しろがねの葉(新潮文庫)

しろがねの葉(新潮文庫)

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

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銀(しろがね)の光を見つけた者だけが、この地で生きられる――。父母と生き別れ、稀代の山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、石見(いわみ)銀山の坑道で働き始める。山に穿(うが)たれた深い闇に恐れと憧れを抱きながらも、そこに女の居場所はない。熱く慕う喜兵衛や、競うように育った隼人を羨むウメだったが、勢いを増すシルバーラッシュは男たちの躰(からだ)を蝕(むしば)んでゆく……。生きることの苦悩と官能を描く、直木賞受賞作。(解説・北方謙三)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    しろがねの葉(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1888769
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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しろがねの葉(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    直木賞にしては、個人的に読みやすいと感じた。闇を書けば書くほど生を感じる1冊 というあとがきに納得。

    あとは、女性の複雑な感情(父性と憧れ、 愛情とライバル心の狭間みたいな)の描写が上手いのかも。女性としてのキャリア面でのやりきれなさ、その一方で家庭を持てる満足感 とか。400年も前を舞台にしてるはずなのに、なぜか親近感がわく。

    そして、女性体と銀山洞窟を一緒と見立てたのがすごいな。。。改めて考えると共通点が多くて考えるほどエロさを感じる。どうやってこんな発想に至ったのか。。。
    ・掘り進めて探し当てる、でも掘り進める側が死ぬ
    ・respectが無いと悪い結果(死/無)となる
    ・冷たさと温かさ
    ・離れられない
    とかとか。。。

    0
    2026年10月11日

    Posted by ブクログ

    夜逃げの途中で山師に拾われた少女ウメの一生のお話

    女だから生きたいようには生きられない
    銀山に生まれた男たちもまた銀掘りという宿命から逃れられない

    それぞれに与えられた役割の中で生きるしかなく
    銀山に生きる人々は力強いんだけど諦めのようなものも見える

    山は富をもたらす一方で
    人の身体を蝕み命を奪い
    それでも人々をそこから離してはくれない

    そんな銀山を象徴するような しろがねの葉

    うつくしく
    おそろしく
    だからこそ抗いがたいほど惹きつけられる

    ずっとずっと同じようにはいられない
    人も山も

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    江戸時代末期の話ですが
    石見銀山で銀掘として働く男たちや
    こどもを産み育てる女たち
    女郎屋で生きる女たち
    の姿が 動きや匂いをもって
    描かれ、時代にタイムスリップして
    傍観しているような
    気持ちになりました。

    ウメが喜兵衛を思う気持ちは
    名前はなくても
    生涯を通じて 道筋であり光であり
    師範であり続けました。

    父親のように 伴侶のように
    慕う 大きな憧れのような
    喜兵衛という存在

    ウメを思い守りぬくと誓って
    銀掘として生き銀掘として
    逝った 隼人

    どちらもが、 ウメのため、その先の人生のために
    選んだ決意に胸が締め付けられました。
    人を愛するってそういうことなんですよね。


    ウメは 匂いや暗闇、音に 目、耳、鼻が効き
    上橋菜穂子さんの香君のアイシャの様な能力があるなと思いました。

    石見銀山にはこんな歴史があり、悲しみが
    雪のよう溶けたりぬかるんだり凍ったりまた積み重なったりしてきた人たちの
    生きていたた街がある

    ということを知れて良かったです。



    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    とにかく胸がぎゅうっとなり、泣いた。
    読み始めから読み終わりまででだいぶ印象を覆されました。
    夜目がきくというスペックをもった孤児の女の子(ウメ)が男社会で奮闘していくのか?みたいな印象で読み進めていましたが、間歩という闇をベースに、人が人に対して抱える情念みたいなものがいい塩梅で官能的に描かれていて、よくあるそっち方向じゃない話の広がり方にまるで葉脈のようだと感じました。

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    千早さんの紡ぐ世界はやはり繊細で、儚くて、胸がきゅうっと締め付けられるような切なさを覚える。

    銀の山を舞台に、間歩で生きる男たちと、それらにどうしようもなく惹かれながらも、女であるために同じようには生きられないウメ。
    どの人物もぶっきらぼうながらも愛に溢れていて、とても魅力的だった。

    長く生きられないと知りながらも、間歩に入り銀を求め続ける銀堀たち。
    夫が死ぬたびに他の銀堀のもとに嫁ぎ、男が生まれればまた間歩へと送り込む女たち。
    銀の山で命を繋いでいく覚悟や強さが物悲しい。
    子猿のようだったウメも立派にその環の一端となったことが、嬉しいような、切ないような。

    千早さんは色や香りの表現が美しいので、映像化されたら是非見てみたい。

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    「なにか縋れるもんを心の中に灯してないと呑まれるんじゃろうなあ」
    最初から話の中に引き込んでくれた。
    途中ウルッとするところもあった。
    個人的には隼人が好きだった。ウメに対しての愛情深さにキュンキュンさせてもらった。面白かった。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    千早茜にどハマりしたきっかけの作品。
    女という概念を人にするとウメになるというぐらい、自らの選択で人生を切り開いていくウメがカッコよくてまさにロールモデル、理想の女性像だった。
    しばらく余韻に浸かってて、いつもなら余韻がある時はまた二週目読むけど、二週目読んでしまってこの物語が全部理解できてしまったら勿体無いと思うぐらい面白かった。
    本の内容を忘れた頃にまた読みたい!!!

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    1日で読破
    女と男はいつまでもこうだね、、、、、、
    仕方ないものは仕方ない
    めまぐるしいほどのエネルギーのぶつかりと冷たいほどの自然の理

    最近読んだ本で1番面白かったいっきよみ

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    戦国末期の石見銀山を舞台に、幼くして父母と生き別れた少女ウメがたくましく生きていく物語。
    銀で潤う町の様子とは対照的な、まっ暗闇の坑道「間歩」(まぶ)。
    「信じるものがないとその闇は耐えられない」という喜兵衛の言葉から、そこに向かう鉱夫たちがどうやって自分を奮い立たせていたかを考えてしまいます。
    当時の鉱夫の平均寿命は30歳ほどだったとのことですが、そこに明るく健やかな女たちの存在は大きかったんだろうな。
    間歩の闇に魅せられ、恐れたウメ。
    目を覆いたくなるような酷い目にも遭い、胸にズシンとくる辛い場面も多いです。でも自分を見失わず、時にしたたかに立ち回るウメの姿に、どうか闇にのまれないでくれと願いながら読みました。
    ツツジや血の赤、夕鶴の白いうなじ、にぶく光る銀、そして間歩や闇夜の漆黒など、色の描き方もとても印象的。
    魅力的な登場人物も多いのですが、なんといってもヨキ。ヨキ何者。ヨキ気になりすぎる。ヨキに全部持ってかれた。

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    誰も入る隙のない2人で完結された空間に感無量。
    変えられない運命を嘆きながらも、やはり間歩から離れずに、男たちを最期まで支えたウメは、銀堀にはなれずとも確かに喜兵衛の手子だったと思う。
    胸が引き裂かれそうな闇の中でも、"おなご"として、母として、ひたむきに強く生き抜いたウメは
    とても美しく輝いていました。

    0
    2026年06月19日

しろがねの葉(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    しろがねの葉(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1888769
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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