柚月裕子のレビュー一覧

  • 慈雨

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    ネタバレ

    母に借りた本。主人公が、お遍路の途中で出会う色入りな人から事件や人生のヒントをもらっていくストーリーが面白かったが、全体的に暗い感じで一気読みしたいような本ではなかったので勝手ながら星3。

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    2025年08月29日
  • 慈雨

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    刑事を定年退職した神馬は妻と共にお遍路の旅に出る。
    16年前に起こった殺人事件に関わった神馬はずっと後悔の念を抱き続けてきた。
    お遍路を続ける中で己の罪に向き合っていく。

    ・感想
    Audibleで視聴。
    昭和が舞台なのかと思った。
    それくらい古臭い人物像だったな…。
    主人公やその妻は仕方ないとしても娘や後輩刑事とかのキャラ描写に違和感あり。
    てっきり作者は70代くらいなのかと思いきや思ったより若くて驚いた。

    主人公に好感持てなかったな。
    退職してもう部下でもないのに「連絡をよこせ」とか命令口調で何様なんだろう。
    こいつ恋人の父親という立場を利用してやがる…という感想しかなかった

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    2025年08月27日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    「泣き虫の鈴」と「ヒーロー」という作品が特に好きな作品だった。
    どちらも、自分ではどうにもならないことは受け入れて、それでも前向きに生きていくことの大切さが描かれている。
    でも私はやっぱり柚月裕子さんの作品は、長編作品の方が読み応えがあって好きかなと思いました。

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    2025年08月27日
  • 慈雨

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    警察官を引退した身であれど、警察官として人生を生きた男の強い責任感とプライドを見た物語。
    自分もこんな風に仕事に全うし、人生をかけて何かを果たしてみたいものだ。

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    2025年08月24日
  • 慈雨

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    若者とは異なる魅力のある、内面からにじみ出る大人の渋い男性刑事。笑
    最後までそんなイメージで読み進めました。

    ストーリー的にはふつうの刑事ドラマ。。
    だけど、正しい道筋や道理に従う仁義を貫くような展開に引き込まれました。
    四国遍路の情景も見えて興味を持ちました。

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    2025年08月23日
  • 盤上の向日葵(下)

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    気になって、読んでしまった

    将棋の棋譜がイメージできなかった

    佳介 命を張って真剣勝負を見たかったし、やりたかったのか?

    東明重慶 将棋の真剣師

    佳介 近親相姦で生まれた子供

    将棋にここまで魅了される人生があるのかな

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    2025年08月21日
  • 盤上の向日葵(上)

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    上下巻2冊。

    『盤上の向日葵』は、2019年にBSでドラマ化され、今年の10月31日より、坂口健太郎、渡辺謙の主演で映画化されるのも楽しみだ。

    物語は簡単に言えば、将棋の駒を抱いたままの白骨が見つかり、その殺人事件を刑事が解決していくストーリーではあるが、そこには平行して謎のプロ棋士・上条桂介の半生、『棋士』になるための苦労や、さまざまな将棋界の掟などが描かれている。
    もちろん将棋界を知らなくても十分面白いが、知っている人はより一層面白いのかな。

    長編ゆえ、主人公のプロ棋士・上条桂介(映画では坂口健太郎)の生い立ちから始まり、酒浸りの父親からの暴力に耐えながら新聞配達をし、生計を立て、将

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    2025年08月21日
  • 慈雨

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    ストーリーは面白かった。
    ただ、熱血警官たちが時代錯誤に感じてしまい、少し置いてけぼりというか感情移入が難しかった。
    そして、主人公が警官として寡黙で尊敬できる人なのだろうけど、わたしはかなり苦手なタイプ。
    妻や娘の立場になると、コミュニケーション苦手というより、昭和の亭主関白頑固ジジイという感じ。
    自分の父親が真逆の性格で、仕事も責任感強いが家庭でも優しくて話しやすいので、主人公のような父親じゃなくて良かった。と改めて感じてしまった。
    結果、ストーリーよりも奥さんの人柄が1番魅力的だった。
    50代以降の人とかには刺さるのかなぁ?

    お遍路参りに興味を持った。

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    2025年08月20日
  • 盤上の向日葵(上)

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    ネタバレ

    初代菊水月作の将棋の駒が最終的に誰にわたるのか?
    唐沢から、上条佳介にプレゼントされた?

    上条佳介が誰かを殺害しその駒と一緒に埋めた
    その理由は?

