柚月裕子のレビュー一覧

  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    社会問題を扱った作品、ハードボイルドな作品、柚月さんの作品の背景をほんの少し見させてもらえたような気がする。作家さんに直接お会いする機会はほとんどないけど、エッセイから人柄が滲み出ていて、次の作品もより楽しみになった。
    綺麗な青色が印象的な装丁がGLAYのTERUさんだと知ってびっくり。

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    2024年11月10日
  • 月下のサクラ

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    公安を書いている小説は沢山あるが、ここまで悪役にふっているのは読んだことなかった。個人的な恨みでもあるのかなあとか~どうされてしまったんだろ?
    ということで、続編が待ち遠しくなる程ではないかな、残念!

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    2024年11月10日
  • ミカエルの鼓動

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    ネタバレ

    読みやすかった

    治療も利用しつつ権力を持ちたくなる社会

    両親に対する感情が、医師としての生き方に影響している

    命を救うことと、生きる意味を問うことは別だ

    結果論


    母親が最期を迎えた土地がどんな場所か知りたくて、真木はきた

    西條と真木が似ている

    自分は己であり、己ではない

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    2024年11月01日
  • 孤狼の血

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    警察物だけど犯人探しがメインじゃなく登場人物の人物像を深く書いてあって今だとパワハラで訴えられそうだけどカッコよくて思ってしまった

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    2024年10月25日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    ネタバレ

    装丁の美しさとタイトルに惹かれて購入した
    「虎狼の血」の柚月裕子初の短編集

    ⑴チョウセンアサガオの咲く夏
    美しい花には毒がある。
    恐ろしいーっ

    ⑵泣き虫の鈴
    泣き虫八彦、大人の石段登る。

    ⑶サクラ・サクラ
    ペリリュー島の戦い
    フィクションとノンフィクションが交差する。
    この手の話には弱いのよ、泣ける。

    ⑷お薬増やしておきますね
    頭が混乱する。
    え?誰が患者?誰が医者?

    ⑸初孫
    想像していた通りの結末でワロタ
    くそ親父

    ⑹原稿取り
    高村先生、一本あり(笑)

    ⑺愛しのルナ
    怖っ
    「美」への執念?あぁSNSに下手なコメント
    したらダメよ、

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    2024年10月19日
  • 暴虎の牙 下

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    大上さんがどうやってマル暴を転がしていたのかは読み応えあったし温かみも感じられたが、20年後の娑婆を描いた後半は、物悲しさだけが残った。

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    2024年10月17日
  • ウツボカズラの甘い息

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    ネタバレ

    『孤狼の血』シリーズを順々に読んでみたいと思っていたが、映画を観た衝撃がすごくて満足してしまったのであえて違う作品から柚月裕子さんを知ろうと思って手に取った一冊。意味不明なタイトルも興味をそそられる。ウツボカズラとは?なんだ?

    まず、背面にある作品のあらすじは絶対読まない方が良い。いつもは極力目を通さないようにして、作品を読み終わった後に読むようにしている。今回はストーリーが後半に差し掛かった頃に油断してうっかり見てしまい、がっかりした。短い言葉でここまであらすじをまとめ上げてしまうものなのか笑。

    険しい山道を進んだ先に辿り着く頂にいきなりヘリで連れってくれるような…杉浦加奈子の正体までは

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    2024年10月16日
  • 臨床真理

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    柚月のデビュー作だが、ミステリというよりD・R・クーンツのような力技のエンターテインメントという印象を受けた。
    ミステリ的な捻りもあるのだが、後の作品に比べるとまだ詰めが甘く上手くいきすぎのきらいがある。
    ただ、導入部から読者を物語に引き込む手法はなかなかのもので悪くない。

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    2024年10月03日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    柚月さんの短編集。
    薄い本なのに、その中に5分で読めちゃうような短編がたくさん詰まってて、しかも、テイストも違うし時代もバラバラ。
    ちょっと不気味な話やブラックジョーク的なのもあって新鮮でした!

