柚月裕子のレビュー一覧

  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    結婚詐欺の被疑者となった女性を追うフリーライターと、無戸籍児として虐待を受けながら生きる姉妹のお話が並行して進みます
    なんとなく伏線から察したり、語り手の“私”の正体に気付いたりはしましたが、最後まではらはらしながら読めました
    タイトルを“蟻の菜園”としたことに、筆者の思いややるせなさが感じられました

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    2025年03月22日
  • パレートの誤算

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    現代社会が抱える生活保護の闇を題材にした長編社会派ミステリー。最初はこの人が犯人と思っていたところ、実はこっちだったかと振り回されてしまったが納得の結末。面白かった。

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    2025年03月19日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    登場人物や関係性を忘れないうちに続編を読もうと思っていたが、ヤクザの人間関係はややこしい。細かくメモしてもなかなか頭に入らない。でもそれだけ沢山の人が関わり、横にも縦にも分厚い世界があり特殊な構造をしているとわかって面白かった。
    なんといっても国光がカッコ良かった。言ったことは必ずやる、約束は違えない、信頼に値する男である。エピローグは悲しかったが、親の仇をしっかり取ろうとするヤクザのほうが国光と気が合うかもしれないと思った。
    日岡のその後が見られたのもよかった。まだヤクザの世界を渡り歩くには早く、ガミさんのようにはいかず危なっかしいところもあるが、人格や気質を見込まれて国光に仕上げてもらった

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    2025年03月19日
  • 月下のサクラ

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    ネタバレ

    前作では、警察官でも広報広聴課の事務職員だった主人公がラストの「警察を辞めてもう一度警察を受ける」というセリフ通りに、県警採用試験、警察学校、交番勤務、交通課を経て刑事になり、捜査支援分析センターへ…
    国家の安全と秩序を守るためなら個の犠牲はやむを得ないという公安の論理の警察小説という点は今作も同様であるが、理不尽に命を奪われた友のため、「本当の正義」を実現するため執念と努力で、孤軍奮闘、曲者ぞろいの機動分析チームでも記憶力や集中力を武器にして認められていくお仕事小説でもある。猪突猛進・毒舌・優等生・絶滅危惧種のチーム、ネットで「マヌルネコ」の画像を見てニヤリとしてしまった。

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    2025年03月19日
  • 暴虎の牙 上

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    面白い。大上が日岡と出会う前の物語。大上の過去に経験した過酷な事件や、それに伴う失敗や挫折が描かれ、それが彼の強い正義感や慎重な判断に繋がる事が分かる。これらの過去のエピソードが、大上というキャラクターに深みを与え、物語に引き込まれていく。今後の沖との関係も気になる。下巻も楽しみ。

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    2025年03月16日
  • 検事の死命

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    短編ですが、他の話との絡みがあったりして、佐方貞人を堪能できました。
    パソコン通信のくだりはさすがに時代を感じますが、裁判をひっくり返していくくだりは楽しめました。

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    2025年03月16日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    柚月裕子さんの本を初めて読みました。ドラマ化した物はすでに視聴済みだったのでサクサク読めました。まるで天海祐希を想定して書いたような原作で他の役者は考えられない。さっぱりとした性格と見た目は女性からも憧れられるスタイルとルックス。正に上水流涼子イコール天海祐希です。頭脳明晰な仲間と共に依頼を解決していく爽快さは次回作が楽しみになります。

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    2025年03月15日
  • ミカエルの鼓動

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    医療系は専門用語が多く話が難しいのだが、ストーリーに惹き込まれた。なかなか皮肉なタイトルだと思う。果たしてミカエルは天使か悪魔か、その答えを知るためにも是非読んでみてほしい。

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    2025年03月08日
  • 月下のサクラ

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    続編とは知らず、こちらを先に読んでしまいました。

    清々しいほどの正義と信念を持った若い女性が
    主人公です。
    魅力的なキャラクターが沢山登場し、読みやすく、先の展開も気になり、終わりも良く、面白かったです。
    第一作目もすぐに読もうと思います。

