柚月裕子のレビュー一覧

  • 逃亡者は北へ向かう

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    第一章から理不尽に理不尽が重なっていくのだろうと少し重い気持ち。
    働き始めて4年、真柴は正社員になれる希望が見えてきたところに、それを妬むどうしよーもない先輩に飲みに誘われ断りきれずに付き合う。そこから傷害の加害者になり、転がるように指名手配犯になってしまうとは・・・。真柴の転落ぶりが切ない。もっと愛情ある言葉のなかで育ったら、帰ることのできる支えとなる場所があったならと、あって当然のものがない辛さに今さら気がつく。
    体育館に立て籠った真柴に、刑事の陣内はまわりの反対を押し切って生き別れた父の手紙を届ける。父の手紙を読み、暖かいもので心を満たして旅立てたことが救いだ。
    真柴が連れ帰った子供なお

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    2025年11月29日
  • 朽ちないサクラ

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    親友の死の原因は自分なのか?警察の事務で働く主人公が、親友に漏らした情報。親友を信じられずに仲違いしたまま親友が殺されてしまう。警察官なみの行動力と推理力を発揮し、死の真相にせまる!ほんとこの人は警察官になれるーて言う素人ではない追い詰め方がスリル(* 'ᵕ' )☆

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    2025年11月29日
  • 慈雨

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    まず全体として、ミステリというより人間の心模様を描いている物語という印象。

    物語自体は、わかりやすい場面展開で、回収も早く読みやすかったと思う。

    ミステリだと思って読んでいたからか、
    結果わたしにはそこまでハマらず星3。

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    2025年11月27日
  • 慈雨

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    物語の展開は悪くない。骨太な警察小説に、一人一人が行動する理由が加わってミステリの枠に収まらない人間ドラマになっている。
    ただ、展開が遅いと取るかじっくりと腰を据えて物語を描写していると取るかで評価が割れてしまう。個人的には評価は前者で、分かりきった真実を前に尻込みしてなかなか前に進めない……というもどかしさがどうしても合わない。もちろんこれがないとドラマが成立しないというのはわかっているが、刑事ドラマだけではない人間ドラマとしても魅力はあるのだからひと工夫欲しかった。

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    2025年11月24日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    真柴の運の悪さは最後までどうしようもなく、、本当に「救い」のないストーリーに、何とも言えない感情になった。

    直人がなぜあれだけ真柴に懐くようになったのも意味がわからず、、、唯一の救いは、陣内が真柴を理解しようとした点くらい。。。

    震災でご家族を亡くされた柚月さんとしては、震災の残酷さ、非常さを伝えたかったんだと理解するものの、、、少し消化不良のストーリーでした。

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    2025年11月24日
  • 最後の証人

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    リアリティも相まって面白い作品だった。


    ホテルの一室で起きた殺人事件。
    絶対に反証不可能なほどの状況と証拠にある弁護人が挑む。
    そして繋がる過去の事件。
    鍵を握るのはある一人の証言。
    それが偏り切った天秤を翻す。

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    2025年11月23日
  • 慈雨

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    ネタバレ

    読み終わった後穏やかな気持ちにはなったが、全体的に難しい話だった
    神場夫妻のお遍路と純子ちゃん事件の進捗が同時並行で進んでいくが、関連性がどこにあるのかわからず、読んでいて難しく感じた

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    2025年11月23日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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     検事・佐方貞人シリーズのスピンオフ作品を含む、ジャンルを問わない11編収録の短編集。
     表題作などの特に短い作品は10ページほどなので、すぐに読めてしまうが、人間心理などなかなか奥が深い。

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    2025年11月23日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    悪漢刑事の闇の遺産(警察内部の不祥事のネタ)を
    引き継いで元監察の上司を脅したはずなのになぜか
    地方の駐在所に左遷された主人公、暴対法導入前の
    ヤクザ同士の抗争の後始末でピリピリしている現場
    から外れた田舎で巡査として地味な日々を送ってい
    たが、抗争の実働部隊が工事関係者に紛れてコンタ
    クトを取ってきた、好むと好まざるを問わずに次の
    抗争の火だねを抱える事になる

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    2025年11月21日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    (ネタバレなので詠まないように)主人公は警察監査室の犬として県警でヤクザと癒着していると思われる悪党刑事の決定的な証拠をつかむべくバディ(昭和63年当時は言わない)を組み捜査に当たるのだが、ヤクザからシノギを取りそれを資金にマッチポンプ的な摘発を行い、警察内部の闇をつきつけ悪党を貫いた刑事を否定できず自分も悪党に向かう

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    2025年11月21日
  • 盤上の向日葵(下)

