しろがねの葉

しろがねの葉

1,870円 (税込)

9pt

戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!

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しろがねの葉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    ウメは一体どうなってしまうのか
    先が気になり一気読み
    風景やそれぞれの登場人物の描写が丁寧で物語に入りこみやすかった
    ウメは決して幸せな人生 思うような人生ではなかったかもしれないけど
    喜兵衛やヨキ 隼人 おとよ 龍
    多くの人に守られ、愛にあふれる人生だったんだなぁと感じた

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    子として、女として、銀山で生きる者として懸命に生き抜くウメの姿が心に焼き付いている。育ての親喜兵衛の存在が希望なのか、はたまた呪縛のようにウメを離さないのも切ない。石見の風景が千早さんの繊細な描写で目の前に広がるようでした。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    石見銀山が舞台となり、そこで壮絶な人生をおくるウメとウメを取り巻く男たち。
    女であるウメの葛藤。
    黒い血を吐き、死んでいく男たち。
    とても心を揺さぶられた。
    この本を読んだきっかけは、6年ほど前だろうか。
    石見銀山に行った。
    その時はたいした知識もなく、なんとなく見ていただけ。
    今行ったなら、感じ方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    『ひきなみ 』からの千早茜さん。
    こんなにダイナミックな展開の物語を描く人だとは思わなかった。『ひきなみ 』で、桜木紫乃さんが帯を書いていたことも納得。
    気性の激しいウメという女、石見銀山で銀を掘る男たちと、そこに暮らす人々。広がる街、そして闇を深めていく間歩。その不穏な闇。暗闇でものを見ることに長...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    石見銀山で行きた一人の女の生涯を描いた作品。
    はじめは難しい言葉が多く読みにくさを感じたが、慣れて来るとさすが千早茜さん。
    読み始めると止まらなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月22日

    直木賞受賞。
    戦国末期に石見銀山の山師に拾われたウメの半生。しろがねの葉ちは銀を含む土地だと白く光るといわれる羊歯?のこと。
    夜目が効く娘という設定で何か超人的な活躍をする話なのかと思わせるが、そういうたん短絡的な話ではなかった。
    銀山に生きるしかない男たちと女たちの過酷な生活とそこに育まれる愛情、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    石見銀山で働く男は30歳まで生きられない。女は3度結婚して子供を産むという、そんな暮らしがあったことに驚く。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    一気読み。

    肺を病むとわかっているのに他に選択肢もなく、誇りを持って銀を掘り続ける銀山の男たちと、その側で生きる女性。子どもたちも男はやっぱり銀山に入る。

    命がけの、生きること自体の官能…、命を縮めるとわかっていながら、それでも生を確認し
    肯定するための官能かな…


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    Posted by ブクログ 2024年04月17日

    初めての作家さん。
    全体的に暗めではあったが、力強い作品だった。
    守り育まれる中で敬い憧れ慕い続けながらも、結ばれることのない愛。共に競い合いながら成長し、やがて夫となり家族となっていく、幼馴染との愛。自分の後を追いかけていた幼子が、いつしか全てを受け入れ包みこんでくれる存在となり、やがて身を委ねて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    理不尽はどこにでもある。
    諦めるほど素直ではないけれど、
    ウメの様に抗って闘って受け入れるほど強くもない私は、おとよが一番近いかなと思いながら読んだ。

    山陰に住んでた頃は地元過ぎて予約がいっぱいだった本書が、越してきた山陽では書庫に挿してあってびっくり。偶然かもしれないけどね。
    近くにいたのに結局...続きを読む

    0

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