バリ山行
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バリ山行

1,672円 (税込)
1,170円 (税込) 12月25日まで

5pt

第171回芥川賞受賞作。

古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る目的の気楽な活動をするようになっていたが、職人気質で変人扱いされ孤立しているベテラン社員妻鹿があえて登山路を外れる難易度の高い登山「バリ山行」をしていることを知ると……。

「山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか! 本物の危機は山じゃないですよ。街ですよ! 生活ですよ。妻鹿さんはそれから逃げてるだけじゃないですか!」(本文より抜粋)

会社も人生も山あり谷あり、バリの達人と危険な道行き。圧倒的生の実感を求め、山と人生を重ねて瞑走する純文山岳小説。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2024年07月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

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バリ山行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    仕事に行きたくないなぁと思いながら、泥みたいな気持ちで通勤バスに乗っていた頃のことを思い出した。
    うんざりするような日々を耐え抜くための依存みたいな登山の話は、真っ当で健康的な登山の話よりもずっと魅力的だった。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    芥川賞受賞作の中でも非常に読みやすかった。
    自分と同世代の方や純文学に慣れていない人でも、こちらは読みやすいのではないだろうか。
    主人公のような葛藤、現代人らしくていいなあ。私はすごく好き。

    0
    2025年10月24日

    匿名

    購入済み

    タイトルの意外性

    タイトルの意味がわからないまま読み進んでいく。
    途中でバリはバリ島ではないことがわかる。登山の話だったのだ。
    山の中の自然の描写、主人公を取り巻く環境、そして心の移り変わりが丁寧に描かれていて一気読みした。

    #ドキドキハラハラ #深い

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    まず、バリ山行って?

    登山道ではなく、バリエーションルート
    つまり自分で道を探し作り登り進んでいく

    波多は会社で登山に誘われ、サークル活動のように六甲山に登る
    そんな中、バリ山行をしている妻鹿さんも同行することに

    会社での仕事の行く末と、バリ山行の行く末がうまくリンクして面白い

    もう、途中か

    0
    2025年12月18日

    Posted by ブクログ

    なぜ山に行くのか。何を求めるのか。向き合うべきリアルとは何か。

    情景描写がリアルで、波多さんと妻鹿さんと一緒に登っているような感覚になる。
    山行ってみたくなった。まずはバリではなく、歩かされるほうから。

    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    読み始めて何となく、会社では冴えないおじさんが実は……そして主人公が影響され……的な物語かなと思いながらも、読み進める。
    確かにそういう側面はあったが、それだけでは終わらなかった。
    特に山中での描写が細かく、そして綺麗で、実体があると感じた。
    朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」と芥川賞、同時受賞だ

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    こういう山とか自然が出てくる話、読んでると心落ち着く。自然と目の前の自分の社会、「本物」の危機、主人公と妻鹿、どちらも感情移入できる魅力的なキャラだったし、六甲山の景色が目の前に広がってくるような文章だった。山、登りたい

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    芥川賞受賞作品。

    山⛰️を正規ルートではないバリエーションルートで進む、お話(?)。


    会社と山、社会と人間関係、日常と非日常の対比、山で直面する本物の危機などなど。

    山の情景がみえていくるようなステキな作品だった。

    ラストにトンデモな展開を期待したがあっさりだった。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    最近、少し登山をするので興味深く読めた。
    私も混んでる登山道は好きでは無いのでバリやってみたいけど、やっぱりコワイなぁ。

    登山がキツくて、もう無理もう登山はやめよう!と思っても何故か又登りたくなる不思議な魅力がある。それを書いてくれている気がする。

    妻鹿さんその後どうしてるのか、最後何の言葉を言

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    イメージとしての不安・恐怖と現実の不安・恐怖は別物である、みたいなことを考えている人の話。
    サピエンス全史にある、妄想を共有することで人類は繁栄したという話に通じる部分があると思った。
    このように考えることで日常の不安を軽くできる効果がある。

    0
    2025年11月11日

バリ山行 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    160ページ
  • 電子版発売日
    2024年07月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

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  • 【閲覧できる環境】
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