松永K三蔵のレビュー一覧

  • バリ山行

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    一般的な登山道ではなく、地図にもはっきり載らない「バリ」で山に登る職場の先輩と出会い、その理由や楽しさにふれる物語。なぜあえて困難な道を選ぶのか、職場での人間関係や困難への向き合い方とも重なり、次第に主人公はバリの魅力に気がついていく。

    舞台が私の地元の六甲山であり、自分も登山が趣味なので興味を持って読んだ。
    バリには、危険が伴うが自分の信じた道を進む面白さがあるのだと感じたが、それでも自分が実際にバリをやりたいとまでは思わなかったし、全体的に少しモヤモヤが残る印象だった

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    2026年02月01日
  • バリ山行

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    評価が難しい本。ワンゲル部なので、山に気持ちがついてはいったが、なぜバリなのか。破綻しそうな仕事とバリ山行がリンクしそうでしなかったような・・・。なんかモヤっしながらストーリーが終わってしまったような・・・・。うーん、悪くないけど読者に委ねすぎのような・・・。

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    2026年01月31日
  • バリ山行

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    audible⭐︎
    途中までは波多の心情に共感し、応援している自分がいた。
    妻鹿さんとのバリ山行中〜心情に変化がでてきたと思ったら…自我が強く想像力が足りない波多に少しがっかりした。
    妻鹿さんの感性に触れる方が私は心地良かった♡
    最後はもう少し波多の人生に触れたかった。

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    2026年01月23日
  • バリ山行

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    芥川賞受賞作とは意外な感じ。純文学作品という印象はあまりなく、一気に読めた。後半の”バリ山行”のシーンの描写では、沢の瑞々しい空気、藪の濃密な空気、時には危険な瞬間、主人公の疲労感など、見事に感じることができた。

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    2026年01月23日
  • バリ山行

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    六甲山でバリ(決められた登山道から外れたルートを自分で見つけて登る)する話。
    会社でのごちゃごちゃや家庭内のプレッシャーから逃れるように登山にのめり込んでいく。
    日常から逃れるために山に行くところに共感した。
    ちょうど六甲山に行く直前に読み始め、ついついバリの事を考えながら六甲山を歩いた。

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    2026年01月18日
  • バリ山行

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    自分の知らない世界を見させてもらって、惹き込まれるように読み切った。最後に含みを持たせているのが、心残りだった。

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    2025年12月11日
  • バリ山行

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    ネタバレ

    会社組織の中で誰とも連まず、黙々と仕事をする妻鹿は、山歩きもコースを外れて道なき道を進む「バリ」を好む。
    どうしてそんな危険な登山を好むのか。私にはわからず、妻鹿が得体の知れない人物のように思えたが、終盤、そんな見方が逆転した。
    仕事も山も、周囲に決められるよりも自分で決める。自分の信念の下に生きる方がスッキリする。
    潔いし、カッコいい。どんな条件でも生きて帰って来るバリ山行ができる妻鹿なんだから、生活もどうにかなるでしょ、と思うのはあまりにも楽感的過ぎるかしら。
    そしてしがらみだらけの羽多はどうするのかなぁ。バリの面白さに気づいたようだが…。
    含みを持たせる終わり方だった。

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    2025年12月06日
  • バリ山行

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    ネタバレ

    とても読みやすい文章で、さくさくと読めます。

    登山については、自分はやらないものの、動画等で楽しく鑑賞させていただいていて、バリ山行についても知ってはいたのですが、非難の対象にもなっている、というのは吃驚しました。たまたま私が見ていた動画UP主は、ルールをしっかり決めて、それを明言しつつ行動されている方ばかりだったからでしょうか。コメント欄等も友好的なものばかりだったので、初めて知りました。
    舞台になっている西宮・芦屋は知っている場所でもあるので、風景を思い出しながら楽しく読ませていただきました。

    一方、出てくる人物全員が序盤からどうしても好きになれず、一人称な分、主人公に感情移入も出来な

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    2025年12月03日
  • バリ山行

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    ようやく読めた。
    山登りとは縁がないものの、「バリ」の持つ危うさ、正統派から煙たがれる雰囲気はなんとなくわかった。その危うさと、会社を取り巻く流れとのコントラスト。良かった。

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    2025年11月30日
  • カメオ

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    ネタバレ

    主人公の兄に選ばれなかったカメオと、カメオに選ばれなかった主人公。一人と一匹が同じ様に野山を駆ける。という構図が良い。

    正直に言えば、私が「犬を捨てる話」で思い出すのが太宰の畜犬談。あれは別れ際が凄く好きだったため、この二人はどうなるのだろう、と勝手にハードルを上げてしまっていた。さらりと終わる2人の関係性に少し消化不良を覚えてしまった。

