旅する練習

旅する練習

704円 (税込)

3pt

4.0

第34回三島由紀夫賞、第37回坪田譲治文学賞、ダブル受賞!

中学入学を前にしたサッカー少女と、小説家の叔父。
2020年、コロナ禍で予定がなくなった春休み、
ふたりは利根川沿いに、徒歩で千葉の我孫子から鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出る。
ロード・ノベルの傑作! 第164回芥川賞候補作。

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旅する練習 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    練習の対義語は本番という言葉になると思うけど、僕たちの毎日、おおさげに云うと人生には、練習と本番なんていう区別はないのだと思う。
    もちろん大切な一日、重要な決定をする局面というのはあると思うけど、何をしても時計の針は戻らないしセーブポイントからリスタートできるわけもなく、僕たちが常に1回きりの時間を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    最近お名前を見かける作家さん。
    わたしにとっては、本作が最初の作品。

    姪の亜美(「あび」と読む)は、サッカー少女。
    中学受験が終わって、さあ、サッカーだと思ったタイミングで緊急事態宣言が発出され、チームが集まっての練習さえできなくなる。
    落胆する亜美を見かねて、叔父で小説家でもある語り手が、鹿島ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    ジーコの話に惹かれました。スポーツのなかでもサッカーだけはなぜか疎遠だったけれど、ジーコの本でも読んでみたくなった!

    誰もが知る日本の名所ではないけれど、地域の特性がよく描かれていて、情景や動物の観察力に長けている著者さんだなと思いました。そして、ちょこちょこ織り交ぜたコロナネタが、「あぁ、あの時...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    COVID-19が流行して休校になった中
    旅をする2人のストーリー。

    姪と叔父という関係の2人が
    自然や歴史、人との出会いを通して
    様々なことを感じていくのが好き。

    そういえばCOVID-19が流行した時
    私はまだ看護学生という立場でした。

    実習、国家試験、卒業式、入舎式、研修、、、
    様々なこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    何がどうなっても構わないような妙な気分で、
    自分の気持ちがどちらに転んで行くかもよくわからないまま、
    という表現が,何となく心に残り何度も読んだ

    ラストにさらりと書かれた衝撃は、消化出来るのかまだ分からない

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    亜美が唐突最終ページで交通事故で死んでしまうってどうかと思った。実在のモデルがいるのかな?
    「テストは3点、笑顔は満点、ドキドキワクワクは年中無休なの」

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    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    まず何よりタイトルが良い。作家の叔父とサッカー少女の姪は春休みを利用し徒歩で我孫子から鹿嶋への旅路を行く。道中で出会う女子大生との交流は少女に新たな気付きを齎し、各々は旅路の果てに人生の岐路に佇む。叔父が綴る旅の情景と心情、各地に根付く作家の言葉、地域の復興に貢献した名将の逸話といった要素が物語に彩...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年02月06日

    王道の感動もの。
    歩いて鹿島まで行くという、夜のピクニックと似た話ではあるものの中身は完全な別物。
    小学生の姪の天真爛漫で子供から色々を学ぶ大人の構図や、鳥にまつわる数々のエピソード。
    文章が全体としてまとまってつながりがあり、とても読みやすかった。文量もちょうどいい。
    途中からシリアス感もあり、気...続きを読む

    0

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