松永K三蔵のレビュー一覧

  • バリ山行

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    山登りする自分(専ら危険の少ない一般的な登山コースだけだけど)としても、興味深くワクワクする山行が妄想体験できた。自分自身は趣味に命を賭けるのは駄目だという考え方だけれど、山は社会で悩んでることから離れることができるし、小さい事で悩んでいるなと感じることができる、というのを思い出した。
    クセのあるキャラクターは好きだな。
    それにしても、会社のトップの判断は…腹立たしい。

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    2026年02月01日
  • バリ山行

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    タイトルのバリ=バリ島のことかと思って、なんの前情報もなく読んでみました。
    結果的にとても良かったです。
    転職者なら経験するであろう新たな環境でどんなスタンスで進むか、探り探り模索する主人公 波多。
    社内登山部の活動に参加して、ベテラン社員 妻鹿(めが)さんのバリ山行のことを知り、他の部員同様に批判的な見方をしつつも気になる存在に。
    組織の新体制や、リストラのウワサなど、暗い雰囲気に包まれる社内。
    そんな時、波多は妻鹿さんに一緒にバリ山行に行かせてくださいと頼みます。
    一緒に行った登山で、波多が感じた恐怖とは。
    その後の妻鹿さんの行動に爽快感すら感じました。
    人生はまるで登山のようなもの、そし

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    2026年01月26日
  • バリ山行

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    読み終えた直後は、熊笹による切り傷やヘビや蜘蛛やマダニやその他ありとあらゆる不快なものの中へ好き好んで飛び込んでいく藪漕ぎという道楽のコンセプトに頭を焼かれたようになり、絶対に絶対に絶対に自分ではやらないが目も逸らせずにYouTubeで毎晩のように動画を漁った。国内の動画を見尽くして物足りなくなり、ふと思い立って海外のYouTuberにも手を伸ばし(bushwhackingと言うらしい)たが、熊笹から逃れられない日本の藪は世界最恐なのではという発見もあった。

    あれから1年ぐらい経つが、全国至るところに熊の出没した去年の秋は、メガさんどうしているだろと折に触れて思っていた。どうぞご安全に。

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    2026年01月25日
  • カメオ

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    犬が出てくる小説ってことで選んだ本でした
    読んでよかったです

    工事現場に現れる近所のお爺さんいつもブサイクな犬を連れています
    突然そのお爺さんが亡くなって 犬を預かることになったところから 犬と主人公の話が面白くなっていきますね

    最後はよかったのか 悪かったのかよくわからないけど チョトだけ一緒にカメオ〜って叫びたくなりました。

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    2026年01月14日
  • バリ山行

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    正月休みは登山ものを2冊立て続けに。こちらは、芥川賞受賞作ということで、難解なんだろうな、と決めつけていた。装丁も、なんかね。でも、読み始めるとあっという間。旅やマラソンに並んで、登山は人生に喩えられるけど、困難を乗り越えて答えを見つける!というような単純な話ではなかった。それが、いい。そもそも、私たちは人生に意味を求めすぎなのだ。頑張ったり、それでも死にかけたり。その連続が生きていることなんだと思う。

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    2026年01月04日
  • バリ山行

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    芥川賞受賞作品
    難しいかと思いきや半日で引き込まれるように読めた作品。初めて読む作家さん。

    バリ山行とは山登りの正規ルートでなく、バリエーションルートで山を登る危険を伴う山登り。山登りのシーンは描写が細かく、本当に道なき山を登っているような気持ちになれた。
    この作品からわたしが読み取った事は、日常の暮らしもバリ山行のようなもの、先は心配しても分からない。、分からないことに無駄に悩むくらいなら目の前の与えられた仕事を黙々とこなして行くだけだ。

    最後の終わり方が絶妙に好きだった。

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    2025年12月24日
  • カメオ

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    ■はじめに
    一気読みだった。140ページという中編の分量もさることながら、何より著者の文体が読み手を離さない。

    純文学にありがちな、内面へ内面へと沈み込む心象描写を、あえて前景化させずに、状況・行動・やり取りの積み重ねを通じて葛藤を遺漏なく描く。

    キビキビとしてソリッド。冷たくもなく、ハードボイルドにも偏らない、絶妙なバランス感覚が「一気読み」へと導いたと見る。さすがは「オモロイ純文運動」を提唱するだけあります!