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    2024年09月29日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    元弁護士の上流水涼子と高IQの貴山の何でも屋的な話。
    短編集のようなかたちで主人公や視点は話毎に変わるけど、上流水と貴山の過去を匂わせつつ進んでいき、最終的には過去が明らかになる。

    柚月裕子さんの本は4冊目だけど、盤上のひまわりを超える作品は今のところないなぁ。

    ヤクザの賭け将棋の話、野球賭博の話、未来予知詐欺師の話など。
    ちょっとおじさんぽい作風だから、実は男性かと思ってたけど、調べたらしっかり女性の写真が出てきた。

    売る

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    2024年09月25日
  • ミカエルの鼓動

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    西城と真木の対立というのは良いんだけど、他の設定がちょっとね。

    医療機器で不具合あったら情報公開されるし、術中死なんて起きたらすぐに使用中止措置になるので、そのあたりはもう少し勉強してから書いてほしい。

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    2024年09月25日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    慈雨の作者柚木裕子さんの作品。
    悪を捌く爽快さ、絶世の美女とIQ140東大出の弁護士コンビとキャラクターも個性的で楽しく読めた。

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    2024年09月16日
  • 慈雨

    匿名

    購入済み

    刑事とゆうのはこんなに熱い気持ちを持っているのかと驚きました。

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    2024年09月14日
  • あしたの君へ

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    家庭裁判所調査官という役職は知らなかった
    仕事での出会いを通じて自身と価値観を変えることのできる人は素晴らしい。苦労はあるものの、しっくりこないとか、違和感とか突き詰めて、解決に導くそんな仕事でのやりがいは良いものだろうな

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    2024年09月07日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    ネタバレ

    上水流涼子
    探偵。弁護士資格を剥奪されている。頭脳明晰、そして変装の達人。空手の黒帯。

    貴山伸彦
    涼子の相棒。IQ一四〇。東大の経済学部出身。役者志望。元劇団員。東大将棋部主将。


    確率的にあり得ない
    新井大輔
    藤請建設の社員。三十代。入社して八年、秘書課に勤めて四年になる。

    本藤仁志
    藤請建設の代表取締役を務める二代目経営者。

    高円寺裕也
    経営コンサルタント。高円寺総合研究所所長。仁志の相談相手。

    本藤和夫
    中堅ゼネコンの藤請建設を一代で築き上げた立志伝中の人物。二年前に脳梗塞で他界。

    朝子
    仁志の母親。

    吉野民子
    本藤が子供の頃からいる家政婦。

    国分美紗(上水流涼子)
    株式

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    2024年09月07日
  • パレートの誤算

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    生活保護を悪用したビジネスに絡む事件。柚月さんらしいテンポではあるが 途中ちょっと停滞、最後に話がスピード良く盛り上がって解決。他にも似たパターンの素人捜査の話があったような…?で⭐️3

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    2024年08月25日
  • あしたの君へ

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    主人公は家庭調査官補。

    家庭裁判において当事者の家庭環境を調査する機関を家庭調査官と言い、その調査官の見習いを調査官補という。

    ミステリー関連の物語で裁判はつきものだが、家庭調査官という点にフォーカスを当てているのはめずらしく、ミステリーを読み慣れている人でも新鮮な観点だと思う。

    裁判の内容そのものよりも、
    関わる人間の心情/実情を正確に読み取り「人となり」を把握して事実を積み上げていく様が読んでいて興味深かった。

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    2024年08月22日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

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    ネタバレ

    狐狼の血の続編?なので買った一冊。

    刑事と極道の戦いの話

    前作の狐狼の血となんか雰囲気が違う気がした。

    ノベライズ?よくわからないが脚本が派手につきすぎてる感じ。
    結構グロい表現もあったし
    なんか一線を越えちゃったみたいな

    ネタバレになるかもしれないが
    警察の上層部の人間が主人公のやり方が気に入らないからといってヤクザを利用して邪魔をするかね?と思った小説でした。


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    2024年08月16日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    ネタバレ

    1話完結型のインチキを暴く話
    将棋の回が特に相棒の貴山の優秀さが描かれていて痛快でした
    難しくなりそうなエピソードも読者に分かりやすく説明がなされていて
    どうやってインチキを見破るのか、考えるのがすごく楽しかったです

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    2024年08月14日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    題名の"チョウセンアサガオ"の毒性をどう物語にするか興味があり手に取ったけど、気を引いた割に短い話でもう少し掘り下げて欲しかったな。

    薄めの文庫本で短編11話。
    移動時間や待ち時間などにもさらッと読める。


    私が好きだったのは、
    ・泣き虫の鈴
    ・サクラサクラ
    ・泣く猫

    瞽女(ごぜ)という生業をはじめ知りました。

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    2024年08月13日