柚月裕子のレビュー一覧
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柚月裕子『上水流涼子』シリーズ第2弾。
元弁護士・上水流涼子の探偵事務所『上水流エージェンシー』には、秘密裏に解決して欲しい依頼が持ち込まれる。
容姿端麗、頭脳明晰な助手・貴山ともに依頼の解決にあたる。
殺しと傷害以外の依頼は引き受けるが…
『あり得ない』依頼が次々に舞い込む…
密輸入品を乗せ、行方不明となったミニバンの捜索して欲しいという依頼。
離婚した元夫から息子の親権を取り戻して欲しいという依頼。
節食障害となった女子大生を救って欲しいという、刑事・丹波からの依頼。
どの依頼も裏が…
涼子と貴山が依頼をスカッと解決していく。
最後もスッキリ。
テレビドラマ化もされ、上水流涼子だけに、米倉涼子主演だったような気がしていて、第2弾は⁇かと…イメージは米倉涼子のような…
主演は天海祐希でした。
貴山は松下洸平ではないような…
これはスッキリせず…
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Posted by ブクログ
前々作、前作を読んでからだいぶ時が経っていたため、あれ?大上さん死んでなかったっけ?と違和感を覚えながら読み進めていくことに。
「孤狼の血」よりも前の時代設定だったんですね。
今作の主人公?である沖の逮捕前後で大上・日岡が入れ替わる展開。その時点で大上さんが亡くなり、そこで時代設定を完全に理解するという乏しい私。
そんなこんなで沖、三島、重田の三人が半グレとしてヤクザを相手に立ち回るが、日岡の見せ場が少ないように感じ、大上の後継者としての役割がかすんでしまった感がある。
終盤までは話も入り組んでいて面白かったが、サクッと終わってしまったラストに少し拍子抜けしてしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み応えあった。
西條や真木をはじめとする医師たちの、医療や患者に対する真摯な姿勢に救われる思いだった。
ミカエルに全幅の信頼をおき、未来に期待していながらも、ミカエルの瑕疵の可能性に思い至った時に、患者のことを考え、真木に助手に立ってもらうことを選択した西條の心の柔軟性が良かった。
反発してるようでいて、出会った時から真木の医師としての姿勢をリスペクトしてしまう西條の人間性。
あと、西條が雨宮と安易に恋仲になったり、体の関係を持ったりすることがなくて安堵。もしそんなチープなことになったら興醒めだなと薄っすら戦々恐々としながら読み進めたけど、さすが柚木裕子、そんなことには一切ならず。よかった。
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Posted by ブクログ
警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集
「上級国民」葉真中顕
葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。
「許されざる者」中山七里
刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。
「Vに捧げる行進」呉勝浩
あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。
「クローゼット」深町秋生
性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らのクローゼットを開ける。
ちょっと良いです。
「見えない刃」下村敦史
セカンドレイプという“見えない刃”。
いまやSNSを通して可視化されることも多い。
罪を犯す者が悪い―その単純な正義の奥に、
視線を向ける側の“無自覚な責任”を要求。
「シスター・レイ」長浦京
フランスから訳あり離婚で帰国した玲。なぜ彼女は「シスター・レイ」と呼ばれるようになったのか『プリンシパル』を想起させる、心身ともに強い女性が魅せる、痛快な成敗劇。
「聖」 柚月裕子
母子家庭の定時高校生の少年は、父を憎んでいる。彼の報復の方法は、ひとりの警官との出会いによって変化していく。
アンソロジーも悪くないです。
書き下ろしですよ(๑˃̵ᴗ˂̵)
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ネタバレ事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングをし、解決へと導く機動分析係。
森口泉は機動分析係を志望していたものの、実技試験に失敗。しかし、係長・黒瀬の強い推薦により、無事配属されることになった。鍛えて取得した優れた記憶力を買われたものだったが、特別扱い「スペカン」だとメンバーからは揶揄されてしまう。
自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。
泉は早速当て逃げ事件の捜査を始める。そんな折、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚した。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚で、やがて殺人事件へと発展してしまう……。
500ページ弱あるこの作品のなかで、中盤までずっと1億円盗難事件の捜査の話で、額が額だしもちろん大変な事件だけど、ドロドロした殺人や怨恨かと思っていたのでちょっと拍子抜け。読み手としてはいまいちテンションがあがらなかった。盗難かぁ…ってなりますね。
テンポもやや遅め。丁寧な描写がいいんですけどね。やっと後半になって糸口が見つかってきてからは楽しめました。骨太でしっかりした作品です。