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Posted by ブクログ 2023年12月30日
2013年に島清恋愛文学賞を受賞した作品です。
この賞は芥川賞や直木賞に比べると、あまりメジャーではないですが恋愛小説から選ばれる賞で、有名な方々が受賞されてます。
六つの短編集ですが、連作形式なので前作に登場した人物が次の話の担い手になってます。
好きな人になかなか本心をさらけ出せない、自身をみせ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月03日
とっても好きな作品でした。
結婚適齢期になって周りが次々と結婚していくなか焦る気持ちや、収入の安定しない形で夢を追う夫婦を「可哀想」に思いながらも羨む、とある女性の気持ち。家庭環境に難がありながらも必死に勉強をして有名国立大学に進学したものの、本当の自分を見られている気がしなくて、少しでも努力を怠れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月03日
美しく繊細な文章で描かれる、遺せないもの、がテーマの恋愛連作短編集。
丁寧な心情描写と、人のどうしようもない部分を共感性を持たせながら描いていくところが良かった。寂しさ、ままならない心、痕跡と、消えてしまうもの、それぞれの愛の形。仄暗く哀しい中にも、優しい煌めきを感じる物語で、恋愛の関係性において...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月28日
短編集であり、すべてのお話が絡み合っている。
そして、そこが非常に面白い。
星影って、そういえば深く考えたことがありませんでした。
影じゃないじゃん。。。
奥が深いです。
小説って、このようなところを深堀するところに醍醐味があるのかもしれません。
しかし、みんな影?陰?を持っているかも、です。
人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月07日
かたちの無い愛を、かたちのあるものに残すことに焦点を当てた短編集。
この作品の登場人物はどれも繋がっている。生きている空間(距離)がとても近くて各々に関わりがある。
でもそれぞれの空間(世界)は一つ一つ全く違って独立している。それでも浮遊した愛はなんだか似た存在のように感じる。
「ゆびわ」は特に鳥肌...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月13日
この著者さんを読むのは2作目。
前回読んだ高レビューの本は私には全く響かなくてレビューすら書かなかったけれど、この本は好き本だった。
読んでよかった。
ふくらはぎまで、生ぬるいヌルヌルした水でがんじがらめにされてるような登場人物たち。
でも空からはたしかに微かに光が降りていて。
将来をどうしていく...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月26日
ゆらゆらと掴みどころがなく得体の知れないモテオジリーマンが突然自殺するシーンがあって、ちょっと想像がつかなかったね。社会に疲弊しきって自殺するようなオジサンってもうちょっとこう、かっこよさとはあんまりかけ離れたイメージあるけど、この物語の中の彼はなんかめちゃくちゃモテてましたよ。そういうもんなの?知...続きを読む
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