柚月裕子のレビュー一覧

  • 検事の死命

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    父の逮捕に関するエピソードなど、前作の続きとなる展開もあったが、ストーリー自体の面白さは、前2作には及ばないと感じた。罪をまっとうに裁かせるという信念は一貫しており、その信念によっていずれ検事をやめことになるということが匂わされていて、3作とも読むとなるほどといった感じだった。弁護士後の佐方にスポットを当てたストーリーも、もっと読んでみたいと感じる。

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    2026年03月20日
  • あしたの君へ

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    私は普段いわゆるお仕事小説を読まない。理由は誰かのキラキラとした成功譚や人間関係に興味がないからかもしれない。疎んでいるのかもしれない。だって、私はぜんぜんだから。この本はそんなお仕事小説への偏見をやんわりと正してくる。この世に明確な答えなんてないんだということに気付かされた思いである。ただ、マジックミラー越しに少年の本音を聞き出そうとする場面。やめて、と思った。子どもだからといって、侮らないでもらいたかった。お仕事小説は知らないことを知ることができる。これから、もっともっと読みたいと思う。

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    2026年03月20日
  • 盤上の向日葵(上)

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    刑事系好きだから面白いんだけど
    最後が悲しすぎる。

    生い立ちもかなしい。
    全員悲しい。

    うーん。
    スッキリしない。

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    2026年03月19日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    今林由美
    栄公出版社。ニュース週刊誌「ポインター」の外注のフリーライター。康子とは二十年前は同じ新入社員だった。結婚で一度会社を辞めたが、バツイチで、昔の職場のコネを使いながら仕事をしている。

    長谷川康子
    由美を今ちゃんと呼ぶ。ポインターの編集長。

    円藤冬香
    介護福祉士。佐藤孝行と交際中に、別の男性とも親しくしていた。ふたりのほかにも、ここ数年のあいだに複数の男性と交際していた。そのうちの何人かが不審な死を遂げている。結婚詐欺容疑と複数の男性殺害への関与疑惑で逮捕されている。四十三歳、独身。松戸在住。社外福祉法人光祥会、特別養護老人ホームしらゆりの苑勤務。両親は幼いときに事故で亡くなった。

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    2026年03月13日
  • パレートの誤算

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    ネタバレ

    生活保護の話を2冊続けて読んだこともあり、途中なんとも暗い気持ちになったものの、最後はハラハラする展開で読むスピードがあがった。
    あれだけいけすかないと思っていた若林がかっこよくてびっくり。もっとケースワーカーが増えないと不正受給を見つけることは難しいけれど、大変な仕事でなかなか人手がないんだろうな…

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    2026年03月13日
  • 検事の信義

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    佐方検事シリーズ4作目
    シリーズ1作目が検事を辞めた弁護士だったから辞める原因になった事件をどっぷり味わえるのかと思いきやそうではなかったので不完全燃焼
    ただ介護殺人の話は佐方らしさ全開の内容だった
    介護を経験した人なら涙なくしては読めないかも

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    2026年03月13日
  • 検事の本懐

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    前作『最後の証人』が良かったので早速2作目を。
    検事時代の佐方について知れて短篇ながらに読み応え十分だし、彼を語る上で重要なエピソードばかり。
    昔から変わらず真っすぐな生きざまはカッコイイ。
    ますます虜になった。

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    2026年03月13日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    虎狼の血の作者。奇しくも読んでいたのが震災から15年を経過するタイミングでした。
    自分の予期せぬことが重なり、人生が転落していく。想いも通じず、最終的には警察に狙撃されてしまう。
    登場人物の背景には全て家族が描かれており、失ってしまい気付くものがあるのだと感じた。震災も、また予期せぬことであり、人生が一変してしまう。
    我々が生活している以上、もしかしたら明日、そんなことが自分に降りかかってしまうかも…と感じました。

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    2026年03月12日
  • 最後の証人

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    はじめ、被告人が分かるようではっきり分からず…
    モヤモヤしながら読んでいたが、物語が進むにつれて隠された真実が明らかになり、全体像がぱっと見えてくる…最初に思い浮かべていたものとは違っていて、その移り変わっていく緻密な構成が素晴らしかった。
    登場人物の心理描写が丁寧に描かれ、読者を深く引き込む作家だなぁと感心。

    主人公だと思っていた佐方、登場場面は少ないがインパクトは十分。彼の信念ある弁護には心をうたれ、他作品にもすごく興味が沸いた。
    好きなシリーズがまた新たに出来てしまった…。

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    2026年03月10日
  • 検事の死命

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    佐方シリーズ。手紙の中のお金が消える事件、佐方父の十三回忌ですべてが終わり、最後は痴漢事件と今回も読みごたえがあった。佐方の祖父母の話を聞いていると目ガウルっとしちゃう・・。ただ、やはり1作目が一番面白かったように思うので星3つ。

