それは誠

それは誠

1,800円 (税込)

9pt

第169回芥川賞候補作に選ばれた、
いま最も期待を集める作家の最新中編小説。

修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。
その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、
えも言われぬ感動がこみ上げる名編。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「旅する練習」に続いて、2作目。
    高校生男子の語りで物語が進む。サリンジャーぽい青春小説。
    母を亡くした自分を育ててくれようとしたおじさんを訪ねる旅(修学旅行の自由行動時間をクラスメート男子と!)。
    親しくもないクラスメートが、だんだん親しくなっていく。「旅する練習」でも感じたけれど、前半の淡々とし

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    どこまで誠の文章を信用するかで、いろんな解釈ができる凄い作品だと思った。
    個人的には、たぶん誠は何らかの言語障害を持っていて、現実ではうまく人とコミュニケーションを取れない子なのではと思った。だから、パソコンで文字を打ち込んで会話するシーンもそうだし、松との関わり方もそうだし、相手を見て喋るシーンが

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    溺れている人がいたら、一緒に溺れてやろう。
    一緒に溺れてやろうって考えながら生きることは、どういう意味があるのか。
    溺れゆく1人に、一緒に溺れてやろうって6人。
    そこにあるのは優しさ?友情?
    そんなたいそうなものじゃなくて、ちょっとした相手への興味と、自分への興味なだけかもしれない。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    共に旅する友達でも他人でもない絶妙な距離感のクラスメイトたち。甘くて酸っぱいひそやかな恋心。家族と社会への諦観などなど、田舎の高校の空気感だったり、思春期の心の機微なんかが一人称の繊細な筆致で鮮やかに描き出されていて、ほうっと溜息が出た。たくさん小説を読んでいるわけでない自分でも、「上手いっ!!」と

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    学校をサボりがちで友だちのいない高二の僕は「東京修学旅行の思い出を忘れないうちに書き留めておこう」とパソコンに向かった。佐田誠の語り文は荒くザラついている。『旅する練習』と同じ著者なのか?と初めは違和感を覚えたが、(p.38)で一気に物語に引き込まれた。
    自由行動の希望地を「佐田くんの行きたいところ

    0
    2024年06月04日

    Posted by ブクログ

    スリルある冒険譚に緊張感が張り詰める場面もある中、青春真っ只中に感情の機微にほっこりと感動もさせられ、色んな感情が湧き出てきた。あくまで主人公が「書くこと」を通じて物語が語られる乗代雄介らしさも凄く良い味を出してして、余韻の残る読後感も爽やかで凄く心地よかった。名作。

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    人によって心を動かされる部分は違うことを改めて感じた作品だった。
     癖のある文章だなと思っていたが、最後まで読むとその癖があるから良いと感じた。
     最後になぜおじさんに会いたかったのかや松くんなどの対応などわかった時満足できる。
     溺れている人がいたら、助けることができる人間が理想だが、一緒に溺れて

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    良かった、やはり学校を舞台とする小説は個人的に好きで、彼の小説で描かれる、歳と思考がかけ離れているが一部抜けている部分のある愛らしいキャラクターが私は好き

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    旅する練習でもそうだったけど、この人の作品で出てくる土地とかをストリートビューでつい調べてしまう。誠たちがピザ食べながら会話した八ノ上横穴墓群、おじさんと会った後、みんなで線路沿いの道を歩きながら金網越しにみた西の空など。そこにいるはずもない彼らの影を見てしまう。高校生のこの時期にしかできない同級生

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    修学旅行の自由行動で離れて暮らすおじさんに会いに行く。クラスでも馴染めるやつなんていない、一人狼を気取っていたけど、会うためになんやかんやで協力してくれるクラスメイトと仲深まる青春ストーリー。

    一文が長くてよみにくいなと、最初諦めかけたものの、最後まで読んでよかった。ずるさや寂しさを飲み込めない高

    0
    2025年03月23日

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