柚月裕子のレビュー一覧

  • 月下のサクラ

    Posted by ブクログ

    朽ちないサクラの続編。警察小説ということであまり好みのジャンルではないんだけど、刑事になった主人公が読めてよかった。読後感は前回と同様、やはり暗いなぁという感じ。たくさん登場人物が出てくるので、ややこしかったかなー。

    0
    2025年12月07日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドタッチを数多く手掛けてきた柚月さんの5編からなる短編集。
    主人公の上水流涼子は、美貌を誇る辣腕弁護士だったのだが、顧問をしていた企業の社長に謀られて執行猶予付きの有罪判決を受け、弁護士資格を剥奪されてしまった。
    その結果探偵エージェンシーを設立し、美貌と積極果敢な行動力を武器にして、金と欲に満ちた人たちが抱える難題を高額報酬を得ながら解決に導く物語だ。

    もう一人の主人公は、涼子探偵のアシスタントとして積極過ぎる涼子を諌めながら問題の解決に大活躍するイケメン青年の貴山伸彦だ。
    東大を卒業し、IQが140を示す通り、頭脳明晰な天才的閃きを備え、難題の解決法の大半を貴山が担っている。

    涼子と貴山のコンビが、難問の相談事を易々と解決に導く探偵物語集となっている。
    これまでの柚月作品は少々重かった印象があるのだが、今回の『 合理的にあり得ない 』は軽妙なタッチで綴られているので疲労感は全く無しの読書だった。

    0
    2025年12月05日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

    Posted by ブクログ

    今回の上水流涼子の台詞で印象に残ったのは、「(自ら命を絶って)死ななければならなかった人も辛いけど残された人も辛い。 残された人はその辛さを抱えながら生きていかなければならない。」  それにしても、この探偵事務所、経営が成り立ちそうになくて小説のことながら心配です。

    0
    2025年11月30日
  • パレートの誤算

    Posted by ブクログ

    裏社会が舞台の本を読みたくて借りました。
    ヤクザになってしまった金田にフォーカスしたストーリーを期待していましたが違いました。
    でも、内容は面白かったです。

    主軸の「生保受給と闇社会の問題」と同時に、
    生活保護制度の意義がテーマになっているストーリーだと思いました。(貧困ビジネスの仕組みは、事例をもっとたくさん知りたかったです)

    本書とは別に、
    生保をどうしても受けたくなかった若者がいて、それでも一時的に生保受給をした事で、社会復帰できた記事を昔、新聞で読んだのを思い出しました。

    生活保護は恥ずかしいとかいう考えが少なからずあるせいで、
    本来生保受給が必要なのに、忌避感から、生保を受けないという人もいると思いますが、そういった認識は負のループだと思います。
    本書に書かれているように、
    どうしても生保を受けざるを得ない人にとっては必要な制度だと思います。
    (そういった状況に陥る可能性は自分にもあると思います)
    世間も、生保受給者自身も、
    社会復帰するために、あくまで「一時的に」生活保護制度を頼る制度。という認識が必要だと思いました。

    パレートの法則と掛け合わせた話でしたが、ここだけ疑問でした。
    p.178などで、
    そもそも、刑事が世の中の役立たずはいつの世もなくならない、の認識
    →それに対するp.419のまとめ方でしたが。
    当該認識が「誤算」というより、
    そもそもパレートの法則(の解釈)を、
    生活保護制度に当てはめること自体が、個人的にはあまり合致しなかったです(すみません)。
    理由は、
    パレートの法則の8割=生活保護受給者
    がしっくり来なかったためです。

    あと、犯人は、一応ミスリードされたので期待を裏切られて良かったです(笑)

    最後に、個人的には小野寺のキャラは好きでしたが、
    主人公のキャラが、隙が無さ過ぎて、あまり好きになれませんでした(笑)

    p.419
    さまざまな理由で、自分の力で生きていけない人は、いつの時代にも必ずいる。

    p.246
    あいつら、最初は猫みたいに擦り寄ってくるが、弱みを見つけると豹変する。骨の髄までしゃぶられ。

    0
    2025年11月30日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

    Posted by ブクログ

     検事・佐方貞人シリーズのスピンオフ作品を含む、ジャンルを問わない11編収録の短編集。
     表題作などの特に短い作品は10ページほどなので、すぐに読めてしまうが、人間心理などなかなか奥が深い。

    0
    2025年11月23日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    悪漢刑事の闇の遺産(警察内部の不祥事のネタ)を
    引き継いで元監察の上司を脅したはずなのになぜか
    地方の駐在所に左遷された主人公、暴対法導入前の
    ヤクザ同士の抗争の後始末でピリピリしている現場
    から外れた田舎で巡査として地味な日々を送ってい
    たが、抗争の実働部隊が工事関係者に紛れてコンタ
    クトを取ってきた、好むと好まざるを問わずに次の
    抗争の火だねを抱える事になる

    0
    2025年11月21日
  • パレートの誤算

    Posted by ブクログ

    ★★★
    今月4冊目
    生活保護の貧困ビジネスでケースワーカーが殺されて闇を暴いていく話。
    ケースワーカーの仕事はマジで大変そうだよな
    感謝

    0
    2025年11月19日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    あらすじ的に劇的な要素が見当たらないが
    親子関係を秀逸な文章力によって描いているため
    最後まで心地よく読む事ができた
    違う作品も読んでみたいと思った

