の常識内では生きている感じがしない。燃え続ける情熱と闘いの人生の中で、自分が向きたい方角を向かないと生きていけない。一般の人が理解できない才能を持つ人の人生は孤独で切ない。

    最後はオープンエンドだけど、余白に希望がある終わり方でとてもよかった。佳介のプロ棋士としての人生はまだ続く、次の一手がある、って感じがする。この先どうなるのか読書による想像次第だけど

    0
    2026年02月11日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「孤狼の血」の続編
    前作でガミさんを失い、郡部の駐在所に
    左遷された日岡秀一(脳内:松坂桃李)の物語

    山々に囲まれた田舎の駐在さんとなった日岡に、
    こんな怒涛の面白い展開が待っているとは!!
    正直「孤狼の血」より好きでした。

    前作からの登場人物に、
    一ノ瀬や晶子の存在にホッとし
    味方(と言っていいのか?)のはずの
    瀧井の不穏な動きに目をみはり
    監察官 嵯峨の左遷に「ざまぁw」と嘲笑する。
    脳内で映画でのキャストが縦横無尽に動き回り
    小説を読んでいるのに映画を観ているような
    変な感覚で、ページをめくる手は止まらない。

    すっかり「孤狼の血level2」が映画完全オリジナルだと失念していたので

    0
    2026年02月15日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    裕月裕子さん著「慈雨」
    自分にとって約一年振りに読む著者の作品。積読本だらけの本棚の中から長年眠っていた本作にようやく手を伸ばした。

    物語は刑事物のミステリーであるのだが、それ以上にヒューマンドラマの要素が重厚な物語だった。
    主人公神場の愚直な刑事らしさと人間臭さとが混在して描かれている。
    特に妻の香代子、娘の幸知との神場の家族愛の物語展開がお見事。素晴らしかった。

    神場が退職してお遍路巡礼していく最中という背景も素晴らしかった。
    16年前に起きた事件に対しての後悔からきている物なのは最初から解っていたが、結願に向けて妻に対しても娘に対しても神場の本心が読み取れていく。
    事件と共に本心を妻

    0
    2026年02月10日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    オーディブル視聴。
    刑事を引退した主人公が長年連れ添ってきた妻と共に過去を思い出しながらお遍路の旅をする様と、同時進行でとある事件が解決していく様も描かれる。
    淡々とした語り口なのだけれど、だんだんとどうなるのか気になって仕方がなくなってきて止まらなくなってしまった! 最終的にそれぞれがどうなったかの詳細は描かれなかったけれど、優しい笑顔が似合うラストだった。

    0
    2026年02月09日
  • 逃亡者は北へ向かう

    Posted by ブクログ

    切ないお話でした。
    犯人の真柴亮が不憫でした。本当のことを知っていたら違う人生だったような気がします。
    震災の描写も辛かった。
    生き延びることができた人たちには幸せになって欲しい。

    0
    2026年02月08日
  • 孤狼の血

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大好きな映画の原作を読みたい読みたいと
    思いながら今日に至る。やっと読めた。
    組織名や組員がとにかく沢山出てくるので
    頭こんがらがるけど、映画を観ていたおかげで
    比較的スーッと読み解ける。
    いやぁこれは実写化大成功作品ですね。

    日岡の日誌にガミさんが走り書きしていた
    あの名シーンが原作にはなくてとても残念だったけど
    そう考えると映画の脚本最高だったんだなぁとも思える。いやぁ、すぐ続編「凶犬の眼」行ってきます(*`・ω・)ゞ

    0
    2026年02月08日
  • 盤上の向日葵(上)

    Posted by ブクログ

    上巻では、白骨死体の遺留品捜査を担当する刑事の視点と、幼くして高い棋力を示す佳介、そしてあるきっかけで佳介と出会い、世話役を担うことになった唐沢夫妻と佳介が過ごす時間とが交互に描かれる。時代は昭和で、聞き込み捜査はアナログそのもの。なかなか進展しない捜査の過程が、かえって味わい深い。

