魚神

魚神

作者名 :
440円 (税込)

2pt

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作品内容

かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。しかし、年頃になったふたりは離れ離れに売られてしまう。月日が流れ、島随一の遊女となった白亜は、スケキヨの気配を感じながらも再会を果たせずにいた。強く惹きあうがゆえに拒絶を恐れて近づけない姉弟。互いを求めるふたりの運命が島の雷魚伝説と交錯し…。

魚神 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    これが千早茜先生のデビュー作とは驚きです。素晴らしい。
    「しろがねの葉」や「透明な夜の香り」の要素がこのデビュー作から詰まってました。
    遊女屋、暴力、苦しい生活の中で唯一無二の愛だけを頼りに生きる姉弟(実際は不明)のお話
    それほど多くないページ数だが内容が濃く壮大で大満足でした

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    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    魚の目を覗いてはいけないよ。人間とは心の作りが違うのだから。デンキは無い。夢は見られない。あるのはただ、水の臭いと、遊女屋の灯火-。

    『ひきなみ』に続いての千早茜san。本作で3作品となったので、ひさしぶりにカテゴリー追加となりました。

    「この島の人間は皆、夢を見ない。」から始まる物語。生ぬるい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月09日

    今まで読んだ小説の中で一番好きな一冊。
    中毒性のある一冊。
    白亜とスケキヨに会いたくて、何度も読んでしまう。

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    Posted by ブクログ 2023年05月06日

    「しろがねの葉」がすばらしく良かったので、千早さんの作品をもっと読みたいと思い、魚神を手に取った。
    とてもふしぎなファンタジーのような、文学作品のような、独特の千早茜の世界にどっぷりとひたることができた。
    言葉遣いが卓絶。描写がとてもていねいに描かれており、最近流行りのキャラ重視小説とはまったく違う...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月15日

    白亜とスケキヨはどんな汚い環境でも美しく特別な存在感
    二人が最後に会った時から二人の時間は止まったままだったように見える
    妖艶で幻想的で切なくて読んだ後も余韻に浸りたくなる作品でした

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    Posted by ブクログ 2021年10月10日

    読んでる間中色んな匂いがした。
    一気に読んでしまったあと、余韻が長く残る。

    こんなに面白い本を何故読まなかったんだろう。
    白亜儚い。
    剃刀男さん男らしくて好き。
    小舟のおじさんも一生懸命で好き。
    スケキヨもかっこいいから好き。
    みんな好き。

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    Posted by ブクログ 2021年01月06日

    夢中で読んじゃった…

    千早さんさあ…「求め合ってるのに素直になれない男女」めっちゃ出すやん……何なん、サディストなん?
    ほんであんなにも食べ物の描写が素敵なのに、今回全然出てこなかった。

    蓮沼、実写化するなら伊勢谷友介がいい。スケキヨは吉沢亮で。

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    Posted by ブクログ 2020年04月19日

    千早茜さんの作品へは絶大な信頼を置いてるけど例に漏れず面白かった…!
    遊郭の話は現実にこんな世界があったと思うとあまり楽観的には読めないけど、情景が綺麗で映画みたいな雰囲気。

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    Posted by ブクログ 2019年10月16日

    千早茜さんワールド全開な作品。

    幻想的で、肌に張り付くような気だるさと
    そこに自分が引き込まれてしまう妖しい空気感。

    この手の作品が大好きなので
    千早茜さん作品に夢中です。

    ホントに感動して心に残る本って
    レビューすら書けない。
    書くのがもったいない(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    全体的に物静かで綺麗なお話でした。千早茜さんの作品はセンスがいいというか、言葉選びとか雰囲気が垢抜けていてかつ色っぽくて好きです。
    一気に読ませるような勢いはないのですが、徐々に不思議な世界観に引き込まれていきました。

    映像作品になったらぜひ見てみたいです。
    蜷川実花さんが監督されたさくらんがイメ...続きを読む

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