松永K三蔵のレビュー一覧

  • バリ山行

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    登山は人生みたいなものだなと改めて思った
    山頂に到達するためにはいろんなルートがあり、そこには人が整備してくれた。歩きやすい道誰も入っていない獣道、目的を変えれば山頂というものがゴールではなく、ただ、歩くことがゴールにもなる。
    しんどいルート歩けばその分だけ。もちろん疲労度は高い。でも、その後に人が整備してくれた。道歩けば何の変哲もなく、すごく歩きやすい。

    登山に行ってからといって現実のことを忘れるわけではない。むしろふと考える瞬間にわんわを知らせてくる。でも自然の中で自然を目の前にのことを思っても本当の危機だったりとか、不安には比べて。自分の現実の世界で起きている不安は小さく思える。

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    2026年02月23日
  • カメオ

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    いやあ、面白かった。
    芥川賞「バリ三行」に続き、松永K三蔵さんのデビュー作。

    ある時、急にある建築現場の進捗管理をすることになったロードバイクが趣味の主人公。
    しかしその建築現場の隣には厄介なクレーマーがいた。
    その名も亀夫。
    やんなるほど厄介だが、その男の傍にはただただおとなしく毎日を過ごしている見た目の変わった犬がいた…。
    そしてある時ひょんなことから、主人公はその犬の面倒を数日見ることになる。

    仕事のストレスは毎日のように振りかかり、住んでいる家はペット飼育禁止のマンション…

    バリ三行と同じく読みやすくテンポよくすいすい読めた。

    最後主人公と犬はどうなるのか

    犬になんだか自分の

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    2026年02月12日
  • バリ山行

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    前職の内装リフォーム会社をリストラされ、建装会社に転職して二年。波多は同僚からの誘いで六甲山登山に参加する。社内登山グループは登山部となり、親睦を深める為の活動を続けることに。そんな中、職人気質が故に会社で孤立している妻鹿があえて登山路を外れる「バリ山行」をしていると知るーーー

    本書の帯に書かれた「オモロイ純文運動」という文言に、勝手に期待してハードルを上げていたのだけど、悠々と超えてきた。凄い面白かった。
    いわゆるお仕事小説と言われる小説は、社会人である主人公が会社の危機や変化への対応に苦労する様が描かれ、それでもなお日々懸命に働き、生きる事の大切さや、家庭を守る人々の心情が描かれる。本作

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    2026年02月11日
  • バリ山行

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    芥川賞ではあるが、読みやすく面白かった。
    一気読み。
    社員50人ほどの建物修繕会社。ほそぼそと元請けとして頑張るか、大手の下請けになるか…
    会社の行く末を案じ落ち着きのなくなる社員が増える中、ひとり恬淡に仕事をする妻鹿さん。


    【恬】 てん
    意味: 心が落ち着いている、やすらか

    【恬淡(てんたん)】: 物事に執着せず、あっさりしている様子



    そんな妻鹿さんは週末ひとり山に入る。
    普通の登山道ではない、道なき道をゆくバリルート

    安全性を考えたら、倫理性を考えたらおそらくアウトだ。
    でも、バリルートをゆく妻鹿さんは恬淡とはちょっと違う。

    自分の足音・呼吸と、山の音意外何も無くなる無の

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    2026年02月08日
  • バリ山行

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    自身も低山ハイクをしますが、バリ山行は危機感が優先し挑戦することができません。登山でも社会生活でも危機をどう捉えるか、考えさせてくれる作品でした。

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    2026年02月02日
  • バリ山行

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    山登りする自分(専ら危険の少ない一般的な登山コースだけだけど)としても、興味深くワクワクする山行が妄想体験できた。自分自身は趣味に命を賭けるのは駄目だという考え方だけれど、山は社会で悩んでることから離れることができるし、小さい事で悩んでいるなと感じることができる、というのを思い出した。
    クセのあるキャラクターは好きだな。
    それにしても、会社のトップの判断は…腹立たしい。

