柚月裕子のレビュー一覧

  • 月下のサクラ

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    朽ちないサクラの続編
    先に読んだ人の感想で2時間サスペンスみたい
    と聞いていましたが
    ホントそんな感じ

    さすがの展開力で読み進めやすい

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    2026年01月22日
  • 朽ちないサクラ

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    公安の実態はよく分からないが、本当にあり得る話ならかなり怖い。

    後半、犯人がわかるシーンの疾走感は良かったが、その後の展開が物足りなさを感じる。
    続編で回収かな。

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    2026年01月20日
  • あしたの君へ

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    家庭裁判所調査官が出くわした4つの事例とひとつのエピソードの話。主人公のような人がいることで迷える方々をよい方向へ導く裁判ができるんだろうね。なぜそのような行動に走るのか、なぜ、別れたがるのか、深く探らないと人を導けないよね。

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    2026年01月19日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    ネタバレ

    まず表題作でガツンとやられた。これが一番好きかな。
    それぞれの作品がバラエティー豊かで、前の作品の余韻が残って次の作品、しばらく混乱する…という状況が続いた。どれも知識も得られて様々な面白いが続いた。

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    2026年01月17日
  • 猫が見ていた

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    錚々たる作家さんたちによる猫にまつわる物語の短編集。怖い話、心温まる話、悲しい話、色位ありましたが、私は加納朋子さんの作品が特に面白かったです。

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    2026年01月17日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    ドラマで見たので、1を読んだと勘違いしてました。
    結果、1を読んでないまま読み進めましたが、特に問題ありませんでした。
    3つのお話で構成されており、いずれも独立した話です。
    ややこしいことは助手の喜山氏が片付けてくれますので、スピーディーに話は進みますので、あっという間に読めてしまうと思います。
    物足りなさを感じる人がいらっしゃるのでは?と思う作品です。

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    2026年01月09日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    50代の男性が車中で亡くなった。警察の捜査が始まり、付き合っていた介護士の女性の冬香が結婚詐欺師として逮捕された。さらに同じ婚活サイトで知り合った男性たちが、過去にも何人か不審な死を遂げていたのだ。

    冬香は、本当に殺人を犯したのか。

    世間を騒がせていた事件、フリーのルポライターの由美は、彼女はどういう人間なのだろうかと関心を持ち、彼女について調べて行く。彼女の過去はなかなか困難を極め、どういった人生を送ってきたかの情報が少なく、個人情報保護法のもとで取材も困難を極める。しかし、徐々に冬香の子供の頃の生活が明らかになるにつれて、やるせない気持ちになった。

    冬香は決して小説に中だけに存在する人物ではなく、現実にいてもおかしくない。

    子供の頃の彼女を救うことができるタイミングが何度かあったはずなのに、日本の法律にもとでは、難しいのだ。
    ネタバレになるので詳細は書かないが、こういった問題が起こるたびに、大きく報じられても、なかなか改善はされず、繰り返し同じような事件が起こってしまう。

    幼少の時に受けた心の傷は、大人になっても、いろいろな形で影を落とすのだ。

    もちろん、どういった理由でさえ、罪を犯すのは許されないが、最後まで読んで、色々と考えさせられる小説だった。









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    2026年01月06日
  • 猫が見ていた

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    タイトルのとおり、猫にまつわるアンソロジー。

    加納朋子先生の「三べんまわってニャンと鳴く」が特にお気に入りでした。希薄な人間関係を望むソシャゲにはまった男性のお話。
    心がぎゅっとなって少し泣いた。

    悲しみのなかにほのかな温かさのある柚月裕子先生の「泣く猫」も好きでした。

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    2026年01月05日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    謎解きやミステリーとまではいかないが、
    何も考えずにストーリーを楽しめる作品でした。
    テンポがよく読みやすいです。

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    2026年01月04日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    最後の証人佐方検事シリーズのスピンオフがあるのを知り読んでみた。短編でサクサク読めるがちょっと思っていたものとは違った。短編をあまり書かれないようですが他の作品も探してみようと思います。

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    2025年12月28日
  • ウツボカズラの甘い息

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    ネタバレ

    一年半ぶりに柚月裕子作品を読んだ。
    タイトルが示唆する通りの内容。

    主婦高村文絵を嵌めようとしているサングラスの女は誰か? を神奈川県警の刑事が地道な捜査で追い詰める。

    文絵の実際の家族構成が小説中の描写と違う、ということが判明した時点で、読者は激しく動揺させられる。文絵は嵌められたのか、それとも全ては文絵の妄想なのか、と世界がチラチラ反転する。

    犯人がやったような綱渡気味の二重三重のなりすましが本当に実行可能なのかは疑問だけど、ミステリーとしては十分に楽しめた。


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    2025年12月24日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    ドラマになった原作の第2弾。読んでいてどうしてもドラマの配役が出てしまいますね。役者さんもハマっていたので、いいのですが小説の内容に集中出来ない気がします。前作の方がいろんな意味で良かったかな

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    2025年12月23日
  • 検事の本懐

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    主人公佐竹に関する事件の短編集だが、様々な視点での描写が絶妙。佐竹の過去が少しづつ明らかになる点も良い。

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    2025年12月22日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ネタバレ

