松永K三蔵のレビュー一覧

  • カメオ

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    「カメオ」は読む前と24頁あたりで頭の中で発音が変換した・・・。
    これは狙いか?

    前作もそうだったけど、今作も「何でこんなに面白いんだろう?」と思いながらも一気読みしてしまった。
    作者との相性ってあるのかな。
    主人公と私は何1つ共通点はないけど、共感できてしまう。特に劇的な盛り上がりがある訳でもないが、ずっとハラハラドキドキだ。
    リアルな人生ってハッピーエンドもバッドエンドもない。平凡だけど面白い。それを体感させてくれる作品だと思う。

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    2025年04月14日
  • カメオ

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    法律とか、社会規範とか、社内規定とか、明文化されたルールから取り溢れた問題への対応を間違えて、どんどん出口が塞がれていく話。

    設定されているルール無視で怒鳴り込んでくるクレーマーや言葉の通じない奴がノルマの障壁になっているときに、ルール通りに進めていると締め切りに間に合わないので、ルールからは少し逸脱するがその方がコストがかからずに解決できる、っていう方法があると、現場としてはそれを選ばざるを得ないときがある。
    とても小さな嘘を吐いてしまうようなものだ。
    でもその嘘と現実の整合性を保つために立ち回っていると、さらに厄介ごとがまとわりついてきて、仕事のためについた嘘に気がついたら自分の私生活が

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    2025年01月13日
  • バリ山行

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    山とは普段は縁がないのだが、先日片道1時間半の登山をしてヒィヒィ言っていたところだったので、身体を動かす感覚などを想像しやすく楽しく読めた(バリ山行はとても出来やしないが)。

    先行きの不穏な会社の中でうまくやりたい主人公・波多は少し気負いすぎじゃないかと思ったが、誰しも余裕がない時はこんな感じだろうか。藪の中を突き進む不安感が先の見えない社会生活とも被り、読者である私たちも雑木林の中で戸惑う。進める方向を地道に探り、斜面を攀じ登っていく妻鹿さんのような人はきっと強いだろう。

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    2026年03月18日
  • バリ山行

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    なんて言えばいいんだろう、主人公の仕事と登山から人と会社を読む本なのかなと思った。
    人の描写がどうも生々しさを感じて良い、それが登山と仕事での風景を通じて描写されるからテンポがいいのかなって。

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    2026年05月17日
  • バリ山行

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    バリ島じゃなくてバリエーションルート登山でした
    著者は六甲山の森の中をうろうろしているんですね
    登山中の妻鹿さんは野生動物のようでかっこいいと思いました
    波多さんはもっと育児しないとね

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    2026年05月08日
  • バリ山行

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    職場で似た立場にいる人は多いのではないだろうか。主人公やメガさんのその後を色々考えてしまうが、これと容易に想像できないところがいいのか…バリやってみたい

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    2026年04月26日
  • バリ山行

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    再就職した会社の仲間と登山へ行く波多。一緒になった妻鹿は、少し変わった登山を好む。バリ山行、バリエーションのある山行。普通の登山道ではないルートを好む。
    経営不安な会社の方向性に揺れる波多。バリ山行に惹かれていく波多。向かう先は…

    山行の小説かと思っていたら、意外と会社員の生き様だったりして…。面白かったけど、子どもを奥さんに任せ過ぎな波多にイラっとした。

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    2026年04月06日
  • バリ山行

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    揺るがない軸がある人ってかっこいいよね。
    死に近づいたけど生きていた、という体験をすると、他のことがちっぽけに思えるのもありそう。

    バリエーションルートでの山行、ハマったら確かに抜け出せなさそう。
    家族はヒヤヒヤだろうけど…

    自分の中で何が大事か、何を大事にしたいかを見極めるのは大事だろうなと考えさせられた。

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    2026年03月31日
  • バリ山行

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    漢字が難しかった!!調べながら頑張って読みました。
    一般的な山登りにのめり込んでいく中で、バリ山行ハイカーメガさんに出会い、バリの世界に足を踏み入れていく...

    山登りの描写が細かくて険しい様子がありありと思い浮かべられた。表現がかなり難しかったけど!
    山登りを通して考え方がぐらついていく感じが面白かったです。
    バリ山行で自分と向き合うってなかなか興味深い。自然にはそんな力もあるんだろうなと妙に納得させられた。

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    2026年03月16日
  • バリ山行

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    こんな山歩きがあるとは知らなかった。会社勤めは大変だ。だが波多さん「こんないい妻いないよ、もっと大事にしなさい!」といいたい。
    妻鹿さんにも、ピックステッキ返してほしい。
    いろいろと主人公にツッコミまくり、読めない漢字は調べたり……なかなか面白かったが、終わり方はいまいちスッキリしなかった。

