魚神

魚神

440円 (税込)

2pt

かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。しかし、年頃になったふたりは離れ離れに売られてしまう。月日が流れ、島随一の遊女となった白亜は、スケキヨの気配を感じながらも再会を果たせずにいた。強く惹きあうがゆえに拒絶を恐れて近づけない姉弟。互いを求めるふたりの運命が島の雷魚伝説と交錯し…。

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魚神 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    互いの関係や世界観が独特だけどくせになった
    途中までやめようかと思っていたけど、最後まで読んでいた。後半がよかった

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    10年以上前に読んだことがあり、好きな世界観だったことを覚えていた。再読し、その感想は変わらなかった。読後の余韻がなんとも言えないほど素晴らしい。風景や心情の描写が美しい。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    千早茜さんのデビュー作『魚神』

    とても綺麗な御伽噺でした。
    遊廓という舞台が個人的に好きなのですが、さらに千早茜さんの美しい文章で読めたので至福の時間でした。

    お互いがお互いを恐れているっていうのが悲しい。
    相手に失望されたくないとか、そういう想いだからだろうか。
    白亜スケキヨも、別れた後お互い

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    これが千早茜先生のデビュー作とは驚きです。素晴らしい。
    「しろがねの葉」や「透明な夜の香り」の要素がこのデビュー作から詰まってました。
    遊女屋、暴力、苦しい生活の中で唯一無二の愛だけを頼りに生きる姉弟(実際は不明)のお話
    それほど多くないページ数だが内容が濃く壮大で大満足でした

    0
    2023年08月24日

    Posted by ブクログ

    魚の目を覗いてはいけないよ。人間とは心の作りが違うのだから。デンキは無い。夢は見られない。あるのはただ、水の臭いと、遊女屋の灯火-。

    『ひきなみ』に続いての千早茜san。本作で3作品となったので、ひさしぶりにカテゴリー追加となりました。

    「この島の人間は皆、夢を見ない。」から始まる物語。生ぬるい

    0
    2023年05月30日

    Posted by ブクログ

    閉ざされた島で、夢を見ることなく、己の運命を受け入れ生きる姉弟。生と死の間を漂い、行き着く先は__。湿度を感じる描写が多く、どこか血生臭く怪しげ。でも、不思議と頭の中には美しい情景が浮かぶ。千早さんのデビュー作であり、唯一無二の世界観を堪能しました!

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    表紙の絵、そのままのイメージの本。白亜とスケキヨ姉弟。いつの時代か、どこの国なのか。異国であり身近な国のような。描写が怖いのに美しくて、読後の余韻にぼうっとなる。紆余曲折ありお互いの結びつきに、最後ホッとした。目が離せない惹きつけられる物語だった。

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    千早さんが描く男性はなんでこんなに魅力的なんだろう。
    名前を呼ぶ、ただそれだけで分かり合えるほどの繋がりがとにかく尊い。
    いつの時代の、どの国かもわからない世界だけれど情景を表す描写が繊細で美しくて、引き込まれずにはいられなかった。

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    装丁が気になって、手に取った本でした。
    場面だけでなく、感情の描写も濃厚な一冊でした。
    例えば、ぬるく濁った川面で大型の古代魚が無感情に目の前を横切るような体感した事のない畏怖がありありと想像できる感覚がありました。
    感情や情事もぶつかり合いますが、どこか儚げで俯瞰的に主人公の白亜が捉えているのが印

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    圧倒されるカバーが印象が強くて手に取りました。序盤はファンタジーを思わせるような展開でしたが…これはミステリーなのでは?容赦ない表現もありますが、読みやすくてどんどん引き込まれてしまいます。欲を言えば、主人公以外のエピソードが物足りなかったです。

    0
    2023年12月17日

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