柚月裕子のレビュー一覧

  • 盤上の向日葵(下)

    Posted by ブクログ

    重慶と桂介のなんとも言えない境遇というか絆を感じた。向日葵は元気なイメージがあるけど、この中に出てくる向日葵は、哀愁さが漂ってる。
    唐沢さんと桂介の話し、好きだったな。

    0
    2026年06月15日
  • 検事の本懐

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐方検事シリーズ二作目、本作もおもしろかった。

    人として、筋を通せる人・仕事をするうえでの拠り所となる信条を持っている人はかっこいいなぁと思うのだが、佐方検事はまさにそんな人である。
    どんなルーツがあるのかと思うが、本作を読むと遺伝だし育て方なんだなぁと気づく。
    一方で、そんな芯の通った人が100%報われるとは限らないのがこの世の中。4章は佐方検事の扱い方など若干の不条理さにもやもやが残る。

    また、5章に関しては正しさとは何か?みたいなことをフワフワ考えるきっかけになった。
    個人的には本作の結末にはなんとなく納得してなくて、どことなく座りの悪さを感じている。
    たぶんみんなが真実(佐方検事の

    0
    2026年06月15日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    南部鉄器工房の親方である父孝雄、その息子で職人の悟という親子と、
    工房に補導委託でやって来た少年春斗、その父親の達也という二組の親子が出会い、
    影響しあって、
    新たな関係性を切り拓いていく。

    父親の来し方やその想いを知った時、
    息子は、父の言葉や態度に違った意味を見出だす。

    誰かの(とくに親の)人生って、そのものがミステリーなんだなぁ。
    多くのミステリー作品で知られる作家ならではの視点で描かれた、家族のすれ違いと愛の物語だった。

    0
    2026年06月14日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    探偵ミステリーの短編連作集。元弁護士の女性探偵が大胆な方法で様々の依頼を解決していく。

    お手軽なエンタメ小説で、読書の合い間に手に取るのにちょうどいい感じの作品です。
    違法スレスレの手段も辞さない型破りな探偵と、頭脳明晰だがコミュ能低めの助手の組み合わせというキャラ設定がいかにもエンタメで楽しめます。
    希望としては、よく練られたストーリーを長編で読んでみたい。

    0
    2026年06月13日
  • 教誨

    Posted by ブクログ

    子どもも亡くなり、親も2人とも他界、当人も死刑執行…救われない前提で始まったこの物語。その死刑執行直前に残した「約束は守った」という言葉の謎を、たくさんの人の話を手掛かりに解いていく、というお話でしたが、謎が解けても、あまり納得できるものではありませんでした。
    昔ながらの田舎の人のつながり。自分は子育てをしている最中で、小さい村の「みんなで育てる」のような雰囲気にある種憧れを抱いていましたが、この話を読むと、そのつながりというのもいい面ばかりではないのだな、と感じました。誰か1人でも、響子さんの危機に気付いて、手を差し伸べていれば違った結末が待っていたのだろうなと思うと、胸がつまります。

    0
    2026年06月13日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    盤上の向日葵の後に読んだので
    期待し過ぎました。
    いくつか納得いかない点も…
    公安がスパイとして送り込むような人がストーカーや殺人を犯すだろうかと言うことと2人の女性が公安によって殺される理由がよくわからなかった。

    0
    2026年06月11日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    元弁護士とIQ140の天才部下が、さまざまな依頼を解決していく話です。
    5章からなる短編集ですが、どの話もさっぱりサクッと解決して面白かったです。
    キャラクターも確立しておるので読みやすかったですし、短編の良さも出てたと思います。
    全体的に軽い感じなので、東野圭吾氏のガリレオのように、たまに長編があっても面白いかなと思いました。

    0
    2026年06月11日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

    Posted by ブクログ

    上水流(かみづる)涼子。名前が難しい。
    彼女と超イケメンで頭脳明晰の貴山が、持ち込まれる案件を解決していく話。と書いてしまえばもともこもなくなってしまう。
     人は起きたことに対してのいろいろな思いを抱えながら生きている。作者の柚月裕子さんは人間の醜い裏側を描くのが上手い。裏側の重さを涼子と貴山の軽妙なやり取りで読み進められた。内容が重いので、なかなか読む気力に繋がらず、星は3つ。

    0
    2026年06月11日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    さくっと読める短編集。貴山くん有能すぎ(笑)何も考えたくない時に読むのにちょうどいいエンタメ小説でした。

