柚月裕子のレビュー一覧

  • ミカエルの鼓動

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    医療用ロボットを使った心臓手術の第一人者である北中大の西條とミュンヘン大から帰ってきた真木。

    医療に真摯に向き合う者達の苦悩を描く。

    警察や検事のことを柚木裕子は扱うイメージがあったが、医療モノもやはりシリアスで真に迫る感じがあった。

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    2024年08月11日
  • 検事の信義

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    米崎地検の若手検事である佐方の短編集。

    世の中正義だけではなく、臭いモノには蓋をする。

    その中でも自分の正義を貫く佐方の物語。

    呉原の日岡も出てくる。最後は検察側からの異例の減刑の求刑だった。そんなこと有り得るの!?

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    2024年08月09日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    超短編&短編集で、サクッと一気に読めました。
    個人的には「チョウセンアサガオの咲く夏」と最後の「ヒーロー」が好きでした。
    佐方さんシリーズはまだ読んでないので、今後読もうと思います。

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    2024年08月09日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    オムニバス短編集。

    瞽女さんの話が二つ出てくるけど、瞽女という生業を知らなかったので、知れてよかった。

    泣き虫の鈴
    サクラ・サクラ
    泣く猫

    が好きでした。

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    2024年08月03日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    苦手な短編集。テンポ良くサクサク読めるのだが、短いので内容が薄く感じてしまう。今までの柚月作品とは違って見える。
    短編の各タイトルも『〜あり得ない』となっているのだが、幾つか内容とマッチするのだろうか、と悩んでしまう。
    相手をワナに嵌めるのだが、こちらも野球のハンデキャップや古本のやり取りなども複雑に感じてしまうのは歳のせいだろうか?

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    2024年08月02日
  • パレートの誤算

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    生活保護をビジネスにするヤクザと市役所のケースワーカーの話。

    生活保護者の数が増える世の中で税金がどのように使われるか?

    働けなくなった人は仕方ないが、ヤクザのこのようなビジネスは許すことができない

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    2024年07月31日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ネタバレ

    半分過ぎたあたりから、本への没入感がなくなりあまり納得出来る着地ではなかった。
    ただ序盤の話の膨らまし方はさすがという印象でしたり

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    2024年07月31日
  • パレートの誤算

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    格差社会が抱える貧困ビジネスを舞台に展開するケ―スワ―カ―と裏社会を書いた小説、スピード感もありスリリングが展開も面白いが、次々と読み手を
    裏切るような展開にエンターテイメント性を感じた。個性的なキャラクターにも親しみが湧いた。社会問題を描きながらも人の心のあり方を問う作品でした。

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    2024年07月28日
  • パレートの誤算

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    わかりやすくよくまとまってはいたが、犯人が早めに察しがついてしまったのと300ページちょっとの小説だが良くも悪くも短編を読んでいるような展開だったので星3。
    期待しすぎました!

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    2024年07月21日
  • 暴虎の牙 下

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    発売日に買うほど好きなシリーズ。
    1作目、2作目と比べると浅くなったなとは感じたが、それでも大上パートはほどほどに面白く読めた。
    あれ?となったのは後半の日岡パート。日岡の登場シーンはかっこよかったものの、それ以降、日岡って何したっけと思うほど存在感が薄かった。

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    2024年07月18日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    佐方貞夫シリーズの短編集かと思っていたら、それは最後の1編「ヒーロー」だけで、思惑はちょっと外れた。
    他の10編は、イヤミスあり、繊細な人間ドラマありで、著者のフィールドの広さを感じる。
    ほとんどが「5分で読める!」掌小説で、なかに赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』を題材にしたスピンオフ小説もあり、楽しませてくれる。

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    2024年07月18日
  • 臨床真理

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    ネタバレ

    少女の謎の自殺から始まる。
    関係者の不審な様子を追っていく中で主人公はどんどん謎の解明に近づく。
    最終的な犯人は主人公の上司であり、上司に拉致されて監禁される。その最後のとある描写がいらない。
    上司の性癖考えれば不思議ではないのたけど、言葉での抵抗に終始してほしかった。

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    2024年07月16日
  • 凶犬の眼

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    前作でガミさんから薫陶を受けた日岡の話。
    ヤクザ国光がカッコ良すぎるのもありつつ、なんだか昭和の典型的なヤクザ映画に日岡が絡んでるような感じになってました。
    そのせいか、あまり物語に入り込めませんでした。

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    2024年07月13日
  • 臨床真理

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    柚月さんの本は基本骨太で好きで何冊も読んでからの、長編デビュー作である本作。
    展開が読める部分が多々あったが、やっぱり一気に読んでしまった。柚月さんの、この勢いが好き。
    古い作品も探してみようと思う。

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    2024年07月03日
  • 猫が見ていた

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    映画「朽ちない桜」つながりで、この作品に。
    短編集の中で、気に入ったのはふたつ。

    ・泣く猫 柚月裕子
     17年音信不通であった母が死んで、真紀は母の住処に訪れる。母の同僚サオリが弔問に訪れる。
    母が大切にしていた猫・マキは母のために泣いたという。

    P.76

    (中略) あっけらかんとした人生じゃなかったと思うよい サオリは俯いたまま、自分のことのように語る。
    「男に夢中になると、ほかが見えなくなっちゃう。男と別れたあと、自分がしでかしたことを後悔する。そんときは、もう男なんかいらないって思うけど、好きなやつができ ると、また突っ走る。そして別れて悔いての繰り返し、心底、自分で自分がいやに

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    2024年07月03日
  • ミカエルの鼓動

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    こんなふうに患者のことを本気で考えてくれている医者に会ってみたい。
    内容的にはそんなに深いものはなくサラッと読めてしまいます。

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    2024年06月30日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    読みやすかった!
    ただ、最後の方は秘書が優秀なだけだった笑
    主人公のカゲが薄くなっていった笑
    まあ短編集なんで、読みやすいっちゃ読みやすいですぜ!

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    2024年06月29日
  • ミカエルの鼓動

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    手術支援ロボ、ミカエルに不具合の噂が。
    これを公表する事で、ミカエルの手術を今行う人を見殺しにし、大多数を救うのか、今目の前の一人を救うために、公表せずにいるのか。
    トロッコ問題の医療版。
    命とは何かを考えさせられる話。

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    2024年06月26日
  • 暴虎の牙 上

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    物語の前半、主人公沖が成り上がるまでのストーリー。
    途中で出会う刑事大上が全知全能過ぎてちと萎えた。
    孤狼シリーズということで期待したが連続性はなし。

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    2024年06月24日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    好きな作家さんのエッセイですが、時間をかけて読んでしまったのであまり内容が入ってこず…

    今までほとんど読んでいる著者の小説をまた読んでみようと思いました。

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    2024年06月03日