松永K三蔵の作品一覧

「松永K三蔵」の「バリ山行」「カメオ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • カメオ
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。 本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。
  • バリ山行
    3.9
    1巻1,672円 (税込)
    第171回芥川賞受賞作。 古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る目的の気楽な活動をするようになっていたが、職人気質で変人扱いされ孤立しているベテラン社員妻鹿があえて登山路を外れる難易度の高い登山「バリ山行」をしていることを知ると……。 「山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか! 本物の危機は山じゃないですよ。街ですよ! 生活ですよ。妻鹿さんはそれから逃げてるだけじゃないですか!」(本文より抜粋) 会社も人生も山あり谷あり、バリの達人と危険な道行き。圧倒的生の実感を求め、山と人生を重ねて瞑走する純文山岳小説。

ユーザーレビュー

  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    登山は人生みたいなものだなと改めて思った
    山頂に到達するためにはいろんなルートがあり、そこには人が整備してくれた。歩きやすい道誰も入っていない獣道、目的を変えれば山頂というものがゴールではなく、ただ、歩くことがゴールにもなる。
    しんどいルート歩けばその分だけ。もちろん疲労度は高い。でも、その後に人が整備してくれた。道歩けば何の変哲もなく、すごく歩きやすい。

    登山に行ってからといって現実のことを忘れるわけではない。むしろふと考える瞬間にわんわを知らせてくる。でも自然の中で自然を目の前にのことを思っても本当の危機だったりとか、不安には比べて。自分の現実の世界で起きている不安は小さく思える。

    0
    2026年02月23日
  • カメオ

    Posted by ブクログ

    いやあ、面白かった。
    芥川賞「バリ三行」に続き、松永K三蔵さんのデビュー作。

    ある時、急にある建築現場の進捗管理をすることになったロードバイクが趣味の主人公。
    しかしその建築現場の隣には厄介なクレーマーがいた。
    その名も亀夫。
    やんなるほど厄介だが、その男の傍にはただただおとなしく毎日を過ごしている見た目の変わった犬がいた…。
    そしてある時ひょんなことから、主人公はその犬の面倒を数日見ることになる。

    仕事のストレスは毎日のように振りかかり、住んでいる家はペット飼育禁止のマンション…

    バリ三行と同じく読みやすくテンポよくすいすい読めた。

    最後主人公と犬はどうなるのか

    犬になんだか自分の

    0
    2026年02月12日
  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    前職の内装リフォーム会社をリストラされ、建装会社に転職して二年。波多は同僚からの誘いで六甲山登山に参加する。社内登山グループは登山部となり、親睦を深める為の活動を続けることに。そんな中、職人気質が故に会社で孤立している妻鹿があえて登山路を外れる「バリ山行」をしていると知るーーー

    本書の帯に書かれた「オモロイ純文運動」という文言に、勝手に期待してハードルを上げていたのだけど、悠々と超えてきた。凄い面白かった。
    いわゆるお仕事小説と言われる小説は、社会人である主人公が会社の危機や変化への対応に苦労する様が描かれ、それでもなお日々懸命に働き、生きる事の大切さや、家庭を守る人々の心情が描かれる。本作

    0
    2026年02月11日
  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    芥川賞ではあるが、読みやすく面白かった。
    一気読み。
    社員50人ほどの建物修繕会社。ほそぼそと元請けとして頑張るか、大手の下請けになるか…
    会社の行く末を案じ落ち着きのなくなる社員が増える中、ひとり恬淡に仕事をする妻鹿さん。


    【恬】 てん
    意味: 心が落ち着いている、やすらか

    【恬淡(てんたん)】: 物事に執着せず、あっさりしている様子



    そんな妻鹿さんは週末ひとり山に入る。
    普通の登山道ではない、道なき道をゆくバリルート

    安全性を考えたら、倫理性を考えたらおそらくアウトだ。
    でも、バリルートをゆく妻鹿さんは恬淡とはちょっと違う。

    自分の足音・呼吸と、山の音意外何も無くなる無の

    0
    2026年02月08日
  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    自身も低山ハイクをしますが、バリ山行は危機感が優先し挑戦することができません。登山でも社会生活でも危機をどう捉えるか、考えさせてくれる作品でした。

    0
    2026年02月02日

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