    唐沢夫妻と佳介が過ごす時間の描写は、読みながら涙が止まらなかった。子に恵まれなかったが子ども思いの老夫婦と、自分の子どもの面倒も見ない実の親。最低な親であっても、唯一の親からの愛を求めてしまう幼い子どもの姿が胸に迫る。

    また、かつて奨励会に入会しながらもプロ棋士になれず、退会後に警部となった佐野が、遺留品の駒

    0
    2026年02月08日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    刑事を退職後、妻香代子と巡礼に参加した主人公

    旅先で幼女殺害事件をニュースで耳にし、15年末まえの純子ちゃん事件を冤罪にした記憶に縛られる主人公

    同じ犯人ではないか、また第3の被害者を出してという責めに苦しむ

    部下であり、娘の恋人である新米刑事、もと同僚と密かに組んで、白いバンをトラックにのせて移動と推理し捜査していく。

    後半になり犯人像への迫り方
    刑事としての強い責任感とプライド、人間像と重なりながら引き込まれていった

    0
    2026年02月06日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    2024年に映画化された柚月裕子さんの警察小説…あるストーカー殺人事件から警察の不祥事がスクープされて…新聞記者の親友に裏切られたと詰め寄る主人公…真実を知るかもしれない関係者に届きそうになると新たな事件が…終始緊張感がありました!

    0
    2026年02月05日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    補導委託について、とても興味がわいてきた。家族や親子にはいろいろな形があって、いびつな部分もあるけど、それを周りの人との関係を通して違う見方ができる。素晴らしい制度だと思った。

    0
    2026年02月05日
  • 教誨

    Posted by ブクログ

    読んでいて何度も気持ちが揺れた。
    同情してはいけない、でも理解しようとしてしまう。
    その葛藤ごと背負わされている気がした。
    読後のモヤモヤは、簡単に消えてくれない。

    0
    2026年01月31日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    4.3/5.0

    登場人物たちそれぞれが抱える、悲しみ、苦しみ、悔恨、逡巡、罪の意識……
    それらが痛いほど伝わってきた。
    そしてそれらを決して綺麗にまとめることなく、結末を提示することもなく、「書き切らない」小説としての終わらせ方にも好感を持った。

    0
    2026年01月28日
  • 盤上の向日葵(上)

    Posted by ブクログ

    上巻は警察側の目線が多く、下巻は佳介側の目線が多く、違う小説を読んでる気持ちになった。
    将棋の細かい描写はちっともよくわからなかったけど、ずっとその先はどうなるんだろうという気持ちで読むのをやめられなかった。

    0
    2026年01月25日
  • 最後の証人

    Posted by ブクログ

    途中まで、被告人が誰なのかわからないようになっていて、さまざまに予想をしながら読み進めていきました。途中で挟み込まれる過去のエピソードがどんなふうに裁判に関わってくるのか、読む手が止まりませんでした。佐方の仕事は信念と情熱を持ってきっちりやり遂げる姿もとても魅力的でした。面白かったです。

    0
    2026年01月24日
  • 盤上の向日葵(下)

    Posted by ブクログ

     事件を追う刑事から、棋士の半生にスポットライトのほとんどが移転していく。ミステリーも犯人捜しより、何故?という疑問がほとんどになる。ミステリー要素とヒューマンドラマが良い具合に絡まりあった傑作だと思います。

    0
    2026年01月21日
  • 盤上の向日葵(上)

    Posted by ブクログ

     謎の死体の抱いた将棋の駒の出所を追う警察2人。その2人の雰囲気も良い感じで読ませてくれて、別パートのヒューマンドラマもいちいち感動しながら読める一冊。ミステリーの行方も気になる上巻が終わり、これから下巻に入ります。

    0
    2026年01月21日