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かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。しかし、年頃になったふたりは離れ離れに売られてしまう。月日が流れ、島随一の遊女となった白亜は、スケキヨの気配を感じながらも再会を果たせずにいた。強く惹きあうがゆえに拒絶を恐れて近づけない姉弟。互いを求めるふたりの運命が島の雷魚伝説と交錯し…。
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Posted by ブクログ
これが千早茜先生のデビュー作とは驚きです。素晴らしい。 「しろがねの葉」や「透明な夜の香り」の要素がこのデビュー作から詰まってました。 遊女屋、暴力、苦しい生活の中で唯一無二の愛だけを頼りに生きる姉弟(実際は不明)のお話 それほど多くないページ数だが内容が濃く壮大で大満足でした
魚の目を覗いてはいけないよ。人間とは心の作りが違うのだから。デンキは無い。夢は見られない。あるのはただ、水の臭いと、遊女屋の灯火-。 『ひきなみ』に続いての千早茜san。本作で3作品となったので、ひさしぶりにカテゴリー追加となりました。 「この島の人間は皆、夢を見ない。」から始まる物語。生ぬるい...続きを読む水に囲まれた孤島。一大遊郭。捨て子の姉弟、白亜とスケキヨ。現在の白亜と伝説の遊女白亜との交差。特に、白亜とスケキヨの距離感が絶妙でした。惹かれあってるのに避けあって、一歩も踏み出せない二人。終盤の蓮沼の言葉が的確でした。また、新笠の娘ハナへ「覚悟」を諭すシーンは残酷でしたが、側にいた白亜の微動だにしない姿が印象的でした。 深海の暗闇で待っている白亜が、無事に引き上げられますように。 【第21回小説すばる新人賞、第37回泉鏡花文学賞、おくダマ賞2023】
今まで読んだ小説の中で一番好きな一冊。 中毒性のある一冊。 白亜とスケキヨに会いたくて、何度も読んでしまう。
「しろがねの葉」がすばらしく良かったので、千早さんの作品をもっと読みたいと思い、魚神を手に取った。 とてもふしぎなファンタジーのような、文学作品のような、独特の千早茜の世界にどっぷりとひたることができた。 言葉遣いが卓絶。描写がとてもていねいに描かれており、最近流行りのキャラ重視小説とはまったく違う...続きを読む、小説でしか書けない世界を描き出している。 私は、つい、背景の描写などは読み飛ばしてしまうことがあるのだが、千早さんの描く描写は一文字も飛ばさずにゆっくりと味わった。
白亜とスケキヨはどんな汚い環境でも美しく特別な存在感 二人が最後に会った時から二人の時間は止まったままだったように見える 妖艶で幻想的で切なくて読んだ後も余韻に浸りたくなる作品でした
読んでる間中色んな匂いがした。 一気に読んでしまったあと、余韻が長く残る。 こんなに面白い本を何故読まなかったんだろう。 白亜儚い。 剃刀男さん男らしくて好き。 小舟のおじさんも一生懸命で好き。 スケキヨもかっこいいから好き。 みんな好き。
圧倒されるカバーが印象が強くて手に取りました。序盤はファンタジーを思わせるような展開でしたが…これはミステリーなのでは?容赦ない表現もありますが、読みやすくてどんどん引き込まれてしまいます。欲を言えば、主人公以外のエピソードが物足りなかったです。
献身愛とは違うがどうしようもなく必要で必要とされるような相手がいて最後は幸せになれてよかった。 身体より心の繋がりでそれを超える繋がりなんて ある人の方が少ない。二人は不幸せに生きながら別の意味で幸せなのかも。
遊郭を舞台にしたお話。 他の方も書かれてますが、酷い運命を辿っている割には悲壮感なく美しくまとまってます。主人公の白亜の浮世離れした不思議な雰囲気がそうさせているのかもです。他の方のレビューを見て、まもっと悲惨なラストになるかと思っていたので最後まで読んで少しホッとしました。 スケキヨというとどうし...続きを読むても犬神家を思い出してしまうのはわたしだけでしょうか。。
不思議でおとぎ話のような世界。 細かい描写で想像しやすい。じっとり暗く明るい未来はなくて…でも先が気になる。 残酷で美しいお話しでした。
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