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    上巻で下巻への期待をおおいに抱きましたが、最終結末は今一歩でした。
    主人公上条圭介は壮絶な幼少期を経て東大生となり、社会でも勝者となりますが、たぐいまれな将棋の才能を持ち合わせており、遂にはプロ棋士最高峰の闘いまで歩を進めます。
    賭け将棋で生きる真剣師東明重慶との出会いから、恐るべし出生の事実を知る過程を経てラストシーンを迎えますが、ミステリー的な意外な結末にも乏しく少し物足りなさを覚えた読み終わりです。
    上巻から続く数奇なストーリーがラストに向かって少ししぼんでいく感じでした。

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    2025年11月20日
  • 朽ちないサクラ

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    なんだかもやもやする終わり方やなと思ったら、泉さんは刑事目指すのやね。
    「月下のサクラ」を先に読んでしまったから、そういうこと!と納得だけど、なんだかやるせないなぁ、国家警察てそうなん?

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    2025年11月19日
  • パレートの誤算

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    ★★★
    今月4冊目
    生活保護の貧困ビジネスでケースワーカーが殺されて闇を暴いていく話。
    ケースワーカーの仕事はマジで大変そうだよな
    感謝

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    2025年11月19日
  • 盤上の向日葵(下)

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    面白かった。ただ、終盤の展開は別の展開を期待していた。対局の決着があっさりした感じだったことが少し残念だった。

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    2025年11月18日
  • 盤上の向日葵(下)

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    下巻に入ってようやく主人公である桂介目線の物語が展開される。上巻に比べれば惹きつけられるのだけれど、一向に事件は起こらずに、その事件の真相に迫る刑事二人と、事件に至る桂介の物語が続いて、なかなか核心に触れてこないことにもどかしさを覚えた。そして今ひとつ僕の読書欲が湧かなかったのは、桂介に彼の恩師唐沢と同じような彼の幸福を願う気持ちを抱きながら読み進めていることと裏腹に、物語が最初から悲劇へと続く空気を孕んでいることも、大きく影響していた。
    桂介の母のことが語られるにしたがって、芥川龍之介とその母との関係を思い出していた。母の狂気が自分にも及んでいると考えずにはいられなかった芥川のことがオーバー

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    2025年11月18日
  • 風に立つ

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    あらすじ的に劇的な要素が見当たらないが
    親子関係を秀逸な文章力によって描いているため
    最後まで心地よく読む事ができた
    違う作品も読んでみたいと思った

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    2025年11月17日
  • ウツボカズラの甘い息

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    ネタバレ

    うーん。
    面白かったのか、面白くなかったのか謎。

    2日で一気に読み終えたんだけど、
    なりすましは火車を思い出したし、
    犯人は割とサイコパスだし。どこがで見たような。

    いくつかの伏線かなと思ったとこの回収はなかったなぁ。結婚相談所の社長がどうして文絵と会った時の話をしなかったのか謎だし、謎に中川刑事?のことを、名字ではなく名前の菜月って呼んでるかもハテナだった。
    なんか男性社会ってことをあらわしたかったのかな。

    秦さんと菜月は魅力的に書かれてたから、シリーズ化するなら、読んでみたい。

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    2025年11月16日
  • 月下のサクラ

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    警察内での金庫のお金の窃盗は実際にあった事件で、真新しさはないが捜査の仕方は興味深かった。
    ラストは、機動捜査係の捜査力を駆使した展開を期待していたが、肩透かしだった。

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    2025年11月15日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    柚月裕子『上水流涼子』シリーズ第2弾。

    元弁護士・上水流涼子の探偵事務所『上水流エージェンシー』には、秘密裏に解決して欲しい依頼が持ち込まれる。

    容姿端麗、頭脳明晰な助手・貴山ともに依頼の解決にあたる。

    殺しと傷害以外の依頼は引き受けるが…

    『あり得ない』依頼が次々に舞い込む…
    密輸入品を乗せ、行方不明となったミニバンの捜索して欲しいという依頼。
    離婚した元夫から息子の親権を取り戻して欲しいという依頼。
    節食障害となった女子大生を救って欲しいという、刑事・丹波からの依頼。

    どの依頼も裏が…
    涼子と貴山が依頼をスカッと解決していく。
    最後もスッキリ。

    テレビドラマ化もされ、上水流涼子

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    2025年11月15日
  • 教誨

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    悲しい。本当に悲しい。なぜこんなことが起きてしまったのか、子育ての難しさを感じる。響子の父、ひどい。母も守ってやらない、それもひどい。しかし、生きて行くのにしがみつくしかなかったのか。

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    2025年11月15日