    一章は正直面白くなくて全然進まなかったけど、二章に入ってからはページをめくる手が止まらず一気に読んでしまった。
    途中までは面白かったけど、ギャンブル依存になって借金し始めたあたりからはうーん、って感じだった。
    ありきたりというか、面白みがないというか、作者は虐待されてきた子供のリアルなその後を書きたかったのかもだけど、自分には合わなかった。
    でもこれが現実なのかも。

    一番悪いのはもちろん父親だけど、虐待してた親に子供を返しちゃいけないよね。改心したから返してくれなんて虫のいい話はないだろ。

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    2025年12月17日
  • ウツボカズラの甘い息

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    ネタバレ

    ウツボカズラは甘い蜜で虫をおびき寄せ、中に落ちた虫を食べながら生きる食虫植物。このウツボカズラのように甘い話で獲物を寄せつけて、金を搾ったら姿を消す詐欺師の話。ターゲットとなった主婦は、家事と育児に追われた生活からセミナー講師としての生き甲斐を見つけたが、これは投資詐欺の一部だった。平凡な主婦が追い詰められていく。実は家族構成が違っていたという意外な展開に期待したが、最後は1人の悪人に帰着させる強引な落ちで残念だった。

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    2025年12月15日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    さらっと読みやすい短編集。ドラマから先に入っちゃったからもう天海祐希と松下洸平にしか考えられなかったけどおもろかった

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    2025年12月13日
  • 月下のサクラ

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    朽ちないサクラの続編。警察小説ということであまり好みのジャンルではないんだけど、刑事になった主人公が読めてよかった。読後感は前回と同様、やはり暗いなぁという感じ。たくさん登場人物が出てくるので、ややこしかったかなー。

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    2025年12月07日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    ハードボイルドタッチを数多く手掛けてきた柚月さんの5編からなる短編集。
    主人公の上水流涼子は、美貌を誇る辣腕弁護士だったのだが、顧問をしていた企業の社長に謀られて執行猶予付きの有罪判決を受け、弁護士資格を剥奪されてしまった。
    その結果探偵エージェンシーを設立し、美貌と積極果敢な行動力を武器にして、金と欲に満ちた人たちが抱える難題を高額報酬を得ながら解決に導く物語だ。

    もう一人の主人公は、涼子探偵のアシスタントとして積極過ぎる涼子を諌めながら問題の解決に大活躍するイケメン青年の貴山伸彦だ。
    東大を卒業し、IQが140を示す通り、頭脳明晰な天才的閃きを備え、難題の解決法の大半を貴山が担っている。

    涼子と貴山のコンビが、難問の相談事を易々と解決に導く探偵物語集となっている。
    これまでの柚月作品は少々重かった印象があるのだが、今回の『 合理的にあり得ない 』は軽妙なタッチで綴られているので疲労感は全く無しの読書だった。

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    2025年12月05日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    今回の上水流涼子の台詞で印象に残ったのは、「(自ら命を絶って)死ななければならなかった人も辛いけど残された人も辛い。 残された人はその辛さを抱えながら生きていかなければならない。」  それにしても、この探偵事務所、経営が成り立ちそうになくて小説のことながら心配です。

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    2025年11月30日
  • パレートの誤算

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    裏社会が舞台の本を読みたくて借りました。
    ヤクザになってしまった金田にフォーカスしたストーリーを期待していましたが違いました。
    でも、内容は面白かったです。

    主軸の「生保受給と闇社会の問題」と同時に、
    生活保護制度の意義がテーマになっているストーリーだと思いました。(貧困ビジネスの仕組みは、事例をもっとたくさん知りたかったです)

    本書とは別に、
    生保をどうしても受けたくなかった若者がいて、それでも一時的に生保受給をした事で、社会復帰できた記事を昔、新聞で読んだのを思い出しました。

    生活保護は恥ずかしいとかいう考えが少なからずあるせいで、
    本来生保受給が必要なのに、忌避感から、生保を受けないという人もいると思いますが、そういった認識は負のループだと思います。
    本書に書かれているように、
    どうしても生保を受けざるを得ない人にとっては必要な制度だと思います。
    (そういった状況に陥る可能性は自分にもあると思います)
    世間も、生保受給者自身も、
    社会復帰するために、あくまで「一時的に」生活保護制度を頼る制度。という認識が必要だと思いました。

    パレートの法則と掛け合わせた話でしたが、ここだけ疑問でした。
    p.178などで、
    そもそも、刑事が世の中の役立たずはいつの世もなくならない、の認識
    →それに対するp.419のまとめ方でしたが。
    当該認識が「誤算」というより、
    そもそもパレートの法則(の解釈)を、
    生活保護制度に当てはめること自体が、個人的にはあまり合致しなかったです(すみません)。
    理由は、
    パレートの法則の8割=生活保護受給者
    がしっくり来なかったためです。

    あと、犯人は、一応ミスリードされたので期待を裏切られて良かったです(笑)

    最後に、個人的には小野寺のキャラは好きでしたが、
    主人公のキャラが、隙が無さ過ぎて、あまり好きになれませんでした(笑)

    p.419
    さまざまな理由で、自分の力で生きていけない人は、いつの時代にも必ずいる。

    p.246
    あいつら、最初は猫みたいに擦り寄ってくるが、弱みを見つけると豹変する。骨の髄までしゃぶられ。

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    2025年11月30日