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    2026年03月09日
  • バリ山行

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    バリ山行、バリってなんやねん。海外か、海外の山登るんか?そう思っていたのですが、中身は会社のメンバーで六甲山を登るところからスタートしてました。海外はおろか、舞台は六甲山。バリとはバリエーションのこと。登山道ではない道を行く。ルートを外れた道を行く人たちがいて、その人たちの思いを本人と他人の視点から建前と本心とで描かれていたと思う。
    この本、そもそもバリ(というか険しめの山)の知識がないと脳内再生が難しく、多少登山をする程度の私ではまだまだダメでした。
    一回で悟りきれなかったのと、ボリュームがないことから、スルメしても良いかもしれない。

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    2026年02月19日
  • カメオ

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    ネタバレ

    日常を少し色付けた話で建築中の現場に現れるクレーマーのお爺さん、カメオとの対応からクレーマーカメオの犬を引き取ることから犬の名をカメオと呼びペット禁止ゆえに捨てに行きカメオに似た犬を見つけカメオと叫びながら追いかけてカメオと仲間から命名された人生。
    小野不由美氏を読んだ後なので虚脱感からか、花粉の季節だからか字を追っただけになった。
    一日中何もしたくない日でもあった。

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    2026年02月15日
  • バリ山行

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    この小説は2024年上半期の芥川賞受賞作。近年話題となった芥川賞受賞作は、つい『人間が壊れているのではないか』と思ってしまうような作品が多い。その点、この小説はそんな作品と違って『ごく普通の人間』、つまり愚かで気の弱い、それ故会社内での付き合いや営業成績に一喜一憂している普通の会社員が主人公。そんな主人公が心引かれた人間はバリ山行をしている先輩「妻鹿」。バリ山行とは一般的な登山道ではなく、地図にないような場所を、ナビゲーションやロープワークなどの技術を駆使して登る登山スタイル、いわゆるルール違反的な登山スタイルだそうだ。当然 遭難のリスクも高い。
    主人公はその先輩に頼んで初心者でも出来そうなバ

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    2026年03月19日
  • カメオ

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    ネタバレ

    主人公の兄に選ばれなかったカメオと、カメオに選ばれなかった主人公。一人と一匹が同じ様に野山を駆ける。という構図が良い。

    正直に言えば、私が「犬を捨てる話」で思い出すのが太宰の畜犬談。あれは別れ際が凄く好きだったため、この二人はどうなるのだろう、と勝手にハードルを上げてしまっていた。さらりと終わる2人の関係性に少し消化不良を覚えてしまった。

    カメオの飼い主である亀夫の語られない背景が気になった。
    自分を工事現場の人間だと思い込んでいたこと、まともに働いていないこと、以前は陸上自衛隊に所属していた事、それでも犬には良いものを食べさせていたことなどが語られる。本作では悪役でしかなく、因果応報も食

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    2025年07月07日
  • カメオ

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    バリ山行が面白かったので

    愛犬家のひとが読んだら眉をひそめる内容ですが、面白かった

    犬を飼いはじめて1年くらい、いろいろな発見があり、ペットがはやってる訳がおぼろげに分かった気になります

    作者の書きたいものが次作と地続きなのが感じられてさらによかった

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    2025年04月06日
  • カメオ

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    人のイイお人好しの男と………………
    飼い主に雑に扱われてきた犬………………
    可笑しくも切なくもあり………………
    感想は 『行け!行け!カメオ!!』 だな(^^)

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    2025年04月05日
  • カメオ

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    バリ山行きが面白かったので。工事に立ちはだかるカメオと犬。妨害に辟易していたがカメオは突然死。残された犬の処遇にてんてこ舞いする高見。ペット禁止の部屋で息を潜める2人暮らしをするが、、ドタバタぶりがなんとも面白い。選択肢はなかったのか、最後のやり方には納得が行かないし、エゴ過ぎる高見にも残念。

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    2025年03月05日
  • カメオ

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    ネタバレ

    工事現場の隣りに住むクレーマーの亀夫、ある日犬を残してポックリ死ぬ。ロードライダーの主人公がやむなく預かってのてんやわんや。ペット不可のマンションでの生活などペットを安易に飼うことについて考えさせられる。この主人公、少し気は弱いけど人はいい。カメオは自由に生きてるのか、野犬は怖いけどカメオが野原山野を駆け回るのは良かった。

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    2025年02月08日
  • カメオ

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    ネタバレ

    タイトルはそう結びつくのか・・・納得(笑)

    芥川賞を受賞したバリ三行と同じ匂いがする。
    とことん追い詰める人がいる。

    野犬から始まるくだり、きちんと完結している。
    人の好さが自身を追い詰める、プチホラーでもある(笑)

    次回作の人物像に期待したい。

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    2025年02月04日
  • カメオ

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    犬との距離感を楽しめる本

    兵庫を舞台にしている小説で地名などスッとイメージできました。
    また、工事現場の近隣方々との距離感など、普段では想像できない業界の雰囲気を味わえる感じがリアルでよかった。

    ただし、メインは主人公と犬との少しずつ縮まる距離感がほっこりして楽しめます。
    そして、最後の主人公と犬との出来後がどうなるのか・・・
    気になってページを捲る手が止まりません。

    本書はページ数が多くないのでさらっと読めるのも魅力でした。
    犬好きにはこの距離感が面白くていいと思います。

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    2025年01月26日