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    2026年02月01日
  • バリ山行

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    タイトルのバリ=バリ島のことかと思って、なんの前情報もなく読んでみました。
    結果的にとても良かったです。
    転職者なら経験するであろう新たな環境でどんなスタンスで進むか、探り探り模索する主人公 波多。
    社内登山部の活動に参加して、ベテラン社員 妻鹿(めが)さんのバリ山行のことを知り、他の部員同様に批判的な見方をしつつも気になる存在に。
    組織の新体制や、リストラのウワサなど、暗い雰囲気に包まれる社内。
    そんな時、波多は妻鹿さんに一緒にバリ山行に行かせてくださいと頼みます。
    一緒に行った登山で、波多が感じた恐怖とは。
    その後の妻鹿さんの行動に爽快感すら感じました。
    人生はまるで登山のようなもの、そし

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    2026年01月26日
  • バリ山行

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    読み終えた直後は、熊笹による切り傷やヘビや蜘蛛やマダニやその他ありとあらゆる不快なものの中へ好き好んで飛び込んでいく藪漕ぎという道楽のコンセプトに頭を焼かれたようになり、絶対に絶対に絶対に自分ではやらないが目も逸らせずにYouTubeで毎晩のように動画を漁った。国内の動画を見尽くして物足りなくなり、ふと思い立って海外のYouTuberにも手を伸ばし(bushwhackingと言うらしい)たが、熊笹から逃れられない日本の藪は世界最恐なのではという発見もあった。

    あれから1年ぐらい経つが、全国至るところに熊の出没した去年の秋は、メガさんどうしているだろと折に触れて思っていた。どうぞご安全に。

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    2026年01月25日
  • カメオ

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    犬が出てくる小説ってことで選んだ本でした
    読んでよかったです

    工事現場に現れる近所のお爺さんいつもブサイクな犬を連れています
    突然そのお爺さんが亡くなって 犬を預かることになったところから 犬と主人公の話が面白くなっていきますね

    最後はよかったのか 悪かったのかよくわからないけど チョトだけ一緒にカメオ〜って叫びたくなりました。

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    2026年01月14日
  • カメオ

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    ■はじめに
    一気読みだった。140ページという中編の分量もさることながら、何より著者の文体が読み手を離さない。

    純文学にありがちな、内面へ内面へと沈み込む心象描写を、あえて前景化させずに、状況・行動・やり取りの積み重ねを通じて葛藤を遺漏なく描く。

    キビキビとしてソリッド。冷たくもなく、ハードボイルドにも偏らない、絶妙なバランス感覚が「一気読み」へと導いたと見る。さすがは「オモロイ純文運動」を提唱するだけあります!

    ■内容&構成
    ①前半─「お仕事小説」としての顔
    物語の前半、正確には1/3余りは建設現場を舞台にした、きわめて現実的な「お仕事小説」として展開。

    ここでの主役は隣人クレーマー

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    2025年12月23日
  • カメオ

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    著者、まつながけーさんぞうさんは

    ちょっと変わった名前なんですけど

    昨年、「バリ山行」で芥川賞を受賞された方で
    (↑ 読んでいませんけど)

    この本は、デビュー作らしく、

    先日、新聞で「面白くて哀しい」と書いてあって

    気になったので読んでみました。



    主人公、高見は、神戸の物流倉庫に勤務し

    新倉庫の建設の管理を任されることになった。

    しかし、建設用地の隣地に住む犬連れの男が

    何かと工事にクレームをつけてくる。


    厄介な男だなと思いつつ、

    日々対応に追われていたのだが

    ひょんなことから、なぜか、この男の犬を預かることに。。。


    そして、

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    2025年07月26日
  • カメオ

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    建築現場のクレーマーが、亀夫。その飼い犬がカメオ。話の舞台もごく身近でカメオの様子にもいちいち頷いて、「バリ山行」も一気読みだったが、こちらも一気に読んでしまった。

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    2025年06月30日
  • カメオ

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    「バリ山行」で芥川賞を取った著者のデビュー作。
    こちらはバイク、自転車。山が好きなのかな。
    そこに、工事現場の隣地のクレーマー「亀夫」さんとその犬が登場、
    バイクが趣味の現場監督に絡む。
    そしていろいろあって現場監督と犬「カメオ」の生活が始まる、、、

    きわめて日常。どこにも空想の世界はない。
    でもどこか非日常感が漂う。ドキドキする。引き込まれる。

    うまいなあ、この人。これからが楽しみだ。
    山以外の作品もでるのだろうか?

