柚月裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ題名の教誨に惹かれて手にしましたが、教誨師さんはあまり関係なかったのね。
映画化されることが多い柚月さんですが、実は自分は苦手で、読んでいてあまり気分がよろしくないです。
秋田連続児童殺人事件に酷似している題材を扱っただけに、そうだったのか!が欲しかったんだけど、あれだけ探し回ってこれかい、ですね。はっきり言って本人にしか分からない心情を勝手に都合よく書かないでほしい。それより、この事件で傷ついたり、傷つけたりした人なら取材もできるんじゃないかな。
どうでもいい樋口たちとのやりとりとかにページを割きすぎで、こういうところでテンポが落ちちゃうんだよね。 -
Posted by ブクログ
大好きな作家である柚月裕子の作品だが、主人公が暗すぎる...。取り上げている題材は冤罪の可能性に関する話なのでとても重要で奥が深いテーマだ。主人公は刑事を定年で退官した後、妻と二人で四国のお遍路巡礼をしており、その最中に昔の傷を掘り起こす事件が発生する。この妻はとにかくよく出来た女性で、刑事の妻としても母親としても満点を付けてあげたい。部下も優秀で思いやりがある。元上司の課長も同じ古傷を抱えながら正しい道を進もうと決心する。主人公の周りの登場人物はいい人ばかりだ。それはもちろん主人公の人柄故に築いた人間関係なのだろうが、当人が重苦しい外見に加えて妻への思いやりのない発言をしたり、自らの古傷に悩