二十四五
  • 値引き

二十四五

1,562円 (税込)
1,093円 (税込) 12月25日まで

5pt

第172回芥川龍之介賞候補作!

大事な人が、かつてここにいた
確かなしるしを何度でも辿る──

喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。
ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ待望の新作。

「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」

実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。
五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。

...続きを読む

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    112ページ
  • 電子版発売日
    2024年12月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

二十四五 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『旅する練習』を読んだ後、映画『海がきこえる』を観た後だったからか、語り手が男性だと感じたので、女性だと知った時驚いた。
    ものすごく感動するということではなく、ずっと平坦なんだけれどじんわりする感じがした。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    すっごく良かった。主人公が『違国日記11』読んでるっていうのが、BGMみたいに効いてくる。私はもう24も25も過ぎちゃったけれど、今読めて良かったし、また読みたくなる日が来るはず。妹の結婚式とか仙台行った時とか。それまでとりあえず生きていこうか、と思えたかも。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    いや、えぐい
    これが芥川賞受賞してたらどれだけ本好きとして自信が持てたことか。
    文学的センスが好みでした。
    本筋には絡まない所作や視点の描写がすごく程よく、共感し、かといって本筋を損なわない、今までで一番好きな描写加減だったかもしれない。
    地元仙台ということもあるからなのか。すごく親しみを持てた。

    0
    2025年02月21日

    Posted by ブクログ

    いつまでも疼く痛みを、言葉のせせらぎが少しずつ押し流す。
    晴れ渡るほどではないけれど、差し込む光に目を細める。
    過去も内側も肯定し、収まるところへ揺すってくれる、出会えてよかった一冊です。

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    亡くなった叔母を想いながら弟の結婚式のため仙台へ行く姉。そこで出会った人々。なんて言うか、しみじみ良かった。

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    読んでいて気持ち良くなる文章なのが好み。「旅する練習」のような感じの作品だが、これと比べると衝撃度は小さい。ただし、文章の裏に隠されたものが読み取れなかったのかもしれない。東日本大震災と絡めた作品であり、そこがきっと何か重要な何かがありそう。主人公である姉(景子)と弟との関係、姉と叔母(故人)との関

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    仙台へ向かう新幹線の中で、ヤマシタトモコの『違国日記』の最終巻を読んでいましたよね、とショートヘアの女の子から声をかけられたところから物語ははじまる。

    『違国日記』も叔母と姪のおはなし。『違国日記』は、大切に読んだ漫画なので、最初からとても惹かれてしまった。

    弟のことを書いた「ヒヤシグマの生態」

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    弟の結婚式に出るため仙台にやってきた景子。叔母の死の喪失感から仙台を彷徨うような姿と知り合った女子大生との思いがけない交流。3日間の結婚式を挟む滞在の心情の変化がとても良かった。
    話全体の流れなどとても好きです。

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    弟の結婚式なのに、どこか浮かない景子。未だ叔母・ゆき江ちゃんを喪った悲しみが癒えず…具体的な思い出や言葉の描写がないにも関わらず、憂いを醸す筆力が見事。『十七八より』の続編だったとは知らず、本書を先に読んでしまった。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    説明がほとんど無くて、誰かの日常をバッサリ切り取ったような話。
    あらすじ言えないなあ。終わりも終わりの頃に、東北の震災の話?って身構えたら、そういうわけでもなくて安心したような、なんとも言えない感じ。相手が死んじゃったら、からのやりとりは、被災地出身の人と話すことがあったら感じる「ぞっとする」なのか

    0
    2025年11月13日

二十四五 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    112ページ
  • 電子版発売日
    2024年12月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

乗代雄介 のこれもおすすめ

二十四五 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す