    カメオの飼い主である亀夫の語られない背景が気になった。
    自分を工事現場の人間だと思い込んでいたこと、まともに働いていないこと、以前は陸上自衛隊に所属していた事、それでも犬には良いものを食べさせていたことなどが語られる。本作では悪役でしかなく、因果応報も食

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    2025年07月07日
  • カメオ

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    バリ山行が面白かったので

    愛犬家のひとが読んだら眉をひそめる内容ですが、面白かった

    犬を飼いはじめて1年くらい、いろいろな発見があり、ペットがはやってる訳がおぼろげに分かった気になります

    作者の書きたいものが次作と地続きなのが感じられてさらによかった

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    2025年04月06日
  • カメオ

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    人のイイお人好しの男と………………
    飼い主に雑に扱われてきた犬………………
    可笑しくも切なくもあり………………
    感想は 『行け!行け!カメオ!!』 だな(^^)

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    2025年04月05日
  • カメオ

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    バリ山行きが面白かったので。工事に立ちはだかるカメオと犬。妨害に辟易していたがカメオは突然死。残された犬の処遇にてんてこ舞いする高見。ペット禁止の部屋で息を潜める2人暮らしをするが、、ドタバタぶりがなんとも面白い。選択肢はなかったのか、最後のやり方には納得が行かないし、エゴ過ぎる高見にも残念。

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    2025年03月05日
  • カメオ

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    ネタバレ

    工事現場の隣りに住むクレーマーの亀夫、ある日犬を残してポックリ死ぬ。ロードライダーの主人公がやむなく預かってのてんやわんや。ペット不可のマンションでの生活などペットを安易に飼うことについて考えさせられる。この主人公、少し気は弱いけど人はいい。カメオは自由に生きてるのか、野犬は怖いけどカメオが野原山野を駆け回るのは良かった。

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    2025年02月08日
  • カメオ

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    ネタバレ

    タイトルはそう結びつくのか・・・納得(笑)

    芥川賞を受賞したバリ三行と同じ匂いがする。
    とことん追い詰める人がいる。

    野犬から始まるくだり、きちんと完結している。
    人の好さが自身を追い詰める、プチホラーでもある(笑)

    次回作の人物像に期待したい。

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    2025年02月04日
  • カメオ

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    犬との距離感を楽しめる本

    兵庫を舞台にしている小説で地名などスッとイメージできました。
    また、工事現場の近隣方々との距離感など、普段では想像できない業界の雰囲気を味わえる感じがリアルでよかった。

    ただし、メインは主人公と犬との少しずつ縮まる距離感がほっこりして楽しめます。
    そして、最後の主人公と犬との出来後がどうなるのか・・・
    気になってページを捲る手が止まりません。

    本書はページ数が多くないのでさらっと読めるのも魅力でした。
    犬好きにはこの距離感が面白くていいと思います。

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    2025年01月26日
  • カメオ

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    読みながら、高齢者(飼い主)が犬より先に亡くなった場合、ほんとどうなるんだろうって悲しくなった。
    主人公は、突然に科された「犬」をどうするか真摯に真面目に不器用ながら自己解決しようと努める姿に共感を覚えた。

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    2025年01月25日
  • カメオ

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    バリ山行も面白かったがこちらも良かった。どちらも力強い(生きることに対して)、そんな印象を受ける作品。

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    2025年01月12日
  • カメオ

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    『第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。』

    かかりつけの整形外科医院で
    「あっ、バリ山行の人や」
    とお借りしてくる。
    何しに行ってるのか?私

    『不条理な可笑しみに彩られた』とあるが
    うーん、
    なんかグルグル回ってて
    犬カメオが切なくって
    人って勝手だなあ

    カメオに共感してしまって……

    前作は山登り、今回はロード
    タフだなあ

    ≪ ペーソスに 満ちすぎてるよ 犬文学 ≫

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    2025年01月10日
  • カメオ

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    ネタバレ

    まず書き出し、松永K三蔵氏は山歩きだけでなくバイクもこなすのか…これはかなりのレヴェルで乗っているサイクリストしか描けない情景だぞ…と、同じくロードバイクに乗る末端の一人として、その実力にひれ伏すことから始まった。
    そして「バリ山行」と同様、私が個人的によく知るエリアが出てくるので、とても馴染み易い。

    ラストに至る展開に関しては、この小説を文学作品として成立させるために必要な通過儀礼なのだということは頭では分かるが、バカの付く犬好きとしては理屈を超越して生理的に受け容れ難い…。
    また、その文学的な効果についても、高見が憤懣を抱えていく過程があっさりし過ぎているように感じた。
    会社員を主人公に

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    2025年01月06日