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Posted by ブクログ 2024年04月01日
石見銀山が舞台となり、そこで壮絶な人生をおくるウメとウメを取り巻く男たち。
女であるウメの葛藤。
黒い血を吐き、死んでいく男たち。
とても心を揺さぶられた。
この本を読んだきっかけは、6年ほど前だろうか。
石見銀山に行った。
その時はたいした知識もなく、なんとなく見ていただけ。
今行ったなら、感じ方...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月27日
『ひきなみ 』からの千早茜さん。
こんなにダイナミックな展開の物語を描く人だとは思わなかった。『ひきなみ 』で、桜木紫乃さんが帯を書いていたことも納得。
気性の激しいウメという女、石見銀山で銀を掘る男たちと、そこに暮らす人々。広がる街、そして闇を深めていく間歩。その不穏な闇。暗闇でものを見ることに長...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月22日
直木賞受賞。
戦国末期に石見銀山の山師に拾われたウメの半生。しろがねの葉ちは銀を含む土地だと白く光るといわれる羊歯?のこと。
夜目が効く娘という設定で何か超人的な活躍をする話なのかと思わせるが、そういうたん短絡的な話ではなかった。
銀山に生きるしかない男たちと女たちの過酷な生活とそこに育まれる愛情、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月17日
初めての作家さん。
全体的に暗めではあったが、力強い作品だった。
守り育まれる中で敬い憧れ慕い続けながらも、結ばれることのない愛。共に競い合いながら成長し、やがて夫となり家族となっていく、幼馴染との愛。自分の後を追いかけていた幼子が、いつしか全てを受け入れ包みこんでくれる存在となり、やがて身を委ねて...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月16日
理不尽はどこにでもある。
諦めるほど素直ではないけれど、
ウメの様に抗って闘って受け入れるほど強くもない私は、おとよが一番近いかなと思いながら読んだ。
山陰に住んでた頃は地元過ぎて予約がいっぱいだった本書が、越してきた山陽では書庫に挿してあってびっくり。偶然かもしれないけどね。
近くにいたのに結局...続きを読む
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