松永K三蔵のレビュー一覧

  • バリ山行

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    面白かった。
    現実を忘れて没頭した。
    文章がすごい。山の感じや会社の感じがわかりやすく描写されていて、比喩などもあるんだけれど技巧を感じさせない、わざとらしさがなく、すらすら入ってくる感じ。
    山登りのことはよく知らないけれど、目の前に山を感じた。
    あと、妻のことは、私のことをよく見て、よく理解している人として描かれている。妻は主張はちゃんとするけれども、私に対して無関心なわけではなくちゃんとコミュニケーションをとろうとしていて、実際にありそうな夫婦の感じが描かれているなと思った。

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    2026年08月21日
  • カメオ

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    最高すぎる!今年読んだ小説のベストかも。
    こういう本が読みたかったんだと噛みしめながら読んだ!行け!行け!カメオ!!!

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    2026年08月10日
  • バリ山行

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    まさに圧倒的な「生」の実感

    生命の危機の前では日々の悩みもちっぽけに感じるっていうのは本当にそうなんだろうな。そこに魅了される気持ちもわかる気がした

    バリ山行とまでは行かないけど、自分もたまには自然に包まれて一体化しに行こうかな!

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    2026年07月16日
  • バリ山行

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    ⚫︎受け取ったメッセージ
    安定した道を選ぶことは、本当に安全か?
    危ない道を選ぶことは、ただ無謀なだけなのか。

    ⚫︎感想
    会社の方向転換とバリ山行が並行構造になっていて、登山が仕事や人生のメタファーになっている。安定した道だと思えても、思わぬ出来事や責任が発生したり、バリ山行のような命懸けの道に生命の煌めきを感じたり、ながされるままに生きているようで無意識に選択していたり、人生ってやっぱり面白いものだと改めて感じた。

    バリをやっている妻鹿(めが)さんは、会社や人生の不安は、頭の中で増殖する幻のようなものかもしれないが、山では、目の前の危険に対して実際に身体を使って対処するしかない、と語り、

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    2026年06月28日
  • バリ山行

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    「山を登る話」だと思って読み始めたら、全然違った。
    派手な展開があるわけではないのに、ページをめくるたびに心が少しずつざわつく。山そのものよりも、人が抱える孤独や執着、社会の中で生きる息苦しさがじわじわと浮かび上がってくる。
    タイトルの「バリ山行」が最後には単なる登山用語ではなく、生き方そのものを象徴しているように感じられた。誰も歩かない道を選ぶことは自由なのか、それとも孤独なのか。読み終えた今でも、その問いが頭から離れない。
    文章は静かで淡々としているのに、不思議な緊張感が最後まで続く。一歩間違えれば足を踏み外す山道のような空気感が、読書体験そのものになっていた。
    読み終わったあと、しばらく

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    2026年06月26日
  • バリ山行

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    本物の恐怖は山にある、街にある恐怖は人間が想像で作り出しているものに過ぎない。山に入ってリアルな孤独、枠組みを外れてみたくなるんだな。バリ山行。
    上出遼平の歩山録にも描かれていたけど。山は死と隣り合わせで、ある種そういうヒリヒリ感とか魅力がやっぱりあるんだろうな。予測不能感。かなり体力的にも、きついし。戻った時にホッとするためにやってると彼は言ってたきも。
    しかしなあ、山に入って本物の恐怖を感じることは、逃げなんじゃないか、街の恐怖から目を背けてるんじゃないか。という論点は新しいなと思った。もちろん程度問題なんだろうけど。
    純粋に突き詰めるメガデスさんの、生き方に憧れるところもあるけど、本人は

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    2026年06月23日
  • バリ山行

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    バリ山行と言う言葉を初めて知りました。中小企業に勤める主人公たちの日常の仕事に纏わる悩みや不安と、登山で体験できる非日常が上手く描かれていて、面白かったです。
    ただ、仕事の辛さを忘れたくて現実逃避的に読書をしたい派なので、日常の仕事の辛さを突きつけられてしんどかったです笑。