    0
    2026年06月10日
  • 誓いの証言

    Posted by ブクログ

    柚月裕子先生の佐方貞人シリーズ第5弾
    佐方貞人は弁護士になっていた
    何故か読みながら涙が止まりませんでした
    守りたいモノ、家族、仲間、それぞれの立場でそれぞれがある

    0
    2026年06月09日
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2

    Posted by ブクログ

    ノベライズであるが故に、映画を意識して書いているので暴力性は高いです。
    登場人物にそれぞれ個性があり、警察とヤクザの抗争を色濃く描いています。

    0
    2026年06月08日
  • 暴虎の牙 下

    Posted by ブクログ

    遂に最終章。
    前作、前々作を超える悪を登場させないと持たないのは仕方ないが、これがまー悪い。
    全体的に高評価とは言えないが、つまらなくもないので星3つ。
    結局3作品とも星3つとしたが、「虎狼の血」→「狂犬の眼」→「暴虎の牙」の順となる。(上下巻纏めて記載)

    0
    2026年06月06日
  • 暴虎の牙 上

    Posted by ブクログ

    遂に最終章。
    前作、前々作を超える悪を登場させないと持たないのは仕方ないが、これがまー悪い。
    全体的に高評価とは言えないが、つまらなくもないので星3つ。
    結局3作品とも星3つとしたが、「虎狼の血」→「狂犬の眼」→「暴虎の牙」の順となる。(上下巻纏めて記載)

    0
    2026年06月06日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    絶対的主軸を前作から欠くことになり、どう展開するのか心配しながら読書開始。
    まさかの契りにやや強引さを感じるものの、まずまず楽しめた。前作は越えられず。

    0
    2026年06月06日
  • 孤狼の血

    Posted by ブクログ

    「盤上の向日葵」がとても面白かったので、期待して読書開始。
    まったく違うトーンの作品だなと最初は思ったものの、いや、どちらも人の中に潜む心の闇のような部分は共通だなと納得。
    トーンは違うもののどんどん引き込まれ、どっぷり広島ヤクザの世界に魅了された。
    3部作ということなので、「狂犬の眼」「暴虎の牙」も読書確定。

    0
    2026年06月06日
  • 誓いの証言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐方シリーズが好きで期待して読んだけど、今作は普通でした。復讐するなら相手は社長だろうし、ペイペイの新米弁護士そんなに覚えているかな?
    叔母の自転車事故とか、最後の大円団的に丸く抑えた感じとか、結局あまり悪い人はいなかった的なまとめはご都合主義過ぎて正直興醒かな〜

    0
    2026年06月05日
  • パレートの誤算

    Posted by ブクログ

     はい、ズバリ、生活保護の事知りたくて読みました(^◇^;)。よっく勉強させて頂きました。裕子さんは『狐狼の血』が突出してますね。今のところ。

    0
    2026年06月04日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

    Posted by ブクログ

    弁護士の資格をなくし、探偵業を営む上水流涼子。
    アシスタントの貴山と共に、頭脳勝負で事件を解決する。
    何も考えずに「あーかっこいいな!」で読むのによい。

    0
    2026年06月01日
  • 逃亡者は北へ向かう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ​不運の連鎖から罪を犯してしまった孤独な青年の逃避行と、その結末に胸が締め付けられました。絶望的な状況下で無垢な少年と心を通わせる中、最後に父親の手紙から「自分を愛してくれた人の存在」を知り、同時に「自分が愛したいと思える存在」に気付けたことはせめてもの救いでした。罪に塗れ、決して許されない逃亡劇でしたが、最期に愛を知って死んだ彼の人生は果たして不幸だったのか幸福だったのか、深く考えさせられます。

    0
    2026年06月01日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    10年前に刊行された刑事物小説。

    引退した刑事神場が妻と念願の四国遍路を行脚している最中、地元群馬県で幼女殺害事件が発生した。
    それは16年前に起こった事件とあまりにも酷似していた。当時、冤罪疑いがあったにも拘らず、被疑者逮捕に踏み切った経緯を嫌でも神場に思い起こさせた。
    遍路を続けながら、現場の現役刑事とやり取りし二つの事件の繋がりと犯人を追う。それは自分の刑事人生を振り返り懺悔の思いを強くするものだった。

    刑事物をあまり読まないせいか、ストーリーより夫婦間のやりとりが気になって仕方ない。
    ぶっきらぼうで素っ気ない夫に付き従う昔ながらの良き妻や、「お嬢さんを下さい」とモノのように言ってし

    0
    2026年05月31日