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    2026年03月09日
  • 教誨

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    暗い。暗過ぎる。タイトルから当然明るい話とは思っていないが、何が暗いといって地方の小さな町でのコミュニティをあげてのイジメとも言うべき話が暗過ぎるため、読んでいて胸が苦しくなる。
    本作は主人公が親類の死刑囚の遺品を受け取るところから始まるが、執行前の最後の「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の「約束」とは何かという点がミステリ要素となっている。秋田連続児童殺人事件がモチーフとなっているようだが、まず断片的な情報で「毒親」「冷酷な殺人犯」というメディアに貼られたレッテルと、主人公が抱く人物像とのギャップは物語の中心であると共に、現代社会でも見られる問題点でもある。また教誨師による心の救済場面も興

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    2026年03月09日
  • 教誨

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    毒親、田舎という親密感と閉塞感、自己肯定感の低さ。

    頑張るには愛された、抱きしめられた記憶、温もりがあるか。

    響子はどこからも、何からも愛されることはなかった。唯一、愛情を求めてくれる子供は自分の手で殺めてしまった。
    自分の人生の中で味わった孤独よりさらに強い孤独を味わうことになる。

    地元から離れ、幸せになりたかった。結婚をしたが、すべての男たちは、響子を大事にはせず、彼女の優しさに漬け込んだ。

    毒親から逃れられず、最後まで自分が悪い、馬鹿だったからと自分を責める。
    負の連鎖は止まらなかった。
    守ってくれなかった母親を好いていた。
    母との約束だけを頑なに守った。

    いい思い出のない地元

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    2026年03月07日
  • 検事の本懐

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    佐方検事、短編5話

    淡々とやるべき事をやる佐方検事シリーズ②
    どれも第三者から見た佐方検事と言う話の入り方なのでシリーズ①より佐方不足で物足りない…

    5話目を読むと父親から受け継いだものが大きすぎてその後の佐方検事のあり様につながるのか…納得。

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    2026年03月07日
  • 教誨

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    吉沢香純 主人公 33歳 三原響子の遠い親戚
    吉沢静江 香純の母 響子の従姪
    三原響子 38歳で死刑 2人の幼女を殺害
    三原千枝子 響子の母、響子獄中時に他界
    三原健一 響子の父 暴力的
    三原愛理 響子の娘 享年8歳
    三原寿子 青森の三原家本家の嫁で最後の1人
    三原修 寿子の夫、他界
    三原正一 修の父、他界
    三原正二 健一の父、他界
    勝俣栞 享年5歳、響子に殺害された
    下間将人 小平市の光園寺住職 響子の教誨師
    柴原昭道 青森の松栄寺住職
    樋口(純) 津軽日報社 34歳 響子と同小学
    釜淵学 津軽日報弘前市社長50歳 樋口の上司
    梶智也 響子の夫 愛理の父 41歳
    コスモスのママ 響子の勤務先

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    2026年03月06日
  • 最後の証人

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    佐方弁護士シリーズ第1弾
    シリーズ化するものは間違いがない!

    交通事故で息子を失った夫婦の復讐劇!

    被告人が明かされた時には展開は読めたのだけれど、裁判での最終弁論は圧巻だった。
    無念だろうけどスッキリする。

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    2026年03月04日
  • 猫が見ていた

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    猫が主人公というより、物語の名脇役的存在としての猫という感じであった。
    猫は正義である。しかしながらアンソロジー系は私にハマらなかったのか、猫特有の癒しを感じ取ることができなかった。無念。

    #2026 #11

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    2026年03月04日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    最初読み始めはあまり惹かれなかったが
    それでも読み進めたら止まらなくなった
    どうしてギャンブル依存になってしまったんだろう
    終始モヤモヤしてしまった

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    2026年03月02日
  • 教誨

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    死刑となった殺人犯の遺骨や遺品を引き受ける事となった主人公と、死刑となった殺人犯がもう一人の主人公でもあり、お互いの話が交互に進む構成は目新しさはないものの、それは文章のひとつの区切りだけでなく読み手の2方向からの考察を切り替えるためのスイッチ的な役割となるのですが、そのスイッチを押すまでの間隔が長くもなく短くもなくで良い長さだと感じました。

    話の中ではたしか明言されていませんでしたが、村社会と男尊女卑というのが物語の背景にあり、それは読み手によって近く感じるのかはたまた遠く感じるのかで感想は変わるのではないでしょうか。私は今でもこのような地域はあるのかなと思いましたし、だからこそ物語の舞台

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    2026年02月28日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    6年前に読んだ「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」の続編。
    小手調べ的な短編一つに、もう少し長い中編が二つ。
    「○○的にあり得ない」の○○の中には、物理、倫理、立場と入っていくが、立場は請け負う依頼の謎解きとはあまり関係ないような。

    二つの中編はビジネスというよりは人情噺めいた筋書きで、前作からはいささか趣向が変わった感じ?
    前作の感想に「第3話、第5話で活躍するのは貴山ばかりというのは、ちょっとどうかな」と書いたが、今回は貴山頼みに輪が掛かり、彼に指示すればすべてOK、依頼解決のための推理や段取りはどうでもいいみたいで、筋書きとしては物足らず。
    その分、コメディタッチに振れていて、涼子

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    2026年02月28日
  • 検事の信義

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    他の佐方検事シリーズに比べたら最初入り込めなかった 
    しかし他作品の刑事の名前が出てきてから
    ほぅ〜と唸った
    佐方検事と彼はタイプが似ているのね
    ラストのお話は泣けた

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    2026年02月27日