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    2026年06月20日
  • カメオ

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    読みやすかった。
    実際に亀夫のような人がいたら面倒くさいのは間違いないのだか、本としては笑いながら読んだ。
    「カメオーッ❕️」
    カメオに対して情が湧きつつも飼ってあげられないジレンマは、ありえそうだと思う話だった。

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    2026年06月06日
  • バリ山行

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    不安感は「感」であって事実ではないというメガさんの言葉が心に残る。飄々と淡々としているメガさんは憶測や推測ではなく身体感覚が大事と思っているのかなと感じだが…いや、バリの最中に自分とひたすら向き合うことで得られるものは私にはわからないかもしれない。押し寄せる薮、ぱらぱらと溢れる岩のかけら、大滝の水飛沫、感覚が呼び覚まされるような本だった。

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    2026年05月27日
  • カメオ

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    いやあ、面白かった。
    芥川賞「バリ三行」に続き、松永K三蔵さんのデビュー作。

    ある時、急にある建築現場の進捗管理をすることになったロードバイクが趣味の主人公。
    しかしその建築現場の隣には厄介なクレーマーがいた。
    その名も亀夫。
    やんなるほど厄介だが、その男の傍にはただただおとなしく毎日を過ごしている見た目の変わった犬がいた…。
    そしてある時ひょんなことから、主人公はその犬の面倒を数日見ることになる。

    仕事のストレスは毎日のように振りかかり、住んでいる家はペット飼育禁止のマンション…

    バリ三行と同じく読みやすくテンポよくすいすい読めた。

    最後主人公と犬はどうなるのか

    犬になんだか自分の

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    2026年02月12日
  • カメオ

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    犬が出てくる小説ってことで選んだ本でした
    読んでよかったです

    工事現場に現れる近所のお爺さんいつもブサイクな犬を連れています
    突然そのお爺さんが亡くなって 犬を預かることになったところから 犬と主人公の話が面白くなっていきますね

    最後はよかったのか 悪かったのかよくわからないけど チョトだけ一緒にカメオ〜って叫びたくなりました。

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    2026年01月14日
  • カメオ

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    ■はじめに
    一気読みだった。140ページという中編の分量もさることながら、何より著者の文体が読み手を離さない。

    純文学にありがちな、内面へ内面へと沈み込む心象描写を、あえて前景化させずに、状況・行動・やり取りの積み重ねを通じて葛藤を遺漏なく描く。

    キビキビとしてソリッド。冷たくもなく、ハードボイルドにも偏らない、絶妙なバランス感覚が「一気読み」へと導いたと見る。さすがは「オモロイ純文運動」を提唱するだけあります!

    ■内容&構成
    ①前半─「お仕事小説」としての顔
    物語の前半、正確には1/3余りは建設現場を舞台にした、きわめて現実的な「お仕事小説」として展開。

    ここでの主役は隣人クレーマー

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    2025年12月23日
  • カメオ

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    著者、まつながけーさんぞうさんは

    ちょっと変わった名前なんですけど

    昨年、「バリ山行」で芥川賞を受賞された方で
    (↑ 読んでいませんけど)

    この本は、デビュー作らしく、

    先日、新聞で「面白くて哀しい」と書いてあって

    気になったので読んでみました。



    主人公、高見は、神戸の物流倉庫に勤務し

    新倉庫の建設の管理を任されることになった。

    しかし、建設用地の隣地に住む犬連れの男が

    何かと工事にクレームをつけてくる。


    厄介な男だなと思いつつ、

    日々対応に追われていたのだが

    ひょんなことから、なぜか、この男の犬を預かることに。。。


    そして、

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    2025年07月26日
  • カメオ

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    建築現場のクレーマーが、亀夫。その飼い犬がカメオ。話の舞台もごく身近でカメオの様子にもいちいち頷いて、「バリ山行」も一気読みだったが、こちらも一気に読んでしまった。