    0
    2025年11月17日
  • ウツボカズラの甘い息

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん。
    面白かったのか、面白くなかったのか謎。

    2日で一気に読み終えたんだけど、
    なりすましは火車を思い出したし、
    犯人は割とサイコパスだし。どこがで見たような。

    いくつかの伏線かなと思ったとこの回収はなかったなぁ。結婚相談所の社長がどうして文絵と会った時の話をしなかったのか謎だし、謎に中川刑事?のことを、名字ではなく名前の菜月って呼んでるかもハテナだった。
    なんか男性社会ってことをあらわしたかったのかな。

    秦さんと菜月は魅力的に書かれてたから、シリーズ化するなら、読んでみたい。

    0
    2025年11月16日
  • 月下のサクラ

    Posted by ブクログ

    警察内での金庫のお金の窃盗は実際にあった事件で、真新しさはないが捜査の仕方は興味深かった。
    ラストは、機動捜査係の捜査力を駆使した展開を期待していたが、肩透かしだった。

    0
    2025年11月15日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

    Posted by ブクログ

    柚月裕子『上水流涼子』シリーズ第2弾。

    元弁護士・上水流涼子の探偵事務所『上水流エージェンシー』には、秘密裏に解決して欲しい依頼が持ち込まれる。

    容姿端麗、頭脳明晰な助手・貴山ともに依頼の解決にあたる。

    殺しと傷害以外の依頼は引き受けるが…

    『あり得ない』依頼が次々に舞い込む…
    密輸入品を乗せ、行方不明となったミニバンの捜索して欲しいという依頼。
    離婚した元夫から息子の親権を取り戻して欲しいという依頼。
    節食障害となった女子大生を救って欲しいという、刑事・丹波からの依頼。

    どの依頼も裏が…
    涼子と貴山が依頼をスカッと解決していく。
    最後もスッキリ。

    テレビドラマ化もされ、上水流涼子だけに、米倉涼子主演だったような気がしていて、第2弾は⁇かと…イメージは米倉涼子のような…
    主演は天海祐希でした。
    貴山は松下洸平ではないような…
    これはスッキリせず…

    0
    2025年11月15日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    面白かった。殺人やミステリーを扱うイメージの柚月さんですが、本作はさの字もミの字も出ません。いわゆる人間ドラマ作品です。岩手南部鉄器の工房にて、とある非行少年の補導委託を請け負い、その少年と主人公親子、そして工房で働く人物達との関わりの中で生まれる人間ドラマが展開していきます。ご都合主義感は否めませんが、内容や人間関係、キャラクターもわかりすくて好きな作品でした。割と長編ですが、セリフのやりとりも多いため読みやすい作りになっています。セリフのクダリが多い所を踏まえると映画化を狙っているのかはわかりませんが、普通に出来そうな印象ではあります。やるとしたら主人公の孝雄は、また役所広司あたりになりそうかな…

    0
    2025年11月16日
  • 臨床真理

    Posted by ブクログ

    デビュー作より、その後方を読んでいるので、今の作家の片鱗はあるね。
    個人的にこの手の内容はあんまり好きではないが、デビュー作にしては、人物像は書けてると思います。
    何冊かは映画にもなってるぐらいですから。
    25/11/12 50冊目

    0
    2025年11月12日
  • 朽ちないサクラ 公式シナリオブック

    Posted by ブクログ

    すいすい読める。
    事件真相がはっきりとしない結末ではあった。
    よって、シリーズの次巻を読まなきゃと思った。

    公安と刑事の違いを勉強したいと思った。

    0
    2025年11月08日
  • 月下のサクラ

    Posted by ブクログ

    前回より若干パワーアップかも
    是非続編を 間違いなくあるだろうなあ
    鶴田天竜の名勝負数歌になればと思う

    0
    2025年11月07日
  • 検事の本懐

    Posted by ブクログ

    2.9。思ってたより小粒。ちゃんとシリーズ最初から読むべき短編集だったようだ。話は単独だから読めるのだけど。

    0
    2025年11月06日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    エンタメ感が強い。
    読書慣れしていない人でもスラスラ読めそう。
    単純に娯楽としての気楽な時間を求めるなら良き。

    0
    2025年11月04日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

    Posted by ブクログ

    涼子と貴山の探偵事務所に持ち込まれる依頼を解決していく。面白いが短編のせいか優秀な貴山のせいか展開が早すぎる点が物足りなかった。

    0
    2025年11月03日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    ―ヒューマンドラマ―

    南部鉄器職人の親父が、補導委託を自ら申し出て引き受ける。
    今まで父親らしい事をしてもらってない息子の戸惑いと葛藤。
    問題を起こし、預かられる事になった少年の心境と、その両親の想い。
    親子の元で働く職人たちの行動。

    悪人はいない。
    けど、それぞれの立場で見方と感じ方が変わるから、自分にとって悪になり得るし、好きにも嫌いにもなる。

    私はそこまで人の為にって考えて行動できないなぁ。と考えながら読んだ。

    0
    2025年11月02日
  • 暴虎の牙 下

    Posted by ブクログ

    前々作、前作を読んでからだいぶ時が経っていたため、あれ?大上さん死んでなかったっけ?と違和感を覚えながら読み進めていくことに。

    「孤狼の血」よりも前の時代設定だったんですね。

    今作の主人公?である沖の逮捕前後で大上・日岡が入れ替わる展開。その時点で大上さんが亡くなり、そこで時代設定を完全に理解するという乏しい私。

    そんなこんなで沖、三島、重田の三人が半グレとしてヤクザを相手に立ち回るが、日岡の見せ場が少ないように感じ、大上の後継者としての役割がかすんでしまった感がある。

    終盤までは話も入り組んでいて面白かったが、サクッと終わってしまったラストに少し拍子抜けしてしまった。

    0
    2025年10月28日