柚月裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ佐方検事シリーズ二作目、本作もおもしろかった。
人として、筋を通せる人・仕事をするうえでの拠り所となる信条を持っている人はかっこいいなぁと思うのだが、佐方検事はまさにそんな人である。
どんなルーツがあるのかと思うが、本作を読むと遺伝だし育て方なんだなぁと気づく。
一方で、そんな芯の通った人が100%報われるとは限らないのがこの世の中。4章は佐方検事の扱い方など若干の不条理さにもやもやが残る。
また、5章に関しては正しさとは何か?みたいなことをフワフワ考えるきっかけになった。
個人的には本作の結末にはなんとなく納得してなくて、どことなく座りの悪さを感じている。
たぶんみんなが真実(佐方検事の -
Posted by ブクログ
子どもも亡くなり、親も2人とも他界、当人も死刑執行…救われない前提で始まったこの物語。その死刑執行直前に残した「約束は守った」という言葉の謎を、たくさんの人の話を手掛かりに解いていく、というお話でしたが、謎が解けても、あまり納得できるものではありませんでした。
昔ながらの田舎の人のつながり。自分は子育てをしている最中で、小さい村の「みんなで育てる」のような雰囲気にある種憧れを抱いていましたが、この話を読むと、そのつながりというのもいい面ばかりではないのだな、と感じました。誰か1人でも、響子さんの危機に気付いて、手を差し伸べていれば違った結末が待っていたのだろうなと思うと、胸がつまります。 -
Posted by ブクログ
10年前に刊行された刑事物小説。
引退した刑事神場が妻と念願の四国遍路を行脚している最中、地元群馬県で幼女殺害事件が発生した。
それは16年前に起こった事件とあまりにも酷似していた。当時、冤罪疑いがあったにも拘らず、被疑者逮捕に踏み切った経緯を嫌でも神場に思い起こさせた。
遍路を続けながら、現場の現役刑事とやり取りし二つの事件の繋がりと犯人を追う。それは自分の刑事人生を振り返り懺悔の思いを強くするものだった。
刑事物をあまり読まないせいか、ストーリーより夫婦間のやりとりが気になって仕方ない。
ぶっきらぼうで素っ気ない夫に付き従う昔ながらの良き妻や、「お嬢さんを下さい」とモノのように言ってし