柚月裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ批判とかではなく、内容がとても濃いだけに最後の自分の「...え?」と出てしまった声があまりにも間抜けだった。
納得できるまでに少し時間を要した。
何よりも命よりも大事なものを失くしてしまう瞬間の絶望はいかほどか。
桂介はずっとずっと何も持っていない頃から奪われ続けた人生で、自分で何もかも手に入れることができるようになっても奪われ続け、どうにか救われて欲しい気持ちで読み進めていった。
幼い頃の母親の記憶と大切な駒だけが桂介の命を灯す理由だった。ずっと痛かった。
「世の中金だ」と本当に思うけど、それは人間として生きていくための話で、真の意味で命を灯すという意味では金だけではどうにもならない事も本