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    2025年06月07日
  • バリ山行

    匿名

    購入済み

    タイトルの意外性

    タイトルの意味がわからないまま読み進んでいく。
    途中でバリはバリ島ではないことがわかる。登山の話だったのだ。
    山の中の自然の描写、主人公を取り巻く環境、そして心の移り変わりが丁寧に描かれていて一気読みした。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2025年03月06日
  • カメオ

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    二体のカメオ(人と犬)に振り回され、窮地に追い込まれてゆく高見。意想外にも人のカメオには解放されるのだが…カメオを飼うか、放つか。二択のジレンマに揺れ動く高見の心。天使と悪魔の葛藤がリアル。彼に愚かな選択をさせることで、いかに人間が弱く、保身に走りやすい存在かを強調していた。ブルテリアのカメオ。可愛さ満点だった。

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    2025年02月16日
  • カメオ

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    ネタバレ

    めちゃよい。
    主人公の気の好さが滲み出ているし、あまりに普通。普通だからこそ、追い詰められた結果、犬を遺棄しようと思ってしまうし、逃げてしまった後になって後悔の念に襲われるんだと思う。
    誰にでも起こりうるエピソードだった。
    なんやろ、やっぱり理屈であれこれ考えるより、いやそれも大事なんやけど、直感に従うべき瞬間っていうのは人生にいろいろあるよな、と感じた。
    大袈裟かもしれないが笑。

    自転車仲間の野犬に追われたエピソードから始まり、主人公が会社に命ぜられて用途不明の倉庫を突貫で建てさせられる。その隣地のいちゃもん男・亀男が飼っているブルテリア。突然ぽっくり逝った亀男に代わって、ブルテリアを育て

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    2025年02月12日
  • カメオ

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    ネタバレ

    面白くて一気読み!
    サラリーマンあるあるのシチュエーション、ノーと言えない性格、突然始まる犬との生活、とにかく色々ストレスの溜まる毎日。主人公に感情移入しながら読んだ。
    細やかな心理描写や風景描写が素晴らしい。ラストで主人公のストレスが発散される時、読み手のストレスも発散され、一緒に叫びたくなる。

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    2025年01月27日
  • カメオ

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    ネタバレ

    松永K三蔵さんの芥川賞の本を以前読んだ時にはお仕事小説を描くのが素晴らしい人だと思っていた。こちらも?と手に取ったらお仕事+ペットもあり、人間の良心に深く訴える部分もありで、これもまた心に残る一冊となった。
    ファンタジックな(?)結末だけど小説なら致し方ない。
    まだまだこの人の本を読んでみたい、つぎに繰り出すのは何か、楽しみにしたい。

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    2025年01月23日
  • バリ山行

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    ネタバレ

    六甲山、芦屋、など聞き馴染みのある場所が出て自分で歩いてる気になる。山で誰もいない場所でひとり飲む珈琲は最高ー!わかるわ〜〜!
    山を歩きながら仕事のモヤモヤ家庭のモヤモヤを考えるけど、そういった事に頭を悩ませることがどうでもいいようになる
    この本を読みながら体感出来た気がする。ラスト、主人公は安堵感を覚えたのか。ほっとした

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    2026年03月13日
  • バリ山行

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    面白かったです。
    バリ山行というタイトルからバリの意味は?
    と。ああそういう意味か、と。
    megaさん達の山登り。
    最後の終わり方。文体も、良かったです。

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    2026年03月11日