柚月裕子のレビュー一覧
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作家デビューして15年になる柚月裕子さんの初のエッセイ集らしい。エッセイ集としてまとめるために書いたものではなくあちこちに書いたものを一つにまとめたようだ。小説の方でもそうだが,とても読みやすい文章であった。
数十年ぶりに訪れた土地は建物が一新されていて全く分からなかったが,道だけは変わっていなかったのでそれで思い出せたと言う話が印象深かった。
女性作家としてやくざ者の作品を書く事になった経緯は興味深い。黒川博行ってやっぱりスゴいのだなと思った。
紹介されていた「かもめに飛ぶことを教えた猫」に興味を持った。今度読んでみる。
中で,お母様をガンで亡くした話と,東日本大震災の津波で攫われた話が出てきてこんがらがってしまったが,Wikipediaによるとガンで亡くなったのは生母で,津波で亡くしたのは実父の再婚相手の義母ということであった。なるほど。
表紙はGRAYのTERUの描き下ろし -
Posted by ブクログ
著者のデビュー時から最近まで、山形新聞とか週刊誌で折々に掲載された文をまとめた初のエッセイ集。
引っ越しを繰り返した幼少期や、小説家としてデビューしたころの書く喜びとともに書き続ける苦悩と不安などが、率直に綴られている。
さらに、映画化された自分の著作や今までに読んだ本などについても。
その中で、心に残る一冊として、北重人という作家の『汐のなごり』を挙げている。読んでみたくなり、書店のネット取り寄せなどに、他の本とともにアクセスしたが、扱い不能の表示が。
出版社でも絶版になっているのだろうか。いずれかに再版されることを希望したい。
このエッセイで、著者の両親は東日本大震災で亡くなっていることを知った。 -
Posted by ブクログ
先輩刑事・大上の遺志を継いで暴力組織を取り仕切っていた広島の若き刑事・日岡秀一と、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会の復讐に燃える男・上林との死闘を描いた作品。
柚月裕子の著作「孤狼の血」と「凶犬の眼」の間で日岡に起こった出来事や駐在になった経緯がわかる興味深い作品だった。著者が異なるものの、違和感なく楽しめた。
ただ、ストーリーどうこう以前に、上林による凄惨な殺人の描写がとても痛々しい。
読みながら、思わず身悶えてしまった。
このグロさを映像化してるんだから、映画は、怖くて見れる気がしない。
脳内映像で上林=鈴木亮平は、十分大暴れしたので、もう、お腹いっぱい。 -
Posted by ブクログ
よそのお宅の猫を覗かしてもらえる番組
「NHKネコメンタリー 猫も、杓子も。」の本です。
夫が養老先生のお宅に行くと まるが居て
邪魔だったよ。とチロじゃなかったの?
と聞くと、ウーン?ドスンと座ってたけど?
それに、わざと邪魔な所に居るんだよ。
またいで、通ってたんだよ。と
嫌われていたのかしら?
自分の思い出になってしまった猫たちを重ねて見てしまいます。
猫の下僕となった人間も、そうなのよねー。
と共感してしまいます。
テレビで、いくちゃんとたまちゃん・カグラちゃん・大ちゃんと見てその下僕化した作家さん達を見てうふふと癒されてます。
この本が、何冊も続くと嬉しいんだけど。