魚神

魚神

440円 (税込)

2pt

かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。しかし、年頃になったふたりは離れ離れに売られてしまう。月日が流れ、島随一の遊女となった白亜は、スケキヨの気配を感じながらも再会を果たせずにいた。強く惹きあうがゆえに拒絶を恐れて近づけない姉弟。互いを求めるふたりの運命が島の雷魚伝説と交錯し…。

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魚神 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    千早茜さんのデビュー作『魚神』

    とても綺麗な御伽噺でした。
    遊廓という舞台が個人的に好きなのですが、さらに千早茜さんの美しい文章で読めたので至福の時間でした。

    お互いがお互いを恐れているっていうのが悲しい。
    相手に失望されたくないとか、そういう想いだからだろうか。
    白亜スケキヨも、別れた後お互い

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    これが千早茜先生のデビュー作とは驚きです。素晴らしい。
    「しろがねの葉」や「透明な夜の香り」の要素がこのデビュー作から詰まってました。
    遊女屋、暴力、苦しい生活の中で唯一無二の愛だけを頼りに生きる姉弟(実際は不明)のお話
    それほど多くないページ数だが内容が濃く壮大で大満足でした

    0
    2023年08月24日

    Posted by ブクログ

    魚の目を覗いてはいけないよ。人間とは心の作りが違うのだから。デンキは無い。夢は見られない。あるのはただ、水の臭いと、遊女屋の灯火-。

    『ひきなみ』に続いての千早茜san。本作で3作品となったので、ひさしぶりにカテゴリー追加となりました。

    「この島の人間は皆、夢を見ない。」から始まる物語。生ぬるい

    0
    2023年05月30日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ小説の中で一番好きな一冊。
    中毒性のある一冊。
    白亜とスケキヨに会いたくて、何度も読んでしまう。

    0
    2023年05月09日

    Posted by ブクログ

    「しろがねの葉」がすばらしく良かったので、千早さんの作品をもっと読みたいと思い、魚神を手に取った。
    とてもふしぎなファンタジーのような、文学作品のような、独特の千早茜の世界にどっぷりとひたることができた。
    言葉遣いが卓絶。描写がとてもていねいに描かれており、最近流行りのキャラ重視小説とはまったく違う

    0
    2023年05月06日

    Posted by ブクログ

    白亜とスケキヨはどんな汚い環境でも美しく特別な存在感
    二人が最後に会った時から二人の時間は止まったままだったように見える
    妖艶で幻想的で切なくて読んだ後も余韻に浸りたくなる作品でした

    0
    2023年03月15日

    Posted by ブクログ

    装丁が気になって、手に取った本でした。
    場面だけでなく、感情の描写も濃厚な一冊でした。
    例えば、ぬるく濁った川面で大型の古代魚が無感情に目の前を横切るような体感した事のない畏怖がありありと想像できる感覚がありました。
    感情や情事もぶつかり合いますが、どこか儚げで俯瞰的に主人公の白亜が捉えているのが印

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    圧倒されるカバーが印象が強くて手に取りました。序盤はファンタジーを思わせるような展開でしたが…これはミステリーなのでは?容赦ない表現もありますが、読みやすくてどんどん引き込まれてしまいます。欲を言えば、主人公以外のエピソードが物足りなかったです。

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    献身愛とは違うがどうしようもなく必要で必要とされるような相手がいて最後は幸せになれてよかった。
    身体より心の繋がりでそれを超える繋がりなんて
    ある人の方が少ない。二人は不幸せに生きながら別の意味で幸せなのかも。

    0
    2023年10月26日

    Posted by ブクログ

    遊郭を舞台にしたお話。
    他の方も書かれてますが、酷い運命を辿っている割には悲壮感なく美しくまとまってます。主人公の白亜の浮世離れした不思議な雰囲気がそうさせているのかもです。他の方のレビューを見て、まもっと悲惨なラストになるかと思っていたので最後まで読んで少しホッとしました。
    スケキヨというとどうし

    0
    2023年10月18日

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