    世の中、よかれと思ってしたことが、裏目に出ることがある

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    2025年08月18日
  • 慈雨

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    引退した元刑事が、これまでずっと寄り添ってきてくれた妻と一緒に四国八十八ヶ所の巡礼にまわりながら、過去の遺恨と向き合っていくお話。

    妻の香代子の献身さあってこその夫婦観だなと思った。
    主人公である神場は、昔ながらの昭和気質な男性というイメージで、不器用だけど、芯の部分にある真っ直ぐさがいいところ。
    そんな神場と対照的なような形で描かれている香代子のあたたかさにこそ、「夫婦ってこういうもんだよね」っていうものを感じた。

    あと、緒方は若さゆえもあいまって、正義感が強い、体育会系の青年という印象をもったが、「今どきにこんな青年はいるんだろうか?」っていうのが疑問だった。
    「警察」という、厳かで、

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    2025年08月17日
  • ミカエルの鼓動

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    西條目線で物語が進む。
    揺れ動く心情が細かく感じられる。
    真木と西條が共に行う手術のシーンが1番面白かった。自分の知らない世界だけど、外科医は患者の人生を左右するお仕事なので、ストーリーを読み進めながら色んな意味でしんどいな…と思った。

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    2025年08月09日
  • 慈雨

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    警察ものだが主人公が現場に一切現れず、捜査にも少ししか関わらない。お遍路を通して罪の意識と向き合う、葛藤する姿にページが割かれている。新鮮な気持ちで読みましたが、展開に富んだ話を読みたかったので星3です

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    2025年08月04日
  • 風に立つ

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    親子関係も過干渉だったり、放任だったりと様々。どちらにしても親としては子供を思う気持ちにかわりはないけれど、子供にしてみればどちらでも、うまく伝わらないことが多い。
    罪を犯した少年の審判前の補導委託をすることになった父子のわだかまりのある日常が、住み込むことになった少年の父子の崩れかけた関係を知ることによって解きほぐされていく。
    登場人物がみな善良な人々で、雨降って地固まるの言葉のように話が落ち着き、安心感はあるけれど、少しばかり物足りない感じもあった。読みながら「慈雨」や「あしたの君へ」を思い起こした。

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    2025年07月31日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    全体:3.4
    佐方スピンオフ:4.3

    全て佐方シリーズのスピンオフだと思って読んでしまいました。

    佐方のスピンオフは最高でした。

    嘘の先には嘘しかない。
    本人だけは自分が嘘を吐いていると分かっている。

    という言葉は心に刺さりました。

    他の作品もつまらなくはないです、





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    2025年07月28日
  • 盤上の向日葵(下)

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    ネタバレ

    上巻に続き、事件の真相が明らかになっていく下巻。
    途中からうっすらと予感はしつつ、あっけないと言えば少しあっけない幕切れであった。
    そして明らかに羽生九段を意識した登場人物が出てきたシーンで少々興醒め。将棋が好きで普段その対局を見ているが故の現象かもしれないが、突然あからさまに現実の棋士を彷彿とさせる描画が出てきたことで(名前も非常に似ている)、それまで作り上げられてきた作品の世界に雑音が入ったような、言葉を選ばず言えば突然作者に媚を売られたような、少し残念な気持ちになった。

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    2025年07月25日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ネタバレ

    蟻の菜園(アントガーデン)は、南米の蟻と植物の「共依存」の関係のことで、自分が存在するために相手の存在を必要とする事象。幼い頃に壮絶な体験をした姉妹の関係を暗示する。
    「一見、助け合っているように見えるが、実はそうじゃない。共倒れの坂を転がり落ちているだけだ」

    奇数章の現代(2010年頃)と偶数章の過去(昭和54年)の話が交互に展開されるが、過去に起きた過酷な虐待の描写がきつくて読み進めるのが苦しかった。読書で同じ時間を使うなら、辛い架空の話を追体験するよりも心温まる話が良い。

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    2025年07月23日
  • 月下のサクラ

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    ネタバレ

    公安やら本部長やら、こんなに悪党が蔓延るかっていうレベルの、現実離れした悪さ…
    なので、そこまで感情移入はできなかったですかね。
    今後の泉の活躍に期待。

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    2025年07月22日
  • 朽ちないサクラ

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    複雑な裏が明らかになっていくところは面白かった。
    心理描写はさほど深くなかった。
    ドラマっぽい展開に感じた。
    続編があるそうなので、ストーリーの発展に期待したい

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    2025年07月22日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    終始重い話だった…
    子供が虐待を受けてしまうのは、やっぱり許せない。
    親も人間なのでイライラもするし、怒鳴ってしまうこともある。
    それは理解できる。
    でも言葉は悪いが親の都合で子供を作っておきながら、過剰な体罰若しくはネグレクトなんて本当に許せない!

    内容的には、⭐️4つけたいとこだったけど、なぜ最後に妹はパチンコにハマってしまったのか…
    辛い幼少期を耐え、お金持ちの旦那さんと結婚もできたのに…。残念すぎるオチ
    ただただお姉ちゃんが可哀想だ…

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    2025年07月20日
  • 月下のサクラ

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    真相には辿り着くが、正義・正解とは何か?を問い続ける作品。スリリングな展開と主人公の芯のある言動が特徴的だが、第一作と比較すると事件は深いが横幅が無いのが少し物足りない。

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    2025年07月14日