柚月裕子のレビュー一覧
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ネタバレ自分の子供と他の子供を殺した死刑囚の遺した言葉の真意を探る物語
読み終わっても、響子が許されないことをしたことに変わりはないけれど、そうするに至った経緯を作ったのはその周りの人間であることは間違いないと思った。
彼らのほとんどは事件後も決して自分の非を認めず、あたかも自分は無関係です、みたい感じで自分たちの行為を振り返ることはないんだろうなと想像した。
今作のテーマとは少し外れているかもしれないけど、印象的だったのがいわゆる「いいとこの家」の人間たちの持つ高いプライドからくる自分たちより下の身分の者たちへの傲慢な態度だった。
過去自分たちが地主やその家系だったからといって嫁入りしてきた -
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26年夏休み、一気読み、おもしろかった。
岩手、南部鉄器の職人一家、というか工房で、家庭裁判所の補導委託を引き受ける話し。春斗は、粗野で悪質な手に負えない非行少年という感じはしない。ずる賢さがあるわけでもなく、多くはこういう非行少年なのかな。孝雄と悟との親子関係も、悟は職人を継いで腕を磨いてるわけだし、それほど深刻な葛藤があるようには思えなくて、いまいち物語に没入できない感じがあった。ただ、話の展開に合わせて春斗が変わっていく様子がおもしろくて、一気読みだった。
いくら親が子のためと思っても、子どもは思い通りに動かない。別人格ってこと、忘れがち。それでもなんとかしたいと思ってしまう。それが親子 -
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天海祐希と松下洸平が出演した連続ドラマ原作のシリーズ第2弾。
不祥事で弁護士資格を失った上水流涼子は、IQ140でめちゃくちゃアタマのキレる貴山伸彦をアシスタントにして探偵エージェンシーを運営する。
涼子のモットーは「殺しと傷害以外はどんな依頼も引き受ける」。本日も「あり得ない」依頼が舞い込む。
・物理的にあり得ない 依頼主が中身を教えない不明の積み荷乗せたクルマの捜索を頼まれる。
・倫理的にあり得ない 別れた元夫から息子の親権を取り戻して欲しいという女性だが。
・立場的にあり得ない 情報を融通し合っている所轄の刑事が摂食障害になった女子大学生を助けて欲しいと。
読みやすい文体と、3編のス -
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大好きな佐方貞人シリーズ♡
新作待ってました〜!!
強い信念を持つ 元検事の弁護士・佐方貞人
ある冤罪疑惑が浮かび上がる事件の
弁護を引き受けた佐方は
証言の食い違いや隠された矛盾に
違和感を抱きます
過去と現在が複雑に交錯するなか
真実と正義を求めて粘り強く
真相へ迫っていきます
とにかく佐方のブレない眼差しと
静かで愚直な正義感がカッコ良すぎます……!
華やかな弁護パフォーマンスはなくても
証言の「綻び」を見逃さず、感情に流されず
けれど人の弱さや痛みに誠実に
向き合う佐方の姿に
今回もシビれました〜!
ラストは少しキレイに
まとまりすぎな気もしますが…笑
大好き -
Posted by ブクログ
ずーっと暗い。トンネルの出口の光が小さく見えているのに、どれだけ歩いても大きさが変わらないような暗さ。
小島町の寒さや寂しさを、読者の私も最初から最後までずっと感じながら読んだ。
東京育ちの自分には、千枝子や響子の気持ちはわからない。最後の約束も到底納得できなかった。
でも現世で不遇な経験をして疲れ切ってしまって、糸が切れてしまったんだろうな。もう頑張れなかったんだろうな。
田舎の呪い、女であることの呪い、私自身は経験してなくても、それらは幻ではなかったってこと忘れちゃいけないな。
読んでから一夜明けて追記。響子がいかに不遇だったとて特に2人目の殺人は到底同情できないとは思った。そんな