柚月裕子のレビュー一覧

  • あしたの君へ

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    描写が細かく丁寧で、でもくどくなくて読みやすい
    そこまでドラマティックではないが、リアリティのあるそこら辺に転がっているようなネタ
    それだけに、内容に引き込まれた
    個人的には、モラハラの話が印象的だった

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    2026年06月26日
  • 検事の死命

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    痴漢事件を否認し続ける被疑者は果たして冤罪か偽証か。連続短編集

    佐方シリーズ3巻。熱い!佐方父の過去が明かされる巻。さらに微罪のはずの痴漢事件は検察組織を分断する死命をかけた戦いへ。手に汗握る!信じてくれてありがとうが沁みるよ。佐方は最高に格好いい

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    2026年06月20日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    ヤクザの名前や独特の言い回しがわからないことが多く、少し流しながら読んでいたけど、終わりは良かった。
    大上のことは無念だけど、しっかりと“血”が受け継がれていることがわかる最後だった。

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    2026年06月19日
  • ミカエルの鼓動

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    壮大な医療ストーリー。医者がここまで葛藤しながら生きているのか、本当のことはわからないけれど、この本に出てくる2人の意医師は本当に素晴らしい。中盤から後半の、心が震えるような、泣きたくなるのを我慢するような、西條の心の機微は見応えがあった。
    これを描ける柚月裕子が最高すぎる!

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    2026年06月19日
  • 最後の証人

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    2026.06.13

    自分の予想が外れて見事に騙された。
    ああ、そっちだったのか、と膝を打った。

    作者が誘導したストーリーにまんまと乗せられた。

    誰かに勧めたくなる一作。

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    2026年06月13日
  • 盤上の向日葵(下)

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    上巻を読み終わった時に死者と遺棄者の予想は付いたが内容は凄い。巻末の羽生元名人の解説も味わい深かった。

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    2026年06月11日
  • 教誨

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    ネタバレ

    いつものことながら、感情移入しすぎて、余韻がつらい。
    主人公が幼い我が子、またもう1人の幼い子をなぜ殺してしまったのか。最後の言葉、約束は守ったよ。その約束とはなんなのか。知りたくて、読み続けた。もしかして、約束を守らなくて、全てを話していたら、違う刑だってあったかもしれない。
    でも約束守りたかったんだよね。
    母に褒めてほしくて。今までいじめられつづけた人生だったから。自分が死刑になろうとも約束を守った。その気持ちがかなしすぎる。
    しばらく頭から離れなかった。

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    2026年06月14日
  • 盤上の向日葵(上)

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    埼玉県の山中で白骨の遺体が名駒・初代 菊水月作 錦旗島黄楊根杢盛上げ駒(しょだいきくすいげつさくきんきしまつげねもくもりあげごま)とともに見つかった。埼玉県警の2人の刑事が名駒の来歴を追う。なぜ遺体は名駒を抱いていたのか?

    文庫本では上下巻になっており、上巻では2人の刑事が名駒の来歴を追うのがメインのストーリーライン。もう一つのストーリーラインではタイトル戦が行われており、そのタイトルに挑戦している異色の経歴の棋士 上条桂介にもスポットが当たる。

    この上条桂介の子供時代からの話が展開されるがひたすら不憫で可哀想でした。一方で刑事たちが駒の来歴を追う旅はなんとも面白い。辛いと面白いが交互に来る感じですね。

    2つのストーリーラインがどこで交錯するかが、事件の真相に迫るための鍵になる。謎解きでは無いのでミステリという感じはそこまで無かったかなあ。後半はどうなるのか?なお名駒の読みが難しすぎて、いつまでも読めず適当に読み飛ばしてしまった。あと本書で創作した架空の駒みたい。

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    2026年06月07日
  • 教誨

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    ネタバレ

    死刑囚の最後はこうやって死んでいくのかと初めて知った。真相を知った時そのりゆうになっとくできなかった。

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    2026年06月01日
  • 風に立つ

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    心温まる話だった。
    相手を想う心があっても、
    相手にちゃんと伝えないと、
    すれちがい上手くいかない、
    そんなことを思いました。

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    2026年05月31日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    わたしが読み始めた時点で評価が3.25…なぜ!?
    短編もさすがの柚月裕子でおもしろかった。佐方シリーズが大好きなので、それを読みたくて手に取った。
    時代背景はバラバラながら、どの作品も綺麗に伏線回収していて、一石投じるようなエピソードも含まれ、読み応えたっぷりなショートショートでした。

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    2026年05月29日
  • 孤狼の血

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    人の名前が覚えられないので、途中から誰が誰か分からなくなって、自分の中で整理したくて初めて途中で解説を読んだw
    オススメしてくれた友達に、誰がどこの組か分からないし、相関図が2人ずつで下っ端の名前がないから困ったと相談したら、意外と大丈夫だから気にせず読み進めよと言われ…案外なんとかなった。
    そんな状況のくせに、意外過ぎる展開に涙し、最後まで夢中で読んでしまった。

