松永K三蔵の作品一覧

「松永K三蔵」の「バリ山行」「カメオ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • バリ山行

    バリ山行

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    第171回芥川賞受賞作。 古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る目的の気楽な活動をするようになっていたが、職人気質で変人扱いされ孤立しているベテラン社員妻鹿があえて登山路を外れる難易度の高い登山「バリ山行」をしていることを知ると……。 「山は遊びですよ。遊びで死んだら意味ないじゃないですか! 本物の危機は山じゃないですよ。街ですよ! 生活ですよ。妻鹿さんはそれから逃げてるだけじゃないですか!」(本文より抜粋) 会社も人生も山あり谷あり、バリの達人と危険な道行き。圧倒的生の実感を求め、山と人生を重ねて瞑走する純文山岳小説。
  • カメオ

    カメオ

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。 本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。

ユーザーレビュー

  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    実際山に行く身としては、山の怖さをしれば知るほど、バリ山行は無理かな、と思う気持ちはあるものの、山登り、山遊び、山に収穫、果ては山岳信仰。懲りずに何故山に行く?と聞かれると、、誰も知らない自分だけの楽しみ方があり、唯一無二の場所、その得体のしれない安心感や冒険心で山に行きたくなる気持ちはわかります。
    非日常的なバリ山行の自然的描写も素晴らしく、家族もいて会社員として働く日常的な生活を対比させながら、現代社会の生きづらさを上手く文章にした作者に脱帽です。
    読んでよかった〜!

    0
    2026年09月30日
  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    芥川賞受賞作ということで普遍的に理解される評価がついた著作なのかなと思って読みましたが、この作品の細部は山をやらない人には分からないな、と予想とは逆の感想を持ちました。それでも評価されているのは、社会への閉塞感や葛藤というみんなが持っている心の声が主人公を通して鮮やかに聞こえるからだと思います。

    0
    2026年09月16日
  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    現実を忘れて没頭した。
    文章がすごい。山の感じや会社の感じがわかりやすく描写されていて、比喩などもあるんだけれど技巧を感じさせない、わざとらしさがなく、すらすら入ってくる感じ。
    山登りのことはよく知らないけれど、目の前に山を感じた。
    あと、妻のことは、私のことをよく見て、よく理解している人として描かれている。妻は主張はちゃんとするけれども、私に対して無関心なわけではなくちゃんとコミュニケーションをとろうとしていて、実際にありそうな夫婦の感じが描かれているなと思った。

    0
    2026年08月21日
  • カメオ

    Posted by ブクログ

    最高すぎる!今年読んだ小説のベストかも。
    こういう本が読みたかったんだと噛みしめながら読んだ!行け!行け!カメオ!!!

    0
    2026年08月10日
  • バリ山行

    Posted by ブクログ

    まさに圧倒的な「生」の実感

    生命の危機の前では日々の悩みもちっぽけに感じるっていうのは本当にそうなんだろうな。そこに魅了される気持ちもわかる気がした

    バリ山行とまでは行かないけど、自分もたまには自然に包まれて一体化しに行こうかな!

    0
    2026年07月16日

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