柚月裕子のレビュー一覧
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佐方貞人シリーズ第5弾はシリーズ第1作以来の長編作品。
「最後の証人」ではヤメ検弁護士になりたての佐方だったが、今作では中野に事務所を開き、助手に小坂という女性を置いてベテラン弁護士の域にある。
不同意性交等罪で逮捕された大学時代の同期からの弁護の依頼。旧友を救うため、事件の真相を明らかにするべく奔走する佐方の姿が描かれる。
「罪は真っ当に裁かれなければならない」を信条に、青臭いまでの正義感で任務に邁進していた佐方が大好きで追いかけているシリーズ。
弁護士となった今もお金になる事件よりも興味を惹かれる事件を引き受けるポリシーで、法曹界では変人扱いされている。
だけど、小坂とのやりとりを見て -
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ネタバレ毒親、いじめ、暴力など、本人の努力ではどうにもならない境遇で育ち、様々な要因で死刑囚となってしまった響子。死の間際に残した言葉の謎を解明すべく遠縁の香純が動き出す。
ざっくり言うと、死刑囚となってしまった響子の魂の救済がテーマなのかなと思うんだけど、最後まで読んで、恐らく響子や三原家の生き残ってる人々はある程度救われたような気がした。
でも、じゃあ栞や栞の家族はこの事実をどう受け止めればいいの?っていうのが置き去りになっていると思う。それと、香純の母の静江が娘に向かって言った「あなたじゃなくて良かった」の意味もややインパクト薄。あの状況でこの言い回しはもっといろいろな想像をかき立ててしまう -
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孤狼の血の物語から2年後。警察組織に逆らった日岡は、田舎の駐在所に左遷されていた。鬱屈した日々を過ごしていた日岡の前に、日本最大の暴力団抗争で指名手配されている国光寛郎が姿を現す。
日岡は、どこか不良になりきれない優等生感がぬぐえない。やはり前作のガミさんの勢いとインパクトには負けるなぁ。国光と兄弟の契りを交わすシーンもやや唐突で、その場の雰囲気で流されてない?大丈夫?と心配になった。日岡はやくざを駆逐したいのか、警察の闇を暴きたいのか、どっちなんだろう?
一方国光の生きざまはかっこいい。極道として、敵の親を討ったからには自分が討たれる覚悟もあったのだと思う。
物語は後半に今まで出てきてなか -
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ネタバレ新田
救急隊。
土居
運転機関員。
梶山健一
救急隊員歴十年。隊長。水野彩の救命活動をした救命救急士。
水野彩
十六歳。左手首切創による失血状態。知的障害者入所更生施設公誠学園の入所者。軽い精神遅滞と失語症のほか、精神疾患の一種である適応障害。
安藤守雄
施設長。
佐久間美帆
臨床心理士。藤木司の担当者。
藤木司
指定入院医療機関の国立病院の東高原病院に入院している精神病患者。男性。二十歳。知的障害者入所更生施設公誠学園の入所者。統合失調症。
特別看護師
湯守遥
東高原病院の看護師。二年目。美帆より五歳下の二十四歳。
内田
東高原病院の看護師。主任。三十年のベテラン。
高城