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    2026年05月26日
  • 凶犬の眼

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    孤狼の血ではヤクザもの苦手とか言っておきながら、暴虎の牙でじわじわハマり、一気に凶犬の眼もよみおわった。今はガミさんと日岡にどハマりしました。続編を読みたい。

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    2026年05月25日
  • 教誨

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    教誨の意味やどういう本かが、よくわからないまま手に取り、読み終えた。

    あの、秋田で約二十年前に起きた我が子を含めて殺人を犯した母親をモチーフにした作品。

    殺人事件が起こると、表面的な犯行の原因や簡単な構図を追い、それが自分には当てはまらないことを確認して、あとは週刊誌ネタを少し眺めて、興味関心が薄れて忘れてしまう…という繰り返しのように思う。
    そして、自分には関係ない事件と考える。

    もちろん、自分には関係はないのだが、でも、読後には、人の心理や行動ってそんなに簡単なものではないし、自分もそこに生まれたら関係者や加害者被害者になっていたかもしれないという想像力が働く。

    また、一つの事件が起きるだけで、家族だけではなく周囲に大ダメージがおこることもわかる。そういう事件はできるだけ起きない方がいい。

    で、あの事件から何の教訓を得るのか。
    あの事件というよりも、この本を読んだ感想ですが、

    地方の閉鎖的な環境には自分の意志や意見、自尊心を抑えて生きなければいけない人が少なからずいる。

    特にそういう人に向けて、自分の意思や意見、考え方などを大事にする教育や環境が必要。
    それが身になるためには、経済的な自立も必要。(この本とは関係ない。)

    虐待されている子には寄り添ってあげる人の存在が必要であるなど。


    この本の中でも、冷たい親族と思っていた寿子さんが別の顔を見せたり、当たり前だけど、人ってそんなに簡単じゃないと思った。



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    2026年05月24日
  • 教誨

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    極刑に処される直前、被告が最期に遺した言葉は誰に向けて放たれていたのか、を探っていくミステリー。
    事実は変わらないのに真実の解像度が高まっていく毎に胸が詰まっていく。
    作者が「最も苦しんで何度もペンが止まりながら書いた」とする、罪と業、咎と救済(あえて言う)の物語。

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    2026年05月23日
  • ウツボカズラの甘い息

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    ネタバレ

    テレビかなにかで見たことがあるこの植物のことをウツボカズラというのか。真犯人はまさにウツボカズラ。一回入り込んでしまうと抜け出せない。死人を名乗り、言葉巧みに人の弱みにつけこむ。題名がストーリーにかなりマッチしている。"甘い息"という表現が個人的に好き。人におすすめしたくなった。

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    2026年05月18日
  • 慈雨

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    静かな展開の中、登場人物像がしっかりと描かれており、主人公と現役刑事に感情移入して読み終えた。周りで支える家族の存在も控えめながら印象的に描かれていた。慈雨というタイトルも素晴らしいと感じた。

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    2026年05月18日
  • 慈雨

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    定年退職した刑事が、ある想いから四国の霊場巡りをすることになったが、妻も一緒に付いて行くことになった。旅先で知った少女誘拐事件から、更に深い苦悩の旅になって行く。後輩の若手に事件の経過を依頼することで、更に苦悩の旅になって行く。16年前の事件に酷似しているのが原因のようだが、明かされるのが後半ということで、ここまでモヤモヤが続いてしまう。
    また、もう一つの秘密が徐々に明かされていく。娘と交際する後輩の刑事を認めたく無い主人公。大切な娘の出生にもドラマがあった。
    霊場巡りも後半に入り、出会った人々から事件のヒントを貰い、解決への道すじが見えてきた頃から展開が急ピッチに進んでくる。
    最近の事件は解決したが、16年前の事件は、、、?
    主人公の将来に暗い影を落としながら、最期は優しい慈雨で余韻を持ちつつ終わってしまった。

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    2026年05月16日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    小説の舞台は、昭和63年の広島県呉原市。
    ヤクザと警察が絡む小説

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    まず全体的に、広島弁での展開がとてもおもしろかった。
    口調は強いものの、言葉に人間味や温かさを感じられた。
    今とは違う言葉の魅力を知れた気がする。

    そして登場人物のそれぞれの個性がすごい。
    ヤクザの滝井、一之瀬、尾谷。
    個性があり情があり、魅力的だった。
    警察の大上もそうで、大上のように自分の軸があり、周りを思いやり、立場に縛られず、うまく立ち回れる存在が上司にいたら、と思う。
    私はどちらかというと日岡みたいなタイプの人間なので、大上のように自由奔放に信念を持っている人がいれば尊敬してついていくと思う。

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    2026年05月14日
  • 凶犬の眼

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    『狐狼の血』に続き、柚月作品二作目。「狐狼の血」シリーズ第二弾。漢たちがとてつもなく熱く、そして魅力的。ストーリーテリングも抜群で幾度となく鳥肌が立った…。男(わたし)も惚れる男たちでした。エクセレント!
    早くも(もう早くもないが…笑)次作『暴虎の牙』の文庫化が待たれる!!!

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    2026年05月10日