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    2025年06月30日
  • カメオ

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    「バリ山行」で芥川賞を取った著者のデビュー作。
    こちらはバイク、自転車。山が好きなのかな。
    そこに、工事現場の隣地のクレーマー「亀夫」さんとその犬が登場、
    バイクが趣味の現場監督に絡む。
    そしていろいろあって現場監督と犬「カメオ」の生活が始まる、、、

    きわめて日常。どこにも空想の世界はない。
    でもどこか非日常感が漂う。ドキドキする。引き込まれる。

    うまいなあ、この人。これからが楽しみだ。
    山以外の作品もでるのだろうか?

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    2025年06月07日
  • バリ山行

    匿名

    購入済み

    タイトルの意外性

    タイトルの意味がわからないまま読み進んでいく。
    途中でバリはバリ島ではないことがわかる。登山の話だったのだ。
    山の中の自然の描写、主人公を取り巻く環境、そして心の移り変わりが丁寧に描かれていて一気読みした。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2025年03月06日
  • カメオ

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    二体のカメオ(人と犬)に振り回され、窮地に追い込まれてゆく高見。意想外にも人のカメオには解放されるのだが…カメオを飼うか、放つか。二択のジレンマに揺れ動く高見の心。天使と悪魔の葛藤がリアル。彼に愚かな選択をさせることで、いかに人間が弱く、保身に走りやすい存在かを強調していた。ブルテリアのカメオ。可愛さ満点だった。

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    2025年02月16日
  • カメオ

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    ネタバレ

    めちゃよい。
    主人公の気の好さが滲み出ているし、あまりに普通。普通だからこそ、追い詰められた結果、犬を遺棄しようと思ってしまうし、逃げてしまった後になって後悔の念に襲われるんだと思う。
    誰にでも起こりうるエピソードだった。
    なんやろ、やっぱり理屈であれこれ考えるより、いやそれも大事なんやけど、直感に従うべき瞬間っていうのは人生にいろいろあるよな、と感じた。
    大袈裟かもしれないが笑。

    自転車仲間の野犬に追われたエピソードから始まり、主人公が会社に命ぜられて用途不明の倉庫を突貫で建てさせられる。その隣地のいちゃもん男・亀男が飼っているブルテリア。突然ぽっくり逝った亀男に代わって、ブルテリアを育て

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    2025年02月12日
  • バリ山行

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    芥川賞作品として、また自身の学生時代を過ごした六甲山麓に親しみを感じて手に取った。軽いトーンで始まる序盤から中盤、後半にかけては違う物語のように時間の流れも情景描写も変わる。正にバリ山行に入ってからは、時間が止まったようにバリの行為が描かれ、並行して所属する会社の不安=生活への不安、家庭の問題、などが主人公の感情として語られ、本作の主題的となるメッセージは前半部からは読み取れなかったことが分かる。終わり方への理解が十分読み取れるなかったのが、個人的な読解力不足として残念だった。

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    2026年07月25日
  • バリ山行

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    ネタバレ

    「バリ」の意味は「すごい」とか「めっちゃ」だと思っていましたw。
    六甲山が舞台でこの近辺に住んでいるので、知った地名がいくつも出てきました。私は車で行く派ですが…(六甲高山植物園とか)。
    妻鹿さんとの「バリ」の描写は気が付けばのめりこんでいました。六甲山にはロープウェーもありますが、その下に見える景色は結構危険だったんですね。
    「バリ」に同行した主人公は妻鹿さんにあたってしまうのですが、その後「バリ」に目覚め、妻鹿さんの気持ちが少しわかるようになる。妻鹿さんとはもう何もないのかと思われたその最後に、かすかな繋がりが提示され、すこしほっこりしました。

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    2026年07月23日