    ■内容&構成
    ①前半─「お仕事小説」としての顔
    物語の前半、正確には1/3余りは建設現場を舞台にした、きわめて現実的な「お仕事小説」として展開。

    ここでの主役は隣人クレーマー

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    2025年12月23日
  • バリ山行

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    ネタバレ

    読みやすくてすぐに読み終わった。
    登山道ではない山の中を登れそうなところを見つけて登っていくバリエーションルートに魅せられた人の話。

    妄想ではなく現実として生きるか死ぬかの場面に出会うのか社会的に生きているところでもがくのか自分は後者だけどホンモノがあるんだろうなと思う。

    面白かった

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    2025年12月05日
  • カメオ

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    著者、まつながけーさんぞうさんは

    ちょっと変わった名前なんですけど

    昨年、「バリ山行」で芥川賞を受賞された方で
    (↑ 読んでいませんけど)

    この本は、デビュー作らしく、

    先日、新聞で「面白くて哀しい」と書いてあって

    気になったので読んでみました。



    主人公、高見は、神戸の物流倉庫に勤務し

    新倉庫の建設の管理を任されることになった。

    しかし、建設用地の隣地に住む犬連れの男が

    何かと工事にクレームをつけてくる。


    厄介な男だなと思いつつ、

    日々対応に追われていたのだが

    ひょんなことから、なぜか、この男の犬を預かることに。。。


    そして、

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    2025年07月26日
  • カメオ

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    建築現場のクレーマーが、亀夫。その飼い犬がカメオ。話の舞台もごく身近でカメオの様子にもいちいち頷いて、「バリ山行」も一気読みだったが、こちらも一気に読んでしまった。

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    2025年06月30日
  • カメオ

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    「バリ山行」で芥川賞を取った著者のデビュー作。
    こちらはバイク、自転車。山が好きなのかな。
    そこに、工事現場の隣地のクレーマー「亀夫」さんとその犬が登場、
    バイクが趣味の現場監督に絡む。
    そしていろいろあって現場監督と犬「カメオ」の生活が始まる、、、

    きわめて日常。どこにも空想の世界はない。
    でもどこか非日常感が漂う。ドキドキする。引き込まれる。

    うまいなあ、この人。これからが楽しみだ。
    山以外の作品もでるのだろうか?

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    2025年06月07日
  • バリ山行

    匿名

    購入済み

    タイトルの意外性

    タイトルの意味がわからないまま読み進んでいく。
    途中でバリはバリ島ではないことがわかる。登山の話だったのだ。
    山の中の自然の描写、主人公を取り巻く環境、そして心の移り変わりが丁寧に描かれていて一気読みした。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2025年03月06日
  • カメオ

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    二体のカメオ(人と犬)に振り回され、窮地に追い込まれてゆく高見。意想外にも人のカメオには解放されるのだが…カメオを飼うか、放つか。二択のジレンマに揺れ動く高見の心。天使と悪魔の葛藤がリアル。彼に愚かな選択をさせることで、いかに人間が弱く、保身に走りやすい存在かを強調していた。ブルテリアのカメオ。可愛さ満点だった。

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    2025年02月16日
  • カメオ

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    ネタバレ

    めちゃよい。
    主人公の気の好さが滲み出ているし、あまりに普通。普通だからこそ、追い詰められた結果、犬を遺棄しようと思ってしまうし、逃げてしまった後になって後悔の念に襲われるんだと思う。
    誰にでも起こりうるエピソードだった。
    なんやろ、やっぱり理屈であれこれ考えるより、いやそれも大事なんやけど、直感に従うべき瞬間っていうのは人生にいろいろあるよな、と感じた。
    大袈裟かもしれないが笑。