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    2025年03月05日
  • ミカエルの鼓動

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    ネタバレ

    手術の描写がすごい。まるで目の前で手術が行われているような錯覚に陥った。
    西條と真木。得意な技術な異なるだけで、二人とも信頼できる医師で良かった。

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    2025年03月04日
  • ウツボカズラの甘い息

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    終盤の怒涛の展開にかなりハラハラさせられた。

    全然予想もしていなかった文絵の真実から解かれては消えの繰り返し、全く結末が予想できませんでした。

    長い作品なのに終始没頭できて一瞬で読み終わりました。

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    2025年03月01日
  • あしたの君へ

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    裁判所職員採用試験に合格し、家裁調査官に採用された男性が主人公。正式に調査官になる前の研修期間『官補』(かんぽ)での物語だ。

    九州にある福森家裁に配属された彼が少年事件を扱うことになり、窃盗の少女、ストーカー事案で逮捕された高校生、一見幸せそうに見えた夫婦。親権を争う父と母のどちらに着いていっていいのかわからない少年…様々なケースに向き合い、悪戦苦闘する…罪が無いのに不幸な境遇に生まれたしまった子供への対応には胸が痛くなる。
    決してこれが正しいという結論はないが、相談者に向き合って寄り添う調査官。その仕事には机上の勉強だけでは学べないものがたくさんある。

    慣れない仕事を始める時は誰もが『あ

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    2025年02月28日
  • 凶犬の眼

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    狐狼の血では大上の若い頃は描かれていなかったが、日岡の考え方や行動が、若い頃の大上を彷彿とさせている気がした。
    暴虎の牙でどう完結するのかがとても楽しみ。

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    2025年02月16日
  • チョウセンアサガオの咲く夏

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    柚月さんには珍しいオムニバス短編11編。
    どれも味のある作品です。
    佐方検事の事務官である増田氏のショートストーリーもあります(ヒーロー)。
    様々なジャンルにわたる短編集です。

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    2025年02月02日
  • あしたの君へ

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    家庭裁判所調査官、大地の成長物語。
    一つひとつの事例にある真実を
    大地が丁寧に見つけていく
    そうか、なるほどな、と思いながら
    大地になったように、どんなふうに訊いたらいいか、考えながら読めて面白かった

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    2025年01月28日
  • 警官の道

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    どれも実力派の作家で、ハズレはありませんでした。中でも初読みの長浦氏は迫力を感じました。近い内に他の作品を読んでみようと思います。

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    2025年01月27日
  • 暴虎の牙 下

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    ネタバレ

    沖の人間性とカリスマ性が読んでいくと伝わってくる。出所前と出所後で周りや時代が変化していく中、沖だけは変化出来ず時代に取り残されてる感じがした。ラストシーン、お墓に埋められたのは沖だった。

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    2025年01月26日
  • 臨床真理

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    臨床心理士の佐久間美帆が藤木司の治療をする中で、精神病に携わる人々のあざとい部分をあからさまにする物語だが、障害者を飯のタネにするといったあくどい輩が実際に蔓延っていることを示しているように感じた.事件は司と親しかった水野彩の死が発端だが、他の障害者が性的暴行を受けている証拠が出てきて、彩も誰かに暴行されていることを推測した美帆.彩が残したUSBのデータ解析から意外な人物が犯人だとにらんだ美帆は同級生の警官 栗原の支援を得て追及を進める.犯人と面と向かっての最後の場面が秀逸だった.

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    2025年01月20日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    4.2/5.0

    私立探偵、上水流涼子と助手の貴山のバディが悪いヤツらのインチキをクールに暴く!
    ドラマ『TRICK』にちょっと近いところもあるけどこっちの方がより爽快。
    爽やかで痛快!

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    2025年02月03日
  • あしたの君へ

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    調査官という職業が描かれているのは珍しく、面白かった。出てくる人物の描写が魅力的で暖かい気持ちになった。

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    2025年01月11日