    自転車仲間の野犬に追われたエピソードから始まり、主人公が会社に命ぜられて用途不明の倉庫を突貫で建てさせられる。その隣地のいちゃもん男・亀男が飼っているブルテリア。突然ぽっくり逝った亀男に代わって、ブルテリアを育て

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    2025年02月12日
  • カメオ

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    ネタバレ

    面白くて一気読み!
    サラリーマンあるあるのシチュエーション、ノーと言えない性格、突然始まる犬との生活、とにかく色々ストレスの溜まる毎日。主人公に感情移入しながら読んだ。
    細やかな心理描写や風景描写が素晴らしい。ラストで主人公のストレスが発散される時、読み手のストレスも発散され、一緒に叫びたくなる。

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    2025年01月27日
  • カメオ

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    ネタバレ

    松永K三蔵さんの芥川賞の本を以前読んだ時にはお仕事小説を描くのが素晴らしい人だと思っていた。こちらも?と手に取ったらお仕事+ペットもあり、人間の良心に深く訴える部分もありで、これもまた心に残る一冊となった。
    ファンタジックな(?)結末だけど小説なら致し方ない。
    まだまだこの人の本を読んでみたい、つぎに繰り出すのは何か、楽しみにしたい。

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    2025年01月23日
  • バリ山行

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    地図という"決められた枠"を脱け出し、目の前の出来事に自分の足で踏み出していく──その瞬間にこそ、本当の面白さが宿るのだと気づかされる。バリ登山と人生を重ね合わせた本作は、全編を通して前向きなエネルギーが満ち、生きることへの渇望を静かに燃やし続ける一冊でした。

    バリ登山というテーマ自体には賛否があるものの、「正しいかどうかではなく、行けるかどうか。行ける場所こそが自分のルートになる」という姿勢は、人生そのものに通じる力強いメッセージだと感じました。職場や家庭、人生の分岐点に迷いながらも前へ進む勇気をそっと後押ししてくれる作品です。

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    2026年02月01日
  • バリ山行

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    「人生、仕事か山ばかりじゃない。」
    と、誰か私の夫に言ってください。

    登山家のサラリーマン夫がうちにいるので、非常に面白く読ませていただいた。
    (※夫の場合:仕事<山)

    破天荒な夫ですら、バリは行かないらしいので、妻鹿さんはよっぽど変なんだと思う。実は、SNSで炎上したおかげで、儲けて退職というストーリーはないだろうか。

    波多さんは、もっと視野を広げて生きるといいのになと思うけれど、日本のサラリーマンはこういう波多さんの考え方が王道なのかもね。

    王道を行かなくても、何とかなるけど、バリは困難な道だね。

    『バリ山行』の続きをもっと読みたい。

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    2026年01月10日
  • バリ山行

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    山岳小説という看板だけで避けて読まずにいたが、思いの外、面白い小説だった。同僚の人物像もそれぞれ個性的に描かれている。今の子供達は山登りなどしないかもしれないが、六甲山は神戸に生まれた者にとって小学校に入学した時から高校を出るまで、幾度となくさまざまな登山道を通って登っている。決められた道から外れて歩いたことはないが、出てくる登山道の名称も馴染みのものばかりで、読んでいて楽しかった。妻鹿(メガ)という人物も魅力的だった。

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    2026年01月02日
  • バリ山行

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    「バリ」とは、登山における「バリエーションルート」のことで、舗装されていない道なき道を行くルートである。

    本物語では、「社会のルールに則った生き方」と「社会から外れた自分の信じる生き方」(=バリ)が対比されて描かれています。

    特に、社会での息苦しさを感じる人に刺さる作品だと思います。

    "主人公の波多は、職場での人間関係に馴染めずにいます。そんな折に、ちょっとしたきっかけから登山部に入ります。

    登山部は、同僚の松浦が仕切っています。松浦は安全第一をモットーに、入念に準備をして登山に臨むスタイルです。このら松浦のもと、同僚の登山部たちはワイワイ登山を楽しんでいます。

    新たな趣味

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    2025年12月27日